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第二章
歌ってみた
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「──そういえば…」
「うん?どうかした柚希?」
リビングでみんなでテレビの歌番組を見ながらのんびりしている時だった。もっと詳しく言うと、テレビの画面には大人気女性歌手である歌声響さんが映っており、歌を披露し終えたと同時だった。
まあ、彼女が大人気だという事は梓希から教えてもらったんだけどな。彼女の歌声は歌姫と称されるほどであり、透き通っていて、その歌声に聴き惚れてしまうようなそんな感じだ。
歌声響と名前もその歌声からきているかと思ってしまう。
それはさておき…
「豊和君は歌ってみたとか…歌出さないの?」
「歌ってみた?俺が…?」
「うん」
柚希がそんな事を聞いてきたんだ。
「なに…?あんた歌も凄いわけ…?」
風華が何故かジト目を向けてくる。美少女のジト目はありがたいんだけど、ジト目向けられるような事はしてないんだけど…?
凄いのは…性欲だけで歌声は普通だと思うんだけど…。自分の歌声って分からないしな…。
「歌は…普通だと思うけど?」
俺は風華にそう答えるのだが…ジト目が解ける事はなかった…。
「そんな事を言い出したと言う事は柚希は豊和君の歌声を聞いた事あるのです?」
凛が柚希に問う。
「うん。あるよ。たまに料理してる時に鼻歌歌ってるんだけど…綺麗な歌声なんだよ。梓希もお母さんもそう思うわよね」
そういえば…料理してる時とか思わず歌ってたっけ…。
「柚希の言った通り…聴き惚れてしまうわね」
「それね!お姉ちゃんの言う通り、毎日聴きたいと思ってたんだよ!歌ってみたを豊和さんが出してくれたら毎日聴ける!?お姉ちゃんナイスだよ!」
「ふふん!流石お姉ちゃんでしょ?」
「うん」
円香さんと梓希の言葉に照れてしまうな。そんな風に評されるとは。
「ああ…確かに…。あの歌声堪らんちょよ」
愛歌さんにまで聞かれていたとは。まあ、円香さんや愛歌さんとは料理を一緒に作るから、そんな時にふと歌を口ずさんでいたっけ。
「…今すぐ歌いなさいよ」
「いや…流石に」
風華が頬を膨らませながら、自分は聞いてないから歌えと言ってくるものの、急に言われるとな…。いざ、そんな風に言われて歌うなんて恥ずかしいし…。
「お兄ちゃんが私が小さい頃、寝る前に必ず歌ってくれた子守歌も最高だったなぁ…。久しぶりに私も聴きたくなってきたよ、お兄ちゃんの歌声っ!!」
おっふっ…。妹に言われると…兄貴として断れないような気がしてきた…。
「私も聴きたいのです!」
「わ、私も!」
凛と優奈ちゃんまで…。
し、仕方ないか…。みんなにそこまで言われたら…
「ええと…じゃあ…歌うけど…」
なんだ…何を歌う…?
咄嗟に俺が歌ったのは…
「──アイ ラビュゥゥ~~~」
名曲も名曲…。尾◯豊さんのア◯ラブユー。
──そして…歌を歌い終えると同時に…
「わ、私も、その…あ、愛してりゅから…」
「ま、毎日…軋ませようね…ベット…」
柚希、梓希が熱を帯びた表情でそう言い…
「ふ、ふん…あ、あんたがあたしの事愛してるのは知ってるわよ……あ、あたしも…その…愛しるわよ……って、何言わせるのよ!?」
「わ、私も愛してる…のです…」
「わ、私も…愛しちょる…よ」
「わ、私も…その…あの…その…好きです!」
「お、お兄ちゃん…そこまで…私を愛してたなんて…わ、私も愛してるからね!!!」
風華、凛、愛歌さん、優奈、そして優花もまた頬を染めながら柚希達と同じように熱を帯びた表情でそう言ってきた。
「わ、私は…その…お、夫に操立ててるし…その…お、お尻なら…い、一回くらいは…亡くなった主人も許してくれる…筈…」
ストォォォォップ!!!??円香さんはアウトですからね!?じょ、冗談ですよね!?熱を帯びてる気がするのは気のせいですよね!?
「ちょ!?みんな落ち着こうか!?歌!歌だからねっ!?」
歌を披露したのに何故か告白して告白された件…。そんな物語が脳裏に浮かんできたわ!!
まあ、暫くしてみんな落ち着いたものの…気まずい事、気まずい事。
俺の歌ってみたは後日になったのは言うまでもないかな…。
♢♢♢
「ええと…本当に出すの?」
「当たり前だよ、豊和君!」
「出さないでどうするのよくらいはあるわよ?」
「風華の言う通りなのです!」
俺が言うのもなんだけど…大丈夫なんだろうか?
「四六時中聞いて…疑似告白シチュを楽しまないとね!」
そんな言い方されると恥ずかしいのだが…。
まあ、もう歌ってみたは撮り終えてるし、裸やら色々観られてるし…いいか…。
「…宜しく」
「任せるのです!」
そして…ポチポチっと凛がパソコンを操作して俺の歌ってみたがアップされた。
それは…たちまち凄い反響と動画視聴数を更新していく事になったんだよな…。その様子は掲示板でも熱く語られる事になるんだ。
「うん?どうかした柚希?」
リビングでみんなでテレビの歌番組を見ながらのんびりしている時だった。もっと詳しく言うと、テレビの画面には大人気女性歌手である歌声響さんが映っており、歌を披露し終えたと同時だった。
まあ、彼女が大人気だという事は梓希から教えてもらったんだけどな。彼女の歌声は歌姫と称されるほどであり、透き通っていて、その歌声に聴き惚れてしまうようなそんな感じだ。
歌声響と名前もその歌声からきているかと思ってしまう。
それはさておき…
「豊和君は歌ってみたとか…歌出さないの?」
「歌ってみた?俺が…?」
「うん」
柚希がそんな事を聞いてきたんだ。
「なに…?あんた歌も凄いわけ…?」
風華が何故かジト目を向けてくる。美少女のジト目はありがたいんだけど、ジト目向けられるような事はしてないんだけど…?
凄いのは…性欲だけで歌声は普通だと思うんだけど…。自分の歌声って分からないしな…。
「歌は…普通だと思うけど?」
俺は風華にそう答えるのだが…ジト目が解ける事はなかった…。
「そんな事を言い出したと言う事は柚希は豊和君の歌声を聞いた事あるのです?」
凛が柚希に問う。
「うん。あるよ。たまに料理してる時に鼻歌歌ってるんだけど…綺麗な歌声なんだよ。梓希もお母さんもそう思うわよね」
そういえば…料理してる時とか思わず歌ってたっけ…。
「柚希の言った通り…聴き惚れてしまうわね」
「それね!お姉ちゃんの言う通り、毎日聴きたいと思ってたんだよ!歌ってみたを豊和さんが出してくれたら毎日聴ける!?お姉ちゃんナイスだよ!」
「ふふん!流石お姉ちゃんでしょ?」
「うん」
円香さんと梓希の言葉に照れてしまうな。そんな風に評されるとは。
「ああ…確かに…。あの歌声堪らんちょよ」
愛歌さんにまで聞かれていたとは。まあ、円香さんや愛歌さんとは料理を一緒に作るから、そんな時にふと歌を口ずさんでいたっけ。
「…今すぐ歌いなさいよ」
「いや…流石に」
風華が頬を膨らませながら、自分は聞いてないから歌えと言ってくるものの、急に言われるとな…。いざ、そんな風に言われて歌うなんて恥ずかしいし…。
「お兄ちゃんが私が小さい頃、寝る前に必ず歌ってくれた子守歌も最高だったなぁ…。久しぶりに私も聴きたくなってきたよ、お兄ちゃんの歌声っ!!」
おっふっ…。妹に言われると…兄貴として断れないような気がしてきた…。
「私も聴きたいのです!」
「わ、私も!」
凛と優奈ちゃんまで…。
し、仕方ないか…。みんなにそこまで言われたら…
「ええと…じゃあ…歌うけど…」
なんだ…何を歌う…?
咄嗟に俺が歌ったのは…
「──アイ ラビュゥゥ~~~」
名曲も名曲…。尾◯豊さんのア◯ラブユー。
──そして…歌を歌い終えると同時に…
「わ、私も、その…あ、愛してりゅから…」
「ま、毎日…軋ませようね…ベット…」
柚希、梓希が熱を帯びた表情でそう言い…
「ふ、ふん…あ、あんたがあたしの事愛してるのは知ってるわよ……あ、あたしも…その…愛しるわよ……って、何言わせるのよ!?」
「わ、私も愛してる…のです…」
「わ、私も…愛しちょる…よ」
「わ、私も…その…あの…その…好きです!」
「お、お兄ちゃん…そこまで…私を愛してたなんて…わ、私も愛してるからね!!!」
風華、凛、愛歌さん、優奈、そして優花もまた頬を染めながら柚希達と同じように熱を帯びた表情でそう言ってきた。
「わ、私は…その…お、夫に操立ててるし…その…お、お尻なら…い、一回くらいは…亡くなった主人も許してくれる…筈…」
ストォォォォップ!!!??円香さんはアウトですからね!?じょ、冗談ですよね!?熱を帯びてる気がするのは気のせいですよね!?
「ちょ!?みんな落ち着こうか!?歌!歌だからねっ!?」
歌を披露したのに何故か告白して告白された件…。そんな物語が脳裏に浮かんできたわ!!
まあ、暫くしてみんな落ち着いたものの…気まずい事、気まずい事。
俺の歌ってみたは後日になったのは言うまでもないかな…。
♢♢♢
「ええと…本当に出すの?」
「当たり前だよ、豊和君!」
「出さないでどうするのよくらいはあるわよ?」
「風華の言う通りなのです!」
俺が言うのもなんだけど…大丈夫なんだろうか?
「四六時中聞いて…疑似告白シチュを楽しまないとね!」
そんな言い方されると恥ずかしいのだが…。
まあ、もう歌ってみたは撮り終えてるし、裸やら色々観られてるし…いいか…。
「…宜しく」
「任せるのです!」
そして…ポチポチっと凛がパソコンを操作して俺の歌ってみたがアップされた。
それは…たちまち凄い反響と動画視聴数を更新していく事になったんだよな…。その様子は掲示板でも熱く語られる事になるんだ。
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