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46 そして月日は流れ
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それから三年の月日が流れるように過ぎていった。
シェリーが産んだ子は男の子で、トーマと名付けられ元気に駆けまわっている。
人知れず葬られた強姦魔の話題など、口に乗せる人もいない。
ウィスの店は順調で、ケントに注文した特大ベッドも今では三人で使っている。
それを見たキースもケントに作ってもらうことにした。
ウィスのところより一回りは小さいが、それでも大きなベッドが運び込まれたのは、今からもう二年も前のことだ。
キースは今でもそのベッドを一人で使っている。
「ねえティアナ。今朝ね、面白いものを見たよ」
ララが退屈そうにクッキーをつまみながら、大きな腹を撫でた。
「何を見たの?」
「シェリーのパン屋さんの前に立派な馬車が停まってたとこ」
「立派な馬車? お貴族様かしら」
「うん、そこから男の子が降りてきてね、一緒にいたばあやさんみたいな人とお店に入っていったの。そしたらサムとシェリーが走り出てきてね」
「へぇ~」
「馬車の後ろから立派な騎士が現れたのよ」
「ふぅん、護衛騎士かしら」
「トマスだったわ」
「えっ! トマス?」
「随分穏やかな顔になってたよ。頬に大きな傷があったけど、それが精悍さを増してた」
「ふぅん」
「興味なし?」
「興味無しってことは無いよ? 嬉しいて言うか、良かったねって言うか」
カランとドアベルガ鳴った。
「あら、シェリーさんいらっしゃい。まあ、サムさんも」
「今日は全部売り切れちゃったから、ランチに来たんだ」
「そう、嬉しいわ。今日はチキンジンジャーだけど大丈夫?」
「好物よ」
シェリーを労わるように座らせたサムが顔を上げた。
「ウィスは? それにキースも来てないの?」
ララが答える。
「キースはもうすぐ来るわ。遠征でない限りわざわざ三食ここで食べてるもの。ウィスは配達に行ってる。オース商会がカウンターに飾る花を注文してくれるようになって、もうウハウハよ。毎日王都中を駆け回っているわ」
「店番は?」
「最近新しく雇ったのよ。ほら、教会にいられるのは12歳まででしょう? あそこの孤児院を卒院した男の子と女の子」
「ああ、あそこならきちんと教育しているから安心だね。うちにも来てもらおうかな」
「人手が足りないの?」
「うん、実は……二人目がね」
サムとシェリーは赤い顔をした。
「まあ! それはおめでとう。だからトマスが来たの?」
サムが驚いた顔をした。
「知ってのかい? ああ……ごめんね、ティアナ。約束を破るつもりは無かったんだ。ほら、キースがトマスに紹介してくれただろ? だから少しは許す気持ちに……」
ティアナが驚いた顔をした。
「約束? ああ、顔を見せないってこと? それは私にってことでしょ? だったら約束を破ってはいないじゃない。それに私はもう全然大丈夫よ? むしろ会いに来てくれたらいいのにって思うくらい平気だもの。それよりキースが紹介したって何?」
「あっ、秘密だったのかな。あれからトマスは王都を出て仕事を転々としてたみたいなんだけど、ある日遠征で来てたキースがみつけてね、仕事を紹介してくれて、王都に戻ってきたんだよ。僕たちは連絡を取り合っていたから……ごめんね」
「謝る事じゃないよ。むしろ当たり前だし、安心した。そう、キースがトマスに……」
「君も少なからず縁のある貴族の家さ。そこの嫡男の専属護衛騎士になっているよ」
「縁のある貴族?」
ティアナが知る遺族と言えば、隣国のオース伯爵家か元嫁ぎ先のエクス侯爵家だが、どちらもピンとこない。
「もしかして王家?」
シェリーが吹き出した。
「もう! ティアナったら変な冗談言わないでよ」
笑っているのはシェリーだけだった。
「違うよ、君は名前も知らないだろうけれど、アルフォンソ伯爵家だ。そこの嫡男は君と僕を引き合わせてくれたキューピットなんだけど?」
キースが店に入ってきていた。
ティアナは数秒考えた後、ポンと手を打った。
「ああ! あの子? あの子って伯爵令息だったの? もう大きくなったのでしょうね」
「トマスに剣術を習っているらしいよ」
キースがキラキラした笑顔を浮かべてティアナを見つめている。
「キース、あなたがトマスを気にかけてくれて嬉しいわ。ありがとうね」
「君に礼を言われると複雑な心境になるな。私は敵に塩を贈るタイプなんだ。じゃないと打ち負かした時の達成感が得られないからね」
サムが吹き出した。
「疾風のパラディンと呼ばれるキースも、なかなか恋にはのろまなんだね」
キースが笑いながら言う。
「私がのろまなのは認めるが、そこは少し手加減してくれよ。さすがに三年も経つと心が折れそうになる」
「三年か……長いようで短いな」
「ああ、そして私は念願を叶えることができた。やっと父上から許しを貰えたんだ」
全員がキースの顔を見た。
自慢そうに顔を少し上向けて言い放った。
「今日から晴れて平民だ。パラディンの称号を持っているから身分は関係ないけれど、ティアナはきっと貴族には戻りたくないだろうと思ってね。ずっと父上に除籍を願っていたんだが、なかなか許してもらえなかった。でも兄上のところに二人目の男の子が誕生してね、晴れてお許しを貰ったってわけだよ」
全員があんぐりと口を開けている。
ララが怪訝な顔で声を出した。
「貴族から平民になって喜んでる人間を見るのは二人目だわ……お似合いかもね。それにしても貴族でなくなっても第二騎士団にいられるの? 給料は? 待遇はどうなのよ」
ララが姑のようなことを聞き始めた。
「何も変わらないよ。パラディンっていうのは貴族身分ではなく栄誉称号なんだが、その待遇としては伯爵家より上位さ。給料は変わらないというか、来年からむしろ上がる。第二の団長になるからね」
「団長?」
ティアナが驚いた顔でキースを見た。
「うん、なっちゃった。でもこれも名誉職みたいなものだから、仕事内容は変らない。だから遠征もあるし、教会の命令ならどこにでも行かなくてはいけない」
「そうなの。おめでとう、キース。頑張ったんだね」
「うん、ティアナのために頑張った」
「ありがとう。今夜はミートパイを焼くわ。上手に焼けたら聞いてほしいことがあるの」
「わかった、必ず来るよ。もうミートパイを焼けるようになったのかい?」
「もう随分前から焼けるようになってたわよ? でもあなたには秘密にしてたの。私の気持ちが整理できなくて」
「できたの?」
「うん、できた。だから昨日から準備してたの。あなたのために焼こうと思って」
キースが目を見開いて頬を染めた。
「怖いけど……夕方まで待てそうにない……今聞いても良いかい?」
「ダメよ。告白はミートパイが焼けてからって決めてるの」
キースが心臓を抑えてふらついた。
「今夜も必ず来なくちゃね。クレマンさんも頭取も呼ぼう」
サムが張り切っている。
「ウィスも早めに帰らせるわ。ねえ、ティアナ。うちの子たちのご飯を持ちかえりで頼むわ」
シェリーが頷く。
「うちもお願い! 母とトーマの二人分」
キースが慌てて口を挟む。
「明日の休暇届を出してくる! ティアナも明日は休みだよね?」
「ええ、定休日よ」
ランチに来たはずの三人が慌てて店を出て行った。
残ったララがティアナに言う。
「焦がしても捨てちゃだめよ」
「もちろんよ。焦げたら私が全部食べるわ」
「きっとキースも一緒に食べたがるんじゃない?」
「そうかもね。じゃあ二人で苦い顔をして食べることにするわ。でも失敗しないけどね」
「期待してるわ」
まだ夕暮れにはほど遠く、子供たちの燥ぐ声が店の外に響いている。
店休日という札を扉にかけながら、ティアナがララに言った。
「私もあなたも平民の妻ってこと?」
「最強じゃない」
クスっと笑ったティアナは、準備しておいたパイ生地を取り出し、ミートパイの準備を始めた。
おしまい
長いお話しにお付き合いいただき、ありがとうございました。
志波 連
シェリーが産んだ子は男の子で、トーマと名付けられ元気に駆けまわっている。
人知れず葬られた強姦魔の話題など、口に乗せる人もいない。
ウィスの店は順調で、ケントに注文した特大ベッドも今では三人で使っている。
それを見たキースもケントに作ってもらうことにした。
ウィスのところより一回りは小さいが、それでも大きなベッドが運び込まれたのは、今からもう二年も前のことだ。
キースは今でもそのベッドを一人で使っている。
「ねえティアナ。今朝ね、面白いものを見たよ」
ララが退屈そうにクッキーをつまみながら、大きな腹を撫でた。
「何を見たの?」
「シェリーのパン屋さんの前に立派な馬車が停まってたとこ」
「立派な馬車? お貴族様かしら」
「うん、そこから男の子が降りてきてね、一緒にいたばあやさんみたいな人とお店に入っていったの。そしたらサムとシェリーが走り出てきてね」
「へぇ~」
「馬車の後ろから立派な騎士が現れたのよ」
「ふぅん、護衛騎士かしら」
「トマスだったわ」
「えっ! トマス?」
「随分穏やかな顔になってたよ。頬に大きな傷があったけど、それが精悍さを増してた」
「ふぅん」
「興味なし?」
「興味無しってことは無いよ? 嬉しいて言うか、良かったねって言うか」
カランとドアベルガ鳴った。
「あら、シェリーさんいらっしゃい。まあ、サムさんも」
「今日は全部売り切れちゃったから、ランチに来たんだ」
「そう、嬉しいわ。今日はチキンジンジャーだけど大丈夫?」
「好物よ」
シェリーを労わるように座らせたサムが顔を上げた。
「ウィスは? それにキースも来てないの?」
ララが答える。
「キースはもうすぐ来るわ。遠征でない限りわざわざ三食ここで食べてるもの。ウィスは配達に行ってる。オース商会がカウンターに飾る花を注文してくれるようになって、もうウハウハよ。毎日王都中を駆け回っているわ」
「店番は?」
「最近新しく雇ったのよ。ほら、教会にいられるのは12歳まででしょう? あそこの孤児院を卒院した男の子と女の子」
「ああ、あそこならきちんと教育しているから安心だね。うちにも来てもらおうかな」
「人手が足りないの?」
「うん、実は……二人目がね」
サムとシェリーは赤い顔をした。
「まあ! それはおめでとう。だからトマスが来たの?」
サムが驚いた顔をした。
「知ってのかい? ああ……ごめんね、ティアナ。約束を破るつもりは無かったんだ。ほら、キースがトマスに紹介してくれただろ? だから少しは許す気持ちに……」
ティアナが驚いた顔をした。
「約束? ああ、顔を見せないってこと? それは私にってことでしょ? だったら約束を破ってはいないじゃない。それに私はもう全然大丈夫よ? むしろ会いに来てくれたらいいのにって思うくらい平気だもの。それよりキースが紹介したって何?」
「あっ、秘密だったのかな。あれからトマスは王都を出て仕事を転々としてたみたいなんだけど、ある日遠征で来てたキースがみつけてね、仕事を紹介してくれて、王都に戻ってきたんだよ。僕たちは連絡を取り合っていたから……ごめんね」
「謝る事じゃないよ。むしろ当たり前だし、安心した。そう、キースがトマスに……」
「君も少なからず縁のある貴族の家さ。そこの嫡男の専属護衛騎士になっているよ」
「縁のある貴族?」
ティアナが知る遺族と言えば、隣国のオース伯爵家か元嫁ぎ先のエクス侯爵家だが、どちらもピンとこない。
「もしかして王家?」
シェリーが吹き出した。
「もう! ティアナったら変な冗談言わないでよ」
笑っているのはシェリーだけだった。
「違うよ、君は名前も知らないだろうけれど、アルフォンソ伯爵家だ。そこの嫡男は君と僕を引き合わせてくれたキューピットなんだけど?」
キースが店に入ってきていた。
ティアナは数秒考えた後、ポンと手を打った。
「ああ! あの子? あの子って伯爵令息だったの? もう大きくなったのでしょうね」
「トマスに剣術を習っているらしいよ」
キースがキラキラした笑顔を浮かべてティアナを見つめている。
「キース、あなたがトマスを気にかけてくれて嬉しいわ。ありがとうね」
「君に礼を言われると複雑な心境になるな。私は敵に塩を贈るタイプなんだ。じゃないと打ち負かした時の達成感が得られないからね」
サムが吹き出した。
「疾風のパラディンと呼ばれるキースも、なかなか恋にはのろまなんだね」
キースが笑いながら言う。
「私がのろまなのは認めるが、そこは少し手加減してくれよ。さすがに三年も経つと心が折れそうになる」
「三年か……長いようで短いな」
「ああ、そして私は念願を叶えることができた。やっと父上から許しを貰えたんだ」
全員がキースの顔を見た。
自慢そうに顔を少し上向けて言い放った。
「今日から晴れて平民だ。パラディンの称号を持っているから身分は関係ないけれど、ティアナはきっと貴族には戻りたくないだろうと思ってね。ずっと父上に除籍を願っていたんだが、なかなか許してもらえなかった。でも兄上のところに二人目の男の子が誕生してね、晴れてお許しを貰ったってわけだよ」
全員があんぐりと口を開けている。
ララが怪訝な顔で声を出した。
「貴族から平民になって喜んでる人間を見るのは二人目だわ……お似合いかもね。それにしても貴族でなくなっても第二騎士団にいられるの? 給料は? 待遇はどうなのよ」
ララが姑のようなことを聞き始めた。
「何も変わらないよ。パラディンっていうのは貴族身分ではなく栄誉称号なんだが、その待遇としては伯爵家より上位さ。給料は変わらないというか、来年からむしろ上がる。第二の団長になるからね」
「団長?」
ティアナが驚いた顔でキースを見た。
「うん、なっちゃった。でもこれも名誉職みたいなものだから、仕事内容は変らない。だから遠征もあるし、教会の命令ならどこにでも行かなくてはいけない」
「そうなの。おめでとう、キース。頑張ったんだね」
「うん、ティアナのために頑張った」
「ありがとう。今夜はミートパイを焼くわ。上手に焼けたら聞いてほしいことがあるの」
「わかった、必ず来るよ。もうミートパイを焼けるようになったのかい?」
「もう随分前から焼けるようになってたわよ? でもあなたには秘密にしてたの。私の気持ちが整理できなくて」
「できたの?」
「うん、できた。だから昨日から準備してたの。あなたのために焼こうと思って」
キースが目を見開いて頬を染めた。
「怖いけど……夕方まで待てそうにない……今聞いても良いかい?」
「ダメよ。告白はミートパイが焼けてからって決めてるの」
キースが心臓を抑えてふらついた。
「今夜も必ず来なくちゃね。クレマンさんも頭取も呼ぼう」
サムが張り切っている。
「ウィスも早めに帰らせるわ。ねえ、ティアナ。うちの子たちのご飯を持ちかえりで頼むわ」
シェリーが頷く。
「うちもお願い! 母とトーマの二人分」
キースが慌てて口を挟む。
「明日の休暇届を出してくる! ティアナも明日は休みだよね?」
「ええ、定休日よ」
ランチに来たはずの三人が慌てて店を出て行った。
残ったララがティアナに言う。
「焦がしても捨てちゃだめよ」
「もちろんよ。焦げたら私が全部食べるわ」
「きっとキースも一緒に食べたがるんじゃない?」
「そうかもね。じゃあ二人で苦い顔をして食べることにするわ。でも失敗しないけどね」
「期待してるわ」
まだ夕暮れにはほど遠く、子供たちの燥ぐ声が店の外に響いている。
店休日という札を扉にかけながら、ティアナがララに言った。
「私もあなたも平民の妻ってこと?」
「最強じゃない」
クスっと笑ったティアナは、準備しておいたパイ生地を取り出し、ミートパイの準備を始めた。
おしまい
長いお話しにお付き合いいただき、ありがとうございました。
志波 連
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ありがとうございます。
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ご指摘の件、仰る通りです。
修正しました。
その他のコメントはご指示通りにいたしましたが、あまりのありがたさに
こちらだけ承認させていただいております。
今後ともよろしくお願いいたします。
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お茶会に誘っても来ない側妃のことはわからないという設定です。
使用人は実家から連れてきているので、共用メイドはいませんし、
ティナリアと会ったことがあるメイドは洗濯メイドなので、ご主人にそういう
情報を入れる立場にはなかったということです。
引き続きよろしくお願いします。