おっさん、勇者召喚されるがつま弾き...だから、のんびりと冒険する事にした

ギガン城と呼ばれる城の第一王女であるリコット王女が、他の世界に住む四人の男女を
自分の世界へと召喚した。

召喚された四人の事をリコット王女は勇者と呼び、この世界を魔王の手から救ってくれと
願いを託す。

しかしよく見ると、皆の希望の目線は、この俺...城川練矢(しろかわれんや)には、
全く向けられていなかった。

何故ならば、他の三人は若くてハリもある、十代半ばの少年と少女達であり、
将来性も期待性もバッチリであったが...

この城川練矢はどう見ても、しがないただの『おっさん』だったからである。


でもさ、いくらおっさんだからっていって、これはひどくないか?

だって、俺を召喚したリコット王女様、全く俺に目線を合わせてこないし...

周りの兵士や神官達も蔑視の目線は勿論のこと、隠しもしない罵詈雑言な言葉を
俺に投げてくる始末。

そして挙げ句の果てには、ニヤニヤと下卑た顔をして俺の事を『ニセ勇者』と
罵って蔑ろにしてきやがる...。

元の世界に帰りたくても、ある一定の魔力が必要らしく、その魔力が貯まるまで
最低、一年はかかるとの事だ。

こんな城に一年間も居たくない俺は、町の方でのんびり待とうと決め、この城から
出ようとした瞬間...

「ぐふふふ...残念だが、そういう訳にはいかないんだよ、おっさんっ!」

...と、蔑視し嘲笑ってくる兵士達から止められてしまうのだった。


※小説家になろう様でも掲載しています。


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