乙女ゲームにこんな設定いらなくない?〜BL(受)の声優は乙女ゲームに転生する(泣)〜改

十夜海

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第三章 え?本当?迷惑少女は突然に?

ナナジュウナナ

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兄に思いっきり抱き潰されて……体がまったく動かせません。
トイレはとりあえず、自力でクリーンできました。
体も綺麗でベタベタしないのは兄がしてくれたからでしょう。
そんな俺のことはお構いなしに、昨日の情事が残る部屋でルイくんが洗濯物を回収中……。
ずっといると匂いとかわからなくなるけど、匂い大丈夫かなあ。
自分でクンクンするけど……分からん。
もちろん、元は健康な二十歳の男です。自宅で右手が恋人だったことは何度もある。
だから、常にファブ◯―ズは置いていたし……。ちゃんと匂いは消さないと、まじで恥ずいんだよー。
ちゃんと右手な恋人といたした時は、寒かろうが暑かろうが窓を開けて換気したんだ。
だって、思春期な妹がいたもの。

ただねー、猫さんたちはやめてほしいよね……クンクンと匂いを嗅ぎながら入ってきてさー、ゴミ箱の匂いでフレーメン反応……ソレを見た妹がニンマリするのは、背中に汗が流れてしまう。
気づかれていたのだろうか?

いや、ごめん。
何がいいたいかというと、侍従でも恥ずかしいんだよ!
匂いがあったらと思うと!ねえ、本当に。
窓を開けてほしいんだよ、ものすごく。
でも、開けないよねー。
だって、空気清浄機に近い機能がお部屋にあるもの。
もちろん、体の弱いハノエルくんがウィルスやら菌やらを吸い込みにくくするため。
軽い風邪でもハノエルくんは、簡単に肺炎までいってしまうからねー。
弱いよね……。

まあ、そーゆーわけで、何故か昼ごはん(目が覚めたら昼過ぎてたから)はなぜか?姉が食べさせてくれるという事態に。
出来たら、姉をこの空間に入れたくないんですけど!
だってだってだって……恥ずかしいじゃない。
言うなれば、新婚婦のベッドルームにお客様を入れた感じだよ。
姉は気にならないんですかね?

……ならないようですね。

「ふふ、ハルが雛鳥みたいでなんだか可愛いわ。
もう、朝から兄様がニマニマニマニマニマニマニマニマ……して!本当に……ちょっと残念な人になってましたわ。
……流石にあの顔であの表情は……いただけませんわねえ。」
……………………………そんなに?僕も見たかった。」
「ハルの可愛らしい声をこんなに枯れさせて……しかたがないわねえ。内なる力を呼び覚まし、我に力を与え、愛しきものを癒せ、回復術ヒール。……どう?」
「ん、と。あ、声出る。」
「あー、よかった。私の魔法はね返すかとおもったわ。」
「なんで?」
「あら、もう忘れちゃった?兄様以外の魔力……跳ね返しちゃうじゃない。アズリア兄様が言っていたじゃない?」
「あ……。」

そーうでした。ねー。
俺、いろいろあったから兄以外の魔力を勝手にはね返すんでしたわ。
そうだよね。
このところ癒し系の魔法はあまり使ってないから忘れてました。
大概が薬になっちゃうんだよね、ハノエルはさ。
魔力で治すには兄の魔力を混ぜる必要があったんだよね。
でも……さ。たぶん。

「姉様だから、大丈夫なんだと思う。」

きっとそう。だって、姉様からはいつも優しい魔力を感じるから。

「ふふふ、嬉しい。でも、アズリアから体は魔法で癒しちゃダメなんですって。だから、喉だけね?」
「そんなんです?体力削っちゃうからかなあ。」
「んー、そんな感じじゃなかったけど。私は癒したいのであって、ハルに負担になるならやらないわ。
本当は体も楽にしてあげて、お茶でも一緒したいけど。
でも、ハルを独り占めできる時間はいくらでもあるから、我慢ね。
ゆっくりとたくさん寝て、たくさん食べれば楽になるって。」
「はい、姉様。」

楽に喋れるようになっただけまし。
でも、体が動かない原因は聞かないのですねえ。
つまり、もしかしなくても……昨日、いたしたことを知ってる?
セバスはともかく……え?みんな知ってるってこと?
姉様にもルイくんにも?
…………………………………………………………………………………マジか。

「どうしたの?急に顔が真っ赤よ?はっ、もしかして熱?熱が出たの?そうよね、やっぱり性行為は受け入れる方に負担が大きいって言うもの!待っていて、すぐにアズリアを読んでくる「わわっ、待って、姉様!」わ?え?大丈夫なの?」
「うん、恥ずかしくなっただけ……なの。」
「…なぜ?」
「へ?」

いや、なぜ?って、聞き返されるとは思わなかったよ!
へんな声でちゃったよ。
えっと、えっと?
なんで?だ?

「ハル。まあ、確かにその……人に知られるのなんとなく恥ずかしいのはわかるわ。でもね?愛の行為は愛し合うものなら当たり前だし、恥ずかしいことではないのよ?だって、ハルは兄様が好きで愛してるのでしょう?
その、結ばれるのが遅いくらいよ?だから、みんな喜んでいるわ。
二人が幸せに結ばれたのですもの。」
「姉様……。」
「ちなみにハル。」
「なんですか?」
「痛かった?」
「へ?」
「その、初めては痛いって言うじゃない?私たち貴族の女性は、結婚するまで純潔を通すのよ?知ってるでしょう?
だから、私はまだなの。でも、いつかは……じゃない?
第二種の子と女性の初めては、似てるらしいの。
だから、痛かったのかな?って。」
「////////。」

俺は昨日の疲労と姉様の赤裸々な質問に目を回して……そのまま意識がシャットダウンしてしまった。

……この世界、これが普通なの?



はい、普通でした。
意識が戻った俺に懇切丁寧にセバスが説明してくれました。
セバス曰く『坊っちゃまもカレイド様と結ばれ大人になりましたから、これからはそちら方面も勉強いたしましょう。……もちろん、旦那様の喜ばせ方もございます。』
だそうです。

……どうやら性教育も今後は入るみたいです。
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