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第二章
電話
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「──あっ…円香先輩?」
『…せめて…もしもし冴島ですけどくらいは言いなさいよ。あんたも今や男性管理局の局長なんでしょうが…。親しき仲にも礼儀ありという言葉もあるでしょうに』
「うっ…気を付けます」
『…それで…電話してきたという事は何か分かったという事かしら?』
「あっ…ええと…結論から言うとまだ全てが分かった訳ではいないんですが、途中報告と言いますか…」
『…そうなのね』
「はい。まず穴田野夫妻が豊和君を誘拐したという線はなかったですね」
『あったら騒ぎになってるでしょうし…それが分かっただけでも優花ちゃんからしたら一安心の筈よ…。かなりその事を気にしていたみたいだしね…』
「そういえば…彼女、優花ちゃんも一緒に住む事になったんでしたっけ」
『ええ。いい子よ。血が繋がってなかったのはまだ打ち明けてないみたいだけどね。その内打ち明けるんじゃないかしら。気持ちの整理もあるだろうし、時間がそういうのは必要でしょうしね…』
「確かに…時間は必要でしょうね」
『それはそれとして、話は変わるんだけど、豊和君の性管理をしてたというだけあって性には一番積極的みたいね。早速愛歌ちゃんや梓希、風華ちゃんと順番取り決めてしてるみたいだしね。梓希から聞いた話だとお母さんから教わったテクニックはそれはもう凄いみたいよ?話を聞いてそんなやり方もあったのね…と、思ったもの』
「…今度ゆっくりその話を聞かせて下さいね」
『分かってるわ』
「忘れないで下さいね? それから…分かった事といえばもう一つあるんです…。どうやら奥さん…優花ちゃんのお母さんの穴田野萌さんなんですが…」
『うん』
「妊娠していたようなんですよね。どうやら優花ちゃんを授かるよりも前に一人…」
『一応聞くけど…優花ちゃんに姉は…』
「居ないですね」
『流産…したとか…?』
「いえ…それもないです」
『ええと…じゃあ…産んだって事?』
「はい…産んだのは間違いないんですが…」
『豊和君と優花ちゃんに…本当に血の繋がりはないのよね?』
「…ないです。父親と母親のDNAの確認も取れましたが…。優花ちゃんは間違いなく穴田野夫妻の子供なんですが…」
『誘拐はなかったけど…赤ちゃんのすり替えが行われていたとか言わないわよね…?』
「それもないです」
『そう…良かったわ…。いえ、解決してない以上良くはないのでしょうけど』
「ここからは私の予想なのですが──────
────────────────────────────────────」
『──確かに…その線があるのね』
「また分かり次第ご連絡します」
『ええ。宜しくね。それ──』
「──待って下さい!先輩!」
『なに?まだ何か話があった?』
「あ、はい。その…実は…」
『実は…?』
「に、妊娠しました!」
『っ!?ホントに!?おめでとう冴子!直助さんも相当喜んでるんじゃない!』
「ええと…それは…まあ…。コレで暫くはしなくて良くなったとか…クソッたれな事を言ってましたけど…」
『…冴子が求め過ぎてるんじゃないの?』
「それは…否定しませんが…」
『あんまり嬉しそうじゃないわね…?もしかして…直助さん子供好きじゃないとか…?』
「いえ、子供は好きみたいですよ。自分の子供じゃなくても喜んでいますし」
『……うん…?ごめんね。冴子。もう一回言ってくれる?なんだか聞き間違えたみたいで』
「先輩も歳ですか」
『殺すわよ?』
「ひっ!?電話の向こうから殺気が!?」
『あんたが直助さんの子供じゃないみたいに言ったように聞こえたから』
「言いましたけど?」
『っ!? ど、どういう事……?』
「実はですね!誰のとは言いませんが、精子検査の際にその場にいた者みんなその濃厚な匂いにヤラれまして…」
『…………いやいやいや…』
「その場で匂いを嗅ぎながら各々一人でヤッてたんですが…ちょっと…手を滑らせてしまい…何の因果かそれが下腹部に掛かりましてね?」
『下腹部に掛かりまして…じゃないのよ!?』
「元気が良すぎますよね?まさかそれが液を伝り、中に侵入…受精するとは…テヘッ♪」
『おっ…』
「おっ?」
『おバカぁぁぁぁぁ!?あんた何やってんのよ!?しかもその精子!間違いなく豊和君の精子でしょっ!?それ以外考えられないんだけどっ!?直助さんはそれでいいのっ!?』
「旦那はさっきも言ったように喜んでいましたが何か?」
『この馬鹿夫妻はっ…』
「馬鹿とは何です…馬鹿とは」
『馬鹿以外に言葉なんて要らないでしょうがっ!?』
「そ、そんなに怒ると…シワが」
『あっ?』
「い、いえ…何でもありません…」
『…せめて…もしもし冴島ですけどくらいは言いなさいよ。あんたも今や男性管理局の局長なんでしょうが…。親しき仲にも礼儀ありという言葉もあるでしょうに』
「うっ…気を付けます」
『…それで…電話してきたという事は何か分かったという事かしら?』
「あっ…ええと…結論から言うとまだ全てが分かった訳ではいないんですが、途中報告と言いますか…」
『…そうなのね』
「はい。まず穴田野夫妻が豊和君を誘拐したという線はなかったですね」
『あったら騒ぎになってるでしょうし…それが分かっただけでも優花ちゃんからしたら一安心の筈よ…。かなりその事を気にしていたみたいだしね…』
「そういえば…彼女、優花ちゃんも一緒に住む事になったんでしたっけ」
『ええ。いい子よ。血が繋がってなかったのはまだ打ち明けてないみたいだけどね。その内打ち明けるんじゃないかしら。気持ちの整理もあるだろうし、時間がそういうのは必要でしょうしね…』
「確かに…時間は必要でしょうね」
『それはそれとして、話は変わるんだけど、豊和君の性管理をしてたというだけあって性には一番積極的みたいね。早速愛歌ちゃんや梓希、風華ちゃんと順番取り決めてしてるみたいだしね。梓希から聞いた話だとお母さんから教わったテクニックはそれはもう凄いみたいよ?話を聞いてそんなやり方もあったのね…と、思ったもの』
「…今度ゆっくりその話を聞かせて下さいね」
『分かってるわ』
「忘れないで下さいね? それから…分かった事といえばもう一つあるんです…。どうやら奥さん…優花ちゃんのお母さんの穴田野萌さんなんですが…」
『うん』
「妊娠していたようなんですよね。どうやら優花ちゃんを授かるよりも前に一人…」
『一応聞くけど…優花ちゃんに姉は…』
「居ないですね」
『流産…したとか…?』
「いえ…それもないです」
『ええと…じゃあ…産んだって事?』
「はい…産んだのは間違いないんですが…」
『豊和君と優花ちゃんに…本当に血の繋がりはないのよね?』
「…ないです。父親と母親のDNAの確認も取れましたが…。優花ちゃんは間違いなく穴田野夫妻の子供なんですが…」
『誘拐はなかったけど…赤ちゃんのすり替えが行われていたとか言わないわよね…?』
「それもないです」
『そう…良かったわ…。いえ、解決してない以上良くはないのでしょうけど』
「ここからは私の予想なのですが──────
────────────────────────────────────」
『──確かに…その線があるのね』
「また分かり次第ご連絡します」
『ええ。宜しくね。それ──』
「──待って下さい!先輩!」
『なに?まだ何か話があった?』
「あ、はい。その…実は…」
『実は…?』
「に、妊娠しました!」
『っ!?ホントに!?おめでとう冴子!直助さんも相当喜んでるんじゃない!』
「ええと…それは…まあ…。コレで暫くはしなくて良くなったとか…クソッたれな事を言ってましたけど…」
『…冴子が求め過ぎてるんじゃないの?』
「それは…否定しませんが…」
『あんまり嬉しそうじゃないわね…?もしかして…直助さん子供好きじゃないとか…?』
「いえ、子供は好きみたいですよ。自分の子供じゃなくても喜んでいますし」
『……うん…?ごめんね。冴子。もう一回言ってくれる?なんだか聞き間違えたみたいで』
「先輩も歳ですか」
『殺すわよ?』
「ひっ!?電話の向こうから殺気が!?」
『あんたが直助さんの子供じゃないみたいに言ったように聞こえたから』
「言いましたけど?」
『っ!? ど、どういう事……?』
「実はですね!誰のとは言いませんが、精子検査の際にその場にいた者みんなその濃厚な匂いにヤラれまして…」
『…………いやいやいや…』
「その場で匂いを嗅ぎながら各々一人でヤッてたんですが…ちょっと…手を滑らせてしまい…何の因果かそれが下腹部に掛かりましてね?」
『下腹部に掛かりまして…じゃないのよ!?』
「元気が良すぎますよね?まさかそれが液を伝り、中に侵入…受精するとは…テヘッ♪」
『おっ…』
「おっ?」
『おバカぁぁぁぁぁ!?あんた何やってんのよ!?しかもその精子!間違いなく豊和君の精子でしょっ!?それ以外考えられないんだけどっ!?直助さんはそれでいいのっ!?』
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『この馬鹿夫妻はっ…』
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『あっ?』
「い、いえ…何でもありません…」
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