『「お前のような悪女は追放だ!」と父に言われましたが、追放先が私溺愛の祖父母が治めるリゾート領地だった件。これただのバカンスでは?』

放浪人

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第15話:『元婚約者の未練。「やり直そう」と言われましたが、私の隣にはもっと素敵な彼がいるので』

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 王宮の大広間は、数千の魔法灯によって昼間のように明るく照らし出されていた。  天井画には神話の英雄たちが描かれ、磨き上げられた床は大理石。  壁際には楽団が控え、優雅な弦楽器の音色がさざ波のように会場を満たしている。

 その煌びやかな空間が、今、水を打ったように静まり返っていた。

 すべての視線が、大扉から現れた二人の男女に注がれている。

 一人は、この国の第二王子であり、数々の武勲で知られる英雄、レオンハルト殿下。  漆黒の礼服に身を包み、黄金の髪をなびかせたその姿は、まさに太陽の化身のような輝きを放っている。

 そして、その腕に手を添え、優雅に歩を進める女性。    「……まさか、あの方は……」  「フェルゼン家の……エリザ嬢か?」  「追放されたと聞いていたが……なんという美しさだ……」

 貴族たちのひそひそ話が、波紋のように広がっていく。

 私は背筋をピンと伸ばし、口元には余裕の微笑みを湛えていた。  身につけているのは、レオンが王家御用達のデザイナーに作らせた、真紅のドレスだ。  それは、フェルゼン伯爵家で着せられていた地味な服でも、リゾートで着ていた軽やかなドレスでもない。  王族のパートナーとして立つにふさわしい、重厚かつ洗練されたデザイン。  胸元には、レオンから贈られたアメジストのネックレスが、彼の瞳と同じ色で輝いている。

 (……見えるわ)

 私は扇子の隙間から、周囲の人々の顔を観察した。  かつて私を「地味な女」「面白みのない女」と嘲笑っていた令嬢たちが、驚愕と嫉妬で顔を歪めている。  私の実務能力を利用するだけ利用して、裏では馬鹿にしていた貴族たちが、信じられないものを見る目で固まっている。

 痛快だ。  これまでの人生で、こんなに胸がすく瞬間があっただろうか。

 「緊張しているか、エリザ?」

 隣を歩くレオンが、小声で囁いてきた。  私は少しだけ彼の方へ顔を傾けた。

 「いいえ。……むしろ、ワクワクしていますわ」

 「はは、頼もしいな。……さあ、彼らに『格』の違いを見せつけてやろう」

 レオンは私の手を強く握り、玉座の前まで進んだ。  そこには、国王陛下と王妃殿下が座しておられる。

 「父上、母上。……ただいま戻りました」

 レオンが深く一礼する。私もそれに倣い、完璧なカーテシーを披露した。  国王陛下は、厳めしい顔を緩めて頷かれた。

 「うむ。大儀であった、レオンハルト。……そして、そなたが噂のエリザ・フェルゼン嬢か」

 「はい、陛下。お目にかかれて光栄です」

 「ギルバート(辺境伯)から手紙が届いておる。『わしの自慢の孫娘を泣かせたら、王都に隕石を落とす』とな」

 「ぶっ……」

 会場のどこかで誰かが吹き出す音がした。  おじい様、脅迫状を送るのはやめてください。

 「ははは! あの頑固者のギルバートがそこまで言うとはな。……よい。楽にするがよい。今宵は祝いの席だ」

 国王陛下の許可を得て、私たちは振り返り、貴族たちの方を向いた。  その瞬間、まるで堰を切ったように人々が押し寄せてきた。

 「おお、レオンハルト殿下! ご帰還おめでとうございます!」  「エリザ様! お美しい! 以前から私は、貴女様の才能に気づいておりましたぞ!」  「エリザ様、今度ぜひ我が家のお茶会に……!」

 手のひら返し。  見事なまでの変わり身の早さだ。  特に、かつて私に仕事を押し付けていた財務大臣の太った夫人が、揉み手をして近づいてきたのには失笑を禁じ得なかった。

 「あら、エリザ様ぁ。お久しぶりですわねぇ。あの時は誤解があって……これからは仲良くしましょうねぇ」

 「……ごきげんよう、夫人」

 私は扇子で口元を隠し、氷点下の視線を送った。

 「『あの時』とは、いつのことでしょうか? 私、自分にとって価値のない人間のことは、記憶しない主義でして」

 「ひっ……」

 「それに、私のドレスに触れないでくださいます? 安物の香水の匂いが移りますから」

 夫人は顔を真っ赤にして後ずさった。  周囲からクスクスと笑い声が漏れる。  もう、私は誰にも媚びない。  嫌なものは嫌と言い、敵は容赦なく切り捨てる。それが、レオンの隣に立つ者の流儀だ。

          ◇

 パーティーが中盤に差し掛かった頃。  人垣が割れ、一組の集団がこちらへ近づいてきた。

 軍服を着た大柄な男と、派手なドレスの女。  そして、その二人に両腕を掴まれ、引きずられるようにして歩く、青白い顔の青年。

 「……来たか」

 レオンが不快そうに目を細めた。  現れたのは、騎士団長夫妻と――その息子、カイルだった。

 カイルは昨日のボロボロの姿から一変、清潔な礼服を着せられ、髪も整えられていた。  しかし、その瞳は虚ろで、まるで魂が抜けた人形のようだ。  父親である騎士団長に小突かれ、ハッとしたように顔を上げた。

 「レ、レオンハルト殿下……。ご帰還、お慶び申し上げます……」

 騎士団長が脂汗を流しながら頭を下げる。  その横で、カイルもぎこちなく礼をした。

 「……何の用だ、騎士団長」

 レオンの声は冷たい。    「はっ! いえ、その……息子のカイルが、どうしても殿下とエリザ嬢にご挨拶したいと申しまして……」

 騎士団長はカイルの背中をバシッと叩いた。    「おい、言え! 練習した通りに!」

 カイルはビクッと震え、私を見た。  その目に、微かな光が戻る。  それは「希望」という名の、あまりにも身勝手な光だった。

 「……エリザ」

 カイルが一歩前に出た。

 「エリザ、会いたかった……」

 「……カイル様」

 私は無表情で返した。

 「ごきげんよう。昨日の今日で、よくもまあ顔を出せましたわね。その神経の図太さだけは感心しますわ」

 「ち、違うんだ! 昨日は混乱していて……!」

 カイルは必死な形相で言い募った。

 「父上に聞いたんだ。僕の除名処分のこと……。あれは間違いだと。父上が何とかしてくれると」

 チラリと騎士団長を見る。  騎士団長は慌てて取り繕った。

 「そ、そうです! 息子の書類不備など、些細なミス! 私が責任を持って指導しますので、どうか除名処分だけは……!」

 「そして、エリザ」

 カイルは私の手を取ろうと手を伸ばした。  レオンがすかさず私の前に立ち、その手を遮る。

 「気安く触るな」

 「ひっ……! で、殿下、おどきください! これは僕と彼女の問題なんです!」

 カイルは叫んだ。

 「エリザ! 僕は気づいたんだ! マリアじゃない! 僕に必要なのは君だったんだ!」

 会場がざわめく。  元婚約者による、公開復縁要請。  野次馬にとっては最高の見世物だろう。

 「マリアは何もできなかった。掃除も、料理も、書類作成も。……でも君は違った。君は完璧だった。君こそが、僕の理想の妻だったんだ!」

 カイルは陶酔したように語り続けた。

 「やり直そう、エリザ! 僕たちはやり直せる! 僕が騎士団長になり、君がその妻として支える。……そうすれば、フェルゼン家の借金だって、僕の家が肩代わりして……」

 「おい、カイル! 借金の肩代わりなど約束していないぞ!」  騎士団長が慌てて訂正するが、カイルの耳には入っていない。

 「君だって、まだ僕のことが好きなんだろう? あんなに尽くしてくれたんだから! さあ、殿下の横から離れて、僕のところへおいで!」

 カイルは両手を広げた。  まるで、私が感動して飛び込んでくるのを待っているかのように。

 (……あぁ)

 私は心の底からため息をついた。    (この人は、本当に何も変わっていない。何もわかっていない)

 私はレオンの背中から一歩踏み出し、カイルの正面に立った。  そして、今まで見せたことのないような、慈悲深く、そして残酷な笑顔を向けた。

 「カイル様。……いいえ、カイルさん」

 「エ、エリザ……?」

 「貴方のお話は、とても感動的でしたわ。……『自分がいかに無能で、自分勝手か』ということを、これほど雄弁に語れる方はなかなかいらっしゃいませんもの」

 「え……?」

 「私が完璧だった? 理想の妻? ……笑わせないでください」

 私の声が、氷のように会場に響き渡る。

 「私が貴方の書類を作っていたのは、貴方が無能だからです。私が貴方の世話をしていたのは、貴方が一人では何もできない子供だからです。……それは『愛』ではなく、『介護』でしたのよ」

 「か、介護……?」

 「ええ。私はもう、貴方の介護士をするつもりはありません。……それに」

 私は振り返り、レオンを見上げた。  レオンは愛おしそうに私を見つめ返してくれる。

 「私の隣には今、自分で考え、自分で行動し、そして私を守ってくれる……本物の『男性』がいますので」

 「なっ……!」

 カイルの顔が歪んだ。  プライドをズタズタにされた屈辱と、怒りで。

 「そ、そんな……! 僕だって! 僕だって騎士団長の息子だぞ! 殿下といったって、所詮は次男じゃないか! 僕の方が君を幸せにできる!」

 カイルが錯乱して暴言を吐いた。  その瞬間。

 「黙れ、下郎」

 ドォォォォン……!

 レオンから放たれた殺気が、物理的な圧力となってカイルを押し潰した。  カイルは「ぐえっ」と声を漏らし、その場に膝をついた。  騎士団長夫妻も、ガタガタと震えて動けない。

 レオンはゆっくりと歩み寄り、カイルを見下ろした。

 「……私のことを侮辱するのは構わん。だが」

 レオンが剣の柄に手をかけた。

 「私の最愛の女性を、その汚い口でこれ以上語るなら……舌を切り落とすぞ?」

 「ひぃぃっ……!」

 「それと、騎士団長」

 レオンの矛先が父親に向く。

 「は、はいっ!」

 「息子の不始末を揉み消そうとした件、および……過去数年にわたる騎士団予算の横領疑惑。すべて調査済みだ」

 「な、ななな……!?」

 「フェルゼン伯爵(エリザの父)と結託し、装備品の架空発注を行なっていただろう? 証拠の帳簿は、エリザがすべて保管していた」

 私がニッコリと微笑み、懐から一枚の書類(コピー)を取り出して見せた。

 「こちらですわ、殿下。……裏帳簿のコピーです」

 「ば、馬鹿な! あれは燃やしたはず……!」

 「燃やしたのはダミーですわ。本物は、私が厳重に管理しておりましたもの」

 騎士団長の顔色が、土気色を通り越して真っ白になった。    「終わりだ」

 レオンが衛兵に合図を送る。

 「この者たちを捕らえよ! 国家予算横領、および王族への不敬罪だ!」

 「ま、待ってください殿下! 私は知らな……!」  「嫌だ! 僕は悪くない! エリザ、助けてくれぇぇ!」

 抵抗も虚しく、騎士団長夫妻とカイルは衛兵たちに取り押さえられ、引きずられていった。  カイルの「エリザぁぁぁ!」という情けない叫び声が、扉の向こうに消えるまで、会場は静まり返っていた。

          ◇

 静寂の中、レオンが私に向き直った。  殺気は消え、いつもの優しい瞳に戻っている。

 「……怖がらせてすまない、エリザ」

 「いいえ。……とても素敵でしたわ」

 「そうか。……なら、よかった」

 レオンはふっと笑い、そして会場全体に聞こえるように声を張り上げた。

 「皆、聞いたな! エリザ・フェルゼン嬢は、私の正式な婚約者だ! 彼女に対する無礼は、このレオンハルトに対する反逆とみなす!」

 王子の力強い宣言。  それは、私の「完全勝利」の証だった。

 「さあ、エリザ。音楽が止まってしまったな。……もう一度、始めてもらおうか」

 レオンが楽団に目配せすると、再びワルツが流れ始めた。  今度は、より華やかで、希望に満ちた旋律だ。

 「踊っていただけますか? 私の女神」

 「喜んで、私の英雄(ヒーロー)」

 私たちは手を取り合い、フロアの中央で踊り始めた。  周囲の貴族たちが、今度こそ心からの(あるいは恐怖からの)拍手を送る。

 回転する景色の中で、私はレオンの瞳だけを見つめていた。  過去のしがらみは全て断ち切られた。  実家の家族も、元婚約者も、もう私の人生には何の影響も与えない。

 これからは、この人と共に歩んでいく。  新しい、輝かしい未来を。

 「……愛してるよ、エリザ」

 「私もよ、レオン」

 私たちは幸せに包まれながら、夜が明けるまで踊り続けた。

          ◇

 翌日。  王都の新聞の一面を飾ったのは、『フェルゼン伯爵家の没落』と『騎士団長の逮捕』、そして『第二王子と奇跡の令嬢の婚約』というビッグニュースだった。

 街の人々は「ざまぁみろ」と喝采を送り、新しいカップルの誕生を祝福した。

 そして。  牢獄の中で、かつての家族と元婚約者が、冷たい石の床で身を寄せ合い、「あの時、エリザを大切にしていれば……」と後悔の涙を流していたことは、誰も知らない物語の隅っこのお話。

 さて、これにて一件落着……と思いきや。  物語はまだ終わらない。  断罪劇は終わったが、まだ最後の「物理的な制裁」が残っている人物たちがいる。  そう、まだゲストハウスから連行される前に一悶着あった「あの人たち」の顛末と、そして……祖父ギルバート卿による「最後の仕上げ」が。

 ――次回、『祖父、ブチギレる。「わしの孫を侮辱した罪、万死に値する」……おじい様、物理攻撃はやめてください』。  時間を少し巻き戻し、家族たちが連行される直前の「祖父無双」のエピソードをお届けします。お楽しみに!
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