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本編
第46話 カイル兄様とサクヤは語り合った
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カイル兄様が、気を失ってしまったので、カイル兄様が送っておくと言っていた国王陛下への手紙を私が書いて送っておいた。
「国王陛下からの手紙が届きましたよ。アイリスお嬢様」
「ありがとう。アリス」
国王陛下からの返事が書かれているだろう手紙を持って、アリスがやってきたので、礼を言って手紙を受け取った。
「明日、謁見できるみたいです。どんな話が聞けるのやら……」
現国王陛下が悪いわけでないですが、話の内容によっては、どうしてくれよか(怒)
「アイリス。どんな話であっても国王陛下を困らせたり、危害を加えてはダメだよ」
黒い考えを読まれてしまったか。
「あら、カイル兄様。目を覚まされたのですね」
「動転して気を失うなんて、私もまだまだだね」
「何はともあれ、目を覚まされてよかったです」
「サクヤさんは、何処にいるか知っているかい?」
「サクヤなら、町の様子を見に行くと言って、出掛けておりますよ」
「そうか。じゃあ、話したいことがあるので、私も出掛けてくるよ」
「かしこまりました」
そう言ってカイル兄様は、サクヤを探しに出掛けて行った。
「アリス。カイル兄様とサクヤはうまくやっていけるかしら?」
「なるようになるのではないですかね?」
拳で殴り合って、仲良くなるとかかな……
二人とも怪我してほしくないんだけどな……
「アイリスお嬢様。とんちんかんなこと考えてませんか?」
「!!」
私が何を考えているかアリスも心を読むスキル所持者だったのか……
「アイリスお嬢様。いつも言っておりますが私は、カイル様の持つ心を読むスキルは持ってませんからね」
「本当に……?」
「アイリスお嬢様は、変なことを考えたり、何か作ろうと考えているときにコロコロ表情をお変えになられるので、わかりやすいだけですからね。
このやり取りも何度もやってますよね」
「そうだね。カイル兄様とサクヤが殴り合って仲良くなるとか思っていただけだよ」
「何ですか!!そのとんでも理論!!
それにカイル様もサクヤさんもアイリスお嬢様が悲しまれることは、されないと思いますよ」
そうだね。二人とも優しいからね。
人が辛い思いをするようなことはしないよね。
暫くして、カイル兄様とサクヤが肩を組くんで笑いながら帰って来た。
「アリス……私の考えはとんでも理論じゃなかったの?
私が悲しむようなことは、しないんじゃなかったの?」
「そのはずなんですが……どうしてでしょうね……ハハハァ」
アリスは、二人の姿を見て笑って誤魔化した。
カイル兄様とサクヤは、仲良さそうに肩を組んで帰って来た。
服は所々破れ、顔を腫らし、口元や拳、腕などの傷から出血させながら……
「カイル兄様、サクヤ、正座!!」
カイル兄様はよくわかっていなかったが、サクヤが正座したら、それを見て同じように正座した。
「カイル兄様、サクヤと話したいことがあるからと出掛けていかれましたよね?」
「そうだね……」
「じゃあ、何で、二人とも顔を腫らし、怪我をして血を流しているのですかね。
カイル兄様の話をするとは、拳で語り合うことなのですか?」
「「アイリス。上手いこと言うね」」
「二人とも私は、怒っているんですが……反省されていないようですね」
私は、そう言って二人を放置して、ゾイルさんとマキさんのいる調理場に向かうと今日の夕食を決めかねているということだった。
「ゾイルさん、マキさん、作り方お教えするので、カレーライスにしましょう」
「カレーライスですか?どんなものなのですか?」
私は、二人にカレーライスの説明した。
「スパイスと薬草を使うのですね。
スパイスは使われますが、薬草を使った料理など作ったり、食べたりしたことがないので楽しみです」
ゾイルさんとマキさんと一緒にカレーを作った。夕食の時間になり、カレーライスを皆は、美味しいと言いながら食べている。
しかし、カイル兄様とサクヤは、反省の意味も込めて、治癒魔法で傷を治していないので、カレーの辛味が口元や口の中の傷を刺激して、痛そうにしていたが、痛みに耐えながら何とか食べていた。
これに懲りたら、反省してもう二度とやらないでくださいね。
「国王陛下からの手紙が届きましたよ。アイリスお嬢様」
「ありがとう。アリス」
国王陛下からの返事が書かれているだろう手紙を持って、アリスがやってきたので、礼を言って手紙を受け取った。
「明日、謁見できるみたいです。どんな話が聞けるのやら……」
現国王陛下が悪いわけでないですが、話の内容によっては、どうしてくれよか(怒)
「アイリス。どんな話であっても国王陛下を困らせたり、危害を加えてはダメだよ」
黒い考えを読まれてしまったか。
「あら、カイル兄様。目を覚まされたのですね」
「動転して気を失うなんて、私もまだまだだね」
「何はともあれ、目を覚まされてよかったです」
「サクヤさんは、何処にいるか知っているかい?」
「サクヤなら、町の様子を見に行くと言って、出掛けておりますよ」
「そうか。じゃあ、話したいことがあるので、私も出掛けてくるよ」
「かしこまりました」
そう言ってカイル兄様は、サクヤを探しに出掛けて行った。
「アリス。カイル兄様とサクヤはうまくやっていけるかしら?」
「なるようになるのではないですかね?」
拳で殴り合って、仲良くなるとかかな……
二人とも怪我してほしくないんだけどな……
「アイリスお嬢様。とんちんかんなこと考えてませんか?」
「!!」
私が何を考えているかアリスも心を読むスキル所持者だったのか……
「アイリスお嬢様。いつも言っておりますが私は、カイル様の持つ心を読むスキルは持ってませんからね」
「本当に……?」
「アイリスお嬢様は、変なことを考えたり、何か作ろうと考えているときにコロコロ表情をお変えになられるので、わかりやすいだけですからね。
このやり取りも何度もやってますよね」
「そうだね。カイル兄様とサクヤが殴り合って仲良くなるとか思っていただけだよ」
「何ですか!!そのとんでも理論!!
それにカイル様もサクヤさんもアイリスお嬢様が悲しまれることは、されないと思いますよ」
そうだね。二人とも優しいからね。
人が辛い思いをするようなことはしないよね。
暫くして、カイル兄様とサクヤが肩を組くんで笑いながら帰って来た。
「アリス……私の考えはとんでも理論じゃなかったの?
私が悲しむようなことは、しないんじゃなかったの?」
「そのはずなんですが……どうしてでしょうね……ハハハァ」
アリスは、二人の姿を見て笑って誤魔化した。
カイル兄様とサクヤは、仲良さそうに肩を組んで帰って来た。
服は所々破れ、顔を腫らし、口元や拳、腕などの傷から出血させながら……
「カイル兄様、サクヤ、正座!!」
カイル兄様はよくわかっていなかったが、サクヤが正座したら、それを見て同じように正座した。
「カイル兄様、サクヤと話したいことがあるからと出掛けていかれましたよね?」
「そうだね……」
「じゃあ、何で、二人とも顔を腫らし、怪我をして血を流しているのですかね。
カイル兄様の話をするとは、拳で語り合うことなのですか?」
「「アイリス。上手いこと言うね」」
「二人とも私は、怒っているんですが……反省されていないようですね」
私は、そう言って二人を放置して、ゾイルさんとマキさんのいる調理場に向かうと今日の夕食を決めかねているということだった。
「ゾイルさん、マキさん、作り方お教えするので、カレーライスにしましょう」
「カレーライスですか?どんなものなのですか?」
私は、二人にカレーライスの説明した。
「スパイスと薬草を使うのですね。
スパイスは使われますが、薬草を使った料理など作ったり、食べたりしたことがないので楽しみです」
ゾイルさんとマキさんと一緒にカレーを作った。夕食の時間になり、カレーライスを皆は、美味しいと言いながら食べている。
しかし、カイル兄様とサクヤは、反省の意味も込めて、治癒魔法で傷を治していないので、カレーの辛味が口元や口の中の傷を刺激して、痛そうにしていたが、痛みに耐えながら何とか食べていた。
これに懲りたら、反省してもう二度とやらないでくださいね。
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