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第二話 冷徹公爵、求婚が早すぎる
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「……あ、あの、クロード様? 甘やかす、とは……?」
私の腰に回された腕は、細身の見た目からは想像もつかないほど力強く、それでいて壊れ物を扱うように慎重だった。 至近距離にあるクロード様の顔は、相変わらず彫刻のように整っており、表情筋が死滅しているのではないかと疑うほど動かない。
「言葉通りの意味だ。君はこれまで、過剰な労働と理不尽な精神的負荷に耐えてきた。これからはその対価として、相応の安息と幸福が提供されるべきだ」
淡々と、まるで予算会議の報告書でも読み上げるかのような口調。 しかし、その内容はあまりにも甘美で、私の脳みそはショート寸前だった。
「ちょ、ちょっと待ってくれクロード!」
思考停止していたリオネル殿下が、ようやく再起動したらしい。 彼は慌てた様子で、私とクロード様の間に割って入ろうとした――が、クロード様の一瞥を受けただけで、見えない壁に阻まれたように足を止めた。 さすが筆頭宮廷魔術師でもある公爵様。無詠唱の結界だろうか。
「何だ、殿下。私は今、非常に重要な商談……いや、求婚を行っているのだが」
「きゅ、求婚だと!? 正気か! その女はたった今、私が捨てたばかりの『傷物』だぞ! 王太子に婚約破棄された女など、どの家も貰い手がつくはずがない!」
リオネル殿下は顔を歪め、私を指さして嘲笑うように言った。
「見ろ、その可愛げのない顔を。男を立てることも知らず、常に仕事のことばかり。色気もなければ愛嬌もない。そんな女を公爵家の夫人に? 物好きなことだな!」
その言葉に、胸がチクリと痛む……ことはなかった。 むしろ「はいはい、いつものやつですね」と聞き流せるレベルだ。 私は十二年間、この罵倒をBGM代わりに書類を捌いてきたのだから。
けれど、私の隣に立つ氷の公爵は違った。
「……殿下。眼科医の手配が必要ですか?」
「なに?」
「君には、彼女の何が見えていたんだ」
クロード様の声の温度が、氷点下まで下がった気がした。 彼は私の方を見ることなく、冷ややかな視線をリオネル殿下に固定したまま言い放つ。
「彼女が処理していた公務の量は、殿下の約三倍。しかもその全てにおいて、ミスはゼロ。他国の来賓との調整、予算の最適化、さらには殿下が起こした不祥事の隠蔽工作まで、彼女は完璧に遂行してきた。これを『可愛げがない』と言うのなら、殿下が求めているのは婚約者ではなく、ただの愛玩人形だろう」
会場が静まり返る。 誰もが薄々感づいていたけれど、口に出せなかった事実。 それを宰相補佐という立場の人間が、公衆の面前で王太子に叩きつけたのだ。
「そ、それは……だが、女としての魅力が……」
「魅力? ありますよ」
クロード様は即答した。
「逆境においても折れない強さ。感情に流されず、最適解を選び取る知性。そして何より――」
彼はふと視線を私に戻すと、空いている方の手で私の髪を一房すくい上げ、口元に寄せた。
「自由になった瞬間の、あの晴れやかな笑顔。……あれを見て、心が動かない男がいるとは思えない」
ドクン、と。 不覚にも心臓が大きな音を立てた。 そんなふうに見られていたなんて。 ただ「やったー!」と喜んでいただけなのに。
「……というわけで、レティシア嬢。改めて提案させてほしい」
クロード様は真剣な眼差しで私を見つめた。 まるで国家プロジェクトのプレゼンテーションを行うかのように、流暢に言葉を紡ぎ出す。
「私と結婚してくれ。契約内容は以下の通りだ」
彼は指を一本ずつ立てて説明を始めた。
「第一に、君の衣食住は最高水準のものを保証する。屋敷の使用人は君の命令を最優先とし、食事は君の好みを完全に把握した専属シェフを用意した」
「は、はい」
「第二に、面倒な社交や公務は私が全て引き受ける。君は好きな時に起き、好きな本を読み、好きなことだけをして過ごせばいい。もちろん、働きたくなったら領地の経営に口を出しても構わないが、義務ではない」
「……えっ?」
「第三に、君を傷つけるあらゆる要因――物理的な攻撃から精神的なストレス、不快な雑音に至るまで――は、私が全力を挙げて排除する。君が眉をひそめるような事態は、私の管理能力不足とみなしてくれ」
「……」
あまりの好条件に、私は口をパクパクと開閉させることしかできなかった。 それは、私が十二年間夢見てきた「理想の隠居生活」そのものではないか。 いや、それ以上の「王侯貴族のような極楽生活」が提示されている。
しかし。 あまりにも話がうますぎる。 私は実務派の悪役令嬢だ。タダより高いものはないと知っている。
「……あの、クロード様。条件は破格ですが、肝心なことが抜けています」
「何だ? 予算なら心配ない。私の個人資産は国家予算の二割に相当する」
「お金の話ではありません! ……その、結婚となれば、必要なものがあるでしょう?」
私は少し顔を赤らめながら、けれど努めて冷静に問いかけた。
「私たち、ほとんど会話もしたことがありませんよね? そこには……『愛』はあるのですか?」
そう。 これは契約結婚の提案なのだろうか、それとも求愛なのだろうか。 彼の態度は熱烈だが、語っている内容はあまりにも事務的だ。
私の問いに、クロード様はきょとんとした顔をした。 そして、わずかに首を傾げる。
「愛、か。……現時点では、私が君に対し『極めて高い関心と好意』を抱いていることは事実だ。君を見ていると、胸の奥が妙に騒がしくなる。これが恋なのかどうかは、まだ解析中だが」
解析中。 恋愛感情を解析する人を初めて見た。
「だが、愛はこれから育てればいい。違うか? 少なくとも私は、君を誰よりも大切にすると誓える。君が望むなら、毎日愛の言葉を囁くし、贈り物は日替わりで用意しよう。君が私の隣で笑っていてくれるなら、手段は問わない」
その言葉は、不器用だけれど、驚くほど真っ直ぐだった。 リオネル殿下のように「愛している」と口先だけで言いながら、行動が伴わない人とは正反対だ。 「好き」という言葉はなくても、この人は私を全力で守ろうとしてくれている。
(……悪くない、かも)
正直、恋だの愛だのはもう懲り懲りだと思っていた。 でも、こんなふうに「君が必要だ」「大切にする」と具体的に提示されると、疲弊した心に染み渡るものがある。
それに何より。 今ここで彼の手を取らなければ、私は「傷物の元婚約者」として、実家の公爵家でも肩身の狭い思いをすることになるだろう。 それなら、このハイスペックで変人……いや、誠実そうな公爵様に賭けてみるのも、一つの「最適解」ではないだろうか。
私は深呼吸をして、彼の瞳を見つめ返した。
「……クロード様。貴方のご提案、非常に魅力的です。ですが、私は可愛げのない女ですよ? 甘やかされても、気の利いたお礼の一つも言えないかもしれません」
「構わない。君が快適そうにしている姿を見ることが、私にとっての報酬だ」
「……本当に、物好きな方ですね」
私は小さく笑って、差し出されたままの彼の手を、そっと握り返した。
「分かりました。その契約……お受けいたします」
その瞬間。 クロード様の鉄仮面が、ふわりと緩んだ。 初めて見る、彼の微かな笑み。 それは、見てはいけない秘宝を見てしまったかのような、破壊力抜群の美しさだった。
「――成立だ」
彼は私の手を強く握り締めると、今度こそ私を横抱きに抱え上げた。 いわゆる、お姫様抱っこだ。
「きゃっ!?」
「では行こう、我が婚約者殿。夜風は体に毒だ」
「ちょ、歩けます! 下ろしてください!」
「却下する。これも『甘やかし』の一環だ」
クロード様は私の抗議など意に介さず、スタスタと出口へ向かって歩き出した。
呆気に取られていた周囲の貴族たちが、ようやく事態を飲み込み、どよめき始める。 そして、完全に蚊帳の外に置かれていたリオネル殿下が、焦燥に駆られたように叫んだ。
「ま、待て! 待てと言うに! レティシア、本気なのか!? その男は『氷の公爵』だぞ! 血も涙もない冷血漢だ! 私のもとを離れて、そんな男のところに行けば……後悔することになるぞ!」
クロード様が足を止める。 振り返りもせず、背中越しに冷ややかな声を投げかけた。
「後悔? ……するのは殿下の方だ」
「なっ……」
「失ってから気づいても遅い。彼女はもう、私のものだ」
言い捨てると、クロード様は扉を蹴り開けた(行儀が悪いけれど、両手が塞がっているから仕方ない)。 夜の冷たい空気が流れ込んでくる。 けれど、彼の腕の中は驚くほど温かかった。
背後で「レティシア! 戻ってこい!」という王太子の情けない叫び声が聞こえたけれど、私はもう振り返らなかった。
だって、私には待っているのだ。 安眠まくらと、美味しい紅茶と、読みかけの小説が。 そして、「甘やかす」と宣言してくれた、この不思議な新しい婚約者が。
馬車に乗り込む直前、私はクロード様の胸元に顔を埋めながら、小さく呟いた。
「……覚悟しておいてくださいね。私、甘やかされることには慣れていませんから、手がかかりますよ?」
クロード様は、満足げに鼻を鳴らした。
「望むところだ。私の情報収集能力と実行力を甘く見ないでもらいたい」
こうして。 私の波乱万丈な婚約破棄イベントは、予想外のハッピースピード婚(仮)へと変貌を遂げたのだった。
私の腰に回された腕は、細身の見た目からは想像もつかないほど力強く、それでいて壊れ物を扱うように慎重だった。 至近距離にあるクロード様の顔は、相変わらず彫刻のように整っており、表情筋が死滅しているのではないかと疑うほど動かない。
「言葉通りの意味だ。君はこれまで、過剰な労働と理不尽な精神的負荷に耐えてきた。これからはその対価として、相応の安息と幸福が提供されるべきだ」
淡々と、まるで予算会議の報告書でも読み上げるかのような口調。 しかし、その内容はあまりにも甘美で、私の脳みそはショート寸前だった。
「ちょ、ちょっと待ってくれクロード!」
思考停止していたリオネル殿下が、ようやく再起動したらしい。 彼は慌てた様子で、私とクロード様の間に割って入ろうとした――が、クロード様の一瞥を受けただけで、見えない壁に阻まれたように足を止めた。 さすが筆頭宮廷魔術師でもある公爵様。無詠唱の結界だろうか。
「何だ、殿下。私は今、非常に重要な商談……いや、求婚を行っているのだが」
「きゅ、求婚だと!? 正気か! その女はたった今、私が捨てたばかりの『傷物』だぞ! 王太子に婚約破棄された女など、どの家も貰い手がつくはずがない!」
リオネル殿下は顔を歪め、私を指さして嘲笑うように言った。
「見ろ、その可愛げのない顔を。男を立てることも知らず、常に仕事のことばかり。色気もなければ愛嬌もない。そんな女を公爵家の夫人に? 物好きなことだな!」
その言葉に、胸がチクリと痛む……ことはなかった。 むしろ「はいはい、いつものやつですね」と聞き流せるレベルだ。 私は十二年間、この罵倒をBGM代わりに書類を捌いてきたのだから。
けれど、私の隣に立つ氷の公爵は違った。
「……殿下。眼科医の手配が必要ですか?」
「なに?」
「君には、彼女の何が見えていたんだ」
クロード様の声の温度が、氷点下まで下がった気がした。 彼は私の方を見ることなく、冷ややかな視線をリオネル殿下に固定したまま言い放つ。
「彼女が処理していた公務の量は、殿下の約三倍。しかもその全てにおいて、ミスはゼロ。他国の来賓との調整、予算の最適化、さらには殿下が起こした不祥事の隠蔽工作まで、彼女は完璧に遂行してきた。これを『可愛げがない』と言うのなら、殿下が求めているのは婚約者ではなく、ただの愛玩人形だろう」
会場が静まり返る。 誰もが薄々感づいていたけれど、口に出せなかった事実。 それを宰相補佐という立場の人間が、公衆の面前で王太子に叩きつけたのだ。
「そ、それは……だが、女としての魅力が……」
「魅力? ありますよ」
クロード様は即答した。
「逆境においても折れない強さ。感情に流されず、最適解を選び取る知性。そして何より――」
彼はふと視線を私に戻すと、空いている方の手で私の髪を一房すくい上げ、口元に寄せた。
「自由になった瞬間の、あの晴れやかな笑顔。……あれを見て、心が動かない男がいるとは思えない」
ドクン、と。 不覚にも心臓が大きな音を立てた。 そんなふうに見られていたなんて。 ただ「やったー!」と喜んでいただけなのに。
「……というわけで、レティシア嬢。改めて提案させてほしい」
クロード様は真剣な眼差しで私を見つめた。 まるで国家プロジェクトのプレゼンテーションを行うかのように、流暢に言葉を紡ぎ出す。
「私と結婚してくれ。契約内容は以下の通りだ」
彼は指を一本ずつ立てて説明を始めた。
「第一に、君の衣食住は最高水準のものを保証する。屋敷の使用人は君の命令を最優先とし、食事は君の好みを完全に把握した専属シェフを用意した」
「は、はい」
「第二に、面倒な社交や公務は私が全て引き受ける。君は好きな時に起き、好きな本を読み、好きなことだけをして過ごせばいい。もちろん、働きたくなったら領地の経営に口を出しても構わないが、義務ではない」
「……えっ?」
「第三に、君を傷つけるあらゆる要因――物理的な攻撃から精神的なストレス、不快な雑音に至るまで――は、私が全力を挙げて排除する。君が眉をひそめるような事態は、私の管理能力不足とみなしてくれ」
「……」
あまりの好条件に、私は口をパクパクと開閉させることしかできなかった。 それは、私が十二年間夢見てきた「理想の隠居生活」そのものではないか。 いや、それ以上の「王侯貴族のような極楽生活」が提示されている。
しかし。 あまりにも話がうますぎる。 私は実務派の悪役令嬢だ。タダより高いものはないと知っている。
「……あの、クロード様。条件は破格ですが、肝心なことが抜けています」
「何だ? 予算なら心配ない。私の個人資産は国家予算の二割に相当する」
「お金の話ではありません! ……その、結婚となれば、必要なものがあるでしょう?」
私は少し顔を赤らめながら、けれど努めて冷静に問いかけた。
「私たち、ほとんど会話もしたことがありませんよね? そこには……『愛』はあるのですか?」
そう。 これは契約結婚の提案なのだろうか、それとも求愛なのだろうか。 彼の態度は熱烈だが、語っている内容はあまりにも事務的だ。
私の問いに、クロード様はきょとんとした顔をした。 そして、わずかに首を傾げる。
「愛、か。……現時点では、私が君に対し『極めて高い関心と好意』を抱いていることは事実だ。君を見ていると、胸の奥が妙に騒がしくなる。これが恋なのかどうかは、まだ解析中だが」
解析中。 恋愛感情を解析する人を初めて見た。
「だが、愛はこれから育てればいい。違うか? 少なくとも私は、君を誰よりも大切にすると誓える。君が望むなら、毎日愛の言葉を囁くし、贈り物は日替わりで用意しよう。君が私の隣で笑っていてくれるなら、手段は問わない」
その言葉は、不器用だけれど、驚くほど真っ直ぐだった。 リオネル殿下のように「愛している」と口先だけで言いながら、行動が伴わない人とは正反対だ。 「好き」という言葉はなくても、この人は私を全力で守ろうとしてくれている。
(……悪くない、かも)
正直、恋だの愛だのはもう懲り懲りだと思っていた。 でも、こんなふうに「君が必要だ」「大切にする」と具体的に提示されると、疲弊した心に染み渡るものがある。
それに何より。 今ここで彼の手を取らなければ、私は「傷物の元婚約者」として、実家の公爵家でも肩身の狭い思いをすることになるだろう。 それなら、このハイスペックで変人……いや、誠実そうな公爵様に賭けてみるのも、一つの「最適解」ではないだろうか。
私は深呼吸をして、彼の瞳を見つめ返した。
「……クロード様。貴方のご提案、非常に魅力的です。ですが、私は可愛げのない女ですよ? 甘やかされても、気の利いたお礼の一つも言えないかもしれません」
「構わない。君が快適そうにしている姿を見ることが、私にとっての報酬だ」
「……本当に、物好きな方ですね」
私は小さく笑って、差し出されたままの彼の手を、そっと握り返した。
「分かりました。その契約……お受けいたします」
その瞬間。 クロード様の鉄仮面が、ふわりと緩んだ。 初めて見る、彼の微かな笑み。 それは、見てはいけない秘宝を見てしまったかのような、破壊力抜群の美しさだった。
「――成立だ」
彼は私の手を強く握り締めると、今度こそ私を横抱きに抱え上げた。 いわゆる、お姫様抱っこだ。
「きゃっ!?」
「では行こう、我が婚約者殿。夜風は体に毒だ」
「ちょ、歩けます! 下ろしてください!」
「却下する。これも『甘やかし』の一環だ」
クロード様は私の抗議など意に介さず、スタスタと出口へ向かって歩き出した。
呆気に取られていた周囲の貴族たちが、ようやく事態を飲み込み、どよめき始める。 そして、完全に蚊帳の外に置かれていたリオネル殿下が、焦燥に駆られたように叫んだ。
「ま、待て! 待てと言うに! レティシア、本気なのか!? その男は『氷の公爵』だぞ! 血も涙もない冷血漢だ! 私のもとを離れて、そんな男のところに行けば……後悔することになるぞ!」
クロード様が足を止める。 振り返りもせず、背中越しに冷ややかな声を投げかけた。
「後悔? ……するのは殿下の方だ」
「なっ……」
「失ってから気づいても遅い。彼女はもう、私のものだ」
言い捨てると、クロード様は扉を蹴り開けた(行儀が悪いけれど、両手が塞がっているから仕方ない)。 夜の冷たい空気が流れ込んでくる。 けれど、彼の腕の中は驚くほど温かかった。
背後で「レティシア! 戻ってこい!」という王太子の情けない叫び声が聞こえたけれど、私はもう振り返らなかった。
だって、私には待っているのだ。 安眠まくらと、美味しい紅茶と、読みかけの小説が。 そして、「甘やかす」と宣言してくれた、この不思議な新しい婚約者が。
馬車に乗り込む直前、私はクロード様の胸元に顔を埋めながら、小さく呟いた。
「……覚悟しておいてくださいね。私、甘やかされることには慣れていませんから、手がかかりますよ?」
クロード様は、満足げに鼻を鳴らした。
「望むところだ。私の情報収集能力と実行力を甘く見ないでもらいたい」
こうして。 私の波乱万丈な婚約破棄イベントは、予想外のハッピースピード婚(仮)へと変貌を遂げたのだった。
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