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五章 おっさんとテンプレ
第七十二話・レアアイテム
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「ハァ...なぁお前、因果応報って言葉を知っているか?」
「んなもん、知るかぁぁぁあ!くたばれ、クソジジイがぁぁぁぁああっ!!」
俺の忠告に聞く耳持たぬモヒカン頭の青年は、否定と同時に大きく宙にジャンプ
すると、俺を斬る為、両手に握った剣を大きく上に振りかぶる。
「やれやれ......そんな体勢で攻撃してくるなんて、それって反撃してくれと
言ってるみたいなものだ......ぞっとっ!」
「な!?は、速―――グルバァアアヴャッ!!」
俺は怒髪を発動させ、剣を大きく振りかぶる事によって出来たモヒカン頭の
青年の丸見えの土手っ腹へ目掛け、カウンターパンチを撃ち出して叩き込む。
「これでおしまいだ!オリャァァアッ!!」
「ノベロガァァァアア――――――――ッ!!!」
そして間を入れず、カウンターパンチを食らった事で前屈みになっている
モヒカン頭の青年を、下から上へと思いっきり蹴り上げてぶっ飛ばすと、
その顔が苦痛にまみれた物凄い形相へと変わっていき、声にならない
叫声を荒らげながら、既に気絶して地面に転がっている他の仲間達の上に
大きな音をドスンッと立てて崩れ落ちる。
......パン、パン。
「ふう...これでよしっと!」
俺は気絶して地面に倒れ込んでいる青年三人組を、持っていたロープで
グルグル巻きにして縛りあげる。
「で、どうする、レンヤ?コイツらを引き渡す為、もう一度ギルドに戻る?」
「う~ん、そうだな...」
正直、面倒くさいからこのまま放置したい所だけど、そうしたら後から
コイツらに報復されそうだしなぁ。
そうなってくると、もっと面倒くさいだろうし......
「.....ハァ、しょうがない。こいつらを引き渡しにギルドへ戻るか」
俺はもう何度目になるか分からない嘆息を吐き、頭をポリポリと掻き
ながらそう決断すると、ロープで縛りあげている青年三人組ズルズルと
引きずりながら、来た道を引き返していく。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「......ホント、あいつらの余計なちょっかいのせいで、要らぬ体力と時間を
奪われちまったぜ、ったくよ!」
「そんなにぼやかない、ぼやかない。ギルドに戻ったおかげであの三人組に
かけられてた懸賞金が貰う事ができたんだし、ここは結果オーライって
考えておこうよ♪」
「まぁ確かに、想定外の収入だったけどさ...」
どうやらあの三馬鹿トリオは強盗の常習犯だったらしくて、
ルコールの言うように、ギルドから懸賞金がかけられていたのだ。
「それにあいつらからさ、結構レア物のアイテムをドロップしたんでしょ?」
「ああ、そうだった。お前の言う通り、あいつらから【こいつ】をゲット
したんだっけ?」
ルコールの述べるレアアイテムを、俺はアイテムボックスから取り出して
手に取ると、目の前に翳し、観察する様にジィィーッと見つめる。
「んなもん、知るかぁぁぁあ!くたばれ、クソジジイがぁぁぁぁああっ!!」
俺の忠告に聞く耳持たぬモヒカン頭の青年は、否定と同時に大きく宙にジャンプ
すると、俺を斬る為、両手に握った剣を大きく上に振りかぶる。
「やれやれ......そんな体勢で攻撃してくるなんて、それって反撃してくれと
言ってるみたいなものだ......ぞっとっ!」
「な!?は、速―――グルバァアアヴャッ!!」
俺は怒髪を発動させ、剣を大きく振りかぶる事によって出来たモヒカン頭の
青年の丸見えの土手っ腹へ目掛け、カウンターパンチを撃ち出して叩き込む。
「これでおしまいだ!オリャァァアッ!!」
「ノベロガァァァアア――――――――ッ!!!」
そして間を入れず、カウンターパンチを食らった事で前屈みになっている
モヒカン頭の青年を、下から上へと思いっきり蹴り上げてぶっ飛ばすと、
その顔が苦痛にまみれた物凄い形相へと変わっていき、声にならない
叫声を荒らげながら、既に気絶して地面に転がっている他の仲間達の上に
大きな音をドスンッと立てて崩れ落ちる。
......パン、パン。
「ふう...これでよしっと!」
俺は気絶して地面に倒れ込んでいる青年三人組を、持っていたロープで
グルグル巻きにして縛りあげる。
「で、どうする、レンヤ?コイツらを引き渡す為、もう一度ギルドに戻る?」
「う~ん、そうだな...」
正直、面倒くさいからこのまま放置したい所だけど、そうしたら後から
コイツらに報復されそうだしなぁ。
そうなってくると、もっと面倒くさいだろうし......
「.....ハァ、しょうがない。こいつらを引き渡しにギルドへ戻るか」
俺はもう何度目になるか分からない嘆息を吐き、頭をポリポリと掻き
ながらそう決断すると、ロープで縛りあげている青年三人組ズルズルと
引きずりながら、来た道を引き返していく。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「......ホント、あいつらの余計なちょっかいのせいで、要らぬ体力と時間を
奪われちまったぜ、ったくよ!」
「そんなにぼやかない、ぼやかない。ギルドに戻ったおかげであの三人組に
かけられてた懸賞金が貰う事ができたんだし、ここは結果オーライって
考えておこうよ♪」
「まぁ確かに、想定外の収入だったけどさ...」
どうやらあの三馬鹿トリオは強盗の常習犯だったらしくて、
ルコールの言うように、ギルドから懸賞金がかけられていたのだ。
「それにあいつらからさ、結構レア物のアイテムをドロップしたんでしょ?」
「ああ、そうだった。お前の言う通り、あいつらから【こいつ】をゲット
したんだっけ?」
ルコールの述べるレアアイテムを、俺はアイテムボックスから取り出して
手に取ると、目の前に翳し、観察する様にジィィーッと見つめる。
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