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25.そして、出撃は続く
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翌日。
「それで、どうなったの?!」
休み時間、私は安菜に問い詰められていた。
その表情は真剣そのもの。
こういう友達は、ありがたいよ。
ちなみに、コンサートは大盛況!
安菜の熱唱は、部隊を盛り上げた。
ボルケーナ先輩とはノリノリで、シッポをつかんで分銅のように振り回したと聞く。
……誇らしいと思っていいよね?
ハテノ市立ハテノ中学校の教室は、美しくない。
古くて傷ついたフローリング床と、椅子と机。
掃除はしたけど未だにホコリがあるような気がする、見るからにミスボラシイ。
窓から見える海の景色が、美しいといえるかな。
その向こうには、朱墨ちゃんが誇りとするキリリとした山脈が。
「シロドロンド騎士団、ロボルケーナを作ってるところは、装備の生産スケジュールを見直すって、言ってたよ。
異能力を使えるパイロットもいるから、まずはそれ向けの装備を優先するって。
通常人向けの装備は、設計から見直すから、後回し」
「それで、あんた自身はどうなの。
まさか、く、クビに」
恐る恐る、という感じで安菜が聞いてくる。
珍しい! 安菜のこういう表情!
「お咎めとか、降格とかは誰もない。
そもそも、あっちのせいで地球側の計画が狂いまくったんだから」
ああ、どうやっても抑えきれない怒りが、全身をかけめぐる。
机においた手を、思わず握りこむ。
ツメが板をひっかく音が、やけに耳についた。
ススーっと、それだけの音が、なんだか八つ当たりしてるのを責めているような気がした。
弟妹や朱墨ちゃんにしたことも、今は後悔とともに思いだされるだけだよ。
「そう、よかった」
安菜はそう言ったけど、納得しきってるとは思えなかった。
また罪悪感がわいてくる。
友達が私を納得してない姿を見たくなかったから、窓の外を見た。
晴れの海は、本当にきれいだから。
その時、スマホが短くなった。
(ああ、なんでこのタイミングで)
ここからは見えない海で、光が生まれた。
ポルタの光。
ここから違う場所へつなげる次元の門。
ショックダイルも、それと同じものをくぐってやってきた。
スマホを見る。
(やっぱり)
ポルタ社が治安維持のための出撃した合図だ。
ぺネトが。
宇宙戦艦ファイドリティ・ペネトレーターが純白の姿をポルタに滑り込ませたんだ。
(ああ、また)
怖い。体が震える。
(結局、私の発表に意味はあったの?)
私が述べたことを、暗号世界人は信じていなかった。
そもそも、私が産まれる前からそうだった。
これからも、そうなの?
数少ない、怪獣と互角に戦える人たちへの負担が、減ることはない
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