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2 再会〜疑似恋愛契約〜
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六花はビールを口に含んでから、小さく息を吐く。
「就職してすぐに恋人が出来たの。部署は違うんだけど同期の人で、でもバレると気まずいから会社では秘密にしてた」
一番楽しくてドキドキしていた時期の記憶は、思い出すと切なくなる。あんな時もあったのに……どこで変わってしまったのだろうか。
「それから三年くらいして、一緒に住もうって話になって同棲が始まって……私としてはそろそろ結婚もあるのかなぁって期待したの。でも一緒に住んでも何も変わらない。むしろ自分の立ち位置がわからなくなってきちゃった。やってることがまるで母親みたいなの。洗濯して、ご飯作って……感謝どころか、それが当たり前になっていってーー。私だって仕事で疲れてるのに、休む暇なんてない。それでも付き合って五年も経てば自然に結婚の話になるだろうって思ってた……でも違った」
恋人でもない。空気のような同居人。六花の中で少しずつ決意が固まっていった。
「今日話したの?」
六花は苦笑しながら頷く。
「……いつまで待てばいいのって、不満が爆破しちゃった。今までのことを全部ぶちまけたら、あいつ何て言ったと思う? 『俺の中では今じゃない』だって。もう無理って言ったら『じゃあ別れよう』って……」
「それで家を飛び出したのか……」
六花は頷く。そうなるような予感はしていた。だからキャリーバッグを購入して、少しずつ準備を進めていた。部屋にあった私物を少しずつ持ち出しては、姉の部屋に置いてもらっていたのだ。
そうならなければいいという僅かな希望を持ちながらも、部屋の中は実乃莉の期待に比例するかのように重要度の低いものが大半を占めていく。
「でも不思議なのよ。悲しいって気持ちは全くなくて。もしかしたら私、とっくに愛情は冷めてたのかもしれない。ただ結婚がしたくてしがみついていただけなのかもって思ったの」
家を出てから一滴の涙も出なかった。今までたくさん泣いたから、もう枯れてしまったのかもしれない。
宗吾は六花をじっと見つめる。
「そいつと結婚したいわけではないんだ?」
「今思えばね。小さい頃から結婚願望が強かったから、その名残りなのかも」
絵本のお姫様に憧れていただなんて恥ずかしくて言えなかった。でもいつかそんな日が自分にもやって来るはずだって信じていたのに……今はその想いを信じきれない自分がいる。
すると宗吾が手を伸ばして六花の顎に手を添えてきたので、思わず目を見開いて身構える。彼は体を起こして顔を近付けると、唇が触れるか触れないかのギリギリの距離感で口を開いた。
「じゃあさ、俺が結婚してやろうか?」
それは想像の範疇を超えた言葉だった。
「……はぁっ? 意味わかんないんだけど。なんで私があんたと結婚するの?」
「だって結婚したいんだろ? だからしてやるって言ってんじゃん」
「し、してなんて頼んでないわよ!」
「強がるなよ。結婚を考えていた相手と別れたばかりだし、本当はちゃんと結婚出来るか不安に思ってるんだろ?」
図星過ぎて何も言えなくなる。それを感じ取った宗吾は話を続けた。
「この部屋を見ればわかるだろうけど、俺ってなかなか好条件の男だと思うぞ」
六花は部屋をぐるりと見渡す。普通の会社員ではないことが伺い知れるほどの広さと、夜景の素晴らしさ。何の仕事をしているかを聞くのは怖いが、確かにスペックが高いのは頷ける。
とはいえ俺様的性格のこいつと私が結婚? しかも再会したばかりで、一晩だけ体の関係は持ったけど付き合っていたことはない。なのにそんな不安しかないような提案を受け入れろっていうの?
「そういうことを自分で言っちゃう所は逆に信用できないのよね」
すると宗吾はケラケラと笑い出した。
「さすが阿坂だなーーまぁ実は俺にも結婚したい理由があるんだけどさ」
「それなら納得。まぁ一応聞いておくわ。どんな理由なわけ?」
宗吾はニヤッと笑って、顎に触れていた手を六花の頬へと移動させる。
「いいね、話が早い。よくある後継者問題だよ。親父は俺に後を継がせたい。そのために結婚して身を固めて欲しいらしい」
あぁ、やっぱりどこぞのお坊ちゃんだったんだーーようやく今までの不自然に感じていた部分が腑に落ちたが、それと同時に違和感も覚える。
「……それなら別に私である必要はないわよね。私はただの一般市民。あなたが生きているような場所に縁もゆかりもないもの」
「確かにね。でも今勧められてるお見合い相手が、大して知りもしないとある企業の娘でさ」
「むしろ好条件じゃない。おめでとう」
宗吾の指から逃れるように顔を背けると、彼は行き場をなくした手をそっと引っ込めた。
「……でも結婚だぞ? せめて知ってる人としたいとは思わない?」
「別に結婚してからだって知る機会はたくさんあるわよ。相手がいるのに断りたいなんて贅沢な悩みじゃない」
「じゃあそれをそっくりそのまま返すよ。俺との結婚を断るなんて贅沢だな」
「なっ……! だってあんたのことよく知らないし、いずれ離婚するような関係なら結婚なんかしない」
「へぇ、思った以上に夢みがちなんだ」
「……悪い? じゃあこの話はなかったことにーー」
「それはない」
六花の言葉に被せるように宗吾が言い放ったため、驚いた彼女は口を閉ざした。
「俺にはそもそも結婚願望がないんだ。だから阿坂がそばにいてくれたらそれだけでいいんだよ。それに結婚してからだってお互いを知る機会はあるんだろ?」
「い、言ったけど……」
このままだと墓穴を掘るだけになりそうで、六花は唇を噛んだ。とんでもないことを言われているのに、返せない自分が悔しい。
「そうか。阿坂はちゃんとやれるか自信がないからそう言うんだな」
「ち、違うわよ! あんたをメロメロにしちゃったら悪いなって思っただけ」
「おっ、いいじゃん、メロメロ。それなら好都合な気もするし……試しに一ヶ月、俺と疑似恋愛でもしてみる?」
疑似恋愛? 言っている意味がわからず、まるで時間が止まったかのように六花は固まる。しかしそのことは気にも留めずに宗吾は話を進める。
「付き合ってる体でしばらくここで一緒に暮らすんだ。もし無理だと思ったらやめていい。俺だって別に無理強いをするつもりはないし。でも利害は一致しているような気もするけど」
「た、確かにそうかもしれないけど……でも付き合ってる体って……そんな設定必要?」
その時にふと彼が好きだった"アサカ"さんのことを思い出した。あんなに憔悴しきるくらい愛していた人を、彼は吹っ切れることは出来たのだろうかーー聞きたいけど聞けなかった。
「……簡単に言うけど、恋愛ってそんなにすんなりいくものじゃないでしょ?」
「その通りだよ。だからこそお試し期間なんだ。阿坂は恋愛感情がなくても同居や結婚しようっていう考えにはなるんだろ? それなら逆にお互いを異性だと意識出来た方が長続きすると思う」
確かにそれは一理あるかもしれない。けどあなたの心の中にはまだ"アサカ"さんがいるんじゃないの?
「……擬似とはいえ、私をそういう目で見ることが出来るの? 例えば……もし他に好きな人がいるのなら、中途半端に疑似恋愛なんかしない方がいいと思う。無理に異性として見なくたって、ただの同居人でいいじゃない」
六花が言うと、宗吾は表情を強張らせる。それから二、三度視線を揺らした後に再び六花の方に向き直った。
「問題ないよ。一度抱いた女なら尚更そういう想いは抱きやすいし、一応夫婦になるんだから多少のイチャイチャは必要じゃないか?」
彼は自信ありげに微笑んでみせたけど、きっと嘘。やっぱりまだ引きずってるんだわ。
「あぁ、それとも阿坂は俺にメロメロになるのが怖いとか?」
「な、何言ってんの⁈ いいわよ、疑似恋愛でも何でもやってやろうじゃない!」
「そうこなくっちゃな」
彼にとってはアサカさん以外の女は、皆同じになのだろう。つまり結婚するのも、アサカさんでなければ意味がないに違いない。
不敵に笑う宗吾に対し、六花は少し寂しさを感じた。
「就職してすぐに恋人が出来たの。部署は違うんだけど同期の人で、でもバレると気まずいから会社では秘密にしてた」
一番楽しくてドキドキしていた時期の記憶は、思い出すと切なくなる。あんな時もあったのに……どこで変わってしまったのだろうか。
「それから三年くらいして、一緒に住もうって話になって同棲が始まって……私としてはそろそろ結婚もあるのかなぁって期待したの。でも一緒に住んでも何も変わらない。むしろ自分の立ち位置がわからなくなってきちゃった。やってることがまるで母親みたいなの。洗濯して、ご飯作って……感謝どころか、それが当たり前になっていってーー。私だって仕事で疲れてるのに、休む暇なんてない。それでも付き合って五年も経てば自然に結婚の話になるだろうって思ってた……でも違った」
恋人でもない。空気のような同居人。六花の中で少しずつ決意が固まっていった。
「今日話したの?」
六花は苦笑しながら頷く。
「……いつまで待てばいいのって、不満が爆破しちゃった。今までのことを全部ぶちまけたら、あいつ何て言ったと思う? 『俺の中では今じゃない』だって。もう無理って言ったら『じゃあ別れよう』って……」
「それで家を飛び出したのか……」
六花は頷く。そうなるような予感はしていた。だからキャリーバッグを購入して、少しずつ準備を進めていた。部屋にあった私物を少しずつ持ち出しては、姉の部屋に置いてもらっていたのだ。
そうならなければいいという僅かな希望を持ちながらも、部屋の中は実乃莉の期待に比例するかのように重要度の低いものが大半を占めていく。
「でも不思議なのよ。悲しいって気持ちは全くなくて。もしかしたら私、とっくに愛情は冷めてたのかもしれない。ただ結婚がしたくてしがみついていただけなのかもって思ったの」
家を出てから一滴の涙も出なかった。今までたくさん泣いたから、もう枯れてしまったのかもしれない。
宗吾は六花をじっと見つめる。
「そいつと結婚したいわけではないんだ?」
「今思えばね。小さい頃から結婚願望が強かったから、その名残りなのかも」
絵本のお姫様に憧れていただなんて恥ずかしくて言えなかった。でもいつかそんな日が自分にもやって来るはずだって信じていたのに……今はその想いを信じきれない自分がいる。
すると宗吾が手を伸ばして六花の顎に手を添えてきたので、思わず目を見開いて身構える。彼は体を起こして顔を近付けると、唇が触れるか触れないかのギリギリの距離感で口を開いた。
「じゃあさ、俺が結婚してやろうか?」
それは想像の範疇を超えた言葉だった。
「……はぁっ? 意味わかんないんだけど。なんで私があんたと結婚するの?」
「だって結婚したいんだろ? だからしてやるって言ってんじゃん」
「し、してなんて頼んでないわよ!」
「強がるなよ。結婚を考えていた相手と別れたばかりだし、本当はちゃんと結婚出来るか不安に思ってるんだろ?」
図星過ぎて何も言えなくなる。それを感じ取った宗吾は話を続けた。
「この部屋を見ればわかるだろうけど、俺ってなかなか好条件の男だと思うぞ」
六花は部屋をぐるりと見渡す。普通の会社員ではないことが伺い知れるほどの広さと、夜景の素晴らしさ。何の仕事をしているかを聞くのは怖いが、確かにスペックが高いのは頷ける。
とはいえ俺様的性格のこいつと私が結婚? しかも再会したばかりで、一晩だけ体の関係は持ったけど付き合っていたことはない。なのにそんな不安しかないような提案を受け入れろっていうの?
「そういうことを自分で言っちゃう所は逆に信用できないのよね」
すると宗吾はケラケラと笑い出した。
「さすが阿坂だなーーまぁ実は俺にも結婚したい理由があるんだけどさ」
「それなら納得。まぁ一応聞いておくわ。どんな理由なわけ?」
宗吾はニヤッと笑って、顎に触れていた手を六花の頬へと移動させる。
「いいね、話が早い。よくある後継者問題だよ。親父は俺に後を継がせたい。そのために結婚して身を固めて欲しいらしい」
あぁ、やっぱりどこぞのお坊ちゃんだったんだーーようやく今までの不自然に感じていた部分が腑に落ちたが、それと同時に違和感も覚える。
「……それなら別に私である必要はないわよね。私はただの一般市民。あなたが生きているような場所に縁もゆかりもないもの」
「確かにね。でも今勧められてるお見合い相手が、大して知りもしないとある企業の娘でさ」
「むしろ好条件じゃない。おめでとう」
宗吾の指から逃れるように顔を背けると、彼は行き場をなくした手をそっと引っ込めた。
「……でも結婚だぞ? せめて知ってる人としたいとは思わない?」
「別に結婚してからだって知る機会はたくさんあるわよ。相手がいるのに断りたいなんて贅沢な悩みじゃない」
「じゃあそれをそっくりそのまま返すよ。俺との結婚を断るなんて贅沢だな」
「なっ……! だってあんたのことよく知らないし、いずれ離婚するような関係なら結婚なんかしない」
「へぇ、思った以上に夢みがちなんだ」
「……悪い? じゃあこの話はなかったことにーー」
「それはない」
六花の言葉に被せるように宗吾が言い放ったため、驚いた彼女は口を閉ざした。
「俺にはそもそも結婚願望がないんだ。だから阿坂がそばにいてくれたらそれだけでいいんだよ。それに結婚してからだってお互いを知る機会はあるんだろ?」
「い、言ったけど……」
このままだと墓穴を掘るだけになりそうで、六花は唇を噛んだ。とんでもないことを言われているのに、返せない自分が悔しい。
「そうか。阿坂はちゃんとやれるか自信がないからそう言うんだな」
「ち、違うわよ! あんたをメロメロにしちゃったら悪いなって思っただけ」
「おっ、いいじゃん、メロメロ。それなら好都合な気もするし……試しに一ヶ月、俺と疑似恋愛でもしてみる?」
疑似恋愛? 言っている意味がわからず、まるで時間が止まったかのように六花は固まる。しかしそのことは気にも留めずに宗吾は話を進める。
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