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第一部
振り下ろすものじゃない…
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「じゃあ隼っちも目を覚ました事だし、そろそろご飯でも作るし?」
「そうだね。お腹すいたね!」
「キッチンに移動するし」
「勿論私も手伝うよ」
「宜しくし!」
「何もしない訳にはいかないし、俺も手伝うよ」
「隼っちも料理できるし?」
「多少はね」
「三人ですればあっという間にできそうし♪」
曽根崎さんの家に泊まる事になった俺。今もこれは夢なんじゃないかとも思えるがどうやら現実のようだ。俺にはそんなのは縁のないイベントだと思っていたんだがな…。まだまだ俺の人生も捨てたもんじゃないという事か…?
まあ、それはともかくとしてご飯を作る事になった。まあ、前世でも今世でも多少は料理はしていたしな。自分の世話は自分でするしかなかったしな。同じく前世の話にはなるのだが料理を作れる男性も年々増加していたんじゃないかな?料理を作れる男性っていいとかいう意見もあったしな。今世では料理は男性にとって必須になってる部分はあるみたいだ。女性に負担をかけないようにって事らしいな。
まあ、そんな世の中で曽根崎さんと小野寺さんは料理を覚えているというのは素直に凄いと思うわ。
そんな事を思いながら俺達はキッチンへと足を運ぶ。曽根崎さんがエプロンをつけ、冷蔵庫の中を確認。ロリ巨乳ギャルのエプロン姿…。かなりの目の保養になるな。だからといってあんまり見すぎないようにはしないとな。女性は視線に敏感だと聞いた事があるし。
「う~~~ん。晩御飯は野菜スープと野菜炒め…それに卵焼きでどうしょっ?」
「そうしようか」
「了解」
「奏っちはこの人参を、隼っちは玉ねぎ刻んでくれるし?あ~しはその他の準備するし」
「オッケー!任せて♪」
まな板の上に人参を乗せ、包丁を手にする小野寺さん…
「お、小野寺さん…?まずは洗って皮を剥いたりしないと…」
「──あっ!?そ、そうだね!?まずは洗ってからだよね!?う、うっかりしてたよ!」
えっと…大丈夫だよな?あんなに自信満々に私も手伝うよと言ってたし、料理した事ないとかそんなベタな事…
「──でも人参の葉は先に落としておいた方がいいよね?いくよっ!!」
「「…えっ?」」
握った包丁を頭上高く掲げ、そこから振り下ろそうする小野寺さんの姿が視界に入り、思わず間の抜けた声を洩らしてしまう俺と曽根崎さん。
ちょっと待てぇぇぇぇいっ!?
「小野寺さんちょお~い待った!?」
「か、奏っち!?な、何してるしっ!?」
「ど、どうしたの二人とも?そんな大声だして?」
「と、とりあえず包丁を下ろそうか?」
「そうそう、隼っちの言う通りにするし」
「えっ…?なんで…?」
なんでもなにもないんだよな。包丁は振り下ろすものじゃないからな!?とにかく包丁から手を離させた後、俺と曽根崎さんは顔を見合わせた。そしてその瞬間確かに俺と曽根崎さんは確かに通じあったといえるだろう。
それは長年連れ添った夫婦、もしくは相棒のように瞬間的にアイコンタクトをとる事が出来たのだから。
『曽根崎さん…』
『隼っち…』
『小野寺さんは』
『間違いないし』
『『料理できない。いや、した事ない筈(し)』』
アイコンタクトをとった俺達は優しく小野寺さんに伝える事に。
「小野寺さん」
「な、なぁにっ?どれから切る?切り刻む?」
「奏っちは…テーブルに座ってようか?」
「な、なんでぇ!?なんでそんな事言うのっ!?」
「いやいや…」
「だって奏っちはどう考えても料理した事ないしょっ?」
「……えっ…そそそそそ、そんな事ないよ!?わ、私にかかれば料理くらい…」
「…嘘は駄目だよ?危ないし」
「ぅぅぅ…な、なんでバレたの…?」
なんでバレたのじゃないから…。なんでバレないと思ったのやら…。
「とにかく…奏っちは座っておくし」
「俺と曽根崎さんに作るから」
「ぅぅぅぅ…私はできるのにぃ…」
渋々ながらも食卓のテーブルへと着く小野寺さん。どこからあの自信はくるのやら。まあ、頬を膨らましている小野寺さんは可愛いけど。
「んじゃあ…気を取り直して…俺が野菜切ったりするよ」
「宜しくし」
まずは野菜を洗って皮を剥き、材料を切っていく。
トン!トン!トン!
ってな感じ。
「流石隼っち。慣れてるし」
「曽根崎さんも流石だよね?手慣れているのが分かるよ。料理上手いって聞いてたし」
「これくらいは当然しょっ」
「わ、私もそれくらいできるもん!」
小野寺さんのそんな声が聞こえてくるが…とりあえずそれには触れないようにする。
「奏っちは置いておくとして」
曽根崎さんも俺と同じ気持ちのようだ。
「置いとかないでぇぇ!?」
小野寺さんの悲痛な声。残念な事にその声は今の俺達には届かない。届かないようにしてるが正しいな。
「あっ…隼っち」
「うん?」
「さっきも思ったんだけど…あ~しの事は…その…名前で呼ぶといいし…」
「名前って…優花さんって?」
「よ、呼び捨てでいいし」
女子の名前呼びかぁ~。俺からしたら何気にハードル高いよな。前世で聞いた話では時代の流れとともにクラスメイトの女子の名前を下の名前で呼ぶのは普通になってきたとは聞いたけど…。
まあ、初めて女子にそんな事頼まれたし、何か期待するような眼差しを受けているような気もするし…
「ゆ、優花」
「は、はい…しっ…」
名前を呼ぶと耳まで赤く染める優花。破壊力抜群だな!?
「ちょっ!?そこ!何を二人だけの空気をだしてるのっ!?私もいるよ!?私も奏でいいからね!!!」
そんなわけで曽根崎さんと小野寺さんを名前呼びにする事になったんだ。
「そうだね。お腹すいたね!」
「キッチンに移動するし」
「勿論私も手伝うよ」
「宜しくし!」
「何もしない訳にはいかないし、俺も手伝うよ」
「隼っちも料理できるし?」
「多少はね」
「三人ですればあっという間にできそうし♪」
曽根崎さんの家に泊まる事になった俺。今もこれは夢なんじゃないかとも思えるがどうやら現実のようだ。俺にはそんなのは縁のないイベントだと思っていたんだがな…。まだまだ俺の人生も捨てたもんじゃないという事か…?
まあ、それはともかくとしてご飯を作る事になった。まあ、前世でも今世でも多少は料理はしていたしな。自分の世話は自分でするしかなかったしな。同じく前世の話にはなるのだが料理を作れる男性も年々増加していたんじゃないかな?料理を作れる男性っていいとかいう意見もあったしな。今世では料理は男性にとって必須になってる部分はあるみたいだ。女性に負担をかけないようにって事らしいな。
まあ、そんな世の中で曽根崎さんと小野寺さんは料理を覚えているというのは素直に凄いと思うわ。
そんな事を思いながら俺達はキッチンへと足を運ぶ。曽根崎さんがエプロンをつけ、冷蔵庫の中を確認。ロリ巨乳ギャルのエプロン姿…。かなりの目の保養になるな。だからといってあんまり見すぎないようにはしないとな。女性は視線に敏感だと聞いた事があるし。
「う~~~ん。晩御飯は野菜スープと野菜炒め…それに卵焼きでどうしょっ?」
「そうしようか」
「了解」
「奏っちはこの人参を、隼っちは玉ねぎ刻んでくれるし?あ~しはその他の準備するし」
「オッケー!任せて♪」
まな板の上に人参を乗せ、包丁を手にする小野寺さん…
「お、小野寺さん…?まずは洗って皮を剥いたりしないと…」
「──あっ!?そ、そうだね!?まずは洗ってからだよね!?う、うっかりしてたよ!」
えっと…大丈夫だよな?あんなに自信満々に私も手伝うよと言ってたし、料理した事ないとかそんなベタな事…
「──でも人参の葉は先に落としておいた方がいいよね?いくよっ!!」
「「…えっ?」」
握った包丁を頭上高く掲げ、そこから振り下ろそうする小野寺さんの姿が視界に入り、思わず間の抜けた声を洩らしてしまう俺と曽根崎さん。
ちょっと待てぇぇぇぇいっ!?
「小野寺さんちょお~い待った!?」
「か、奏っち!?な、何してるしっ!?」
「ど、どうしたの二人とも?そんな大声だして?」
「と、とりあえず包丁を下ろそうか?」
「そうそう、隼っちの言う通りにするし」
「えっ…?なんで…?」
なんでもなにもないんだよな。包丁は振り下ろすものじゃないからな!?とにかく包丁から手を離させた後、俺と曽根崎さんは顔を見合わせた。そしてその瞬間確かに俺と曽根崎さんは確かに通じあったといえるだろう。
それは長年連れ添った夫婦、もしくは相棒のように瞬間的にアイコンタクトをとる事が出来たのだから。
『曽根崎さん…』
『隼っち…』
『小野寺さんは』
『間違いないし』
『『料理できない。いや、した事ない筈(し)』』
アイコンタクトをとった俺達は優しく小野寺さんに伝える事に。
「小野寺さん」
「な、なぁにっ?どれから切る?切り刻む?」
「奏っちは…テーブルに座ってようか?」
「な、なんでぇ!?なんでそんな事言うのっ!?」
「いやいや…」
「だって奏っちはどう考えても料理した事ないしょっ?」
「……えっ…そそそそそ、そんな事ないよ!?わ、私にかかれば料理くらい…」
「…嘘は駄目だよ?危ないし」
「ぅぅぅ…な、なんでバレたの…?」
なんでバレたのじゃないから…。なんでバレないと思ったのやら…。
「とにかく…奏っちは座っておくし」
「俺と曽根崎さんに作るから」
「ぅぅぅぅ…私はできるのにぃ…」
渋々ながらも食卓のテーブルへと着く小野寺さん。どこからあの自信はくるのやら。まあ、頬を膨らましている小野寺さんは可愛いけど。
「んじゃあ…気を取り直して…俺が野菜切ったりするよ」
「宜しくし」
まずは野菜を洗って皮を剥き、材料を切っていく。
トン!トン!トン!
ってな感じ。
「流石隼っち。慣れてるし」
「曽根崎さんも流石だよね?手慣れているのが分かるよ。料理上手いって聞いてたし」
「これくらいは当然しょっ」
「わ、私もそれくらいできるもん!」
小野寺さんのそんな声が聞こえてくるが…とりあえずそれには触れないようにする。
「奏っちは置いておくとして」
曽根崎さんも俺と同じ気持ちのようだ。
「置いとかないでぇぇ!?」
小野寺さんの悲痛な声。残念な事にその声は今の俺達には届かない。届かないようにしてるが正しいな。
「あっ…隼っち」
「うん?」
「さっきも思ったんだけど…あ~しの事は…その…名前で呼ぶといいし…」
「名前って…優花さんって?」
「よ、呼び捨てでいいし」
女子の名前呼びかぁ~。俺からしたら何気にハードル高いよな。前世で聞いた話では時代の流れとともにクラスメイトの女子の名前を下の名前で呼ぶのは普通になってきたとは聞いたけど…。
まあ、初めて女子にそんな事頼まれたし、何か期待するような眼差しを受けているような気もするし…
「ゆ、優花」
「は、はい…しっ…」
名前を呼ぶと耳まで赤く染める優花。破壊力抜群だな!?
「ちょっ!?そこ!何を二人だけの空気をだしてるのっ!?私もいるよ!?私も奏でいいからね!!!」
そんなわけで曽根崎さんと小野寺さんを名前呼びにする事になったんだ。
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