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【第五章】崩壊する聖女神話、暴かれる嘘
50 舞踏会の終盤――傷だらけの王子と悪役令嬢
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旧校舎での一件が終わったのは夜も更けた頃。祭そのものはまだ続いており、舞踏会も多くの来客や生徒が残っていた。人々は噂に包まれながらも、主催側から「多少のトラブルがあったが、無事解決した」というアナウンスを受け取り、ゆるやかに再開していたのだ。
アレクシスと私がホールに戻ると、曲の最中にもかかわらず、ざわめきが広がる。――私たちが怪我をしたとか、命の危機だったという話は一部で流れていたらしく、無事を確認した人々が拍手や歓声をあげ始めた。
「セレナ様、ご無事だったのですね……!」「殿下も、何事もなくよかった……!」
周囲の安堵の声に、私は微笑み返す。腕の痛みは少し増したが、そこはドレスの袖で隠しているため、見た目にはほとんどわからない。アレクシスに至っては傷一つない。
スタッフの令嬢や教師たちが心配そうに駆け寄ってくるが、アレクシスは「もう大丈夫だ。祭を最後まで楽しんでほしい」と笑顔で促す。すると人々は一気に華やいだムードを取り戻し、舞踏会に再び活気が戻り始める。
――やはり、王子の存在は大きい。私も胸を撫で下ろし、彼を見上げる。
「ほら、せっかくだし……最後にもう一曲だけ、踊りましょう?」
思い切って言うと、アレクシスは驚いたように目を丸くした。
「お前、そんな傷で踊れるのか?」
「大げさね。大丈夫よ、あなたが支えてくれるなら怖くないもの。――だめ、かしら?」
上目遣いで尋ねると、彼は苦笑しながらも頷く。
「わかった。じゃあ、少しゆっくりした曲を選ぼう」
そして、ホールの中央まで私をエスコートしてくれた。周囲からは温かい拍手が沸き起こる。ある者は「もうあれだけ踊ったのに、また踊るの?」と呆れているが、多くは二人の姿にロマンを感じているようだ。
ノエルも少し離れた場所で見守ってくれている。彼の静かな微笑が「行ってらっしゃい」と語っているようだ。
楽隊が私たちに合わせてスローテンポの曲を始める。音がホールに広がると、周囲のペアたちも再び踊りだし、ラストダンスの雰囲気に包まれていく。
私は王子の胸にそっと手を置き、痛む腕を庇いながらステップを踏む。アレクシスのリードは優しく、私を気遣うためか動きもゆっくりだ。
「セレナ……すまない、すべてお前に任せきりだった。リリィの暴走を止めたのも、結局お前の力だ」
申し訳なさそうな彼の声が耳元に落ちる。私は小さく笑い、首を振る。
「いいのよ。私がやりたくてやったことだし……あなたがいなかったら、もっと危なかったかも」
実際、彼の存在が私を勇気づけてくれた。リリィに立ち向かう決断をしたのも、禁術の杖を奪い取る気概を持てたのも、アレクシスの支えがあったからだ。
そう思うと、今こうして踊れていること自体、奇跡のように感じられる。悪役令嬢の私は、本来なら断罪されて消える運命だったのに……。
ワルツが終わり、余韻の中で私たちは自然に見つめ合う。観客も含め、ホール全体がうっとりとした静寂に包まれる。拍手が起きる気配はあるが、一拍遅れるようにして人々は二人の姿を見守っている。――まるで、今ここで“何か”が起こるのを期待しているようだ。
アレクシスは微かに目を伏せ、私の手を握り直した。
「セレナ、前に言ったよな。俺は、お前との関係を‘公に示したい’んだと」
「ええ……覚えてるわ」
胸が高鳴る。まさか、この場で公式のプロポーズでもするのか? 恥ずかしいというか、焦るというか……。
彼は周囲を見渡し、そして高らかに言葉を放った。
「皆さま、本日はお騒がせしました。ですが、学園祭の最後に……私はこの場をお借りして、一つだけ宣言させてください。――改めて、公爵令嬢セレナ・ルクレールとの婚約を継続・強化すること、ここにお約束いたします」
大きな声がホールに響き渡る。
“強化”という言葉が示すのは、今までただ形だけだった婚約を、本物として認めるということだろう。周囲に驚きの声が広がり、拍手や歓声が徐々に巻き起こる。
私は一瞬、息ができなくなるほどの驚きと嬉しさと戸惑いを感じ、何も言えないまま立ち尽くす。
「セレナ、俺はお前を……悪役令嬢なんかだと思ったことは一度もなかった。いつも、お前を……」
そこまで言って、アレクシスは少し照れたように言葉を飲み込む。――でも、その瞳がすべてを物語っていた。私に対する感情は、単なる同情でも義務でもない。一人の女性として特別に想ってくれている。
私は頬を熱く染めながら、懸命に声を絞り出す。
「わ、私も……あなたと本当の意味で、共に生きたい……って思ってる。転生して最初は無関心だったけど……もう、あなたからは逃げられないわね」
ぎこちないセリフに、会場から笑いと喝采が沸き起こる。私の瞳にも涙が浮かんでいることに気づく。――悪役令嬢として終わる運命だった私が、こんな幸せを掴もうとしているなんて。
笑顔で拍手を送る人々の中には、複雑な表情の者もいるだろう。リリィ派だった生徒や、王家の思惑を知る貴族たちもいる。しかし、今は全員が“この舞踏会を讃える空気”に飲まれている。
そんな波の中心で、私はアレクシスと手を繋ぎ、そのぬくもりを噛みしめる。
――リリィが消えて、悪役令嬢が王子と結ばれるルート。ゲームの定番シナリオからは外れているけれど、これが私たちの選んだ道。
王家や宮廷の事情は、これからいくらでも問題が起きるかもしれない。けれど、今日くらいはこの幸せを受け止めたい。
(リリィ。あなたは結局、ゲームのヒロインを自称しながら、禁術に溺れた。私はもう逃げない。悪役だろうと何だろうと、私がこの世界で生きる――それが、私の物語だから)
拍手がやまず、楽隊が祝福の曲を奏で始める。アレクシスと私は頷き合い、最後のワルツを踊ることにした。
まるで祝宴のクライマックスのように、人々が微笑みを湛えて私たちを見守る。その中心で、私は確かに感じる。――転生した時から想像もできなかった幸せが、ここにあるのだと。
アレクシスと私がホールに戻ると、曲の最中にもかかわらず、ざわめきが広がる。――私たちが怪我をしたとか、命の危機だったという話は一部で流れていたらしく、無事を確認した人々が拍手や歓声をあげ始めた。
「セレナ様、ご無事だったのですね……!」「殿下も、何事もなくよかった……!」
周囲の安堵の声に、私は微笑み返す。腕の痛みは少し増したが、そこはドレスの袖で隠しているため、見た目にはほとんどわからない。アレクシスに至っては傷一つない。
スタッフの令嬢や教師たちが心配そうに駆け寄ってくるが、アレクシスは「もう大丈夫だ。祭を最後まで楽しんでほしい」と笑顔で促す。すると人々は一気に華やいだムードを取り戻し、舞踏会に再び活気が戻り始める。
――やはり、王子の存在は大きい。私も胸を撫で下ろし、彼を見上げる。
「ほら、せっかくだし……最後にもう一曲だけ、踊りましょう?」
思い切って言うと、アレクシスは驚いたように目を丸くした。
「お前、そんな傷で踊れるのか?」
「大げさね。大丈夫よ、あなたが支えてくれるなら怖くないもの。――だめ、かしら?」
上目遣いで尋ねると、彼は苦笑しながらも頷く。
「わかった。じゃあ、少しゆっくりした曲を選ぼう」
そして、ホールの中央まで私をエスコートしてくれた。周囲からは温かい拍手が沸き起こる。ある者は「もうあれだけ踊ったのに、また踊るの?」と呆れているが、多くは二人の姿にロマンを感じているようだ。
ノエルも少し離れた場所で見守ってくれている。彼の静かな微笑が「行ってらっしゃい」と語っているようだ。
楽隊が私たちに合わせてスローテンポの曲を始める。音がホールに広がると、周囲のペアたちも再び踊りだし、ラストダンスの雰囲気に包まれていく。
私は王子の胸にそっと手を置き、痛む腕を庇いながらステップを踏む。アレクシスのリードは優しく、私を気遣うためか動きもゆっくりだ。
「セレナ……すまない、すべてお前に任せきりだった。リリィの暴走を止めたのも、結局お前の力だ」
申し訳なさそうな彼の声が耳元に落ちる。私は小さく笑い、首を振る。
「いいのよ。私がやりたくてやったことだし……あなたがいなかったら、もっと危なかったかも」
実際、彼の存在が私を勇気づけてくれた。リリィに立ち向かう決断をしたのも、禁術の杖を奪い取る気概を持てたのも、アレクシスの支えがあったからだ。
そう思うと、今こうして踊れていること自体、奇跡のように感じられる。悪役令嬢の私は、本来なら断罪されて消える運命だったのに……。
ワルツが終わり、余韻の中で私たちは自然に見つめ合う。観客も含め、ホール全体がうっとりとした静寂に包まれる。拍手が起きる気配はあるが、一拍遅れるようにして人々は二人の姿を見守っている。――まるで、今ここで“何か”が起こるのを期待しているようだ。
アレクシスは微かに目を伏せ、私の手を握り直した。
「セレナ、前に言ったよな。俺は、お前との関係を‘公に示したい’んだと」
「ええ……覚えてるわ」
胸が高鳴る。まさか、この場で公式のプロポーズでもするのか? 恥ずかしいというか、焦るというか……。
彼は周囲を見渡し、そして高らかに言葉を放った。
「皆さま、本日はお騒がせしました。ですが、学園祭の最後に……私はこの場をお借りして、一つだけ宣言させてください。――改めて、公爵令嬢セレナ・ルクレールとの婚約を継続・強化すること、ここにお約束いたします」
大きな声がホールに響き渡る。
“強化”という言葉が示すのは、今までただ形だけだった婚約を、本物として認めるということだろう。周囲に驚きの声が広がり、拍手や歓声が徐々に巻き起こる。
私は一瞬、息ができなくなるほどの驚きと嬉しさと戸惑いを感じ、何も言えないまま立ち尽くす。
「セレナ、俺はお前を……悪役令嬢なんかだと思ったことは一度もなかった。いつも、お前を……」
そこまで言って、アレクシスは少し照れたように言葉を飲み込む。――でも、その瞳がすべてを物語っていた。私に対する感情は、単なる同情でも義務でもない。一人の女性として特別に想ってくれている。
私は頬を熱く染めながら、懸命に声を絞り出す。
「わ、私も……あなたと本当の意味で、共に生きたい……って思ってる。転生して最初は無関心だったけど……もう、あなたからは逃げられないわね」
ぎこちないセリフに、会場から笑いと喝采が沸き起こる。私の瞳にも涙が浮かんでいることに気づく。――悪役令嬢として終わる運命だった私が、こんな幸せを掴もうとしているなんて。
笑顔で拍手を送る人々の中には、複雑な表情の者もいるだろう。リリィ派だった生徒や、王家の思惑を知る貴族たちもいる。しかし、今は全員が“この舞踏会を讃える空気”に飲まれている。
そんな波の中心で、私はアレクシスと手を繋ぎ、そのぬくもりを噛みしめる。
――リリィが消えて、悪役令嬢が王子と結ばれるルート。ゲームの定番シナリオからは外れているけれど、これが私たちの選んだ道。
王家や宮廷の事情は、これからいくらでも問題が起きるかもしれない。けれど、今日くらいはこの幸せを受け止めたい。
(リリィ。あなたは結局、ゲームのヒロインを自称しながら、禁術に溺れた。私はもう逃げない。悪役だろうと何だろうと、私がこの世界で生きる――それが、私の物語だから)
拍手がやまず、楽隊が祝福の曲を奏で始める。アレクシスと私は頷き合い、最後のワルツを踊ることにした。
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