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風使いと〈斬撃の巫女〉
極秘資料
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満足した、少し話をした、それだけで充分。少なくとも今は。
那雪は父に深いお辞儀をして刹菜の元へと戻ってきた。一真は未だに父親と傘のことについて話し続けていた。
一真が戻って来ないことを確認して確信した刹菜は大きな溜め息をついて言う。
「目的忘れてないか? あれじゃあボケ老人をバカに出来ないな」
「ああやって話すのは久しぶりなんじゃないですか?」
刹菜は大きなレンガ造りの建物を指した。
「あれさ、図書館だ。あそこに侵入したら極秘資料でも、そうでなくても少しくらいは計画のひとつを知ることが出来ると思う。正直ここか研究室くらいしかアテがない」
那雪もその意見に賛同していた。
一真はただただ傘について父と話し続けていた。
そんな一真を意識の脇に追いやって刹菜は紙を取り出した。
「ほらほら、案内図だ」
それは魔導教団の敷地内の地図。広くて大きな建物は、地図が無ければ迷ってしまいそうであった。並行に並ぶ廊下たちにはそれぞれ規則正しく部屋が並び、それを見て刹菜は溜め息をついた。
「少しくらい欠陥があれば面白かったんだけどなあ」
何を期待していたのか、そのようなことを期待していたのだ。そんな刹菜と向かい合って座る那雪は本館の規則正しい配置の建物の中にひとつの違いを見つけた。
「ここ、幅が少し広くないですか」
刹菜は顔を上げる。その表情は夜空に散らされた星たちのように輝いていて、この上なく嬉しそうである。
「欠陥来い欠陥来い欠陥来い来い来い来い鯉来い恋来い!」
言葉と弾む声、やはりおかしなところに期待していたのだろう。
そして刹菜は那雪の手を引いて駆け出してその部屋の元へと行って調べ確かめ見つめ続け、そして出した結論がひとつ。
「欠陥きたあああぁぁぁぁ!!!」
とても嬉しそうなのであった。
那雪は父に深いお辞儀をして刹菜の元へと戻ってきた。一真は未だに父親と傘のことについて話し続けていた。
一真が戻って来ないことを確認して確信した刹菜は大きな溜め息をついて言う。
「目的忘れてないか? あれじゃあボケ老人をバカに出来ないな」
「ああやって話すのは久しぶりなんじゃないですか?」
刹菜は大きなレンガ造りの建物を指した。
「あれさ、図書館だ。あそこに侵入したら極秘資料でも、そうでなくても少しくらいは計画のひとつを知ることが出来ると思う。正直ここか研究室くらいしかアテがない」
那雪もその意見に賛同していた。
一真はただただ傘について父と話し続けていた。
そんな一真を意識の脇に追いやって刹菜は紙を取り出した。
「ほらほら、案内図だ」
それは魔導教団の敷地内の地図。広くて大きな建物は、地図が無ければ迷ってしまいそうであった。並行に並ぶ廊下たちにはそれぞれ規則正しく部屋が並び、それを見て刹菜は溜め息をついた。
「少しくらい欠陥があれば面白かったんだけどなあ」
何を期待していたのか、そのようなことを期待していたのだ。そんな刹菜と向かい合って座る那雪は本館の規則正しい配置の建物の中にひとつの違いを見つけた。
「ここ、幅が少し広くないですか」
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「欠陥来い欠陥来い欠陥来い来い来い来い鯉来い恋来い!」
言葉と弾む声、やはりおかしなところに期待していたのだろう。
そして刹菜は那雪の手を引いて駆け出してその部屋の元へと行って調べ確かめ見つめ続け、そして出した結論がひとつ。
「欠陥きたあああぁぁぁぁ!!!」
とても嬉しそうなのであった。
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