3 / 128
プロローグ
天使さん家にお世話になる
しおりを挟む
「─だからね?豊和君は私の息子として戸籍登録したのよ…」
どうやら聞き間違いでは無かった様だ。でも…
「…そんな事出来るんですか?」
「うん…出来るわよ…。どうやら豊和君は記憶を失ってしまってるみたいで覚えていないと思うから1つずつ言うけど、今の世の中の男性はかなり少ないのよ?」
「…えっ?」
(男性が少ない!?だから街を歩いていても男性の姿を見掛け無かったのか…)
「その顔は男性が少ないという事も忘れてるみたいね?いい、男性が少ないという事は襲われたり拐われたりする危険性があるの!その為に男性を守る職業の女性が居てその女性達を男性警護官と言うのよ?」
「…そうなんですね」
(なるほど…。天使さんが言ってた警護官ってそういう事なのかぁ…)
「そして今の世の中の半分位の男性は大体生まれた家の家族と一生を終える事が多いの…」
「…ん?生まれた家の家族?」
「え~と、分かりやすく言うと、近親婚ね」
「え~と、親族に近い人との結婚…っていう事ですか?」
「そうね。殆ど合ってるけど近い人…というよりは繋がってる者同士かしら…」
「へぇ~」
「私もそうだけど…男性に出会えなかった女性は人工授精で子供を授かるのが普通よ」
「そこまで…男性が少ないのか…」
「後、大事な事と言えば男性は生活が保証される代わりに精子の提出…または子供を作る事が義務付けられてるわね…」
「……えっ?えっ?」
(さらっと今とんでもない事聞いた様な…)
「で、大体大事な事を話終えたと思うから最初に戻るけど、男性を産んだ女性が余所に息子を取られない様に存在を隠してる場合も多いの…。世の中の男性は女性が苦手だしね…。だから国は男性の存在の事後報告も認めているのよ…国は把握したいからね…。まぁ色々難しい所があるみたいだけど…」
「うわぁ、そうなんですね…」
(男性が女性を苦手とは…)
「だからこそうちの息子として申請出来たんだけどね?」
「お手数お掛けします…」
「仮にだけど…本当の親御さんが見付かれば申請し直せば良いしね?だからそれまでは遠慮なくここで暮らせば良いから…」
「…何から何迄…本当にありがとうございます…」
「良いのよ…気にしなくて」
「「流石お母さん…」」
((ナイスよお母さん!!グッジョブ!))
「でも…天使さんと妹さんはそれで良いの?得体の知れない男だよ?」
「柚希って呼んで良いからね?勿論私は一緒に暮りゃすのは大丈夫!」
(噛んでしまったけど…これって男性と結婚出来るチャンスだよね?)
「私も梓希って呼んでねお兄ちゃん♡」
(いつか梓希の旦那さんに…♡)
「ふふふ。2人共賛成みたいよ?梓希なんてもうお兄ちゃんと呼んで慕ってるみたいだしね…?」
(もしかしたら私の旦那様に…)
「じゃあ…分からない事ばかりあると思いますがどうか宜しくお願いします…。今の世の中僕1人で生きられそうにありませんので…」
「「「宜しくね!!!」」」
本当に優しい女性達に出会えて良かったよ僕。
「あっ…そうそう、豊和君」
「はい」
「上半身裸になって貰って良い?」
「「「…………え"っ"???」」」
たっぷりと間を置いて何度も言葉の意味を考えた後、3人共何処から出たか分からない声でまたもやハモってしまった…。
「…3人共変な意味じゃないから…確認しないといけないのよ?虐待とか…色んな傷の跡が無いかを第三者からの目で見て…これから一緒に暮らすんだし…」
確かに…それはそうだよな…。自分で無いですと報告しても嘘の報告をするかも知れないし、妥当というか当然だよな…。それに上半身位なら…
「分かりました…。それじゃあ見たく無いとは思いますが見て貰えますか?」
プチ…プチ…プチと着ていたブラウスのボタンを外していく…。
「おおおおおおお、お姉ちゃん、お兄ちゃんが脱いでる脱いでるよ!?!?!?ボタンが、ボタンが1つずつ外れて…(ツ──ぅ)」
「みみみみみ、見てるから…言わないで良いから!(タラ~)」
流石に実況されながらガン見されるのは恥ずかしいんだが……鼻血出てるし…天使母さんに至っては世にも有名なゲン○ウポーズで見てるんだが…
パサッ…っと脱いだブラウスを椅子に掛けシャツに手を掛け腹筋が見えたと思われるタイミングで…
─バタン!!!バタン!!!
と大きな音が!?何事!?視界がシャツのせいで隠れていたので慌てて脱ぎ辺りを見渡すと…柚希ちゃんと梓希ちゃんが倒れているではないか!?そして床に広がるのは…血!?
2人に慌てて駆け寄る!
「大丈夫?柚希ちゃん!梓希ちゃん!しっかり!どうしたの!2人共?天使さん娘さんが娘さんが二人共…」
天使母さんの方に視線を向けると例のポーズのまま…床には血だまりが……。えっ?天使母さんも!?一体どうなって……とにかく一番近くに居る柚希ちゃんを抱き抱え…
「う…うぅぅん…」
「良かった柚希ちゃん!一体どうした…「あばばばばばっ…半裸の豊和君に…抱き抱えられて…ぶふぅー!……」…えっ?」
美少女が俺の腕の中で鼻血を出して気絶した?気絶した3人ってもしかして俺が原因なの──────っ!?!?!?
どうやら聞き間違いでは無かった様だ。でも…
「…そんな事出来るんですか?」
「うん…出来るわよ…。どうやら豊和君は記憶を失ってしまってるみたいで覚えていないと思うから1つずつ言うけど、今の世の中の男性はかなり少ないのよ?」
「…えっ?」
(男性が少ない!?だから街を歩いていても男性の姿を見掛け無かったのか…)
「その顔は男性が少ないという事も忘れてるみたいね?いい、男性が少ないという事は襲われたり拐われたりする危険性があるの!その為に男性を守る職業の女性が居てその女性達を男性警護官と言うのよ?」
「…そうなんですね」
(なるほど…。天使さんが言ってた警護官ってそういう事なのかぁ…)
「そして今の世の中の半分位の男性は大体生まれた家の家族と一生を終える事が多いの…」
「…ん?生まれた家の家族?」
「え~と、分かりやすく言うと、近親婚ね」
「え~と、親族に近い人との結婚…っていう事ですか?」
「そうね。殆ど合ってるけど近い人…というよりは繋がってる者同士かしら…」
「へぇ~」
「私もそうだけど…男性に出会えなかった女性は人工授精で子供を授かるのが普通よ」
「そこまで…男性が少ないのか…」
「後、大事な事と言えば男性は生活が保証される代わりに精子の提出…または子供を作る事が義務付けられてるわね…」
「……えっ?えっ?」
(さらっと今とんでもない事聞いた様な…)
「で、大体大事な事を話終えたと思うから最初に戻るけど、男性を産んだ女性が余所に息子を取られない様に存在を隠してる場合も多いの…。世の中の男性は女性が苦手だしね…。だから国は男性の存在の事後報告も認めているのよ…国は把握したいからね…。まぁ色々難しい所があるみたいだけど…」
「うわぁ、そうなんですね…」
(男性が女性を苦手とは…)
「だからこそうちの息子として申請出来たんだけどね?」
「お手数お掛けします…」
「仮にだけど…本当の親御さんが見付かれば申請し直せば良いしね?だからそれまでは遠慮なくここで暮らせば良いから…」
「…何から何迄…本当にありがとうございます…」
「良いのよ…気にしなくて」
「「流石お母さん…」」
((ナイスよお母さん!!グッジョブ!))
「でも…天使さんと妹さんはそれで良いの?得体の知れない男だよ?」
「柚希って呼んで良いからね?勿論私は一緒に暮りゃすのは大丈夫!」
(噛んでしまったけど…これって男性と結婚出来るチャンスだよね?)
「私も梓希って呼んでねお兄ちゃん♡」
(いつか梓希の旦那さんに…♡)
「ふふふ。2人共賛成みたいよ?梓希なんてもうお兄ちゃんと呼んで慕ってるみたいだしね…?」
(もしかしたら私の旦那様に…)
「じゃあ…分からない事ばかりあると思いますがどうか宜しくお願いします…。今の世の中僕1人で生きられそうにありませんので…」
「「「宜しくね!!!」」」
本当に優しい女性達に出会えて良かったよ僕。
「あっ…そうそう、豊和君」
「はい」
「上半身裸になって貰って良い?」
「「「…………え"っ"???」」」
たっぷりと間を置いて何度も言葉の意味を考えた後、3人共何処から出たか分からない声でまたもやハモってしまった…。
「…3人共変な意味じゃないから…確認しないといけないのよ?虐待とか…色んな傷の跡が無いかを第三者からの目で見て…これから一緒に暮らすんだし…」
確かに…それはそうだよな…。自分で無いですと報告しても嘘の報告をするかも知れないし、妥当というか当然だよな…。それに上半身位なら…
「分かりました…。それじゃあ見たく無いとは思いますが見て貰えますか?」
プチ…プチ…プチと着ていたブラウスのボタンを外していく…。
「おおおおおおお、お姉ちゃん、お兄ちゃんが脱いでる脱いでるよ!?!?!?ボタンが、ボタンが1つずつ外れて…(ツ──ぅ)」
「みみみみみ、見てるから…言わないで良いから!(タラ~)」
流石に実況されながらガン見されるのは恥ずかしいんだが……鼻血出てるし…天使母さんに至っては世にも有名なゲン○ウポーズで見てるんだが…
パサッ…っと脱いだブラウスを椅子に掛けシャツに手を掛け腹筋が見えたと思われるタイミングで…
─バタン!!!バタン!!!
と大きな音が!?何事!?視界がシャツのせいで隠れていたので慌てて脱ぎ辺りを見渡すと…柚希ちゃんと梓希ちゃんが倒れているではないか!?そして床に広がるのは…血!?
2人に慌てて駆け寄る!
「大丈夫?柚希ちゃん!梓希ちゃん!しっかり!どうしたの!2人共?天使さん娘さんが娘さんが二人共…」
天使母さんの方に視線を向けると例のポーズのまま…床には血だまりが……。えっ?天使母さんも!?一体どうなって……とにかく一番近くに居る柚希ちゃんを抱き抱え…
「う…うぅぅん…」
「良かった柚希ちゃん!一体どうした…「あばばばばばっ…半裸の豊和君に…抱き抱えられて…ぶふぅー!……」…えっ?」
美少女が俺の腕の中で鼻血を出して気絶した?気絶した3人ってもしかして俺が原因なの──────っ!?!?!?
73
あなたにおすすめの小説
男が少ない世界に転生して
美鈴
ファンタジー
※よりよいものにする為に改稿する事にしました!どうかお付き合い下さいますと幸いです!
旧稿版も一応残しておきますがあのままいくと当初のプロットよりも大幅におかしくなりましたのですいませんが宜しくお願いします!
交通事故に合い意識がどんどん遠くなっていく1人の男性。次に意識が戻った時は病院?前世の一部の記憶はあるが自分に関する事は全て忘れた男が転生したのは男女比が異なる世界。彼はどの様にこの世界で生きていくのだろうか?それはまだ誰も知らないお話。
貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…
美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。
※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。
※イラストはAI生成です
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜
水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。
その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。
危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。
彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。
初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。
そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。
警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。
これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。
貞操逆転世界で出会い系アプリをしたら
普通
恋愛
男性は弱く、女性は強い。この世界ではそれが当たり前。性被害を受けるのは男。そんな世界に生を受けた葉山優は普通に生きてきたが、ある日前世の記憶取り戻す。そこで前世ではこんな風に男女比の偏りもなく、普通に男女が一緒に生活できたことを思い出し、もう一度女性と関わってみようと決意する。
そこで会うのにまだ抵抗がある、優は出会い系アプリを見つける。まずはここでメッセージのやり取りだけでも女性としてから会うことしようと試みるのだった。
男女比1:10。男子の立場が弱い学園で美少女たちをわからせるためにヒロインと手を組んで攻略を始めてみたんだけど…チョロいんなのはどうして?
悠
ファンタジー
貞操逆転世界に転生してきた日浦大晴(ひうらたいせい)の通う学園には"独特の校風"がある。
それは——男子は女子より立場が弱い
学園で一番立場が上なのは女子5人のメンバーからなる生徒会。
拾ってくれた九空鹿波(くそらかなみ)と手を組み、まずは生徒会を攻略しようとするが……。
「既に攻略済みの女の子をさらに落とすなんて……面白いじゃない」
協力者の鹿波だけは知っている。
大晴が既に女の子を"攻略済み"だと。
勝利200%ラブコメ!?
既に攻略済みの美少女を本気で''分からせ"たら……さて、どうなるんでしょうねぇ?
男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にいますが会社員してます
neru
ファンタジー
30を過ぎた松田 茂人(まつだ しげひと )は男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にひょんなことから転移してしまう。
松田は新しい世界で会社員となり働くこととなる。
ちなみに、新しい世界の女性は全員高身長、美形だ。
PS.2月27日から4月まで投稿頻度が減ることを許して下さい。
↓
PS.投稿を再開します。ゆっくりな投稿頻度になってしまうかもですがあたたかく見守ってください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる