第二王子妃教育を受けていたけど、婚約破棄された~浮気も酷いし、仕事も押し付けるしで清々しています~

マルローネ

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17話 子供達の行く末 その1

「それで……その調査の末に分かった20人の女性はどうなるの? まだ身籠ったままなんでしょう?」

「ああ、国王陛下を初め、第一王子殿下達、それから親戚の大公殿下らも各方面への対処で大忙しみたいだ。まず、関係を持った女性が貴族、メイド、一般人と多岐に渡るからね。何か悪い噂でも流されたら、ひとたまりもないかもしれない」

「なるほど……確かに、周辺国家を見てもあまり仲の良くない国はあるものね。そういうところへ詳細な情報が行ったりしたら……」

「ああ、最悪の場合、情報を漏らした者は殺されるだろう。ただ、情報が行ってから殺しても意味はないけどね」


 クライブの話を聞いていると、王家が今、どれだけ大混乱になっているか容易に想像出来てしまった。暗殺という手段はまず使わないだろうと思う。それが表に出た時も大変だし、暗殺はするかも……と私達貴族も普通に考えているから余計にだ。

「正直言って、今は王族の間でも統率が取れているとは言えない。前に僕が言いかけていたのがそれさ。ガスト王子殿下を除いたとしても、他の方々が王族として向いているかと言われたら、疑問に感じてしまうからね」

「なるほど……そういうことだったのね」

「ああ、そういうことさ。まあ、僕らには直接関係ないことだけど。ただ、波及してくると本当に厄介なことになりかねない」


 確かに……以前のガスト王子殿下のように、生まれて来る子供を匿え~~~! なんて言って来られたら本当に大変だしね。その場合は全力で拒否をしなければならない。それこそ、議会に訴えるレベルで。まあ、国王陛下があれだけ謝罪していたのだから、今更、そんなことはあり得ないと思うけれどね。


「幾つかの案は出ているらしいんだけど、まだ決定はしていないらしい。王族としても自分達の血を受け継いだ20人もの男女が誕生するんだからね。この際、政略的に利用できないか? といった案も生まれているそうだ」

「その子たち、あんまり良い未来は待ってなさそうね……ガスト様が勝手に作ったわけだから、生まれて来る子たちには何の罪もないはずなのに」

「それは確かにそうだね……何とかしてやりたいとも思うが……」


 クライブも助けられるなら助けたい、という気持ちなんだろう。まあ、王家ゆかりの子供達になるんだから、どうするのかは、王家に委ねられるわけだけれど……ガスト様みたいに適当に行動する方が他にもたくさん居るのだとしたら、それは本当に可哀想な結果を生むのでは? と思えてしまった。
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