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2. 初対面
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今私は、旦那様になる方に会うため、公爵家に訪れている。
コンコン
「ショーンリス公爵様が参られました。」
ショーン公爵様は私の婚約者になるお方だ。ダリス・ショーンリス公爵という。歳が私と一回り違く、騎士団長をしている。
(いよいよだわ、、。)
「すまない、待たせてしまった。」
そう言って男性が入ってきた。
「いえ、、。お初にお目にかかります、シアリス・ローンバンスと申します。これからよろしくお願いいたします。」
男性の方も挨拶をしてくれた。
「ダリス・ショーンリスです。この度は私と婚約を結んでくれてありがたく思っています。」
挨拶を済ませ、出されたお茶を飲む。
絵では見たことあるけれど、実際見るのは初めてだ。
そう思いダリス様のほうに視線を向ける。
騎士団長だけあって、体格がとてもがっしりしていて身長も180㎝以上ありそうだ。目はすこし猫目でキリッとしていて、髪は銀色の短髪、瞳は赤と言った感じで動物に表すと熊のようだなと思った。
「シアリス嬢、、。」
そんなことを思っていると、ダリス様に話しかけられた。
「はい。」
「その、、。そんなに見られると恥ずかしいんだが、、。」
そこで、ダリス様の耳が真っ赤になっていることに気がついた。
同時に見つめすぎていたことに気づき、恥ずかしくなり頬に熱が集まっていくのを感じた。
「す、すみませんッ!」
私は慌てて謝罪する。
「いや、こちらこそ気の利いた話ができなくて、、。それに、、政略結婚とはいえ、若くて美しいあなたがこんな一回りも離れたおじさんと婚約することになってしまい、、申し訳なく思っています、、。」
そう言ってダリス様はシュンっとしてしまった。
そして続けて、
「だからといって婚約をやめてあげることはできないけれど、シアリス嬢が嫌なことは絶対しないと誓います。願いがあるなら出来るだけ叶えてあげられるよう、努めます。
それと、これからのことですが。公式の場では妻として勤めてもらうことになりますが、それ以外なら好きに過ごしてくれて構いません。もし他の男がいいと思えば、その男と付き合ってもらっても大丈夫です。ただ、辛いとは思いますが、子供がてきないようにだけ気をつけてほしいです、、。こちらの子供に関しては、養子をとって後継者にしても良いと考えているのでそこの心配は大丈夫です。」
そう告げられて私は
「わかりました。では私の嫌なこと、つきましてはお願いを先に伝えますね。」
「はい。聞きましょう。」
「第一に、浮気は絶対にしないこと。もちろん私もしません。
第二に、ダリス様の自分を卑下になさらないこと。
第三に、その突き放すようなことをこれからは言わないこと。それに旦那様がいるのに他の男性のところになんていきません。
第四に、一日に一度、必ず私との時間を設けて欲しいです。あ、忙しい日は無理にとはいいません。
第五に、気持ちをちゃんと伝えてほしいです。思ったことはちゃんと言ってください。
第六に、嘘をつかないでほしいです。なんでも正直に話してください。
第六に、できれば結婚式は家族だけの小さいものにしてほしいです。
今思いつくのこれくらいですかね、、。これからまた思いついたら伝えます。」
「そんなことでいいんですか?」
「重要なことですよ??」
「・・・、わかりました。」
「では、これからよろしくお願いします。」
ひとまず初めての対面は無事に終わった。
(悪い人ではなさそうでよかったですわ、、。それに、、、。)
__________________
コンコン
「ショーンリス公爵様が参られました。」
ショーン公爵様は私の婚約者になるお方だ。ダリス・ショーンリス公爵という。歳が私と一回り違く、騎士団長をしている。
(いよいよだわ、、。)
「すまない、待たせてしまった。」
そう言って男性が入ってきた。
「いえ、、。お初にお目にかかります、シアリス・ローンバンスと申します。これからよろしくお願いいたします。」
男性の方も挨拶をしてくれた。
「ダリス・ショーンリスです。この度は私と婚約を結んでくれてありがたく思っています。」
挨拶を済ませ、出されたお茶を飲む。
絵では見たことあるけれど、実際見るのは初めてだ。
そう思いダリス様のほうに視線を向ける。
騎士団長だけあって、体格がとてもがっしりしていて身長も180㎝以上ありそうだ。目はすこし猫目でキリッとしていて、髪は銀色の短髪、瞳は赤と言った感じで動物に表すと熊のようだなと思った。
「シアリス嬢、、。」
そんなことを思っていると、ダリス様に話しかけられた。
「はい。」
「その、、。そんなに見られると恥ずかしいんだが、、。」
そこで、ダリス様の耳が真っ赤になっていることに気がついた。
同時に見つめすぎていたことに気づき、恥ずかしくなり頬に熱が集まっていくのを感じた。
「す、すみませんッ!」
私は慌てて謝罪する。
「いや、こちらこそ気の利いた話ができなくて、、。それに、、政略結婚とはいえ、若くて美しいあなたがこんな一回りも離れたおじさんと婚約することになってしまい、、申し訳なく思っています、、。」
そう言ってダリス様はシュンっとしてしまった。
そして続けて、
「だからといって婚約をやめてあげることはできないけれど、シアリス嬢が嫌なことは絶対しないと誓います。願いがあるなら出来るだけ叶えてあげられるよう、努めます。
それと、これからのことですが。公式の場では妻として勤めてもらうことになりますが、それ以外なら好きに過ごしてくれて構いません。もし他の男がいいと思えば、その男と付き合ってもらっても大丈夫です。ただ、辛いとは思いますが、子供がてきないようにだけ気をつけてほしいです、、。こちらの子供に関しては、養子をとって後継者にしても良いと考えているのでそこの心配は大丈夫です。」
そう告げられて私は
「わかりました。では私の嫌なこと、つきましてはお願いを先に伝えますね。」
「はい。聞きましょう。」
「第一に、浮気は絶対にしないこと。もちろん私もしません。
第二に、ダリス様の自分を卑下になさらないこと。
第三に、その突き放すようなことをこれからは言わないこと。それに旦那様がいるのに他の男性のところになんていきません。
第四に、一日に一度、必ず私との時間を設けて欲しいです。あ、忙しい日は無理にとはいいません。
第五に、気持ちをちゃんと伝えてほしいです。思ったことはちゃんと言ってください。
第六に、嘘をつかないでほしいです。なんでも正直に話してください。
第六に、できれば結婚式は家族だけの小さいものにしてほしいです。
今思いつくのこれくらいですかね、、。これからまた思いついたら伝えます。」
「そんなことでいいんですか?」
「重要なことですよ??」
「・・・、わかりました。」
「では、これからよろしくお願いします。」
ひとまず初めての対面は無事に終わった。
(悪い人ではなさそうでよかったですわ、、。それに、、、。)
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