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第四章 ありえないよね?不憫なのはハノエルだけじゃないのかも・・・
ヒャクナナ ☆
しおりを挟むねえ、なんで、ここにいるの?
そう思った。
死んだはずなのに。
そう、死んだはずだ。
怖い、嫌だ。
逃げ出したい。
恐怖に怯えていたが、ハノエルの声で俺は自分の過去をを思い出した。
そして、たぶんそれは長くて……でも一瞬で。
過去に戻り、見てきた自分。
幼い頃に汚された自分。
父が命をかけて無かったことにしてくれた自分。
ああ、この甘い匂いはあの使われた媚薬にそっくりなのだ。
そして、これは花の匂いに似ている。たぶん、兄様といた時に拒否反応を起こしたものでセバスが用意したものだ。
だけど、これほど強くは匂わなかったし、もっと軽い……でもこれは強くて、ねっとりと絡みつく。ただこの匂いは恐怖と一緒に春樹にまとわりついたままだった。たとえ、記憶を失っても。
そしてコレは、あの教会でも嗅いだ気がする。でも、もっと嫌な匂いが混じっていた。
例えるなら上澄の綺麗な部分がセバスの用意した香油の匂い。
そして、劣化したような匂いが教会でも使われた感じ。
いま、コイツが魔手で俺に使っているのが使われたものはものすごい濃厚なドロっとした……ものだ。原液とでも言うか……。
だけど一番あの匂いに酷似していて……。
だんだんとその思考も奪っていく……。
嫌だ!
撫でまわされていた体に嫌悪する。
「ふふ、はる、思い出した?ずっと見ていたよ。
ようやく手に入れたのに、奪われてしまったからねえ。
まったく……お前の父の嫉妬にも困ったものだ。
私よりあの女を選んでおいて。」
嫉妬なんかしていない。
父は春樹を助けるために……。
「ちがっ……あ、ン。」
腕を伸ばして、コイツの腕の中から出ようとするが。
「くくく、気持ちがいいだろう?新しい体の初めても、散らせたかったが……まあ、仕方がない。
しかし、やはりお前は淫乱で悪い子だねえ。その証拠に神は玩具に最適な体を用意してくれたじゃないか?」
「い、やぁ(バシッ)!っ。」
魔手で叩かれて、俺が正気なのが許せないのか、再度魔手により拘束された。
「もう、忘れたのか?否定は悪い子の印だ。……まったく、いけない子だね。やはり、まずはお仕置きで言い聞かせなければ……。」
『悪い子』のwordでビクビクと体が怯える。
もう、過去を見て自分が悪いわけでないことを知っているのに。
なのに、心に刻まれた『負』の感情はなかなかに頑固な根が張っているようだ。
「…く、は、悪、くない。」
声を絞り出して否定した。
だって、俺は悪くないんだからっ!
そして、暴力を振るわれる。
ストレートな暴力な方がいい。
頬を叩かれて、尻を叩かれる方がまだいい。
ソレも叩いているのは魔手だし、あいつに直接触られるよりいい。
あんなやつにまた触られたくない。
「この!まったく悪い子だ!」
血の味が口に広がる。
痛みの方がいい。
「ち、父上、それ以上はハルが!」
誰かの……苅野先輩の声?
ああ、クリス?
バキッ!
ドカッ!
「ぐぅ!」
痛みに耐えて目を開けると、クリスが壁に背を打ち付けていた。
どうやら、王に剣鞘ごと叩きつけられ、壁に吹っ飛んだらしい。
「まったく、使えない。そこで愛おしい春樹が大人しく従順になるのを見ているがいい。」
「父上、な、にをっ?」
王はクリスを魔手で壁に縛り付けた。
クリス?苅野先輩?
よくわからないが、元に戻ってる?
あの、気持ち悪さが減っている。
恐怖を感じた…… 狂気な瞳はないみたいだ。
だからって、好感はもてないけども。
だって、変態に変わりはないのだろうから。
まあ、大変態はコイツ一択だけどね。
「はな、して。ぼ、お、俺は、絶対、嫌(バシッ)ッ、……嫌(バシッ)……。」
何度も叩かれて……幼い春樹が出てこようとする。
幼い春樹は痛みに弱いから。
暴力に弱いから。
がんばれ、負けるな!
と大人な春樹と俺が応援する。
だから春樹、お願い出てこないで。
「仕方がない……。まだ足りないのか。」
「……ッ!」
「まずは、ここかな?」
過去の春樹も今のハノエルも変わらないショタだから、もちろんソコはポークビッツなままで。
それともこれは第二種だから?
ほかの第二種はしらない。
もとの20歳な春樹は、たぶん?標準だと思う。
ソレを魔手が掴み、細く……例えるなら綿棒の軸の部分くらいの細さだろうか……なった魔手の指先が……鈴口に入ってきた。
あれだけ煽られはしたけど、嫌だと言っては振るわれた暴力にポークビッツはさらに小さく縮こまっていたから……痛いなんてもんじゃない!
痛いを通り越した焼けるような熱さ!
「くくく、勃ってないと痛いだろう?でも、はるは痛いことも大好きだっただろう?」
好きなわけない!
でも、痛みに声を出せない。
体を縮こめて痛みを抑えることもできないのだから。
現在の格好は、女性ならばわかるだろうか?
分娩台と言われる足を開いて座る椅子というか……産婦人科によくある診察台……で拘束されるような格好だ。
俺がなぜ知っているか?
決まっている産婦人科医とのBLの役があったからに……なんで、俺はいつも凌辱される役なんだろう……………。
まあ、それは置いておいて。
なので、痛みを逃せない。
もちろん王にもクリスにも、どこもかしこも丸見えだ。
たぶん?
耐性が少しできたのか?それとも痛みが打ち消したのか?はたまた、子供だけど大人な感情が戻ったせいかはわからないが、少しだけ媚薬の効果が薄れている。
だが、薄れている=痛み倍増なわけだ。
……正気でいれるなら我慢する。
痛い、痛い、痛いー!
我慢できるか!
だって、急所なんだよ?
「痛みに歪む顔が、また可愛らしい。でも、悪い子のはるがいけないんだよ?」
変態がっ!
いまだに洗脳wordで洗脳する気満々だ。
頑張ってほしい、大人な耳年増な春樹よ!
だが、今痛みに負けそう(泣)。
チクリ奥にさらに痛みが増す。
そして、ものすごい尿意。
つまりは魔手が膀胱にまで達した?
その上……それでなくてもハノエルの尿道は細いだろうに、中で膨らむところがある。
それはトゲのように、前立腺を刺して刺激し始める。
それとともに中に熱いものが……膀胱内だけではなく、所々にあるトゲらしい部分からも熱い液体をかんじる。たぶんアノ媚薬的なものだ。
そこからジンジンと痒みとも取れる感覚に体が震えて……縮こまっていたポークビッツはウィニーに進化?した。
うう……体から汗が流れる。
やばい。
また、媚薬が浸透し始めた?
中から針のようなトゲで刺されている気もする。
薬が浸透し始めると、また思考が虚になっていく……。
もう……ダメかもしれない。
『だめ!諦めないで!』
だあれ?
もう……頭が……。
「くくく、だいぶ効いてきたか?しかし……効きがまだわるいかな?前の時は途中になってしまったが……今日は壊れるまでしようね?
ああ、大丈夫。また、また痛みを感じるようにもとにもどしてあげよう。」
「いやぁぁぁぁぁぁぁ、ひぐっ、やぁぁぁぁあ……。」
誰かの悲鳴が聞こえる。
意識は遠い……。
――下衆め!
だあれ?
誰かの声が聞こえた気がする。
でも………。
もう……むり……。
兄様、ハノエル、ごめん………。
ごめんなさい。
意識は甘ったるい何かに囚われるように、沈んでいった。
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