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見学授業
見学授業②
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「せーつ君っ!さっきぶりだね。」
「うん。授業は?」
「女の子達が着替えてるからまだ大丈夫だよ。そんな
一緒に居たいって思ってくれてるんだ笑?」
「ちげーし。キショい勘違いすんな、ばーか。」
「あはは。」
藍藤の着替えが終わり、俺のところに来て相変わらずな会話をする。
たった一時限会ってなかっただけなのにこんなにも待ち遠しくて会えて嬉しいと思ってしまう。
(ダメだ…また依存しかけてる……)
小さい頃からの依存体質で、少し優しく接してくれるだけで相手に好意を抱いてしまうのだ。
今回だって水泳終わりでしっとりと濡れている藍藤の髪を見てるだけでドキドキしてしまっている。
「ハクシュンッ!!」
「!、大丈夫か?」
「うん、ちょっと寒くって。」
不意に藍藤がくしゃみをした。
そりゃそうか、夏も終わりかけで少し肌寒くなってきている。
俺はちょこんと座っている藍藤を羽を使って抱きしめた。
ついでに羽を動かしながら髪も乾かす。
抱きしめる格好だったからすげー恥ずかったけど風邪を引くよりはマシなはずだ。
「!!、雪君?どうしたの?」
「くしゃみしてたじゃん。寒いのかって思ったから。」
「あ、ありがとう…」
少し照れてる藍藤に俺も恥ずか死にかけてしまった。
でも、この身体が役に立っているのならほんの少しだろうけど自分の存在意義っていうのがあるのかもしれないと思う。
「あったかいなぁ。ずっとこうしてたい…。」
「もう着替え終わるんじゃない?」
「あー…離れたくないよー…」
藍藤が赤ちゃんのように駄々をこね始めた。
俺はそのデカい赤ちゃんをあやして機嫌を直す。
「ほら、大丈夫だから。何でそんなすぐ帰るって思考になるんだよ。」
「だってさぁ…。うー…。あ!いい事思いついた!
この本読んでよ!読み終わるまで帰っちゃダメだからね!じゃあね。」
「は!?ちょ、待て!」
「ばいばーい!」
藍藤は「アインシュタインの相対性理論」というクソ分厚い本を渡して来た。
読めるわけないだろ………。
俺は渋々本を開いた。
「うん。授業は?」
「女の子達が着替えてるからまだ大丈夫だよ。そんな
一緒に居たいって思ってくれてるんだ笑?」
「ちげーし。キショい勘違いすんな、ばーか。」
「あはは。」
藍藤の着替えが終わり、俺のところに来て相変わらずな会話をする。
たった一時限会ってなかっただけなのにこんなにも待ち遠しくて会えて嬉しいと思ってしまう。
(ダメだ…また依存しかけてる……)
小さい頃からの依存体質で、少し優しく接してくれるだけで相手に好意を抱いてしまうのだ。
今回だって水泳終わりでしっとりと濡れている藍藤の髪を見てるだけでドキドキしてしまっている。
「ハクシュンッ!!」
「!、大丈夫か?」
「うん、ちょっと寒くって。」
不意に藍藤がくしゃみをした。
そりゃそうか、夏も終わりかけで少し肌寒くなってきている。
俺はちょこんと座っている藍藤を羽を使って抱きしめた。
ついでに羽を動かしながら髪も乾かす。
抱きしめる格好だったからすげー恥ずかったけど風邪を引くよりはマシなはずだ。
「!!、雪君?どうしたの?」
「くしゃみしてたじゃん。寒いのかって思ったから。」
「あ、ありがとう…」
少し照れてる藍藤に俺も恥ずか死にかけてしまった。
でも、この身体が役に立っているのならほんの少しだろうけど自分の存在意義っていうのがあるのかもしれないと思う。
「あったかいなぁ。ずっとこうしてたい…。」
「もう着替え終わるんじゃない?」
「あー…離れたくないよー…」
藍藤が赤ちゃんのように駄々をこね始めた。
俺はそのデカい赤ちゃんをあやして機嫌を直す。
「ほら、大丈夫だから。何でそんなすぐ帰るって思考になるんだよ。」
「だってさぁ…。うー…。あ!いい事思いついた!
この本読んでよ!読み終わるまで帰っちゃダメだからね!じゃあね。」
「は!?ちょ、待て!」
「ばいばーい!」
藍藤は「アインシュタインの相対性理論」というクソ分厚い本を渡して来た。
読めるわけないだろ………。
俺は渋々本を開いた。
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