転生公爵令嬢は、幸せを目指す!?

十夜海

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6.5)母困惑

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私は安藤さゆり、御歳……秘密。

りぜちゃんと孝太くんのママをやってます。
実は、孝太くんとは血は繋がってないのだけれど。今回は割愛。

私が今、非常に困惑してるのです。
現在時刻……10時半。
りぜちゃんの行動や知識が5歳児からかけ離れているのです。
というか、3歳の頃から困惑し放題ですね。

りぜちゃんは3歳の頃原因不明の高熱を出して、3日間くらい意識が朦朧としてました。
入院もご時世の流行病の所為で、受け付けられないとの事で自宅での看病になって不安でどうにかなりそうでした。
少しだけ熱が下がって来た頃に、悪夢にうなされてるのを見て、本当に代われるものなら代わりたいと心の底からおもいました。

「なぜ?嫌」
「たすけて」
「ひどい、ころさないで」
「やめて、ゆるして」
「いたい、たすけて」

……うなされながら、訴える言葉に胸が痛くなりました。まだ、3歳の娘にそこまでの悪夢?
それでも、ようやく少しづつ熱は下がり……。

ようやくしっかりと目を開けたりざちゃんは、熱を出す前とちょっと……いえ、言動が異なり始めたのです。
なんというか、おとなびた?感じ?
よくある漫画のいきなり前世思い出しちゃったわ!的な?
呼び方もママ→お母様。
りぜ→わたくし。
本→書物
などなど、例えをあげたらきりがない。

パソコンを使えば、
「すごい、まどーぐ」とポソりと呟いたのも聴き逃しません。

けれども、りせちゃんのりぜちゃんらしいところもちゃんとあって。
まさに、前世思いたましたけど今の記憶もありますわ!って状態。
まあ、今の記憶と言っても所詮3年分……物心ついてからでは、さらに短いでしょう。
絵本は元々好きな子だったので、ある程度字も読めたり(ひらがなに限りますが)していたので、読み聞かせをしなくても自分で本を読むことは気にならなかったのですが。
まさか、本屋で本を欲しいと駄々こねが入るとは。
仕方がないので1冊だけね?と買ってあげることにしました。
え?甘い?
りぜちゃんの大きな目がうるうるして……た、耐えられません。
いい子にお薬飲んだご褒美にって、いーじゃないですか!
滅多に欲しいって言わない子なんだもの。
甘い、くっ、甘くたっていいの。

……取り乱しました。
私が甘いとかダメ親ってゆーのは、横においときましょ。

そのりぜちゃんの選んだ本がねー。
まあ、困惑ですよ。
国語辞典ですよ。
小学生用のふりがながふってあるやつ。3歳の子ですよ?
せめてもの救いは、国民的アニメのキャラでカラフルな仕様……。辞典を食入いるように見てるりぜちゃんに、本を与えたくて市内の図書館に行けば目を輝かせ(可愛すぎる)本を持って来る。
持ってきたものが絵本なら……可愛いのが増すのに……。

選ばれたのは……黒魔術とか、科学とか……幼児は読まないよね??って本で漢字……よめるの????

「りぜちゃん、その本は難しくないかな??漢字あるんだけどな?」
「だいじょぶでしゅわ。かんじ、かっていただた、ご本でよめるようになったのでしゅわ。」
「え?あ?そうなの??」

にっこりと頷くりぜちゃん。可愛すぎる……ではなくて……、天才か?
うちのりぜちゃん、天才児?

うん……でもりぜちゃん、本当に幼児??
すごすぎるわ。ああ、封印してたヲタク心があああ……。

でもそれにしたって天才すぎよね?
ふふふ……むさぼるように本を読む我が子に……ただただ困惑し、もう考えるのやめようと……思う母なのでした。
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