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第三章
我恋歌、君へ。第三部 4:秘密の夜
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ぐるぐる答えの出ない考えにふけっている間に、俺も眠ってしまっていたらしい。
気がついたら神音に激しく肩を揺らされていて、慌てて目を開けた。
すると車はどこかに止まっていて、メンバーたちの姿が車内から消えていた。
「響、響……よかった、起きないかと思った」
「あ……うん、ごめん。ところでみんなどこへ? それにここはどこ」
「サービスエリアだけど、何て名前だったか忘れた。ちょっと休憩しよう? 渋滞してるからしばらくここにいるんだってさ。みんなも好きなところへ行ったよ」
「わかった、すぐ行くよ」
車から降りると神音もついてきて、お土産などを扱っている店に入った。
店の端は食堂になっていて、夕食時だからたくさんお客さんが入っているのが見えた。
ぶらぶらと土産を見ながら神音と歩いて、どれも美味しそうだけど買って帰るには賞味期限がなぁとどうでもいい話をしていた。
ぐるりと店内を回って、入口へ帰りついた。
「みんなどこ行ったのかな」
「そうだね。アレンさんや文月さんも見当たらないね」
他に見たいものがあるわけでもないので、ふたりそろってその場に立ち尽くしていたら、ちょうど入口の自動ドアが開いて小さな女の子たちが入ってきた。
「ママ、アイスクリーム食べたい!」
「わたしも、わたしも!!」
すぐ後ろについて歩いてくる女性を振り向いて、女の子たちが指差す先には食堂の入口がある。
ソフトクリームの大きな看板があって、それを指さしてねだっていた。
女性が頷いてふたりにアイスクリームを買い与えているところを眺めていたら、ふと俺の中にある考えが浮かんできた。
「……あのさ、神音」
「ん?」
ひとりずつアイスクリームを買ってもらった女の子たちが、食堂の椅子に並んで座って食べはじめる。
そんな女の子たちを周囲の人たちもちらっと見ると、心なしか目元を和ませていた。
「できるかどうか自信ないんだけど、やってみたいことがあるんだ」
俺が出来ること、いま思いついたこれが富岡さんの要求に答えることになるのかわからないけど、試してみたいと純粋に思った。
ホテルの近くにあったファミレスで食事を済ませ、各自部屋に向かう。
これまでと同じくアレンさんと八代さんでひとつ、残りの俺たち三人でひとつの部屋に分かれた。
交代で部屋についているシャワーを浴びて、さっさとベッドにもぐりこむ。
神音と俺は一番小柄なので、ベッドを共有して眠っている。
場所によってはさすがに狭すぎるかな、と思う時もあったけど、暑すぎもせず寒くもない時期だから我慢できた。
「……そろそろ、いいんじゃない?」
日付が変わって間もなく。同じ布団を共有する神音が目を開き、極小の声で促してくる。
少し離れたベッドで眠っている文月さんの寝息にもう一度耳を澄ませて、深く眠っていることを確認する。
神音を振り向いて、頷く。
出来る限り物音をたてないように、慎重かつ素早くベッドから抜け出して、ふたりでホテルから抜け出した。
向かった先はホテルから徒歩十五分ほどの距離にある、週末の夜の街。
ちらほらと路上で演奏している若い子たちの姿が見えるメインストリートに立ち、神音は用意していた小型のキーボードを整えると、最近よく聞く曲を演奏しはじめた。
俺も神音もメガネや帽子で顔を隠して素性がばれないように気をつけながらの、ふたりだけの演奏。
二曲ほど演奏した後で足を止めてくれそうな通行人を見つけては、積極的に声をかけて曲を聞いてもらった。
謝礼はとくに求めません、ただ聞いてもらえればそれでいいですと、スケッチブックに書いたメッセージを立てて歌う。
俺が思いついたことを実行するために神音と打ち合わせた結果、まずは試そうと言うことで深夜の路上で歌うことになった。
神音には別の思惑もあって、俺がライブの時に緊張せず話せるようになってくれたら、とこうして場数を踏ませている。
「ここらへんは若いカップルが多そうだね。次は夏のカップルに向けた曲にしようか」
「えっと……だったらこれはどう?」
タイトルと軽くハミングしながら次に提示した曲も、少し前に流行した曲だ。
それで行こう、と頷きあって演奏をはじめる。
神音たちは昔路上で演奏していたこともあるらしいけど、俺は経験したことがなかった。
正体がバレると問題になるから、出来るだけ『i-CeL』の曲の時とは違う歌い方を心がけている。
夏の恋愛ソングを歌い終わった時、足を止めて歌を聞いていてくれた通行人から、わずかだけど拍手が贈られた。
神音とふたり、お辞儀を返した。
顔を上げるとわずかな観客の中に、ひとりだけ浮きまくっている人が目に飛び込んできた。
若いカップルや仕事帰りのサラリーマン、休憩中らしい飲食店の店員などが行き交う中、足を止めてくれた観客二組の間にしゃがんで、火がついていない煙草を口に咥えた男性がいる。
もう深夜に近い時間帯なのに色の濃いサングラスをかけ、金茶に染めた髪をオールバックに撫でつけている。
耳たぶに連なる銀のピアスは左右に五,六個ずつ。衿元をはだけた紫色のシャツ、白いジャケットスーツ姿の男性は、あまり良くない目立ち方をしていた。
左右それぞれ中指にシルバーリングをつけた手で咥えていた煙草を口から離すと、男性がぎろっと両脇の観客を睨みつけた。
せっかく立ち止まってくれていた観客が男性に怯んで、怖いものから逃れるように立ち去ってしまった。
となりで神音が小さく舌打ちする。
(気持ちはわかるけど、抑えてよ、神音)
俺たちより体格も良さそうな男性相手に喧嘩を吹っかけないで欲しいと、片割れの次なる行動を冷や冷やしながら見守っていたら、男性がよいしょっと軽く声を上げて立ち上がった。
ぱんぱん、と汚れてもいないのにズボンを叩くと俺たちの方へ近づいてくる。
「兄さんたち、見たことない顔だな」
「……だから何?」
神音が険呑に言い返すのを、横から袖を引っ張って止めたけど神音は男性を睨み上げて引く気配がない。
すると男性が薄い唇を曲げて、暗く笑った。
「おぅ、威勢がいいなお前。それに強気なその目も面白い。これは楽しめそうだ」
「お兄さん、さっきからぼくたちの邪魔をしてくれてるけど、こんなことして楽しいの?」
「神音、もうやめなよっ」
見た目も雰囲気も喧嘩慣れしてそうな大人の男性相手に、どうしてこうも強気になれるのか。俺は青くなりながら男性の様子を伺った。
(背が高い……アレンさんより高いかも)
街路灯を背にして歌っていた俺たちと向かい合って立っている男性の顔は、サングラスがほとんど隠してしまっているけれど、男らしく整っているように見える。
だからこそ攻撃的な雰囲気がさらに際立つ。
これは一発殴られるかも、と覚悟して目を閉じた俺の予想を裏切って、しばらく黙りこんだ後で、男性が豪快に笑い出した。
ぽかん、とする俺と神音の頭を大きな手でぐりぐり撫で回す。
「いやいやいや、本当に面白いね、兄さんたち。見た目はそっくりなのに、反応がぜんぜん違うな。どっちもわしを楽しませてくれそうだ」
「な、ちょっと……さっきから何を言ってんだよ、やめろっ!」
神音が男性の手を引き剥がそうともがく様子を見て、さらに男性が笑い声を上げる。
俺は何がなんだかわからなくて、ただただ男性と神音を眺めていた。
すると男性が俺たちを両脇に抱えるように抱きしめて、耳元で囁いた。
「お子さまたちはそろそろ帰りな。夜遊びは危ないぜ?」
「っ、だれがお子さまだっ! 余計なお世話だよ」
神音が男性を突き離すと、すんなりと男性が俺たちを離して後退りする。
二歩ほど離れた男性に背を向けて、神音がキーボードを片づけて俺の腕を掴んだ。
「帰ろう。こいつがいたらどうしようもない」
「ご機嫌よう、兄さんたち」
不機嫌な神音が大股で歩き出す。腕を強く引っ張られていたから、神音の後について歩きながらも気になって振り返ると、男性がサーカスのピエロみたいに慇懃無礼なお辞儀をして俺たちを見送っていた。
「まったく、何なんだよ、あいつ。腹立つったら、ぼくたちをお子さまだなんて……もう半年も経てば成人する男子をつかまえて、よりにもよって子ども呼ばわりするなんてっ」
「……まぁ、きっと親切心で言ってくれたんだよ。あの人にとったら子どもに見えたんだって」
もともと一時間くらいで切りあげるつもりだったんだし、と苦笑いしながら神音を宥めてホテルまで歩く。
「響は優しすぎ。ぼくたちの邪魔しておきながら、親切心で忠告とかいい迷惑でしかないって」
ホテルに着くまでずっと神音は唇を尖らせて怒り続けていたけれど、部屋に戻る時にはそれも忘れて息を潜めて行動した。
出た時以上に注意してベッドに戻り、文月さんの様子に変化がないことを確かめ、ようやくほぅっと肩から力が抜けた。
こうしてバンドメンバーには内緒で夜の街に出掛けるのは、今夜で二回目。
思わぬ妨害を受けたけど、ひとまず気づかれなかったから良しとしよう。
ベッドの中で神音とアイコンタクトを取り、悪戯が成功した子どもみたいな気持ちでくすりと笑い合った。
気がついたら神音に激しく肩を揺らされていて、慌てて目を開けた。
すると車はどこかに止まっていて、メンバーたちの姿が車内から消えていた。
「響、響……よかった、起きないかと思った」
「あ……うん、ごめん。ところでみんなどこへ? それにここはどこ」
「サービスエリアだけど、何て名前だったか忘れた。ちょっと休憩しよう? 渋滞してるからしばらくここにいるんだってさ。みんなも好きなところへ行ったよ」
「わかった、すぐ行くよ」
車から降りると神音もついてきて、お土産などを扱っている店に入った。
店の端は食堂になっていて、夕食時だからたくさんお客さんが入っているのが見えた。
ぶらぶらと土産を見ながら神音と歩いて、どれも美味しそうだけど買って帰るには賞味期限がなぁとどうでもいい話をしていた。
ぐるりと店内を回って、入口へ帰りついた。
「みんなどこ行ったのかな」
「そうだね。アレンさんや文月さんも見当たらないね」
他に見たいものがあるわけでもないので、ふたりそろってその場に立ち尽くしていたら、ちょうど入口の自動ドアが開いて小さな女の子たちが入ってきた。
「ママ、アイスクリーム食べたい!」
「わたしも、わたしも!!」
すぐ後ろについて歩いてくる女性を振り向いて、女の子たちが指差す先には食堂の入口がある。
ソフトクリームの大きな看板があって、それを指さしてねだっていた。
女性が頷いてふたりにアイスクリームを買い与えているところを眺めていたら、ふと俺の中にある考えが浮かんできた。
「……あのさ、神音」
「ん?」
ひとりずつアイスクリームを買ってもらった女の子たちが、食堂の椅子に並んで座って食べはじめる。
そんな女の子たちを周囲の人たちもちらっと見ると、心なしか目元を和ませていた。
「できるかどうか自信ないんだけど、やってみたいことがあるんだ」
俺が出来ること、いま思いついたこれが富岡さんの要求に答えることになるのかわからないけど、試してみたいと純粋に思った。
ホテルの近くにあったファミレスで食事を済ませ、各自部屋に向かう。
これまでと同じくアレンさんと八代さんでひとつ、残りの俺たち三人でひとつの部屋に分かれた。
交代で部屋についているシャワーを浴びて、さっさとベッドにもぐりこむ。
神音と俺は一番小柄なので、ベッドを共有して眠っている。
場所によってはさすがに狭すぎるかな、と思う時もあったけど、暑すぎもせず寒くもない時期だから我慢できた。
「……そろそろ、いいんじゃない?」
日付が変わって間もなく。同じ布団を共有する神音が目を開き、極小の声で促してくる。
少し離れたベッドで眠っている文月さんの寝息にもう一度耳を澄ませて、深く眠っていることを確認する。
神音を振り向いて、頷く。
出来る限り物音をたてないように、慎重かつ素早くベッドから抜け出して、ふたりでホテルから抜け出した。
向かった先はホテルから徒歩十五分ほどの距離にある、週末の夜の街。
ちらほらと路上で演奏している若い子たちの姿が見えるメインストリートに立ち、神音は用意していた小型のキーボードを整えると、最近よく聞く曲を演奏しはじめた。
俺も神音もメガネや帽子で顔を隠して素性がばれないように気をつけながらの、ふたりだけの演奏。
二曲ほど演奏した後で足を止めてくれそうな通行人を見つけては、積極的に声をかけて曲を聞いてもらった。
謝礼はとくに求めません、ただ聞いてもらえればそれでいいですと、スケッチブックに書いたメッセージを立てて歌う。
俺が思いついたことを実行するために神音と打ち合わせた結果、まずは試そうと言うことで深夜の路上で歌うことになった。
神音には別の思惑もあって、俺がライブの時に緊張せず話せるようになってくれたら、とこうして場数を踏ませている。
「ここらへんは若いカップルが多そうだね。次は夏のカップルに向けた曲にしようか」
「えっと……だったらこれはどう?」
タイトルと軽くハミングしながら次に提示した曲も、少し前に流行した曲だ。
それで行こう、と頷きあって演奏をはじめる。
神音たちは昔路上で演奏していたこともあるらしいけど、俺は経験したことがなかった。
正体がバレると問題になるから、出来るだけ『i-CeL』の曲の時とは違う歌い方を心がけている。
夏の恋愛ソングを歌い終わった時、足を止めて歌を聞いていてくれた通行人から、わずかだけど拍手が贈られた。
神音とふたり、お辞儀を返した。
顔を上げるとわずかな観客の中に、ひとりだけ浮きまくっている人が目に飛び込んできた。
若いカップルや仕事帰りのサラリーマン、休憩中らしい飲食店の店員などが行き交う中、足を止めてくれた観客二組の間にしゃがんで、火がついていない煙草を口に咥えた男性がいる。
もう深夜に近い時間帯なのに色の濃いサングラスをかけ、金茶に染めた髪をオールバックに撫でつけている。
耳たぶに連なる銀のピアスは左右に五,六個ずつ。衿元をはだけた紫色のシャツ、白いジャケットスーツ姿の男性は、あまり良くない目立ち方をしていた。
左右それぞれ中指にシルバーリングをつけた手で咥えていた煙草を口から離すと、男性がぎろっと両脇の観客を睨みつけた。
せっかく立ち止まってくれていた観客が男性に怯んで、怖いものから逃れるように立ち去ってしまった。
となりで神音が小さく舌打ちする。
(気持ちはわかるけど、抑えてよ、神音)
俺たちより体格も良さそうな男性相手に喧嘩を吹っかけないで欲しいと、片割れの次なる行動を冷や冷やしながら見守っていたら、男性がよいしょっと軽く声を上げて立ち上がった。
ぱんぱん、と汚れてもいないのにズボンを叩くと俺たちの方へ近づいてくる。
「兄さんたち、見たことない顔だな」
「……だから何?」
神音が険呑に言い返すのを、横から袖を引っ張って止めたけど神音は男性を睨み上げて引く気配がない。
すると男性が薄い唇を曲げて、暗く笑った。
「おぅ、威勢がいいなお前。それに強気なその目も面白い。これは楽しめそうだ」
「お兄さん、さっきからぼくたちの邪魔をしてくれてるけど、こんなことして楽しいの?」
「神音、もうやめなよっ」
見た目も雰囲気も喧嘩慣れしてそうな大人の男性相手に、どうしてこうも強気になれるのか。俺は青くなりながら男性の様子を伺った。
(背が高い……アレンさんより高いかも)
街路灯を背にして歌っていた俺たちと向かい合って立っている男性の顔は、サングラスがほとんど隠してしまっているけれど、男らしく整っているように見える。
だからこそ攻撃的な雰囲気がさらに際立つ。
これは一発殴られるかも、と覚悟して目を閉じた俺の予想を裏切って、しばらく黙りこんだ後で、男性が豪快に笑い出した。
ぽかん、とする俺と神音の頭を大きな手でぐりぐり撫で回す。
「いやいやいや、本当に面白いね、兄さんたち。見た目はそっくりなのに、反応がぜんぜん違うな。どっちもわしを楽しませてくれそうだ」
「な、ちょっと……さっきから何を言ってんだよ、やめろっ!」
神音が男性の手を引き剥がそうともがく様子を見て、さらに男性が笑い声を上げる。
俺は何がなんだかわからなくて、ただただ男性と神音を眺めていた。
すると男性が俺たちを両脇に抱えるように抱きしめて、耳元で囁いた。
「お子さまたちはそろそろ帰りな。夜遊びは危ないぜ?」
「っ、だれがお子さまだっ! 余計なお世話だよ」
神音が男性を突き離すと、すんなりと男性が俺たちを離して後退りする。
二歩ほど離れた男性に背を向けて、神音がキーボードを片づけて俺の腕を掴んだ。
「帰ろう。こいつがいたらどうしようもない」
「ご機嫌よう、兄さんたち」
不機嫌な神音が大股で歩き出す。腕を強く引っ張られていたから、神音の後について歩きながらも気になって振り返ると、男性がサーカスのピエロみたいに慇懃無礼なお辞儀をして俺たちを見送っていた。
「まったく、何なんだよ、あいつ。腹立つったら、ぼくたちをお子さまだなんて……もう半年も経てば成人する男子をつかまえて、よりにもよって子ども呼ばわりするなんてっ」
「……まぁ、きっと親切心で言ってくれたんだよ。あの人にとったら子どもに見えたんだって」
もともと一時間くらいで切りあげるつもりだったんだし、と苦笑いしながら神音を宥めてホテルまで歩く。
「響は優しすぎ。ぼくたちの邪魔しておきながら、親切心で忠告とかいい迷惑でしかないって」
ホテルに着くまでずっと神音は唇を尖らせて怒り続けていたけれど、部屋に戻る時にはそれも忘れて息を潜めて行動した。
出た時以上に注意してベッドに戻り、文月さんの様子に変化がないことを確かめ、ようやくほぅっと肩から力が抜けた。
こうしてバンドメンバーには内緒で夜の街に出掛けるのは、今夜で二回目。
思わぬ妨害を受けたけど、ひとまず気づかれなかったから良しとしよう。
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