大好きな姉さんに裏切られた……?

マルローネ

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4話

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「姉さんの部屋に勝手に入るのは気が引けるけれど……ハンバル様のことを調べていたのなら、ここにその書類があるはず……」

 私はメイド達も連れてフランソア姉さんの部屋に入った。ハンバル様の何を調べていたのか……それを探る必要がある。きっとそこに冷たくなった姉さんの本音が隠れているような気がしたから。


「ええと……これでもなく、あれでもなく……」

「マリア様! この書類ではないでしょうか?」

「あ、それだわ! ありがとう!」


 メイドの1人が見つけてくれた書類……私はそれに目を通した。そこには……。

 ハンバル様の……裏の顔が隠れていたのだった。


「なにこれ……? まさか、姉さんはこれを調べていたというの……?」
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