男が少ない世界に転生して

美鈴

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旧稿版

記憶喪失!?

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「意識が戻って本当に良かった…」
「本当に良かった…」
「お兄ちゃん良かったよぉ…」

俺の傍に来た女性達。見た目はそれぞれ二十歳位と高校生位、中学生位に見える。皆美人さんだ。でも、何と言えば言いのか分からず口を開けないで居ると…

「どうかしたの、豊和?」
「豊和?」
「お兄ちゃん?」

「私から説明させて頂きたいと思います。担当医の川島です。落ち着いて聞いて下さい。息子さんの事ですがどうやら一時的な記憶障害、あるいは記憶喪失と思われます…」

「そんな…」
「嘘でしょっ…」
「嘘だよ…」

「取り敢えず今から検査をしたいと思いますのでご了承下さい…」

「豊和…私がお母さんの愛子あいこよ!」
「私は貴方のお姉ちゃんの真冬まふゆよ!」
「私は妹のりんだよお兄ちゃん!」

「ごめんなさい。憶えてなくて…」

3人は悲しそうな顔をしている。それがいたたまれない。俺のせいだろうから…。そのあと、少しだけ色々な事を聞いたけど俺は思い出す事が出来ずに検査へとまわされた。検査の結果は直ぐ出た。今の所異常は見当たらないそうだ。取り敢えず今日迄は様子を見る為そのまま病院で過ごす事になった。何もなければ明日には退院出来るらしい。3人共今日は病室に一緒に泊まる事になった。

「本当にごめんね。何も思い出せなくて…」

「いいのよ、豊和。ゆっくり思い出していけばいいのだから」
「そうだよ豊和。目覚めてくれただけでお姉ちゃん嬉しいよ」
「私も…お兄ちゃんが目を覚ましてくれただけで嬉しいから」

「3人共ありがとう」

そんな会話をしていた俺達の元に担当医の川島さんがやって来た。

「松山君が目覚めた事に気を取られて1つ大事な事を忘れていました…」

「何でしょうか?」と、母さん。

「実は松山君のを取り検査しないといけないのですが御家族で取られますか?それとも私共に任せられますか?」

「え~と…それは今からという事でしょうか?」

「そうですね。検査は取り敢えず異常が無かったとはいえ、目覚めたばかりの男性に私共も言うのは心苦しいのですが直ぐに国に提出しないといけないみたいで申し訳無い…」

「…そう…ですか」
「お母さん…豊和のアレ取るなら私に任せて欲しい…」
「もう学校で習っているんだったわね?」
「うん…だから私が…」
「お姉ちゃん!私だって習ってるよ!」
「取り敢えず御家族で取られるって事で宜しいですか?」

「「「はい」」」

「では準備して来ますので…」

「今回は真冬に頼むわね」
「任せてお母さん!」
「う~お姉ちゃんだけズルいぃぃ!」

んっ…?アレって何だろう?御家族で取る?病院に任せる?血では無いだろうし…、先生が何か持って来ると言ってたから、ソレが来れば何か分かるかもしれない。


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