159 / 201
第159話【ダルべシア王都へ】
しおりを挟む
「お買い上げありがとうございます。
これで次の仕入れの資金が出来ました」
ミミエルは笑顔で僕にそう告げると深々と頭をさげた。
「いや、こちらも良いものを買わせてもらいましたのでお互いさまですよ。
しかし、在庫を全部買ってしまっては村の住人の方が困ってしまわないのかが気がかりですが……」
「ああ、それならば心配いらないですよ。
もともとこの村ではこの芋は大量に収穫されていますし、在庫がなくなったものを補充するために店が買い集めれば村民も潤いますから」
「そうかい?
ならば遠慮なく買わせてもらうとしよう」
僕は彼女にそう言って雑貨店を後にした。
「――ミナトさんのすることですから特に言いませんでしたけど本当に芋をあんなにたくさん買い込んで大丈夫だったのですか?」
店を出て馬車へと歩く道すがらノエルが僕にそう問いかけてきた。
「ああ、それに関しては問題ないよ。
さすがに僕も考えもなくあれだけの物は買ったりしないよ。
あの時、店内を見回しながら鑑定スキルで掘り出し物を探していたんだけど、この芋を鑑定した時に信じられない効果がついてるのに気がついたんだよ」
「信じられない効果?」
「ああ、この芋を普通に料理して食べるだけでも体力回復の効果があるのだけど加工して成分をうまく取り出せば薬を作ることが出来るみたいなんだ。
もっとも薬師のスキルを持つ人に協力してもらわなければいけないからすぐには出来ないのだけれどね」
「薬の材料……ですか?
どうみてもただの芋にしか見えませんけど」
「ははは、まあ成分の抽出をする必要があるからね。
それが出来なければただの食料にしかならないからノエルの言ってることも一理あるんだよ。
とりあえず今は出来ないことを考えても仕方ないのでまずは美味しいお菓子でも作ってみればいいだろう」
「そうね。
王都についたら専用の道具を買って試してみることにするわ」
ノエルはそう言うと楽しみにとばかりに微笑んだ。
「――ただいま戻りました」
雑貨店を出てから馬車へ向って歩くこと十数分ほどでトトルが率いる商隊の休憩場所まで戻ってきた。
「お疲れ様でした。
何か良いものでもありましたか?」
「ああ、はい。
ちょっと面白そうなものがありましたので買わさせてもらいました」
「面白そうな物?
あの店にそんなものありましたかね?
まあ、良い買い物が出来たと言われるならばそれは良かったのでしょう」
「そうですね。
実に有意義な時間でした」
詳しい説明をしなかったのでトトルは意味がわからないとばかりに首をふるが深く追及することはなく食事の準備に戻っていった。
* * *
次の日の朝、僕たちを乗せた商隊の馬車は予定どおりにベリルの村を出発して次の村への道中を急いだ。
「予定どおりではありますがやはり大回りとなるこちらのコースを走るのは何か目的がなければ採算があわないですね。
ミナト殿のように荷物を収納させることが出来るならそれこそ食料などを大量に買うことも出来たでしょうが馬車の積載量を考えたら重量のかさばるものは難しいですし、かと言って利益の出せる商品を取り引き出来るわけでもないですから。
今回の件が無事に解決したらやはりこちらのルートは使う事はないかもしれませんね」
トトルが苦笑いをしながらそんな話をするので僕もそれに付き合って話をあわせた。
「そうですか。
やはり大手の商会は効率重視でしょうからそうなりますよね。
ですが、まあそれが一概に悪いとも思いませんけどね」
「どうしてです?」
「いや、多くの商人全員が大手商会に所属しているわけではありませんよね?
でしたら個人で行商をしている人や小さい商会にも商売の場があるってことですよね?
いくら大手が効率が良くていろんなものを提供できるといっても全ての村や町に届けられるわけではないので住み分けって事で良いのではないかと思いますよ」
「いや、確かにそのとおりですね。
私どもの商会ひとつで全ての町や村に品物を届けることは出来ておりませんし、またその必要もないという事ですね。
今さらながらに気がつかされました」
トトルは笑いながら僕にそう言ってお礼の仕草をした。
「――今日はこの先の村に泊まらせてもらいます。
基本的にはベリルの村と同じ規模の村ですので同様に広場で野営をして次の日の朝に出発となります。
その後はダルべシア王都の街まで約一日ほどになりますのでもう少しの辛抱ですよ」
特に辛抱することは無かったような気もしたが僕はあえてそれは口に出さずに素直に肯定の合図をした。
結局その日は予定していた村に泊まりその村でもいくつかの商品を村の雑貨店に卸していくことになりカード収納のことをあまり知らなかった店主に驚かれることになったのはよくある話だった。
* * *
「――ミナト殿、見えてきましたよあれが目的地のダルべシア王都の街です」
村で野営をしてから次の日の朝、早めに出発をした商会の馬車たちは途中の休憩もそこそこにダルべシア王都へ向けて急いで進ませていた。
心配された正体不明の盗賊などは現れずにはぐれの獣が飛び出してきたくらいで大きく進行に響く事案はなく、無事に目的地であるダルべシアの街の近くまでたどり着いていた。
「この先にある分かれ道で本来通る予定だったマーグの街へ行く事が出来ます。
私どもも行きはそちらの道を使ってアランガスタへ向かいました。
まあ、予定より一日遅くなりましたけど途中でしっかりと利益の出る商売をしてきた事ですし大きな問題にはならないでしょう。
遅れたことに関しては……ですが。
盗賊の件については報告はしますが私どもに出来ることは限られていますから後は旦那様が判断されるでしょうから事実を話すにとどめておくつもりです」
「そうですね、それが良いと思います。
何事も憶測が一番怖いですからね」
「そのとおりです。
よく分かっておられますね。
ところで王都へついたらおふたりはどうされるのですか?」
「ああ、それについてはふたりで決めてあるので大丈夫ですよ。
とりあえず……」
トトルの問に僕は今の時点でノエルと決めたこれからのことをかいつまんで話すことにした。
これで次の仕入れの資金が出来ました」
ミミエルは笑顔で僕にそう告げると深々と頭をさげた。
「いや、こちらも良いものを買わせてもらいましたのでお互いさまですよ。
しかし、在庫を全部買ってしまっては村の住人の方が困ってしまわないのかが気がかりですが……」
「ああ、それならば心配いらないですよ。
もともとこの村ではこの芋は大量に収穫されていますし、在庫がなくなったものを補充するために店が買い集めれば村民も潤いますから」
「そうかい?
ならば遠慮なく買わせてもらうとしよう」
僕は彼女にそう言って雑貨店を後にした。
「――ミナトさんのすることですから特に言いませんでしたけど本当に芋をあんなにたくさん買い込んで大丈夫だったのですか?」
店を出て馬車へと歩く道すがらノエルが僕にそう問いかけてきた。
「ああ、それに関しては問題ないよ。
さすがに僕も考えもなくあれだけの物は買ったりしないよ。
あの時、店内を見回しながら鑑定スキルで掘り出し物を探していたんだけど、この芋を鑑定した時に信じられない効果がついてるのに気がついたんだよ」
「信じられない効果?」
「ああ、この芋を普通に料理して食べるだけでも体力回復の効果があるのだけど加工して成分をうまく取り出せば薬を作ることが出来るみたいなんだ。
もっとも薬師のスキルを持つ人に協力してもらわなければいけないからすぐには出来ないのだけれどね」
「薬の材料……ですか?
どうみてもただの芋にしか見えませんけど」
「ははは、まあ成分の抽出をする必要があるからね。
それが出来なければただの食料にしかならないからノエルの言ってることも一理あるんだよ。
とりあえず今は出来ないことを考えても仕方ないのでまずは美味しいお菓子でも作ってみればいいだろう」
「そうね。
王都についたら専用の道具を買って試してみることにするわ」
ノエルはそう言うと楽しみにとばかりに微笑んだ。
「――ただいま戻りました」
雑貨店を出てから馬車へ向って歩くこと十数分ほどでトトルが率いる商隊の休憩場所まで戻ってきた。
「お疲れ様でした。
何か良いものでもありましたか?」
「ああ、はい。
ちょっと面白そうなものがありましたので買わさせてもらいました」
「面白そうな物?
あの店にそんなものありましたかね?
まあ、良い買い物が出来たと言われるならばそれは良かったのでしょう」
「そうですね。
実に有意義な時間でした」
詳しい説明をしなかったのでトトルは意味がわからないとばかりに首をふるが深く追及することはなく食事の準備に戻っていった。
* * *
次の日の朝、僕たちを乗せた商隊の馬車は予定どおりにベリルの村を出発して次の村への道中を急いだ。
「予定どおりではありますがやはり大回りとなるこちらのコースを走るのは何か目的がなければ採算があわないですね。
ミナト殿のように荷物を収納させることが出来るならそれこそ食料などを大量に買うことも出来たでしょうが馬車の積載量を考えたら重量のかさばるものは難しいですし、かと言って利益の出せる商品を取り引き出来るわけでもないですから。
今回の件が無事に解決したらやはりこちらのルートは使う事はないかもしれませんね」
トトルが苦笑いをしながらそんな話をするので僕もそれに付き合って話をあわせた。
「そうですか。
やはり大手の商会は効率重視でしょうからそうなりますよね。
ですが、まあそれが一概に悪いとも思いませんけどね」
「どうしてです?」
「いや、多くの商人全員が大手商会に所属しているわけではありませんよね?
でしたら個人で行商をしている人や小さい商会にも商売の場があるってことですよね?
いくら大手が効率が良くていろんなものを提供できるといっても全ての村や町に届けられるわけではないので住み分けって事で良いのではないかと思いますよ」
「いや、確かにそのとおりですね。
私どもの商会ひとつで全ての町や村に品物を届けることは出来ておりませんし、またその必要もないという事ですね。
今さらながらに気がつかされました」
トトルは笑いながら僕にそう言ってお礼の仕草をした。
「――今日はこの先の村に泊まらせてもらいます。
基本的にはベリルの村と同じ規模の村ですので同様に広場で野営をして次の日の朝に出発となります。
その後はダルべシア王都の街まで約一日ほどになりますのでもう少しの辛抱ですよ」
特に辛抱することは無かったような気もしたが僕はあえてそれは口に出さずに素直に肯定の合図をした。
結局その日は予定していた村に泊まりその村でもいくつかの商品を村の雑貨店に卸していくことになりカード収納のことをあまり知らなかった店主に驚かれることになったのはよくある話だった。
* * *
「――ミナト殿、見えてきましたよあれが目的地のダルべシア王都の街です」
村で野営をしてから次の日の朝、早めに出発をした商会の馬車たちは途中の休憩もそこそこにダルべシア王都へ向けて急いで進ませていた。
心配された正体不明の盗賊などは現れずにはぐれの獣が飛び出してきたくらいで大きく進行に響く事案はなく、無事に目的地であるダルべシアの街の近くまでたどり着いていた。
「この先にある分かれ道で本来通る予定だったマーグの街へ行く事が出来ます。
私どもも行きはそちらの道を使ってアランガスタへ向かいました。
まあ、予定より一日遅くなりましたけど途中でしっかりと利益の出る商売をしてきた事ですし大きな問題にはならないでしょう。
遅れたことに関しては……ですが。
盗賊の件については報告はしますが私どもに出来ることは限られていますから後は旦那様が判断されるでしょうから事実を話すにとどめておくつもりです」
「そうですね、それが良いと思います。
何事も憶測が一番怖いですからね」
「そのとおりです。
よく分かっておられますね。
ところで王都へついたらおふたりはどうされるのですか?」
「ああ、それについてはふたりで決めてあるので大丈夫ですよ。
とりあえず……」
トトルの問に僕は今の時点でノエルと決めたこれからのことをかいつまんで話すことにした。
9
あなたにおすすめの小説
大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います
町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
ボッチになった僕がうっかり寄り道してダンジョンに入った結果
安佐ゆう
ファンタジー
第一の人生で心残りがあった者は、異世界に転生して未練を解消する。
そこは「第二の人生」と呼ばれる世界。
煩わしい人間関係から遠ざかり、のんびり過ごしたいと願う少年コイル。
学校を卒業したのち、とりあえず幼馴染たちとパーティーを組んで冒険者になる。だが、コイルのもつギフトが原因で、幼馴染たちのパーティーから追い出されてしまう。
ボッチになったコイルだったが、これ幸いと本来の目的「のんびり自給自足」を果たすため、町を出るのだった。
ロバのポックルとのんびり二人旅。ゴールと決めた森の傍まで来て、何気なくフラっとダンジョンに立ち寄った。そこでコイルを待つ運命は……
基本的には、ほのぼのです。
設定を間違えなければ、毎日12時、18時、22時に更新の予定です。
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。
この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。
ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。
少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。
更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。
そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。
少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。
どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。
少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。
冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。
すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く…
果たして、その可能性とは⁉
HOTランキングは、最高は2位でした。
皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°.
でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )
異世界へ行って帰って来た
バルサック
ファンタジー
ダンジョンの出現した日本で、じいさんの形見となった指輪で異世界へ行ってしまった。
そして帰って来た。2つの世界を往来できる力で様々な体験をする神須勇だった。
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
神様に与えられたのは≪ゴミ≫スキル。家の恥だと勘当されたけど、ゴミなら何でも再生出来て自由に使えて……ゴミ扱いされてた古代兵器に懐かれました
向原 行人
ファンタジー
僕、カーティスは由緒正しき賢者の家系に生まれたんだけど、十六歳のスキル授与の儀で授かったスキルは、まさかのゴミスキルだった。
実の父から家の恥だと言われて勘当され、行く当ても無く、着いた先はゴミだらけの古代遺跡。
そこで打ち捨てられていたゴミが話し掛けてきて、自分は古代兵器で、助けて欲しいと言ってきた。
なるほど。僕が得たのはゴミと意思疎通が出来るスキルなんだ……って、嬉しくないっ!
そんな事を思いながらも、話し込んでしまったし、連れて行ってあげる事に。
だけど、僕はただゴミに協力しているだけなのに、どこかの国の騎士に襲われたり、変な魔法使いに絡まれたり、僕を家から追い出した父や弟が現れたり。
どうして皆、ゴミが欲しいの!? ……って、あれ? いつの間にかゴミスキルが成長して、ゴミの修理が出来る様になっていた。
一先ず、いつも一緒に居るゴミを修理してあげたら、見知らぬ銀髪美少女が居て……って、どういう事!? え、こっちが本当の姿なの!? ……とりあえず服を着てっ!
僕を命の恩人だって言うのはさておき、ご奉仕するっていうのはどういう事……え!? ちょっと待って! それくらい自分で出来るからっ!
それから、銀髪美少女の元仲間だという古代兵器と呼ばれる美少女たちに狙われ、返り討ちにして、可哀想だから修理してあげたら……僕についてくるって!?
待って! 僕に奉仕する順番でケンカするとか、訳が分かんないよっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる