10回目の婚約破棄。もう飽きたので、今回は断罪される前に自分で自分を追放します。二度と探さないでください(フリではありません)

放浪人

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第十二話 王子と密偵、ダンジョン前で鉢合わせる

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ガレリア帝国の北端、永久凍土に近い山岳地帯。 吹き荒れる猛吹雪の中を、一頭の巨大な赤き竜が飛翔していた。

「さ、さ、寒いですぅぅぅ! お姉さまぁぁ!」

ドラゴンの背中で、聖女ミナがガチガチと歯を鳴らして震えている。 エルフの里でもらった薄着のまま、極寒の雪山に放り出されたのだから無理もない。 一応、私の魔法で『熱遮断結界』を張ってはいるが、視覚的な寒さまでは防げない。

「我慢してミナ。ポチの背中に張り付いていれば、地熱ならぬ『竜熱』で死にはしないわ」

私はポチ(エンシェント・レッドドラゴン)の首元にある、比較的暖かい鱗の隙間にミナを押し込んだ。 私自身も、アイテムボックスから取り出した最高級の毛皮のコート(王家の紋章入りだが裏返して着用)を頭から被り、寒さを凌いでいる。

「おい、ご主人様。我は暖房器具ではないのだが……」

ポチが不満げに唸るが、私は無視した。

「文句言わないの。あんた、さっき殿下の剣撃を見てチビりそうになってたじゃない。あれから逃げられただけ感謝しなさい」

「うぐっ……。あいつは人間ではない。龍王の直感が『関わったら負け』と告げている」

ポチはブルリと体を震わせた。 S級ダンジョンの主ですら恐れをなすアレクセイ殿下。 改めて、私の元婚約者が規格外であることを思い知らされる。

「さて、ここは帝国の領空内よ。とりあえず追っ手は撒いた……と思いたいけど」

私は後方を確認した。 眼下に見えるのは、私たちが脱出してきた火口湖だ。 その水面は今も静まり返り、分厚い氷に覆われている。 さすがの殿下も、水中の迷路を抜けて、さらに分厚い氷盤を突破してくるには時間がかかるだろう。 その間に、帝国の都市まで移動し、身を隠す算段だ。

しかし。 私の『平穏への願い』は、いつものようにフラグとして機能した。

「やあ、待ちわびていたよ。愛しの薬屋アリス、いや、リーゼロッテ嬢」

吹雪の向こうから、優雅な声が響いてきた。 風切り音と共に現れたのは、空飛ぶ小型の船――帝国の最新鋭魔導艇だ。 その甲板に、貴族然としたロングコートを翻す銀髪の男が立っていた。 片眼鏡の奥で、深紅の瞳が怪しく笑っている。

「ジークフリート……!」

エルフの里で別れたばかりの、帝国の密偵にして外交特使。 しつこい男パート2の登場だ。

「君の指輪の反応を追わせてもらったよ。まさか、伝説のエンシェントドラゴンを手懐けて現れるとはね。君の魅力は、種族の壁すら超越するのかい?」

魔導艇がポチの横に並ぶ。 ジークフリートは、ポチの巨大な頭部を見ても眉一つ動かさない。 さすが大国の特使、肝が据わっている。

「勧誘の続きをしに来たの? 言ったはずよ、私はまだ考え中だって」

「ノンノン。状況が変わっただろう? 君は今、王国軍に追われる身だ。しかも、あの『黄金の狂戦士(バーサーカー)』のような王子に執着されている。君一人で逃げ切るのは不可能さ」

ジークフリートが手を差し伸べる。

「さあ、こちらの船に乗りたまえ。温かいスープと、君専用のスイートルームを用意してある。我が帝国が、全力で君を『保護』しよう」

「……保護という名の軟禁でしょ」

私はためらった。 確かに、この寒空の下、ポチの背中で耐えるよりは、魔導艇の方が快適だ。 しかし、彼の手を取れば、私は帝国の駒になる。 それは、私の目指す『自由なスローライフ』とは対極にある。

「お姉さま……スープ……」

ミナがうわ言のように呟きながら、フラフラと魔導艇の方へ手を伸ばす。 限界だ。この子を助けるためにも、一時的に妥協すべきか。

私が決断しようとした、その時だった。

ズズズズズ……ッ!!

眼下の火口湖から、地鳴りのような音が響いた。 ポチが「ひっ!」と悲鳴を上げて硬直する。

「な、何事だ!?」

ジークフリートが下を覗き込む。 凍りついた湖面。 その中央が、内側から赤く発光し始めた。 そして。

ドッガァァァァァァァン!!!!!

氷が砕け散り、巨大な水柱が天を突いた。 沸騰した湖水と共に、黄金の光の塊が、まるでロケットのように空へと射出されたのだ。 その光の中に、一人の男の姿があった。

「リゼェェェェッ!! 風邪を引いていないかァァァッ!!」

アレクセイ殿下だ。 彼は水中で身体強化と熱魔法を最大出力にし、水を沸騰させた推進力で飛び出してきたのだ。 もはや物理法則を超越している。 人間ロケットだ。

「うそでしょ……水中から一瞬で!?」

私は絶句した。

殿下は空中で体勢を整え、滞空魔法(フライ)を発動。 ポチと同じ高度まで一気に上昇し、私たちの前に立ちはだかった。 全身から湯気を上げ、濡れた金髪をかき上げるその姿は、無駄にセクシーで、そして最高に恐ろしかった。

「見つけたぞ、リゼ。……そして」

殿下の視線が、ポチの横に浮かぶ魔導艇と、そこの甲板に立つジークフリートに向けられた。

「貴様か。エルフの里でリゼを口説いていた、安っぽいコロンの男は」

「……おやおや。野蛮な登場だね、王国の王子殿下」

ジークフリートは動じずに肩をすくめた。 だが、その目は笑っていない。

「私の名はジークフリート。ガレリア帝国伯爵にして、陛下の名代だ。貴国の領空侵犯行為に対し、強く抗議するよ」

「抗議だと?」

殿下が鼻で笑った。 その瞬間、彼の周囲の空気がビリビリと震え、魔力のスパークが散った。

「私の領土は、リゼがいる場所だ。リゼが帝国にいれば、そこが私の王国だ。文句があるなら、リゼを返してから言え」

「暴論だね。彼女は自分の意思でここにいるんだ。君のようなストーカーから逃れるためにね」

「黙れ、泥棒猫。貴様が甘い言葉でリゼを洗脳し、誘拐したことは明白だ。その薄汚い船ごと消し炭にしてくれる!」

殿下が剣を抜いた。 聖剣『アロンダイト・カスタム(リゼへ愛を刻む仕様)』。 刀身が眩い光を放つ。

「やる気かい? 帝国最新鋭の魔導砲と、私の『影縫い』の魔術……タダで済むと思わないことだ」

ジークフリートもまた、仕込み杖から細身の剣を抜き、空中に複雑な魔法陣を展開した。 一触即発。 火口湖の上空で、大国同士のトップランカーが激突する。

「リゼ、伏せてて!」

私はミナの頭を押さえつけ、ポチの背中にへばりついた。 巻き込まれたら死ぬ。

「死ねェェェッ! 間男ォォォッ!」

「野蛮人はこれだから!」

ドゴォォォォン!!

光と闇が衝突した。 殿下の光魔法剣と、ジークフリートの闇魔法弾が空中でぶつかり合い、凄まじい衝撃波を生む。 空が割れるような轟音。 ポチが「ギャーッ!」と悲鳴を上げてキリモミ回転する。

「ちょっ、ポチ! 安定させなさい!」

「無理だご主人様! 乱気流が! 乱気流が!」

私たちは空中で木の葉のように舞った。 その間も、二人の男は高速で空を飛び回りながら、激しい攻防を繰り広げている。

「ハハハッ! どうした帝国! その程度か! リゼへの愛の深さが足りんぞ!」

殿下は笑っていた。 狂気的な笑顔だ。 魔導艇からの砲撃を素手(光の障壁)で弾き返し、ジークフリートの影の刃を剣圧だけで吹き飛ばす。

「化け物め……! これほどの魔力、人間じゃない!」

ジークフリートが舌打ちをする。 彼は知略と搦め手を得意とするタイプだ。 殿下のような『純粋な暴力の塊』とは相性が悪い。

「終わりだ! 『聖光断罪剣(ジャッジメント・ブレイク)』!!」

殿下が剣を振り上げた。 空の雲が割れ、巨大な光の柱が降り注ぐ。 魔導艇を丸ごと消滅させる気だ。

「くっ……『虚空転移(ヴォイド・シフト)』!」

ジークフリートは魔導艇を強制転移させ、光の柱を回避した。 ズドォォォォン!! 光の柱は火口湖の氷盤を直撃し、湖そのものを蒸発させた。 地形が変わった。

「危なっ! あいつ、本当に私ごと消す気!?」

余波で吹き飛ばされそうになりながら、私は叫んだ。

「リゼ! 見たか今の煌めきを! 君への愛の輝きだ!」

殿下がこちらを向いて手を振った。 違う。 それは殺意の輝きだ。

「さあ、邪魔者は消えた(消えてない)。おいでリゼ。寒かっただろう。私の体温で温めてあげるよ」

殿下が近づいてくる。 その背後で、回避した魔導艇からジークフリートが反撃の準備をしているのが見えた。

「まだだ! 彼女は渡さない!」

ジークフリートが杖を振るうと、空中に無数の黒い鎖が出現した。 『束縛の呪鎖』。 対象を捕縛し、魔力を封じる帝国の秘術だ。 それが殿下に向かって殺到する。

「邪魔だと言っているだろうが!」

殿下は振り返りざまに、鎖を素手で掴み取った。

「なっ!?」

「こんな細い鎖で、私の愛を縛れると思うな!」

ブチブチブチッ! 殿下は呪鎖を引きちぎった。 そして、その鎖の破片を投げ返した。 ただの投擲ではない。 光速の礫だ。

ガガガガッ! 魔導艇の装甲に穴が開く。

「くそっ、撤退だ! このままでは船が持たん!」

ジークフリートが苦渋の決断を下す。 魔導艇が煙を上げながら、雲の中へと逃走を図る。

「逃がすか! リゼに近づいた罪、その命で……」

殿下が追撃しようとした、その時。

「ギャオォォォォォッ!!」

ポチが絶叫した。 流れ弾の光魔法が、ポチの尻尾にかすったのだ。 鱗が焦げ、煙が上がっている。

「あっつぅぅぅ! 尻尾が! 自慢の尻尾がぁぁ!」

ポチが痛みでのたうち回る。 そのせいで、背中に乗っている私とミナが振り落とされそうになる。

「きゃあぁぁっ! お姉さま!」

「ミナ! 掴まって!」

私は必死でポチの背ビレにしがみついた。 その様子を見た殿下の目が、カッと見開かれた。

「リゼ……! あのドラゴン、暴れ出して君を振り落とそうとしているのか!?」

「違う! あんたが攻撃したからでしょ!」

叫ぶが、距離と風音で届かない。 殿下の脳内翻訳機が作動する。

『あの邪悪なトカゲめ……リゼを乗せているのに暴れるとは! やはり洗脳が解けて反逆したか! リゼが危ない!』

「待ってろリゼ! 今そのトカゲを始末して、君を救出する!」

殿下のターゲットが、ジークフリートからポチに変更された。

「ひぃっ! こっちに来るぞ!」

ポチが涙目で叫ぶ。

「まずいわ、ポチ! 全力で逃げなさい! 雲の中へ!」

「言われなくても逃げるわ! こんな化け物と戦ってられるか!」

ポチは翼を羽ばたかせ、猛スピードで雲海の中へ突っ込んだ。

「逃がさん!」

殿下が追ってくる。 飛行速度は互角、いや、殿下の方が速い。

「このままじゃ追いつかれる……!」

私は焦った。 ジークフリートが逃げた今、私たちが唯一の標的だ。 このままでは空中で捕まり、空飛ぶお姫様抱っこで王城へ連行される。

「ミナ、何か手はないの!? 聖女の力で目くらましとか!」

「無理ですぅ! 寒さで魔力が固まって……ハクション!」

ミナは鼻水を垂らして使い物にならない。 ならば、私がやるしかない。

私はリュックを探った。 何か使えるアイテムは……。 手触りのある瓶。 これは……『惚れ薬(媚薬)』の失敗作だ。 飲んだ相手を無差別に愛してしまうという危険物だが、殿下にこれを使っても効果はないだろう(既に私を愛しすぎているため)。

「……いや、待てよ」

私はあるアイデアを思いついた。 殿下ではなく、別のものに使えば……。

「ポチ! 口を開けなさい!」

「え? なんで?」

「いいから開けろ!」

私は媚薬の瓶をポチの口にねじ込んだ。

「んぐっ……なんだこれ、甘い……?」

数秒後。 ポチの目が、ハートマークになった。

「……あれ? なんか、後ろから来てる金色の人……すっごく素敵に見える」

「は?」

ポチが頬を染めて身悶えした。

「あの強引な剣さばき……燃えるような瞳……。ああ、抱かれたい……!」

「嘘でしょ!?」

私は頭を抱えた。 ドラゴンの性癖まで歪めてしまったのか。 いや、これはチャンスだ。

「ポチ、聞いて! あの人はね、追いかけっこが好きなの! 捕まったら負けなの! でも、逃げ切ったらご褒美にキスしてくれるって!」

「キ、キス……!?」

ポチの鼻息が荒くなった。

「逃げる! 全力で逃げて、焦らして焦らして、最後に濃厚なのをいただくワン!」

ドォォォォン!!

ポチが加速した。 限界を超えた『愛の逃走(ラブ・ダッシュ)』だ。 音速の壁を突破し、ソニックブームを巻き起こして雲海を切り裂く。

「なっ!? 速い!?」

背後の殿下が驚愕する。 S級ドラゴンの本気(発情モード)は、王子の飛行速度すら上回ったのだ。

「リゼェェェッ! なぜ逃げるんだ! 私の愛が届かないのか!」

「届いてるわよ! ポチにね!」

私は心の中で叫んだ。 殿下、残念だったわね。 今あんたを追いかけている(逃げている)のは、私じゃなくて、あんたに恋したドラゴンよ。

私たちは雲の中を縦横無尽に飛び回り、殿下の追跡を振り切った。 ポチの愛の力(勘違い)と、殿下の愛の力(勘違い)。 二つの巨大な勘違いエネルギーがぶつかり合い、結果として私たちは帝国の首都近くまで逃げ延びることに成功したのだった。

   ◇

数時間後。 帝国の首都、魔導都市『ルーンガルド』の郊外。 人気の少ない森の中に、私たちは着陸した。

「はぁ、はぁ……逃げ切った……」

私は雪の上に倒れ込んだ。 疲労困憊だ。 寒さと恐怖と、ポチの背中での揺れで、三半規管が死んでいる。

「お姉さま……生きてますか……」

ミナも隣で死体のように転がっている。

「……なんとかね。でも、ここならしばらくは見つからないはずよ」

ここは帝国の心臓部だ。 王国軍もおいそれとは手出しできないし、殿下も単身で首都に攻め込むほど無謀では……いや、あいつならやりかねないが、今は見失っているはずだ。

「あの、ご主人様……」

ポチがモジモジしながら声をかけてきた。 薬の効果が切れたのか、少し正気に戻っているようだ。

「……我、なんか変な夢を見ていた気がするのだが。あの金色の人間に、ときめいていたような……」

「気のせいよ。寒さで頭がおかしくなったのね」

私は即答した。 トラウマを与えないための優しさだ。

「さて、これからどうするか……」

私は森の木々の隙間から見える、帝国の首都を見上げた。 巨大な魔導タワーがそびえ立ち、空には魔導船が行き交う、科学と魔法が融合した未来都市。 スローライフには程遠い、喧騒と陰謀の匂いがする街だ。

「ジークフリートとは会いたくないけど、この国に潜伏するには情報が必要ね」

私が思案していると、懐の指輪が微かに振動した。 ジークフリートからの通信だ。 音声が直接脳内に響く。

『……やあ、無事かい? アリス嬢』

「生きてるわよ。あんたのおかげで散々な目に遭ったけど」

『ふふ、すまない。だが、君の「ペット」の活躍は見事だったよ。……さて、単刀直入に言おう。君たちは今、首都の近くにいるね?』

GPS機能付きか。 油断も隙もない。

『私は今、魔導艇の修理で動けないが、私の屋敷を用意してある。首都の第三区画、薔薇の紋章がある館だ。そこなら、王子の目も届かない』

「……罠じゃないでしょうね?」

『君を罠にかけるメリットがない。それに、君には借りがある。君の薬のおかげで、私の部下が一人命拾いしたからね』

あの時森で売ったポーションのことか。

『来てくれ。君たちには「聖女」もいるんだろう? 彼女の力も借りたい案件があるんだ』

ミナのことまでバレている。

「……わかったわ。ただし、週休5日とふかふかのベッドは忘れないでよ」

『もちろんさ。契約成立だ』

通信が切れる。

私はミナとポチを見た。 寒さに震えるミナ。 疲れ果てたポチ。 野宿は限界だ。

「行くわよ、みんな。帝国の貴族様が、宿を提供してくれるってさ」

「本当ですか! ベッド! スープ!」

ミナが復活する。

こうして、私たちは帝国の首都へと足を踏み入れた。 そこが、王国とはまた違った種類の「地獄(主に面倒くさい貴族たちとの交流)」であることを予感しながらも、今はただ、温かい布団を求めて歩き出したのだった。
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