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第四章:盤上の攻防
第38話 水面下の同盟
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西の国境砦へ到着した私は、すぐさま軍議を開いた。眼下にはグリューネヴァルト軍の煌びやかな陣営が広がっている。その数、やはり三千。こちらの兵力は二千五百。真っ向からぶつかれば激戦は避けられない。
「ヴィクトリア様、いかがいたしますか?今夜にでも夜襲を?」
血気盛んな若い隊長が進言する。だが、私は静かに首を振った。
「……いえ。まだ動くべき時ではありません。何かがおかしい」
私の言葉に、隊長たちは怪訝な顔を浮かべる。
「敵の陣形を見なさい。あまりにも整然としすぎてはいないかしら?」
私は地図を広げ、敵の布陣を駒で再現してみせた。
「まるで教科書通りの完璧な布陣。隙が全くない。……いや、むしろ隙がなさすぎる。これはまるで『我々はここにいる』と、意図的に誇示しているかのようだ……」
「……と、申しますと?」
「本気で奇襲をかけるつもりなら、もっと陣を隠すはず。夜の篝火の数も多すぎる。あれでは『どうぞ我々の位置を探ってください』と言っているようなものです」
私の指摘に、歴戦の隊長たちもはっと顔を見合わせた。確かに、言われてみれば敵の動きはどこか芝居じみている。
(……やはり。フリードリヒ王の真意は、別のところにある)
私は賭けに出ることにした。この膠着した状況を動かすための一手を打つ。
その夜、私は一人の密使を選んだ。それは騎士ではない。私が王都から連れてきた腹心、商人ギルドの男だ。彼は弁が立ち、度胸も据わっている。何より商人としてグリューネヴァルトにも顔が利いた。
「あなたに私の親書をフリードリヒ王のもとへ届けてほしい」
私は男に一通の手紙を渡した。
「敵陣へ乗り込むのですか!?危険すぎます!」
「だからこそ騎士ではない、あなたに頼むのです。商人として『戦をやめていただきたい。交易ができなくては我々商人は干上がってしまう』と嘆願に行く名目でね。それならば、彼らも無下には扱わないはず」
「……しかし」
「これは命令です。ローゼンベルクの未来がかかっている。頼みましたよ」
私の真剣な眼差しに、男は覚悟を決めた。
「……御意に。この命に代えましても」
男は夜の闇に紛れ、一人グリューネヴァルトの陣営へと向かった。私は砦の物見櫓から、彼の持つ小さな灯りが敵陣に吸い込まれていくのを、ただ祈るような気持ちで見つめていた。私の読みが間違っていれば、彼は二度と戻らないだろう。
長い、長い時間が過ぎる。夜が明け始め、東の空が白み始めても、彼が戻る気配はなかった。
(……駄目だったのか)
私の心に焦りと後悔が芽生え始めた、その時。
「……ヴィクトリア様!あれを!」
見張りの兵士が叫んだ。その指差す先、グリューネヴァルトの陣営から一騎の馬がこちらへ駆けてくる。馬上には二人。一人は間違いなく私の使者だ。そして、その後ろに乗っているのは……。
「……フリードリヒ王……!?」
私は我が目を疑った。なんとグリューネヴァルト国王フリードリヒその人が、自ら単騎でこちらの砦へやって来たのだ。
我々は慌てて彼を砦の中へ迎え入れた。馬から降りた彼は、警戒する私の兵士たちを一瞥し、にやりと笑う。
「……ふん。なかなか鍛えられておるな。噂のローゼンベルク軍は」
そして私の前に立つと、芝居がかった仕草で大げさに肩をすくめてみせた。
「やあ姫君。驚かせたかな?……なに、少しばかり盤面の裏の話がしたくなってな」
彼を砦の一室へ通す。二人きりになると、彼は途端に真剣な表情に戻った。
「……まず詫びねばなるまい。我が軍のこの動き、全てはエーデルラント宰相の目を欺くための芝居だ」
「……やはり」
私の読みは当たっていた。
「宰相の密使が私の元を訪れた。ローゼンベルクの背後を突けば、あの鉄鉱山の利権の全てをやろう、と。……実に魅力的な提案だったがな」
フリードリヒ王は、そこで一度言葉を切った。
「……だが、私はあの宰相という男を信用していない。そして何より、私は貴殿に賭けることに決めたのだ、ヴィクトリア姫」
彼の瞳は真剣だった。
「あの宰相は、私が本気で貴殿らを攻めると信じ込んでいる。その間に王都から大軍を差し向け、手薄になったローゼンベルクを一気に叩く算段だろう」
「……ええ。おそらくは」
「だから私はこうして派手に軍を集結させてみせた。宰相の目をこの西の国境に釘付けにするためにな。……その間に、貴殿には思う存分王都を叩いてもらいたい」
水面下の同盟。彼は裏切り者ではなかった。むしろこれ以上なく狡猾で、頼もしい味方だったのだ。
「……それだけではないぞ」
彼は、にやりと笑みを深めた。
「宰相を安心させるため、我が国からいくつかの傭兵団を王都軍の援軍として派遣してある」
「何ですって!?それでは……!」
「まあ、待て。その傭兵団の隊長たちには私が直々に密命を下してある。……いざ決戦の時、彼らがどちらに牙を剥くか、言うまでもあるまい?」
寝返り。敵の懐へ送り込んだトロイの木馬。あまりに大胆で効果的な策略。これぞまさしく『狡猾狐』の真骨頂だった。
「……フリードリヒ陛下。貴方という方は、本当に……」
私はもはや感嘆のため息しか出なかった。
「ふはは!褒め言葉として受け取っておこう。……さあ姫君、これで盤上の駒は全て揃った。あとは貴殿がいつチェックメイトをかけるか、それだけだ」
彼はそう言うと立ち上がった。
「私はもう戻る。長居は無用だ。……健闘を祈るぞ、ヴィクトリア」
嵐のように現れ、そして去っていった王。一人残された部屋で、私は地図を見つめた。絶望的だと思われた状況は一変した。グリューネヴァルトはもはや脅威ではない。最強の同盟国だ。
宰相はまだ知らない。己が完全に我らの掌の上で踊らされているとも知らずに。
本当の戦いは、ここから始まる。 私は改めて決意を固めた。この水面下の同盟を最大限に活かし、必ずや勝利を掴んでみせると。
「ヴィクトリア様、いかがいたしますか?今夜にでも夜襲を?」
血気盛んな若い隊長が進言する。だが、私は静かに首を振った。
「……いえ。まだ動くべき時ではありません。何かがおかしい」
私の言葉に、隊長たちは怪訝な顔を浮かべる。
「敵の陣形を見なさい。あまりにも整然としすぎてはいないかしら?」
私は地図を広げ、敵の布陣を駒で再現してみせた。
「まるで教科書通りの完璧な布陣。隙が全くない。……いや、むしろ隙がなさすぎる。これはまるで『我々はここにいる』と、意図的に誇示しているかのようだ……」
「……と、申しますと?」
「本気で奇襲をかけるつもりなら、もっと陣を隠すはず。夜の篝火の数も多すぎる。あれでは『どうぞ我々の位置を探ってください』と言っているようなものです」
私の指摘に、歴戦の隊長たちもはっと顔を見合わせた。確かに、言われてみれば敵の動きはどこか芝居じみている。
(……やはり。フリードリヒ王の真意は、別のところにある)
私は賭けに出ることにした。この膠着した状況を動かすための一手を打つ。
その夜、私は一人の密使を選んだ。それは騎士ではない。私が王都から連れてきた腹心、商人ギルドの男だ。彼は弁が立ち、度胸も据わっている。何より商人としてグリューネヴァルトにも顔が利いた。
「あなたに私の親書をフリードリヒ王のもとへ届けてほしい」
私は男に一通の手紙を渡した。
「敵陣へ乗り込むのですか!?危険すぎます!」
「だからこそ騎士ではない、あなたに頼むのです。商人として『戦をやめていただきたい。交易ができなくては我々商人は干上がってしまう』と嘆願に行く名目でね。それならば、彼らも無下には扱わないはず」
「……しかし」
「これは命令です。ローゼンベルクの未来がかかっている。頼みましたよ」
私の真剣な眼差しに、男は覚悟を決めた。
「……御意に。この命に代えましても」
男は夜の闇に紛れ、一人グリューネヴァルトの陣営へと向かった。私は砦の物見櫓から、彼の持つ小さな灯りが敵陣に吸い込まれていくのを、ただ祈るような気持ちで見つめていた。私の読みが間違っていれば、彼は二度と戻らないだろう。
長い、長い時間が過ぎる。夜が明け始め、東の空が白み始めても、彼が戻る気配はなかった。
(……駄目だったのか)
私の心に焦りと後悔が芽生え始めた、その時。
「……ヴィクトリア様!あれを!」
見張りの兵士が叫んだ。その指差す先、グリューネヴァルトの陣営から一騎の馬がこちらへ駆けてくる。馬上には二人。一人は間違いなく私の使者だ。そして、その後ろに乗っているのは……。
「……フリードリヒ王……!?」
私は我が目を疑った。なんとグリューネヴァルト国王フリードリヒその人が、自ら単騎でこちらの砦へやって来たのだ。
我々は慌てて彼を砦の中へ迎え入れた。馬から降りた彼は、警戒する私の兵士たちを一瞥し、にやりと笑う。
「……ふん。なかなか鍛えられておるな。噂のローゼンベルク軍は」
そして私の前に立つと、芝居がかった仕草で大げさに肩をすくめてみせた。
「やあ姫君。驚かせたかな?……なに、少しばかり盤面の裏の話がしたくなってな」
彼を砦の一室へ通す。二人きりになると、彼は途端に真剣な表情に戻った。
「……まず詫びねばなるまい。我が軍のこの動き、全てはエーデルラント宰相の目を欺くための芝居だ」
「……やはり」
私の読みは当たっていた。
「宰相の密使が私の元を訪れた。ローゼンベルクの背後を突けば、あの鉄鉱山の利権の全てをやろう、と。……実に魅力的な提案だったがな」
フリードリヒ王は、そこで一度言葉を切った。
「……だが、私はあの宰相という男を信用していない。そして何より、私は貴殿に賭けることに決めたのだ、ヴィクトリア姫」
彼の瞳は真剣だった。
「あの宰相は、私が本気で貴殿らを攻めると信じ込んでいる。その間に王都から大軍を差し向け、手薄になったローゼンベルクを一気に叩く算段だろう」
「……ええ。おそらくは」
「だから私はこうして派手に軍を集結させてみせた。宰相の目をこの西の国境に釘付けにするためにな。……その間に、貴殿には思う存分王都を叩いてもらいたい」
水面下の同盟。彼は裏切り者ではなかった。むしろこれ以上なく狡猾で、頼もしい味方だったのだ。
「……それだけではないぞ」
彼は、にやりと笑みを深めた。
「宰相を安心させるため、我が国からいくつかの傭兵団を王都軍の援軍として派遣してある」
「何ですって!?それでは……!」
「まあ、待て。その傭兵団の隊長たちには私が直々に密命を下してある。……いざ決戦の時、彼らがどちらに牙を剥くか、言うまでもあるまい?」
寝返り。敵の懐へ送り込んだトロイの木馬。あまりに大胆で効果的な策略。これぞまさしく『狡猾狐』の真骨頂だった。
「……フリードリヒ陛下。貴方という方は、本当に……」
私はもはや感嘆のため息しか出なかった。
「ふはは!褒め言葉として受け取っておこう。……さあ姫君、これで盤上の駒は全て揃った。あとは貴殿がいつチェックメイトをかけるか、それだけだ」
彼はそう言うと立ち上がった。
「私はもう戻る。長居は無用だ。……健闘を祈るぞ、ヴィクトリア」
嵐のように現れ、そして去っていった王。一人残された部屋で、私は地図を見つめた。絶望的だと思われた状況は一変した。グリューネヴァルトはもはや脅威ではない。最強の同盟国だ。
宰相はまだ知らない。己が完全に我らの掌の上で踊らされているとも知らずに。
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