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61 ジュラシックと付くけど、そんなに恐竜ぽいのは出てこない!なSF映画『ジュラシック・エクスペディション』
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今回、御紹介するのはSF映画『ジュラシック・エクスペディション』です。
タイトルに”ジュラシック”が入り、パッケージにもしっかりとT-REXのような大型恐竜とパワードスーツというよりも宇宙服に似た人間が描かれていますが……。
一切、本編には出てきません(´・ω・`)
原題は『Alien Expedition』でエクスペディションには遠征や探検を意味するのでジュラシック付けときゃ、とりあえずいいんちゃう? で邦題を付けただけの可能性があります。
原題の意味だと内容と一致するので正しいです。
あらすじはこちら。
『宇宙探査船が、人類が生存できる可能性を示す惑星を発見した。資源調査のために、レンジャー隊員とバイオロボットからなる調査隊がその惑星に派遣された。調査隊を率いるのはジョン・メイソン中佐。彼がひとえに望むのは、著名な父親のように、有能なリーダーとして自分をアピールすることだ。だが、彼は人工知能に対し偏見を持ち、隊長としての経験も浅い。バイオロボットの科学将校オーロラ・オーワン、人工的に機能強化されたレンジャー隊員たちと、ことあるごとに角を突き合わせるのだった。そんななか、地表に降り立った彼らを恐ろしい未知のモンスター恐竜が襲う。偵察のみと思われた任務は、凶暴なモンスター恐竜との命がけの戦いに変わった!その惑星は、岩や地形と同化してカモフラージュするモンスター恐竜の惑星=ジュラシック・プラネットだったのだ!』
あまり、あてにならないあらすじです(´・ω・`)
ツッコミどころしかない!
これは恐竜ぽい見た目(ジュラシックシリーズに登場するエリマキのある毒吐き恐竜ディロフォサウルスにちょっと似ています)をした異星の生物との戦いの物語である。
……ではなく、あまりに無能な隊長のせいで全滅していく探索部隊の記録である、とした方が良さそうなストーリーです。
ちなみにあらすじに書いてあるようなアクションや戦闘はほとんど発生しません。
それどころか、全体にメリハリがなく、常に平坦なクライマックスのない物語と言えるかも怪しい物語です……。
主人公はメイソン・フェン中佐。
導入部から、かなりぶっ飛んでます。
主人公のメイソンがブロンドの女性と絡んでいるアニマルビデオを見させられます。
妙に長く、思った以上にアニマルビデオなので家族がいるところで見るのは気を付けた方がいいです(´・ω・`)
無駄に喘ぎ声とか、響きますので焦りました。
洗い物しながらで家族がいるのでいい加減にしなされ! と思いつつ、ホラー映画、意外とアニマルビデオもどきシーン多いんですよね。
SF映画ではあまり、ない……とも言い切れないのが恐ろしい。
一戦終わって、分かったのはメイソンがいきり早漏坊やってことです(´・ω・`)
その辺りの下ネタ会話もお洒落と思ったのか、粋と思ったのか、ピロートークで入れてきますが聞き流していいでしょう。
ややこしいのはフェンという苗字のフェン大佐という登場人物がいる点です。
フェン大佐はメイソンの父親の弟、つまり叔父。
叔父さんですが、何か、「おじき!」と任侠みたいに呼びたくなる関係です。
フェン大佐、隻眼でアイパッチしてますしね。
亡き兄、メイソンの父親の武勇伝というか、立派だったこと(英雄扱いされているので偉業を成し遂げたのかと思いきや、暴走トラックから子供を守って死んだ、みたいな話らしく、あれ? となります)を話したり、このナイフがあれば、生き残れるとごついコンバットナイフをメイソンに渡したり。
やたらと存在感のある大佐です。
メイソンはいきり野郎でおまけに妙な差別主義者でもあります。
宇宙船=母船にはアンドロイドの船員も乗船していますが、思い切り差別しており、バーで喧嘩を売られると相手のアンドロイドを殴りつけた挙句、倒れると頭を踏み砕くといった徹底ぶりです。
こんなに平常心がなく、すぐにかっとくる上、判断力も欠けているようですが、中佐です。
大丈夫なんでしょうか、この宇宙船。
しかし、余程の人材不足なのか、船長は新しく見つけた移住可能かもしれない惑星の資源調査チームの隊長にメイソンを抜擢します。
ええ、それも嫌々というか、仕方なく。
適任の人材が出払っているのでと明言してます。
船長曰く、メイソンは隊長なのでチームのリーダーとして、責任持って云々という割になぜか、チームには階級が上のメイソン大佐もいます。
どないなってん? と思いますが気のせいです。
さぁ、頼りになるイカレタチームのメンバーを紹介しよう!
サイエンスオフィサーは人間の女性に極めて似た容姿を持つ美しき女性型アンドロイド・オーロラ。
アンドロイドなので冷静沈着でブレーキをどこかに置いてきたメンバーしかいないチームでは貴重なストッパー役です。
メイソン大佐はアドバイザー担当と思われますが、これが微妙に頼りにならない。
凄く頼りになりそうで何だか、頼りにならないという絶妙な頼りなさ。
護衛役として、レンジャーも三人。
レンジャーはアンドロイドとは異なり、強化手術を受けた強化人間といった区分のようです。
ロンドウはアジア系ぽい見た目の女性レンジャーで黒いアイマスクをしており、侍的雰囲気があります。
あくまで雰囲気だけで武士道とは死ぬことと! みたいな要素はありません。
ボカは見た目が強そうに見える大柄な黒人男性のレンジャーです。
強そうですが、残念ながらこけおどし感強し……。
セイトーは金髪の白人男性ぽい見た目のレンジャーでムードメーカーのような立ち位置です。
ただ、ムード―メーカーであり、トラブルメーカーでもあります。
やっちゃ駄目と言われるとやりたくなるおこちゃま。
こんな不安材料しかなさそうなチームで未開の惑星へと調査に赴きます。
めっちゃ自殺行為(´・ω・`)
ちなみにVFXはB級映画らしく、かなりしょぼいです。
プラズマライフルらしき銃火器から出る光線や爆発は安っぽいですし、惑星で出てくるクリーチャーも微妙な見た目でしかもあまり、出てきません。
何しろ、ジュラシックと付いているのにスタートしてから、三十分くらいは出てきません。
出てきたと思ったら、海中からジャンプしたモササウルスみたいな出方で顔見せ程度です。
でも、母船から、調査用のシャトルが発進するシーンだけは妙に凝っていて、いい感じでした。
宇宙船のデザインもレトロフューチャー感が強く、悪くありません。
ただ、全体的に安っぽいけど!
味があると言えば、味があるので気にしてはいけません。
B級映画のVFXにそもそも、過大な期待をするのが間違いとも……。
母船を離れ、シャトルで目的地の惑星に向かうのですが……。
ここでも主人公メイソンの無能ぶりが発揮されます。
大佐の勇者シリーズ!? みたいなそれらしき台詞のお陰で何となく、なかったことになっていますがほぼ着地に失敗しております。
というより、字幕版で吹替がないので大佐のことをキャプテンと呼んでいるから、シャトルの操縦を任されているメイソンは隊長というより、操縦士程度なのでしょうか。
それなのにまともに操縦もできないメイソン。
おまけに前述したように年中、あはんなことをしていて、喧嘩沙汰ばかりをしている悪評しかない男なので人望もない。
上層部はもしかして、この男を始末したくて送り込んだの? と疑いたくなりますが、優秀なアンドロイドのオーロラや大佐も同行しているので本当、適任者が不在で仕方なく送り込んだだけなのでしょう。
降り立った探索チームは到着当初はそれとなく、オーソドックスに任務をこなしており、問題ないように見えて……。
休暇を過ごすバカンス気分の大佐といい、まともに仕事をしているのがアンドロイドのオーロラしかいません(´・ω・`)
未開の惑星なのに複数人で警戒しながら、任務にあたるという基本的な事項すらこなさないのでメイソン以外も仕事できない人間を集めた感じです。
しかし、資源調査の現地での行動を隊長であるメイソン自身が行っているので、もしかしたら、メイソンはあんな短気でしようもない性質なのに技術将校なのかも。
そんなメイソンとセイトーがペアを組み、目標地点で調査活動を行うのですが……。
メイソンが「現地の物に触るなよ」と注意しているにも関わらず、セイトーは好奇心に負け、水たまりの水に触れてしまいます。
セイトーは少年ではなく、それなりにいい年をしたあんちゃんなのに「うわー、さわりてー」の誘惑に勝てないのです。
これでプロのレンジャーだから、信じられません。
その結果、現地の風土病のようなものに罹ったセイトーは発狂状態に陥り、収容されたシャトル内で喉を掻き切り、死亡しました。
危険性のあるセイトーを収容すること自体、推奨できないどころか、拒絶しようとしたオーロラは至極まともなことを言っているのですが、この探索チームは基本的にトチ狂った人しかいないのでオーロラの方が白眼視されます。
理不尽ですけどね。
おまけに一緒にいたメイソンも何でセイトーがああなったのかと残った二人のレンジャーから、責められる始末です。
これも多分にメイソンの人望が無いせいで彼がもう少し、信用される人間だったら、また違ったのかもしれません。
セイトーの遺体を伝染する病かもしれないので火葬にすべきというオーロラとレンジャーの流儀がー! と土葬を主張するロンドウで如何にこのチームがまとまりがないのかとどうでもいい演出がされつつ……。
惑星に落下してくる隕石から出てきたと思しき、虹色に輝く謎の光球に導かれ……というよりも一種の譫妄状態のようなもので消息を絶つ大佐!
さらにペアを組み、行動していたメイソンとボカはお約束のように恐竜もどきの現地生物の襲撃を受けます。
ジュラシックシリーズのディロフォサウルスに似たこの現地生物は光学迷彩のように自身の体を風景に溶かし込み、姿を消すことができるのです。
しかし、歴戦のレンジャーの割にボカ、逃げるだけになった挙句……。
ここにきてもバラバラに行動し、全くプロ意識のない彼らは案の定、アホな結末を迎えました。
恐竜もどきの攻撃で怪我を負っていたボカはようやく合流したメイソンによりによって、後ろから声もかけずに肩を叩こうとして、誤射され死亡です(´・ω・`)
この後でオーロラが検視を行い、ボカは恐竜もどきの攻撃で致命傷を受けていたというのですが、ちょっと怪しいところ。
唯一の生き残りとなったレンジャーのロンドウもどう見ても胸部へのプラズマライフルの一撃の方が致命傷と疑っているのか、ボカのメモリーを調べれば、分かることだ! とどうでもいいフラグを立ててくれます。
このフラグ、立っただけで回収されません。
何となく、あやふやに流されてしまうのですから。
そして、謎の光球に連れ去られたはずの大佐が急に発見されるのですが……。
謎の光球が何だったのか? なども明かされることなく、大佐は「もう駄目だ」状態で合流したメイソン、オーロラ、ロンドウに「ここは恐竜の巣だ。わしはもう駄目だから、わしを殺して逃げろ」と訳が分からないことを言い出します。
躊躇うメイソンを他所に「おらー」とロンドウが大佐を撃ち、「あ」となっている間にそのロンドウは恐竜もどきにぱっくんちょで絶命です。
もうドリフのコントですかねーという急展開。
重傷を負ったメイソンをオーロラが助け、アンドロイドに偏見を持っていたメイソンが「これって恋?」みたいな急な使命感に目覚め、「ここは俺に任せて先に行け」とオーロラがシャトルに逃げ込む隙を作り、敢え無く生きたまま、がじがじと恐竜もどきに食べられて、ジ・エンドです。
VFXは微妙なのでビクンビクンとなるメイソンから、お情け程度な血みたいなエフェクトが出るだけなのでスプラッターが苦手な人でも安心!
唯一の生き残りとなったオーロラはアンドロイドで完全に機械ですが、なぜか恐竜もどきは執拗に追跡してきます。
シャトルの装甲を破り、侵入した恐竜もどきと対峙したオーロラはメイソンの形見となった幸運のコンバットナイフを構え、「いざ参る!」となったところでエンドロールが流れ始めます。
そうです。
俺達の戦いはまだ終わってない! エンドでオーロラが戦う! というところで終わりなのです。
オーロラ目線でオーロラが主人公の物語だったら、案外いけた? いや、無理かもしれないですねーという何ともかんとも🌿
そうそう。
メイソンには何か、トラウマがあるらしく、時に白昼夢のように凄惨なイメージを見ることがあるのですが……。
これもフラグ立てるだけで回収されないままの残念な仕様でした。
タイトルに”ジュラシック”が入り、パッケージにもしっかりとT-REXのような大型恐竜とパワードスーツというよりも宇宙服に似た人間が描かれていますが……。
一切、本編には出てきません(´・ω・`)
原題は『Alien Expedition』でエクスペディションには遠征や探検を意味するのでジュラシック付けときゃ、とりあえずいいんちゃう? で邦題を付けただけの可能性があります。
原題の意味だと内容と一致するので正しいです。
あらすじはこちら。
『宇宙探査船が、人類が生存できる可能性を示す惑星を発見した。資源調査のために、レンジャー隊員とバイオロボットからなる調査隊がその惑星に派遣された。調査隊を率いるのはジョン・メイソン中佐。彼がひとえに望むのは、著名な父親のように、有能なリーダーとして自分をアピールすることだ。だが、彼は人工知能に対し偏見を持ち、隊長としての経験も浅い。バイオロボットの科学将校オーロラ・オーワン、人工的に機能強化されたレンジャー隊員たちと、ことあるごとに角を突き合わせるのだった。そんななか、地表に降り立った彼らを恐ろしい未知のモンスター恐竜が襲う。偵察のみと思われた任務は、凶暴なモンスター恐竜との命がけの戦いに変わった!その惑星は、岩や地形と同化してカモフラージュするモンスター恐竜の惑星=ジュラシック・プラネットだったのだ!』
あまり、あてにならないあらすじです(´・ω・`)
ツッコミどころしかない!
これは恐竜ぽい見た目(ジュラシックシリーズに登場するエリマキのある毒吐き恐竜ディロフォサウルスにちょっと似ています)をした異星の生物との戦いの物語である。
……ではなく、あまりに無能な隊長のせいで全滅していく探索部隊の記録である、とした方が良さそうなストーリーです。
ちなみにあらすじに書いてあるようなアクションや戦闘はほとんど発生しません。
それどころか、全体にメリハリがなく、常に平坦なクライマックスのない物語と言えるかも怪しい物語です……。
主人公はメイソン・フェン中佐。
導入部から、かなりぶっ飛んでます。
主人公のメイソンがブロンドの女性と絡んでいるアニマルビデオを見させられます。
妙に長く、思った以上にアニマルビデオなので家族がいるところで見るのは気を付けた方がいいです(´・ω・`)
無駄に喘ぎ声とか、響きますので焦りました。
洗い物しながらで家族がいるのでいい加減にしなされ! と思いつつ、ホラー映画、意外とアニマルビデオもどきシーン多いんですよね。
SF映画ではあまり、ない……とも言い切れないのが恐ろしい。
一戦終わって、分かったのはメイソンがいきり早漏坊やってことです(´・ω・`)
その辺りの下ネタ会話もお洒落と思ったのか、粋と思ったのか、ピロートークで入れてきますが聞き流していいでしょう。
ややこしいのはフェンという苗字のフェン大佐という登場人物がいる点です。
フェン大佐はメイソンの父親の弟、つまり叔父。
叔父さんですが、何か、「おじき!」と任侠みたいに呼びたくなる関係です。
フェン大佐、隻眼でアイパッチしてますしね。
亡き兄、メイソンの父親の武勇伝というか、立派だったこと(英雄扱いされているので偉業を成し遂げたのかと思いきや、暴走トラックから子供を守って死んだ、みたいな話らしく、あれ? となります)を話したり、このナイフがあれば、生き残れるとごついコンバットナイフをメイソンに渡したり。
やたらと存在感のある大佐です。
メイソンはいきり野郎でおまけに妙な差別主義者でもあります。
宇宙船=母船にはアンドロイドの船員も乗船していますが、思い切り差別しており、バーで喧嘩を売られると相手のアンドロイドを殴りつけた挙句、倒れると頭を踏み砕くといった徹底ぶりです。
こんなに平常心がなく、すぐにかっとくる上、判断力も欠けているようですが、中佐です。
大丈夫なんでしょうか、この宇宙船。
しかし、余程の人材不足なのか、船長は新しく見つけた移住可能かもしれない惑星の資源調査チームの隊長にメイソンを抜擢します。
ええ、それも嫌々というか、仕方なく。
適任の人材が出払っているのでと明言してます。
船長曰く、メイソンは隊長なのでチームのリーダーとして、責任持って云々という割になぜか、チームには階級が上のメイソン大佐もいます。
どないなってん? と思いますが気のせいです。
さぁ、頼りになるイカレタチームのメンバーを紹介しよう!
サイエンスオフィサーは人間の女性に極めて似た容姿を持つ美しき女性型アンドロイド・オーロラ。
アンドロイドなので冷静沈着でブレーキをどこかに置いてきたメンバーしかいないチームでは貴重なストッパー役です。
メイソン大佐はアドバイザー担当と思われますが、これが微妙に頼りにならない。
凄く頼りになりそうで何だか、頼りにならないという絶妙な頼りなさ。
護衛役として、レンジャーも三人。
レンジャーはアンドロイドとは異なり、強化手術を受けた強化人間といった区分のようです。
ロンドウはアジア系ぽい見た目の女性レンジャーで黒いアイマスクをしており、侍的雰囲気があります。
あくまで雰囲気だけで武士道とは死ぬことと! みたいな要素はありません。
ボカは見た目が強そうに見える大柄な黒人男性のレンジャーです。
強そうですが、残念ながらこけおどし感強し……。
セイトーは金髪の白人男性ぽい見た目のレンジャーでムードメーカーのような立ち位置です。
ただ、ムード―メーカーであり、トラブルメーカーでもあります。
やっちゃ駄目と言われるとやりたくなるおこちゃま。
こんな不安材料しかなさそうなチームで未開の惑星へと調査に赴きます。
めっちゃ自殺行為(´・ω・`)
ちなみにVFXはB級映画らしく、かなりしょぼいです。
プラズマライフルらしき銃火器から出る光線や爆発は安っぽいですし、惑星で出てくるクリーチャーも微妙な見た目でしかもあまり、出てきません。
何しろ、ジュラシックと付いているのにスタートしてから、三十分くらいは出てきません。
出てきたと思ったら、海中からジャンプしたモササウルスみたいな出方で顔見せ程度です。
でも、母船から、調査用のシャトルが発進するシーンだけは妙に凝っていて、いい感じでした。
宇宙船のデザインもレトロフューチャー感が強く、悪くありません。
ただ、全体的に安っぽいけど!
味があると言えば、味があるので気にしてはいけません。
B級映画のVFXにそもそも、過大な期待をするのが間違いとも……。
母船を離れ、シャトルで目的地の惑星に向かうのですが……。
ここでも主人公メイソンの無能ぶりが発揮されます。
大佐の勇者シリーズ!? みたいなそれらしき台詞のお陰で何となく、なかったことになっていますがほぼ着地に失敗しております。
というより、字幕版で吹替がないので大佐のことをキャプテンと呼んでいるから、シャトルの操縦を任されているメイソンは隊長というより、操縦士程度なのでしょうか。
それなのにまともに操縦もできないメイソン。
おまけに前述したように年中、あはんなことをしていて、喧嘩沙汰ばかりをしている悪評しかない男なので人望もない。
上層部はもしかして、この男を始末したくて送り込んだの? と疑いたくなりますが、優秀なアンドロイドのオーロラや大佐も同行しているので本当、適任者が不在で仕方なく送り込んだだけなのでしょう。
降り立った探索チームは到着当初はそれとなく、オーソドックスに任務をこなしており、問題ないように見えて……。
休暇を過ごすバカンス気分の大佐といい、まともに仕事をしているのがアンドロイドのオーロラしかいません(´・ω・`)
未開の惑星なのに複数人で警戒しながら、任務にあたるという基本的な事項すらこなさないのでメイソン以外も仕事できない人間を集めた感じです。
しかし、資源調査の現地での行動を隊長であるメイソン自身が行っているので、もしかしたら、メイソンはあんな短気でしようもない性質なのに技術将校なのかも。
そんなメイソンとセイトーがペアを組み、目標地点で調査活動を行うのですが……。
メイソンが「現地の物に触るなよ」と注意しているにも関わらず、セイトーは好奇心に負け、水たまりの水に触れてしまいます。
セイトーは少年ではなく、それなりにいい年をしたあんちゃんなのに「うわー、さわりてー」の誘惑に勝てないのです。
これでプロのレンジャーだから、信じられません。
その結果、現地の風土病のようなものに罹ったセイトーは発狂状態に陥り、収容されたシャトル内で喉を掻き切り、死亡しました。
危険性のあるセイトーを収容すること自体、推奨できないどころか、拒絶しようとしたオーロラは至極まともなことを言っているのですが、この探索チームは基本的にトチ狂った人しかいないのでオーロラの方が白眼視されます。
理不尽ですけどね。
おまけに一緒にいたメイソンも何でセイトーがああなったのかと残った二人のレンジャーから、責められる始末です。
これも多分にメイソンの人望が無いせいで彼がもう少し、信用される人間だったら、また違ったのかもしれません。
セイトーの遺体を伝染する病かもしれないので火葬にすべきというオーロラとレンジャーの流儀がー! と土葬を主張するロンドウで如何にこのチームがまとまりがないのかとどうでもいい演出がされつつ……。
惑星に落下してくる隕石から出てきたと思しき、虹色に輝く謎の光球に導かれ……というよりも一種の譫妄状態のようなもので消息を絶つ大佐!
さらにペアを組み、行動していたメイソンとボカはお約束のように恐竜もどきの現地生物の襲撃を受けます。
ジュラシックシリーズのディロフォサウルスに似たこの現地生物は光学迷彩のように自身の体を風景に溶かし込み、姿を消すことができるのです。
しかし、歴戦のレンジャーの割にボカ、逃げるだけになった挙句……。
ここにきてもバラバラに行動し、全くプロ意識のない彼らは案の定、アホな結末を迎えました。
恐竜もどきの攻撃で怪我を負っていたボカはようやく合流したメイソンによりによって、後ろから声もかけずに肩を叩こうとして、誤射され死亡です(´・ω・`)
この後でオーロラが検視を行い、ボカは恐竜もどきの攻撃で致命傷を受けていたというのですが、ちょっと怪しいところ。
唯一の生き残りとなったレンジャーのロンドウもどう見ても胸部へのプラズマライフルの一撃の方が致命傷と疑っているのか、ボカのメモリーを調べれば、分かることだ! とどうでもいいフラグを立ててくれます。
このフラグ、立っただけで回収されません。
何となく、あやふやに流されてしまうのですから。
そして、謎の光球に連れ去られたはずの大佐が急に発見されるのですが……。
謎の光球が何だったのか? なども明かされることなく、大佐は「もう駄目だ」状態で合流したメイソン、オーロラ、ロンドウに「ここは恐竜の巣だ。わしはもう駄目だから、わしを殺して逃げろ」と訳が分からないことを言い出します。
躊躇うメイソンを他所に「おらー」とロンドウが大佐を撃ち、「あ」となっている間にそのロンドウは恐竜もどきにぱっくんちょで絶命です。
もうドリフのコントですかねーという急展開。
重傷を負ったメイソンをオーロラが助け、アンドロイドに偏見を持っていたメイソンが「これって恋?」みたいな急な使命感に目覚め、「ここは俺に任せて先に行け」とオーロラがシャトルに逃げ込む隙を作り、敢え無く生きたまま、がじがじと恐竜もどきに食べられて、ジ・エンドです。
VFXは微妙なのでビクンビクンとなるメイソンから、お情け程度な血みたいなエフェクトが出るだけなのでスプラッターが苦手な人でも安心!
唯一の生き残りとなったオーロラはアンドロイドで完全に機械ですが、なぜか恐竜もどきは執拗に追跡してきます。
シャトルの装甲を破り、侵入した恐竜もどきと対峙したオーロラはメイソンの形見となった幸運のコンバットナイフを構え、「いざ参る!」となったところでエンドロールが流れ始めます。
そうです。
俺達の戦いはまだ終わってない! エンドでオーロラが戦う! というところで終わりなのです。
オーロラ目線でオーロラが主人公の物語だったら、案外いけた? いや、無理かもしれないですねーという何ともかんとも🌿
そうそう。
メイソンには何か、トラウマがあるらしく、時に白昼夢のように凄惨なイメージを見ることがあるのですが……。
これもフラグ立てるだけで回収されないままの残念な仕様でした。
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