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第十五話 *
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ちゅぅ……ねちゅぅ――――
「んっ――――はぁ……ん――――はぁ……――――」
愛する人の熱い口づけに溺れながら、このままずっとキスが続いたらどうしようと少し不安にもなった。そんな様子に気づいたのか、ゼフトはキスを中断すると息を整えながらレイラを見つめた。
「はぁ…………レイラ、どうかしたのか?」
「ぁ…………っ…………」
「何か言いたいのことがあるのだろう。大丈夫だ。言ってくれ」
「その…………なんだか今日は、特別にキスが多いような気がして……嬉しいのですがっ! とっても嬉しいのですが…………いつものゼフト様と違うような気がして……その…………」
おでこに優しく口づけされ、そのまま抱きしめられる。
「不安にさせてすまない……」
「いえっ……そんな…………」
ゼフトは一度、ふぅ……と息を吐いてから話し始めた。
「私はジェイル君に嫉妬のような気持ちを抱いているのかもしれない……」
「えっ……?」
「レイラがすでにジェイル君に気はなく、私を愛していることは勿論わかっている。しかしながら、幼い頃からレイラを知っている彼が大いに羨ましくてな……。私には子ども時代のレイラを知ることができない。どうしたってこの目で見ることがかなわないのだ。だからなのか、今はただ、どうしようもなくレイラを独占したい。私だけを見て欲しい。レイラは私だけに夢中なのだと確かめたくて仕方がないのだ……」
「っ……!!」
(そのような思いをお持ちだったなんて……)
「キスばかりしてしまっているのは……レイラの反応があまりに愛おしくてな……」
「反応……?」
「私が舌を絡めると、レイラはそれに応えようと懸命に舌を動かしてくれるだろう? それがたまらなく愛おしいのだ……。レイラの方が呼吸こそ乱れてはいるが、キスに溺れているのは私の方だろう。レイラの唇、舌……全てに夢中だ」
レイラは途端に恥ずかしくなり、顔から熱が放出されるのを感じた。真っ赤に照れて何も言えずにいるレイラを見て、ゼフトは嬉しそうに笑う。
「照れた顔もなんて可愛いのだろうな……ずっと眺めていたい」
「~~~~っ!! ぁっ……ありがとうございます……っ…………ですが、私の方がゼフト様の愛に溺れていると思います。心も体も……私の全てがゼフト様に夢中でございますので……っ!」
「ありがとう」
熱い思いを受け取ったゼフトは、うっとりとした目でレイラを見つめながら、今度は耳元でささやいた。
「では、レイラをもっと恥ずかしがらせてもいいだろうか――――」
「――レイラ、そのまま下がっておいで」
「っ……いけませんわ……ゼフト様のお顔が……っ」
「大丈夫だから、おいで」
ベッドに仰向けで横になっているゼフトに対し、レイラはベッドのヘッドボードに両手を置き、ゼフトの顔を跨いで膝立ちしている。ゼフトにそうしてほしいとお願いされたのだ。
「で……でもっ…………」
(ゼフト様に安心していただきたくて、喜んでいただきたくて、つい『恥ずかしいことでもなんでもいたします』と言ってしまったけれど……まさかこのようなことだとは…………っ)
ゼフトはレイラの太ももに触れ、もっと腰を落とさせようと自身の方へと引くと、レイラの陰部はゼフトの顔へと優しく着地した。
「ひゃぁぁ……!!」
(ゼフト様のお顔の上に……っ!!)
すぐに舌が動かされ、快感がレイラを覆い尽くしていく。
「ふぁぁ……っ……~~っ……あぁぁ……んぅぅ~~~~っ」
信じられない体勢に複雑な感情が沸き起こりながらも、ゼフトの巧みな舌使いによって気持ちいいということ以外を考える余裕はなく、快感に身を任せてしまう。
それでも体勢が体勢なので、ゼフトが息をしずらくないか心配になる。
「はぁぁ……あぁぁ……ゼフト様っ……苦しくないでしょうかっ……?」
返事の代わりなのか、小さな突起が舌で転がされ、ほんのりと強い刺激に力が抜けそうになる。
「んぁぁ……~~~~……んぅっ……!!」
じゅるじゅるっ――――――
「~~~~~~っ」
愛液を吸われる音によって、より一層恥ずかしい気持ちが膨れ上がっていく。
「はぁぁー……はぁぁー……」
ゼフトの顔のそばに腰を下ろし、快感の余韻に浸りながら息を整えていると、ゼフトの手が伸びてきた。そっと乳首に触れる。敏感になっているため少し触れられただけでビクンッ、と肩が上がった。
「んぅ……ゼフトさまぁ……っ」
「私が欲しいか?」
ゼフトが嬉しそうにそう言うと、レイラもはにかんでコクンと頷いた。
「では……レイラから挿入してくれないか?」
すぐには言葉の意味を飲み込めず、レイラはきょとんとしてしまった。
「んっ――――はぁ……ん――――はぁ……――――」
愛する人の熱い口づけに溺れながら、このままずっとキスが続いたらどうしようと少し不安にもなった。そんな様子に気づいたのか、ゼフトはキスを中断すると息を整えながらレイラを見つめた。
「はぁ…………レイラ、どうかしたのか?」
「ぁ…………っ…………」
「何か言いたいのことがあるのだろう。大丈夫だ。言ってくれ」
「その…………なんだか今日は、特別にキスが多いような気がして……嬉しいのですがっ! とっても嬉しいのですが…………いつものゼフト様と違うような気がして……その…………」
おでこに優しく口づけされ、そのまま抱きしめられる。
「不安にさせてすまない……」
「いえっ……そんな…………」
ゼフトは一度、ふぅ……と息を吐いてから話し始めた。
「私はジェイル君に嫉妬のような気持ちを抱いているのかもしれない……」
「えっ……?」
「レイラがすでにジェイル君に気はなく、私を愛していることは勿論わかっている。しかしながら、幼い頃からレイラを知っている彼が大いに羨ましくてな……。私には子ども時代のレイラを知ることができない。どうしたってこの目で見ることがかなわないのだ。だからなのか、今はただ、どうしようもなくレイラを独占したい。私だけを見て欲しい。レイラは私だけに夢中なのだと確かめたくて仕方がないのだ……」
「っ……!!」
(そのような思いをお持ちだったなんて……)
「キスばかりしてしまっているのは……レイラの反応があまりに愛おしくてな……」
「反応……?」
「私が舌を絡めると、レイラはそれに応えようと懸命に舌を動かしてくれるだろう? それがたまらなく愛おしいのだ……。レイラの方が呼吸こそ乱れてはいるが、キスに溺れているのは私の方だろう。レイラの唇、舌……全てに夢中だ」
レイラは途端に恥ずかしくなり、顔から熱が放出されるのを感じた。真っ赤に照れて何も言えずにいるレイラを見て、ゼフトは嬉しそうに笑う。
「照れた顔もなんて可愛いのだろうな……ずっと眺めていたい」
「~~~~っ!! ぁっ……ありがとうございます……っ…………ですが、私の方がゼフト様の愛に溺れていると思います。心も体も……私の全てがゼフト様に夢中でございますので……っ!」
「ありがとう」
熱い思いを受け取ったゼフトは、うっとりとした目でレイラを見つめながら、今度は耳元でささやいた。
「では、レイラをもっと恥ずかしがらせてもいいだろうか――――」
「――レイラ、そのまま下がっておいで」
「っ……いけませんわ……ゼフト様のお顔が……っ」
「大丈夫だから、おいで」
ベッドに仰向けで横になっているゼフトに対し、レイラはベッドのヘッドボードに両手を置き、ゼフトの顔を跨いで膝立ちしている。ゼフトにそうしてほしいとお願いされたのだ。
「で……でもっ…………」
(ゼフト様に安心していただきたくて、喜んでいただきたくて、つい『恥ずかしいことでもなんでもいたします』と言ってしまったけれど……まさかこのようなことだとは…………っ)
ゼフトはレイラの太ももに触れ、もっと腰を落とさせようと自身の方へと引くと、レイラの陰部はゼフトの顔へと優しく着地した。
「ひゃぁぁ……!!」
(ゼフト様のお顔の上に……っ!!)
すぐに舌が動かされ、快感がレイラを覆い尽くしていく。
「ふぁぁ……っ……~~っ……あぁぁ……んぅぅ~~~~っ」
信じられない体勢に複雑な感情が沸き起こりながらも、ゼフトの巧みな舌使いによって気持ちいいということ以外を考える余裕はなく、快感に身を任せてしまう。
それでも体勢が体勢なので、ゼフトが息をしずらくないか心配になる。
「はぁぁ……あぁぁ……ゼフト様っ……苦しくないでしょうかっ……?」
返事の代わりなのか、小さな突起が舌で転がされ、ほんのりと強い刺激に力が抜けそうになる。
「んぁぁ……~~~~……んぅっ……!!」
じゅるじゅるっ――――――
「~~~~~~っ」
愛液を吸われる音によって、より一層恥ずかしい気持ちが膨れ上がっていく。
「はぁぁー……はぁぁー……」
ゼフトの顔のそばに腰を下ろし、快感の余韻に浸りながら息を整えていると、ゼフトの手が伸びてきた。そっと乳首に触れる。敏感になっているため少し触れられただけでビクンッ、と肩が上がった。
「んぅ……ゼフトさまぁ……っ」
「私が欲しいか?」
ゼフトが嬉しそうにそう言うと、レイラもはにかんでコクンと頷いた。
「では……レイラから挿入してくれないか?」
すぐには言葉の意味を飲み込めず、レイラはきょとんとしてしまった。
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