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高等部 一年目 卯月
014 駄犬には飴と鞭を
しおりを挟む**天野すばる視点**
剣道場のシャワー室で健太に処女を捧げられて童貞卒業した。
幼稚舎で初めて会った時から好きで好きでたまらなかった。
何年かぶりに再会して、まさかこんなに早く健太とこうなるなんて思っていなかったから、夢のようだ。
いっぱいイメトレしたからスムーズに出来たし、健太のエロい声も聞けたし、健太の中なんか超気持ち良くて、思い出しただけで勃ちそう・・・
次はちゃんとベッドの上でたくさん愛し合いたい。
健太に寄宿舎まで送って貰って、自室で幸せに浸っていると、ヨシヒコが荷物を届けてくれた。
アフロをどうにかしないといけないから、手っ取り早くバリカンで坊主頭にしようと思っていたので、持ってないか訊いたらヘアメイクが趣味なやつを紹介してくれるって!
ヨシヒコって本当に親切で良い奴!
心の友だ!
ヨシヒコが去って少しするとインターホンが鳴った。
ドアを開けると黒縁眼鏡をかけた健太!
思わず唇に吸い付いて舌を入れたら
「バカやろうっ、人に見られたらどうする!」
って怒られた。
そしてリビングのソファーに正座させられてスマホの画像を見せられた。
陽翔と階段でぶつかって唇を奪われた時に左近と右京に撮られたやつだ。
「俺のファーストキス・・・」
「・・・ご愁傷様?」
健太がプププって!
笑いを堪えている姿が可愛い!
押し倒したい!
「健太~ぁ~」
本能のまま押し倒そうとしたら躱されて後ろ手に手錠をかけられた。
「はうっ、何で手錠?」
「誕生日に双子から貰ったやつだ。念の為、持ってきて正解だったな。」
そう言って健太は眼鏡を外し、制服の胸ポケットにしまった。
俺は床に正座させられた。
俺はスマホ画像を睨みつけた。
「何でこんな写真出回ってるの?」
「双子たちが全校生徒に一斉送信?」
「はぁあ?」
「お前、陽翔の親衛隊に殺されるぞ?」
「なんで?」
「陽翔は親衛隊の奴らを食い散らかしているクズだが、絶対にキスはしない。その絶対領域を侵したお前を制裁するって騒いでるらしいぞ。」
「したくてしたんじゃ無いのに? むしろ俺、被害者!」
「理由は関係無い。結果が全てだ。だから髪型変えるまでは帽子かパーカーでその目立つ頭を隠して、ぐるぐる眼鏡も止めろ。」
「あ、ヨシヒコがヘアメイク紹介してくれるから明日の朝、早く起きないと!」
「何時?」
「教室に七時半集合!」
「じゃあ早く寝て、遅れるなよ?
牧島は颯の数少ない友人で良い奴だから、絶対に迷惑をかけるな。」
俺の為に説教する健太もイイな。
神妙な顔をキープしつつ、健太の一挙手一投足を心に刻む。
その後、正座はやめていいって言われたけど手錠は外してくれなかった。
健太がルームサービスで夕食を注文して、届いたやつを給餌してくれた。
「デザートは半分こ、な」
ご機嫌の健太が半分こして給餌してくれたミカンゼリーは昼に食ったお高いやつなんかより、ずっとずっと旨かった。
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