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第3章 北の都市スウェトルノーツ
18.お仕置きです!
しおりを挟む更新です(ΦωΦ)
─────────────────
あー…これはどうしたらいいんだろう?
卵から出てきてもいない自分達の子と離れて8年…暴走してしまうのはわかる。
でも…でもね?
人族に対してだけ敵と見做すのはどうかと思う。
…龍人族の人達がそもそも人族嫌いだったり?
いや、でもロナ達はそんなことなかったしロド兄の著書でもそんな記述はなかった。
もしや…卵のあった場所に人族のにおいがあって、すべての人族に敵対心を持つようになった…とか?
「ちょっと!
なんで、ここにいる人族に敵意を向けているのよ!
この人達は貴方達の卵を盗んだ人族のにおいと違うじゃない!」
あ、最後の予想が当たってたみたい。
そうかー…人族としては申し訳ないけど、全ての人族を敵と見るのはやっぱり違うと私は思うんですよ。
『ここにいる人族が我らの子を盗んだかどうかは関係ない。
ただ我ら夫婦は盗んだ奴らと同じ人族が憎いのだ………っ!
………まだ結婚すらしておらん小娘であるお前にはわからんだろう。
そこをどくのだ、ロナジェス!!』
…この白龍夫婦、視野が狭すぎだね。
まあー…8年の間憎む気持ちがなければ心配や不安、恐怖で衰弱して生きていなかったかもしれない。
でもねー………あ、ロナが怒りで龍体化しちゃいそう。
急いでロナの手を握り声をかけた。
「ロナ!!
怒りを鎮めて。
ここは私に任せてくれないかな?」
「リアに…?
でも、リアは人族だからこのわからず屋の夫婦に攻撃されちゃうわよ?」
「心配してくれてありがとう。
でも、私もあの夫婦にお仕置きという名の攻撃するから向こうの心配をした方がいいかも。
じゃ、いっきまぁーす!」
「…………え?」
ロナの疑問の声がしていたが、白龍夫婦にお仕置きをすべく雄龍の眼前まで跳躍した。
「人族を憎むことで生きてこれたのかもしれないけど…全ての人族を憎むのは絶対違う!!」
『グルァァアッッ!!!』
…そこで雄龍の顔に蹴りを食らわし横に吹っ飛ばした。
そのせいで木々が数百メートル薙ぎ倒されたが…………見なかったことにしよう。
そこから地面に一度着地し再び跳躍し、吹っ飛ばされた雄龍へ顔を向けている雌龍の眼前まで行った。
また蹴るかって?
蹴りませんよ…今度はアッパー食らわします!
雌龍が私に気づいてこちらに顔を戻したが…遅い。
「貴方達の子は猫と偽るほど人族の女の子が大好きなのー!!」
『え?
ギャァッ!!!』
こっちは数メートル先に吹っ飛ばしました。
これもこれで木々が…………………あとで植樹するべきかな、これ?
倒れたままピクリともしない雄龍と雌龍を交互に見て、胸が上下してるのを確認して殺してしまってないのがわかり一安心。
手加減はしてたけどちょっと心配だったんだよね…。
ホッとしたところで後ろから抱き上げられた。
「リア、怪我はないか?」
「うん、大丈夫だよアヴィ」
……私、アヴィに抱っこされるのを普通に受け入れてるなー。
「リア…貴方魔道具作りだけじゃなく武術も凄かったのね」
声をかけてきたのは、私達に近付いてきたロナなんだけど……目がキラキラと輝き頬がうっすら赤く染まってるのは、なぜなのでしょう?
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