8 / 9
部隊研修no.2
しおりを挟む
第3部隊の朝は早い。
5時までに朝食や洗濯などを済ませなければならない。
今は朝の4時。
俺と先輩は召集された時のみ、戦場に出る部隊に所属している。
召集がかかっていない時は暇なので、殆どいつも通りの生活だ。
午前中は先輩との稽古。
午後は部隊での稽古。
夕方は隊長から貰った資料を頭に叩き込み、夜は先輩と司令部の仕事。
部隊での稽古はエリオットさんが見てくれるおかげで、絡まれることも随分減った。
それでも、絡んでくるやつが1人いた。
「なんだ?子供用のシャツが紛れ込んでるぞ?」
洗濯をしていたら、小さいことを馬鹿にされる。
「そんな軽いので戦えるのか?まあ、細枝みたいな腕にはお似合いか」
稽古では、軽い剣を使っていたら、また文句を言う。
「そんな少ない量で足りるのが羨ましい」
いつもいつも、先輩がいない時に限って絡みに来る。
うるさいやつ。
無視しても、話しかけてくる。
弟のようだ。
あいつ、絶対俺より弱いのに。
喧嘩はしたくないし、するつもりもない。
それなのに、それなのに。
今日という今日は許さない。
俺のタオルにおチビちゃんだなんて書きやがった。
洗っても落ちないし...!
「随分熱心に洗ってるね。泥かい?」
「えぇ、しつこくて」
「貸してごらん」
「あ、ちょっとダメです。待ってください、先輩」
手からすっと、タオルを奪われてしまった。
見せる気などなかったのに。
「おチビちゃん...」
「これは...弟が親しみを込めて書いてくれたんです。弟は俺より大きいんで」
「君は弟とは仲が悪いんじゃ?しかも、僕が前に見た時、君のタオルは真っ白だった」
「そうでしたっけ」
「僕に嘘をつくのかい?」
「......自分で書きました」
「おチビちゃんねぇ。自分で書くくらい気に入ってるんだ。僕もそう呼ぼうかな」
その日から、先輩は俺のことをおチビちゃんと呼び始めた。
そして、エリオットさんも。
もう、素直に言おうと思ったけどおチビちゃんにも慣れた。
そのうち飽きるだろう。
「おチビちゃん、明日は上官と暗号解読班に行ってくれないか」
「承知しました」
「強情だな。君の上官は顔を合わせるたび、誰がやったか聞いてくる。そろそろ、先輩のためにも吐いたらどうだ」
「別に対したことじゃないので」
「......そうか」
落書きごときで、言いつけたくはない。
それに慣れている。
どうとでもいい。
テントに戻って仕事でもしよう。
「ただいま戻りました」
テント内に先輩の姿は無かった。
この時間はもう戻ってることが多いのに。
先輩がいないなら、資料でも読んでおこう。
明日読もうと思って貰ってきた資料を開いて、覚える。
何度も何度も繰り返して読んで、目を瞑って1ページずつ覚えてるかの確認。
しばらく、それを繰り返していると外が暗くなってきた。
先輩はまだ帰ってこない。
何かあったのだろうか。
心配になって、探しに行こうと立ち上がった時だった。
「ただいま。おチビちゃん」
「おかえりなさい。今日は随分遅かったですね。夕食はもう食べましたか」
「いい加減、話したらどうなんだい?」
「話すことなんてないですよ。夕食の材料はもらってきてるのでまだだったら一緒に食べましょう」
「分からない振りはおしまいだよ。タオルだけじゃない。黙っていれば気づかないとでも思ったのかい?」
「タオルは自分で書きました。この隊にはアランはもう1人いますし」
「自分で言っていて苦しいと思わないのかい?言わないつもりだったけど、母上から貰った時計はどこへ?」
「......首都に置いてきました」
「そう。じゃあこれは?」
「それ、どこにっ......」
「稽古場の近くの草むらに。でも、首都に置いていきたんだろう?これの事まで言わないだなんてどういうことだい?これは大切なものだろう」
無くしたか、嫌がらせのどちらかだと思っていた。
でも、チェーンで繋いでいたのに時計だけ綺麗に外されていたから嫌がらせなのは明白だった。
捨てられたのか壊されたのか隠されたのか。
昔から弟に自分の物を取られたり、隠されたりしていた。
俺は弟より、立場も力も弱かったから、しょうがないと思っていた。
「慣れているので、大丈夫です。見つけてくれてありがとうございます」
「そんなことに慣れてはいけない!嫌なものは嫌と言うんだ。そしたら、僕はいくらでも助ける。君が言ってくれなきゃ、何もできない。大切な人が蔑ろにされていることに僕は耐えられない。君が君を大切にしないことにも。自分はどうでもいいだなんて思わないでくれ。君が自分を大切にしなきゃ、僕が君を大切にしたくても、することが出来ないじゃないか」
先輩は怒っていた。
哀しそうに、怒っていた。
奪われることは当たり前でそれは自分にはどうしようも出来ないことだと思っていた。
奪われることは悲しいし、腹だって立つ。
でも、泣いても怒ってもそれは戻ってこない。
助けてくれる人もいない。
ずっとそうだった。
それが当たり前だった。
「先輩は俺が大切なんですか」
「当たり前だろう!」
「ふふっ。それだけで充分ですよ」
先輩が大切にしてくれてるんだ。
先輩が俺の代わりに怒ってくれるんだ。
助けようとしてくるだけで嬉しかった。
それだけでいい。
お母様とお祖父様が亡くなってから、俺を大切にしてくれる人なんていなかった。
だから、大切だと先輩が言ってくれるだけで充分な気がした。
「......で、誰にやられたんだい?」
「もう時計は見つかったから、大丈夫ですよ」
「だから、僕は誰がやったのか聞いてるんだよ。大丈夫とかは聞いてないの」
「知らないです」
「ここまできてなんで言わないんだ。弱みでも握られてるのかい?」
「弱み......まあそんなところです。ただ俺はあの人の気持ちが分からなくもないので、それに免じて言いません」
「せっかく、おチビちゃん呼びを卒業できるチャンスだったのに」
「良いですよ。一生おチビちゃんで」
「僕が恥ずかしいだろう......自分より大きい人をおチビちゃんだなんて」
「じゃあ、アランと呼べばいいじゃないですか」
「君が言わないから!」
「......自分でちゃんと決着をつけるので」
「そう......それはいつだい?」
「これ以上何かされたら......」
「へぇ。もういいよ。君が頼ってくれないなら勝手にさせてもらう」
「......夕食作ってきますね」
「僕のは豆を抜いてくれよ」
「はい」
明日、ロイドさんにしばらく嫌がらせをやめた方がいいと教えてあげよう。
そんなことでどうにかなるか分からないけど。
ロイドさんより、先輩の方が何百倍も怖いのだから。
5時までに朝食や洗濯などを済ませなければならない。
今は朝の4時。
俺と先輩は召集された時のみ、戦場に出る部隊に所属している。
召集がかかっていない時は暇なので、殆どいつも通りの生活だ。
午前中は先輩との稽古。
午後は部隊での稽古。
夕方は隊長から貰った資料を頭に叩き込み、夜は先輩と司令部の仕事。
部隊での稽古はエリオットさんが見てくれるおかげで、絡まれることも随分減った。
それでも、絡んでくるやつが1人いた。
「なんだ?子供用のシャツが紛れ込んでるぞ?」
洗濯をしていたら、小さいことを馬鹿にされる。
「そんな軽いので戦えるのか?まあ、細枝みたいな腕にはお似合いか」
稽古では、軽い剣を使っていたら、また文句を言う。
「そんな少ない量で足りるのが羨ましい」
いつもいつも、先輩がいない時に限って絡みに来る。
うるさいやつ。
無視しても、話しかけてくる。
弟のようだ。
あいつ、絶対俺より弱いのに。
喧嘩はしたくないし、するつもりもない。
それなのに、それなのに。
今日という今日は許さない。
俺のタオルにおチビちゃんだなんて書きやがった。
洗っても落ちないし...!
「随分熱心に洗ってるね。泥かい?」
「えぇ、しつこくて」
「貸してごらん」
「あ、ちょっとダメです。待ってください、先輩」
手からすっと、タオルを奪われてしまった。
見せる気などなかったのに。
「おチビちゃん...」
「これは...弟が親しみを込めて書いてくれたんです。弟は俺より大きいんで」
「君は弟とは仲が悪いんじゃ?しかも、僕が前に見た時、君のタオルは真っ白だった」
「そうでしたっけ」
「僕に嘘をつくのかい?」
「......自分で書きました」
「おチビちゃんねぇ。自分で書くくらい気に入ってるんだ。僕もそう呼ぼうかな」
その日から、先輩は俺のことをおチビちゃんと呼び始めた。
そして、エリオットさんも。
もう、素直に言おうと思ったけどおチビちゃんにも慣れた。
そのうち飽きるだろう。
「おチビちゃん、明日は上官と暗号解読班に行ってくれないか」
「承知しました」
「強情だな。君の上官は顔を合わせるたび、誰がやったか聞いてくる。そろそろ、先輩のためにも吐いたらどうだ」
「別に対したことじゃないので」
「......そうか」
落書きごときで、言いつけたくはない。
それに慣れている。
どうとでもいい。
テントに戻って仕事でもしよう。
「ただいま戻りました」
テント内に先輩の姿は無かった。
この時間はもう戻ってることが多いのに。
先輩がいないなら、資料でも読んでおこう。
明日読もうと思って貰ってきた資料を開いて、覚える。
何度も何度も繰り返して読んで、目を瞑って1ページずつ覚えてるかの確認。
しばらく、それを繰り返していると外が暗くなってきた。
先輩はまだ帰ってこない。
何かあったのだろうか。
心配になって、探しに行こうと立ち上がった時だった。
「ただいま。おチビちゃん」
「おかえりなさい。今日は随分遅かったですね。夕食はもう食べましたか」
「いい加減、話したらどうなんだい?」
「話すことなんてないですよ。夕食の材料はもらってきてるのでまだだったら一緒に食べましょう」
「分からない振りはおしまいだよ。タオルだけじゃない。黙っていれば気づかないとでも思ったのかい?」
「タオルは自分で書きました。この隊にはアランはもう1人いますし」
「自分で言っていて苦しいと思わないのかい?言わないつもりだったけど、母上から貰った時計はどこへ?」
「......首都に置いてきました」
「そう。じゃあこれは?」
「それ、どこにっ......」
「稽古場の近くの草むらに。でも、首都に置いていきたんだろう?これの事まで言わないだなんてどういうことだい?これは大切なものだろう」
無くしたか、嫌がらせのどちらかだと思っていた。
でも、チェーンで繋いでいたのに時計だけ綺麗に外されていたから嫌がらせなのは明白だった。
捨てられたのか壊されたのか隠されたのか。
昔から弟に自分の物を取られたり、隠されたりしていた。
俺は弟より、立場も力も弱かったから、しょうがないと思っていた。
「慣れているので、大丈夫です。見つけてくれてありがとうございます」
「そんなことに慣れてはいけない!嫌なものは嫌と言うんだ。そしたら、僕はいくらでも助ける。君が言ってくれなきゃ、何もできない。大切な人が蔑ろにされていることに僕は耐えられない。君が君を大切にしないことにも。自分はどうでもいいだなんて思わないでくれ。君が自分を大切にしなきゃ、僕が君を大切にしたくても、することが出来ないじゃないか」
先輩は怒っていた。
哀しそうに、怒っていた。
奪われることは当たり前でそれは自分にはどうしようも出来ないことだと思っていた。
奪われることは悲しいし、腹だって立つ。
でも、泣いても怒ってもそれは戻ってこない。
助けてくれる人もいない。
ずっとそうだった。
それが当たり前だった。
「先輩は俺が大切なんですか」
「当たり前だろう!」
「ふふっ。それだけで充分ですよ」
先輩が大切にしてくれてるんだ。
先輩が俺の代わりに怒ってくれるんだ。
助けようとしてくるだけで嬉しかった。
それだけでいい。
お母様とお祖父様が亡くなってから、俺を大切にしてくれる人なんていなかった。
だから、大切だと先輩が言ってくれるだけで充分な気がした。
「......で、誰にやられたんだい?」
「もう時計は見つかったから、大丈夫ですよ」
「だから、僕は誰がやったのか聞いてるんだよ。大丈夫とかは聞いてないの」
「知らないです」
「ここまできてなんで言わないんだ。弱みでも握られてるのかい?」
「弱み......まあそんなところです。ただ俺はあの人の気持ちが分からなくもないので、それに免じて言いません」
「せっかく、おチビちゃん呼びを卒業できるチャンスだったのに」
「良いですよ。一生おチビちゃんで」
「僕が恥ずかしいだろう......自分より大きい人をおチビちゃんだなんて」
「じゃあ、アランと呼べばいいじゃないですか」
「君が言わないから!」
「......自分でちゃんと決着をつけるので」
「そう......それはいつだい?」
「これ以上何かされたら......」
「へぇ。もういいよ。君が頼ってくれないなら勝手にさせてもらう」
「......夕食作ってきますね」
「僕のは豆を抜いてくれよ」
「はい」
明日、ロイドさんにしばらく嫌がらせをやめた方がいいと教えてあげよう。
そんなことでどうにかなるか分からないけど。
ロイドさんより、先輩の方が何百倍も怖いのだから。
0
あなたにおすすめの小説
【8話完結】強制力に負けて死に戻ったら、幼馴染の様子がおかしいのですが、バグですか?
キノア9g
BL
目が覚めたら、大好きだったRPGの世界に転生していた。
知識チートでなんとか死亡フラグを回避した……はずだったのに、あっさり死んで、気づけば一年前に逆戻り。
今度こそ生き残ってみせる。そう思っていたんだけど——
「お前、ちょっと俺に執着しすぎじゃない……?」
幼馴染が、なんかおかしい。妙に優しいし、距離が近いし、俺の行動にやたら詳しい。
しかも、その笑顔の奥に見える“何か”が、最近ちょっと怖い。
これは、運命を変えようと足掻く俺と、俺だけを見つめ続ける幼馴染の、ちょっと(だいぶ?)危険な異世界BL。
全8話。
完結・オメガバース・虐げられオメガ側妃が敵国に売られたら激甘ボイスのイケメン王から溺愛されました
美咲アリス
BL
虐げられオメガ側妃のシャルルは敵国への貢ぎ物にされた。敵国のアルベルト王は『人間を食べる』という恐ろしい噂があるアルファだ。けれども実際に会ったアルベルト王はものすごいイケメン。しかも「今日からそなたは国宝だ」とシャルルに激甘ボイスで囁いてくる。「もしかして僕は国宝級の『食材』ということ?」シャルルは恐怖に怯えるが、もちろんそれは大きな勘違いで⋯⋯? 虐げられオメガと敵国のイケメン王、ふたりのキュン&ハッピーな異世界恋愛オメガバースです!
何故よりにもよって恋愛ゲームの親友ルートに突入するのか
風
BL
平凡な学生だったはずの俺が転生したのは、恋愛ゲーム世界の“王子”という役割。
……けれど、攻略対象の女の子たちは次々に幸せを見つけて旅立ち、
気づけば残されたのは――幼馴染みであり、忠誠を誓った騎士アレスだけだった。
「僕は、あなたを守ると決めたのです」
いつも優しく、忠実で、完璧すぎるその親友。
けれど次第に、その視線が“友人”のそれではないことに気づき始め――?
身分差? 常識? そんなものは、もうどうでもいい。
“王子”である俺は、彼に恋をした。
だからこそ、全部受け止める。たとえ、世界がどう言おうとも。
これは転生者としての使命を終え、“ただの一人の少年”として生きると決めた王子と、
彼だけを見つめ続けた騎士の、
世界でいちばん優しくて、少しだけ不器用な、じれじれ純愛ファンタジー。
出戻り王子が幸せになるまで
あきたいぬ大好き(深凪雪花)
BL
初恋の相手と政略結婚した主人公セフィラだが、相手には愛人ながら本命がいたことを知る。追及した結果、離縁されることになり、母国に出戻ることに。けれど、バツイチになったせいか父王に厄介払いされ、後宮から追い出されてしまう。王都の下町で暮らし始めるが、ふと訪れた先の母校で幼馴染であるフレンシスと再会。事情を話すと、突然求婚される。
一途な幼馴染×強がり出戻り王子のお話です。
※他サイトにも掲載しております。
【完結】下級悪魔は魔王様の役に立ちたかった
ゆう
BL
俺ウェスは幼少期に魔王様に拾われた下級悪魔だ。
生まれてすぐ人との戦いに巻き込まれ、死を待つばかりだった自分を魔王様ーーディニス様が助けてくれた。
本当なら魔王様と話すことも叶わなかった卑しい俺を、ディニス様はとても可愛がってくれた。
だがそんなディニス様も俺が成長するにつれて距離を取り冷たくなっていく。自分の醜悪な見た目が原因か、あるいは知能の低さゆえか…
どうにかしてディニス様の愛情を取り戻そうとするが上手くいかず、周りの魔族たちからも蔑まれる日々。
大好きなディニス様に冷たくされることが耐えきれず、せめて最後にもう一度微笑みかけてほしい…そう思った俺は彼のために勇者一行に挑むが…
黄色い水仙を君に贈る
えんがわ
BL
──────────
「ねぇ、別れよっか……俺たち……。」
「ああ、そうだな」
「っ……ばいばい……」
俺は……ただっ……
「うわああああああああ!」
君に愛して欲しかっただけなのに……
【8話完結】僕の大切な人はBLゲームの主人公でした。〜モブは主人公の幸せのためなら、この恋も諦められます〜
キノア9g
BL
転生先は、まさかのBLゲームの世界。
モブであるリセルは、恋を自覚した瞬間、幼馴染・セスがこの世界の“主人公”だと気づいてしまう。
このまま一緒にいても、いつか彼は攻略対象に惹かれていく運命——それでも、今だけは傍にいたい。
「諦める覚悟をしたのに、どうしてこんなにも君が愛おしいんだろう」
恋の終わりを知っているモブと、想いを自覚していく主人公。
甘さと切なさが胸を締めつける、すれ違いから始まる運命の物語。
全8話。
祖国に棄てられた少年は賢者に愛される
結衣可
BL
祖国に棄てられた少年――ユリアン。
彼は王家の反逆を疑われ、追放された身だと信じていた。
その真実は、前王の庶子。王位継承権を持ち、権力争いの渦中で邪魔者として葬られようとしていたのだった。
絶望の中、彼を救ったのは、森に隠棲する冷徹な賢者ヴァルター。
誰も寄せつけない彼が、なぜかユリアンを庇護し、結界に守られた森の家で共に過ごすことになるが、王都の陰謀は止まらず、幾度も追っ手が迫る。
棄てられた少年と、孤独な賢者。
陰謀に覆われた王国の中で二人が選ぶ道は――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる