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第3章
入学試験
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「ふぅー」
1限目は国語だ。
この学園の国語のテストは文字が読めるかどうかを問われる。もちろん言語はひとつではない。大陸によって使い方の違いなどもあるのでそれを聞かれたり、その言葉で書かれた文の意味を書けというものだ。
(開始10分で終わってしまった……)
この世界の言葉はステータスで保証されているので文を訳せと言われたら読めば終わる。
(かすみー!この言語ってなんだ?)
俺は最後の問題の文の言語をさしながらかすみに聞く。これだけなんか目立っていて、それに複雑な文字だ。読めるけど……
⦅えーっと、それは古代語ですね。今からおよそ500年前に使われていた言語です。おそらく100点潰しの問題でしょう⦆
(この世界でも100点潰しとかあるんだな)
⦅自分が作った問題を完全にとかれたくないのはどの世界でも一緒だと思いますよ?⦆
こんな感じでかすみと話していたら1限目が終わった。
~2限目 算数~
(簡単すぎないか?)
⦅まぁ、あくまで学生の入学試験の問題ですし……⦆
(それでもだろ……)
問題は初めの方は3桁、4桁の足し算などで、後半は1桁の掛け算、割り算で最後の大問が文章で書かれた問題から式を作って計算………
とまあ、現代日本にいればほとんどの人が解けるような問題ばっかりだ。
(こんなに簡単でいいのかよ……)
~3限目 社会~
(やっと来た。問題の社会が……)
⦅頑張ってください!マスター!⦆
(間違ったらアドバイスよろしくな!)
⦅そ、それはぁ……ま、マスター1人の力で解いてください……⦆
(教えてくれないのか?)
⦅と、当然です!ルルさんがここまで勉強を教えてくれたじゃないですか!だから1人で…………で、でもマスターに嫌われたらぁ……⦆
(か、かすみさーん?大丈夫ですかー?)
⦅ブツブツ……⦆
(あ、ダメだ。とにかく、できるまでやろう!)
15分後
(思ってたより簡単だったな……)
内容は歴史……といってもほとんどがおとぎ話や有名な昔話で、少しだけその先の話や発展問題的なものがあるだけだった。
⦅簡単でよかったですね!あとは魔法試験ですが……マスターなら余裕ですね!⦆
(おう!っと、その事なんだけど)
⦅どうしました?⦆
(魔法試験の時に魔法攻撃力をこの世界の平均くらいになるようにかすみがサポートしてくれないか?あのステータスだったら初級魔法を撃っただけであたり一帯が灰になってちゃうよ……)
⦅そ、そうでしたね……私ににお任せ下さい!⦆
(よろしくな!)
25分後
ゴーンゴーン……ゴーンゴーン
「試験時間終了です!筆記用具をその場において解答用紙と問題用紙を前に送って集めてください」
「ごしゅ……エリックくん!テストどうでしたか?」
さすがにマリも空気を読んでくれたみたいだ。ここでご主人様とか言ったら問題になるからな。
「俺は簡単だったかな。マリは?」
「マリは……だいたい出来たんですけど、国語の最後の問題の文がわかりませんでした。見たこともないですし……」
「そ、そうか……でも、マリなら合格だろ?」
「い、祈って待ちます……」
「次は実技試験です!外にいる係員の指示に従って行動してください!」
「こちらが試験会場です!受付でもらった番号順に並んでください!」
順番と言っても席に座っていた順だ。50人が入る教室が10個くらい用意されていたらしい。
「ということは俺の後ろはマリか」
「そうですよ!」
「あんまりやり過ぎないようにな?こく……りこにも言っといてくれ」
「分かりました!」
「ふぅー」
(さっき言ったことよろしくな!)
⦅もちろんです!⦆
「次の人!前に来てください!」
「お、俺か?んじゃ行ってくる!」
「頑張ってください!」
俺は案内された位置につく。
「では、合図をしたら15メートル先にある人型の的に魔法を撃ってください。自分が撃てる最大を出しても大丈夫です。ここは結界が張っているのでちょっとのことでは壊れません。質問はありまか?」
「いいえ、大丈夫です」
「最後に使う魔法の属性を教えてください」
「火属性です」
「分かりました」
そう言うと担当の人は紙に色々書いていく。
「それでは詠唱を始めてください」
(ん?……詠唱……あっ!詠唱だ!かすみ!火属性の初級魔法の詠唱を教えてくれ!)
⦅あ!分かりまた!ええっと、『飛び散れ、ファイヤーボール』です!⦆
「どうしましたか?」
「あ、いえ。なんでもないです!」
「では始めてください」
「えーっと、『飛び散れ…ファイヤーボール!』」
(うわっ!なんか変な感じだな。魔力の出方がいつもと違うからちょっと気持ち悪いかも……)
すると俺の前に直径30センチほどの火の玉ができた。そしてそれを的に向かって飛ばす。
(よし!初めての詠唱だったけど上手くできたかな?)
ヒュ~~…………ポン
(え?ポン?)
「……ありがとうございます。もう大丈夫です。これで試験は終わりです。2日後に合格発表があるので学園にもう一度来てくださいね。このあとは外の係員の指示に従って行動してください」
「は、はい。ありがとうございます……」
あとの3人は難なくクリアしたそうだ。
マリがりこに「ちゃんと詠唱して、威力も抑えてね!」と念押ししてくれたみたいだ。
なんか悔しい……よし、帰ったらタマをモフりまくろう……
外でルルが待っててくれていた。
「エリック!どうだった!?」
「まぁまぁかな?社会が思ったより簡単だったしな」
「ルーちゃんが教えてくれた難しいことはほとんど出なかったよ?ね?ご主人様!」
「おまっ!その呼び方はやめろって!」
「はわっ!」
俺が注意するとマリは慌てて手で口を塞ぐ。
「ちょうど魔法を撃ったタイミングと重なったっぽいから大丈夫かな?」
すると少し離れたところにいた係員の人がよってきた。
「君たちは試験終了者かな?だったら早く正門に行きなさい 。ここで溜まると他の人が出にくくなるからね」
するとルルが代表して受け答えをしてくれた。
「私達は待ち合わせをしているので端に寄って待っていていいですか?」
「それは今試験をしている子かな?それだったら正門で待っていなさい」
「いえ、違います。今待っているのは……」
すると魔法試験会場とは反対の方向からこの前に会った、いや。助けた金髪の美少女
……エリンがこちらに向かってきた。
「お待たせしましたです!ルルちゃん。あれ?」
「よーエリン!2日ぶりか?」
「んー……そうですね!2日ぶりです!エリくん!」
「えっと……あの………お名前をお伺いしても?」
隣にいた係員の人が俺たちに向かって聞いてきた。さすがにエリンのことは知っているようだ。
「エリック・ミラ・アウィーズです」
「アウィーズ……アウィーズ………もしかしてリック侯爵のご子息様であられますか!?」
「えっと……そうですね」
「し、失礼しましたぁ!」
「いえ、大丈夫ですよ。俺はそこまで気にならないですしね!」
「あ、ありがとうございます!」
「とりあえず行くで……行きましょう!」
俺たちは係員の人に一礼してその場を去った。
ルルがエリンと待ち合わせをしていた理由は学園を案内してくれるからだったそうだ。
俺たちは正門の近くでエリンとルルと別れて家に帰った。貰った屋敷は明日行く予定だ。
夜。
この日学園では試験があった。
魔法試験はその場で点数化するが、筆記試験は一人一人の回答に目を通して点数をつけなければならない。
そしてその中の1枚に目をつけたある男性教師が慌てて学長室に入ってきた。
「すいません!学園長!」
「なんだ?騒がしい」
「実は……筆記試験の国語科の最後の問題をご存じですか?」
「あぁ、あの古代語だろ?あれは専門家でも表と見比べながらじゃないと解けないような文字だろ?」
「はい。それが……ある生徒がこの問題を解いてしましまして……」
「そんなバカなっ!」
学園長は机をバンッと叩いて立ち上がった。
「確かに簡単な文だったとはいえ、表もなしにあの文字を解くとは……」
「それに、その生徒は全教科で満点だそうです」
「どんな逸材なんだ……報告ありがとう。戻っていいぞ」
「はっ!」
このことが学校中に知れ渡るのに、そう時間はかからなかった。
1限目は国語だ。
この学園の国語のテストは文字が読めるかどうかを問われる。もちろん言語はひとつではない。大陸によって使い方の違いなどもあるのでそれを聞かれたり、その言葉で書かれた文の意味を書けというものだ。
(開始10分で終わってしまった……)
この世界の言葉はステータスで保証されているので文を訳せと言われたら読めば終わる。
(かすみー!この言語ってなんだ?)
俺は最後の問題の文の言語をさしながらかすみに聞く。これだけなんか目立っていて、それに複雑な文字だ。読めるけど……
⦅えーっと、それは古代語ですね。今からおよそ500年前に使われていた言語です。おそらく100点潰しの問題でしょう⦆
(この世界でも100点潰しとかあるんだな)
⦅自分が作った問題を完全にとかれたくないのはどの世界でも一緒だと思いますよ?⦆
こんな感じでかすみと話していたら1限目が終わった。
~2限目 算数~
(簡単すぎないか?)
⦅まぁ、あくまで学生の入学試験の問題ですし……⦆
(それでもだろ……)
問題は初めの方は3桁、4桁の足し算などで、後半は1桁の掛け算、割り算で最後の大問が文章で書かれた問題から式を作って計算………
とまあ、現代日本にいればほとんどの人が解けるような問題ばっかりだ。
(こんなに簡単でいいのかよ……)
~3限目 社会~
(やっと来た。問題の社会が……)
⦅頑張ってください!マスター!⦆
(間違ったらアドバイスよろしくな!)
⦅そ、それはぁ……ま、マスター1人の力で解いてください……⦆
(教えてくれないのか?)
⦅と、当然です!ルルさんがここまで勉強を教えてくれたじゃないですか!だから1人で…………で、でもマスターに嫌われたらぁ……⦆
(か、かすみさーん?大丈夫ですかー?)
⦅ブツブツ……⦆
(あ、ダメだ。とにかく、できるまでやろう!)
15分後
(思ってたより簡単だったな……)
内容は歴史……といってもほとんどがおとぎ話や有名な昔話で、少しだけその先の話や発展問題的なものがあるだけだった。
⦅簡単でよかったですね!あとは魔法試験ですが……マスターなら余裕ですね!⦆
(おう!っと、その事なんだけど)
⦅どうしました?⦆
(魔法試験の時に魔法攻撃力をこの世界の平均くらいになるようにかすみがサポートしてくれないか?あのステータスだったら初級魔法を撃っただけであたり一帯が灰になってちゃうよ……)
⦅そ、そうでしたね……私ににお任せ下さい!⦆
(よろしくな!)
25分後
ゴーンゴーン……ゴーンゴーン
「試験時間終了です!筆記用具をその場において解答用紙と問題用紙を前に送って集めてください」
「ごしゅ……エリックくん!テストどうでしたか?」
さすがにマリも空気を読んでくれたみたいだ。ここでご主人様とか言ったら問題になるからな。
「俺は簡単だったかな。マリは?」
「マリは……だいたい出来たんですけど、国語の最後の問題の文がわかりませんでした。見たこともないですし……」
「そ、そうか……でも、マリなら合格だろ?」
「い、祈って待ちます……」
「次は実技試験です!外にいる係員の指示に従って行動してください!」
「こちらが試験会場です!受付でもらった番号順に並んでください!」
順番と言っても席に座っていた順だ。50人が入る教室が10個くらい用意されていたらしい。
「ということは俺の後ろはマリか」
「そうですよ!」
「あんまりやり過ぎないようにな?こく……りこにも言っといてくれ」
「分かりました!」
「ふぅー」
(さっき言ったことよろしくな!)
⦅もちろんです!⦆
「次の人!前に来てください!」
「お、俺か?んじゃ行ってくる!」
「頑張ってください!」
俺は案内された位置につく。
「では、合図をしたら15メートル先にある人型の的に魔法を撃ってください。自分が撃てる最大を出しても大丈夫です。ここは結界が張っているのでちょっとのことでは壊れません。質問はありまか?」
「いいえ、大丈夫です」
「最後に使う魔法の属性を教えてください」
「火属性です」
「分かりました」
そう言うと担当の人は紙に色々書いていく。
「それでは詠唱を始めてください」
(ん?……詠唱……あっ!詠唱だ!かすみ!火属性の初級魔法の詠唱を教えてくれ!)
⦅あ!分かりまた!ええっと、『飛び散れ、ファイヤーボール』です!⦆
「どうしましたか?」
「あ、いえ。なんでもないです!」
「では始めてください」
「えーっと、『飛び散れ…ファイヤーボール!』」
(うわっ!なんか変な感じだな。魔力の出方がいつもと違うからちょっと気持ち悪いかも……)
すると俺の前に直径30センチほどの火の玉ができた。そしてそれを的に向かって飛ばす。
(よし!初めての詠唱だったけど上手くできたかな?)
ヒュ~~…………ポン
(え?ポン?)
「……ありがとうございます。もう大丈夫です。これで試験は終わりです。2日後に合格発表があるので学園にもう一度来てくださいね。このあとは外の係員の指示に従って行動してください」
「は、はい。ありがとうございます……」
あとの3人は難なくクリアしたそうだ。
マリがりこに「ちゃんと詠唱して、威力も抑えてね!」と念押ししてくれたみたいだ。
なんか悔しい……よし、帰ったらタマをモフりまくろう……
外でルルが待っててくれていた。
「エリック!どうだった!?」
「まぁまぁかな?社会が思ったより簡単だったしな」
「ルーちゃんが教えてくれた難しいことはほとんど出なかったよ?ね?ご主人様!」
「おまっ!その呼び方はやめろって!」
「はわっ!」
俺が注意するとマリは慌てて手で口を塞ぐ。
「ちょうど魔法を撃ったタイミングと重なったっぽいから大丈夫かな?」
すると少し離れたところにいた係員の人がよってきた。
「君たちは試験終了者かな?だったら早く正門に行きなさい 。ここで溜まると他の人が出にくくなるからね」
するとルルが代表して受け答えをしてくれた。
「私達は待ち合わせをしているので端に寄って待っていていいですか?」
「それは今試験をしている子かな?それだったら正門で待っていなさい」
「いえ、違います。今待っているのは……」
すると魔法試験会場とは反対の方向からこの前に会った、いや。助けた金髪の美少女
……エリンがこちらに向かってきた。
「お待たせしましたです!ルルちゃん。あれ?」
「よーエリン!2日ぶりか?」
「んー……そうですね!2日ぶりです!エリくん!」
「えっと……あの………お名前をお伺いしても?」
隣にいた係員の人が俺たちに向かって聞いてきた。さすがにエリンのことは知っているようだ。
「エリック・ミラ・アウィーズです」
「アウィーズ……アウィーズ………もしかしてリック侯爵のご子息様であられますか!?」
「えっと……そうですね」
「し、失礼しましたぁ!」
「いえ、大丈夫ですよ。俺はそこまで気にならないですしね!」
「あ、ありがとうございます!」
「とりあえず行くで……行きましょう!」
俺たちは係員の人に一礼してその場を去った。
ルルがエリンと待ち合わせをしていた理由は学園を案内してくれるからだったそうだ。
俺たちは正門の近くでエリンとルルと別れて家に帰った。貰った屋敷は明日行く予定だ。
夜。
この日学園では試験があった。
魔法試験はその場で点数化するが、筆記試験は一人一人の回答に目を通して点数をつけなければならない。
そしてその中の1枚に目をつけたある男性教師が慌てて学長室に入ってきた。
「すいません!学園長!」
「なんだ?騒がしい」
「実は……筆記試験の国語科の最後の問題をご存じですか?」
「あぁ、あの古代語だろ?あれは専門家でも表と見比べながらじゃないと解けないような文字だろ?」
「はい。それが……ある生徒がこの問題を解いてしましまして……」
「そんなバカなっ!」
学園長は机をバンッと叩いて立ち上がった。
「確かに簡単な文だったとはいえ、表もなしにあの文字を解くとは……」
「それに、その生徒は全教科で満点だそうです」
「どんな逸材なんだ……報告ありがとう。戻っていいぞ」
「はっ!」
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