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第拾肆話 ギルマスは実は……
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私は、ヒューイットさんに連れられて、ギルマスがいる部屋まできた。
「シルティー、連れてきたぜ。」
「シルティーと呼ぶなと言っておろうが、まあよい。入ってよいぞ。」
「ぷっぷ ハハァハハァ~ハハァ」
了承を得て、部屋に入ると、ヒューイットさんがギルマスを見てから、私を見て笑い出した。
「おい、ヒューイット、人の顔をみて、笑い出すとは、失礼じゃそ。」
さっきも笑いを堪えていたが、まったくその通りだ。失礼だ 失礼だ。
「すまん。下でさっきアオイが言ったことを思い出したらついな。ぷぷぅぷ」
まだ笑いますか。私はさっき、ヒューイットさんにギルマスみたいに頑張るって、話をしましたが、思い出し笑いされるような、変な事を言った覚えはありません。何がそんなにおかしいのですか。本当に失礼だなヒューイットさんは……
「どんな話か気になるとこじゃが、まずは名乗るのが先じゃな。ワシが王都ターブルロンドのギルドマスターをやっとる、シルティオーネじゃ。」
「私は、アオイっていいます。よろしくお願いします。」
「よろしくなのじゃ。ヒューイットから聞いたが、災難じゃったな。それにゾルゲたちのことに勝手に利用して申し訳なかったのじゃ。」
「いいえ。怖かったですけど、事情はヒューイットさんから聞きましたし、私も、あの人たちにもう絡まれることもないし、安心できるので大丈夫です。」
まぁ、スキルがあるから、絡まれたり、暴力振るわれたのしても、たぶん、無傷で返り討ちにできるだろうけど、ダメ神から説明されたけど、どんなスキル持っているのかも全部把握してないし、スキルほとんど使ってないから、撃退できるかわからないけどと思いながら、そう答えた。
「うむ。ところで、ヒューイットよ。なぜ、先ほどワシとアオイの顔をみて笑ったんじゃ。説明せい。」
「えっとですね。アオイはシルティーみたいになりたいから頑張るって、話をしていたぞ。ぷぷぅ」
「ワシみたいにじゃと? まさか……」
「??」
「アオイ、ギルマスにさっきの話してやれよ。ぷぷぅ」
ヒューイットさんの簡単な説明を聞き、何かに気づいたようだが、私にはわからずいると、ヒューイットさんが自分で話せというのでまだ笑っている、ヒューイットさんを睨んだ。
「ええとですね。冒険者ギルドは、仮登録に年齢制限がなく、規定のランクに昇格すれば、本登録もできると聞いていたので、あっという間にどんどんランクアップして、実力とか色々と認められて、子供なのにギルドマスターになったんだと思ったから、どんどんランクアップしてはやく本登録できるように頑張りたいって話をしました。」
あれ、話していくうちにギルマスの顔が暗くなっていって、今は下を向いてプルプルしているけど私、何か変なこと言ったか?
「ワ ワ ワシは子供ではなのじゃ~ アオイよ。ワシはお前からみていくつにみえるのじゃ?」
「!!」
子供でないと聞いて驚いていると、ギルマスが聞きたくなさそうな顔をして、いくつにみえるか聞いてきた。
「八歳くらいですかね。」
ギルマスはガックリと顔を伏せた後、被っていた帽子を取った。
すると尖った人間より長めの耳がピョンと現れた。
「ワシはな。ハイエルフという種族なんじゃよ。だから見た目通りの年齢ではないのじゃ」
エルフだったのか。帽子で長い耳が隠れちゃってたからわからなかったよ。
私は下を向いてしまった。私が悪いんだから謝ろう。
「すみませんでした」
「よい、よい。あまり気にしてはおらぬし、初対面じゃとよくあることじゃ、そう気に病むでない。」
「帽子を被っておるからの、長い耳な隠れてしまうからのぅ、エルフと気づかぬのも仕方がないことじゃ」
「シルティー、気にするなら帽子被るやめるか、耳が隠れない小さい帽子被ればいいのに」
「だから、あまり気にしてないと言ってあるじゃろうが、この帽子は気に入っておるし、ワシのトレードマークじゃ、この帽子を被っておらぬワシはもうワシではないのじゃ」
「余計な話はここまでじゃ、アオイは冒険者になるということいいんじゃな。」
「はい。親もいませんし、他のギルドでも特例はあるみたいですけど、よくわからないですし、怖い思いもしましたが、冒険者になりたいと思ったので、冒険者ギルドで仮登録します。それにお金も稼がなくちゃいけないですし……」
「何じゃ、お金に困っているか?」
「手持ちがないですし、王都に入るのにお金なくって、ヒューイットさんにお金出してもらったので、はやく返さなければですし」
「アオイ、そんなの気にするな。返さなくっていいぞ。生活するために稼がなきゃならないけどな」
やっぱり、返さなくていいって言われたか……
「他のギルドからの依頼があったりもするから、興味があったら依頼受けてみるのいいじゃろうし、アオイはまだ四歳だから、学校に行ってみたいって思ったら七歳までまだ、三年あるんじゃからその時に考えればいいじゃろう。」
ギルマスのいうか通りだな。まだこの世界に来たばかりだし、何に興味持つかわからないから、何かやりたいって思ったものができたらその時に考えればいいやと私は思った。
「シルティー、連れてきたぜ。」
「シルティーと呼ぶなと言っておろうが、まあよい。入ってよいぞ。」
「ぷっぷ ハハァハハァ~ハハァ」
了承を得て、部屋に入ると、ヒューイットさんがギルマスを見てから、私を見て笑い出した。
「おい、ヒューイット、人の顔をみて、笑い出すとは、失礼じゃそ。」
さっきも笑いを堪えていたが、まったくその通りだ。失礼だ 失礼だ。
「すまん。下でさっきアオイが言ったことを思い出したらついな。ぷぷぅぷ」
まだ笑いますか。私はさっき、ヒューイットさんにギルマスみたいに頑張るって、話をしましたが、思い出し笑いされるような、変な事を言った覚えはありません。何がそんなにおかしいのですか。本当に失礼だなヒューイットさんは……
「どんな話か気になるとこじゃが、まずは名乗るのが先じゃな。ワシが王都ターブルロンドのギルドマスターをやっとる、シルティオーネじゃ。」
「私は、アオイっていいます。よろしくお願いします。」
「よろしくなのじゃ。ヒューイットから聞いたが、災難じゃったな。それにゾルゲたちのことに勝手に利用して申し訳なかったのじゃ。」
「いいえ。怖かったですけど、事情はヒューイットさんから聞きましたし、私も、あの人たちにもう絡まれることもないし、安心できるので大丈夫です。」
まぁ、スキルがあるから、絡まれたり、暴力振るわれたのしても、たぶん、無傷で返り討ちにできるだろうけど、ダメ神から説明されたけど、どんなスキル持っているのかも全部把握してないし、スキルほとんど使ってないから、撃退できるかわからないけどと思いながら、そう答えた。
「うむ。ところで、ヒューイットよ。なぜ、先ほどワシとアオイの顔をみて笑ったんじゃ。説明せい。」
「えっとですね。アオイはシルティーみたいになりたいから頑張るって、話をしていたぞ。ぷぷぅ」
「ワシみたいにじゃと? まさか……」
「??」
「アオイ、ギルマスにさっきの話してやれよ。ぷぷぅ」
ヒューイットさんの簡単な説明を聞き、何かに気づいたようだが、私にはわからずいると、ヒューイットさんが自分で話せというのでまだ笑っている、ヒューイットさんを睨んだ。
「ええとですね。冒険者ギルドは、仮登録に年齢制限がなく、規定のランクに昇格すれば、本登録もできると聞いていたので、あっという間にどんどんランクアップして、実力とか色々と認められて、子供なのにギルドマスターになったんだと思ったから、どんどんランクアップしてはやく本登録できるように頑張りたいって話をしました。」
あれ、話していくうちにギルマスの顔が暗くなっていって、今は下を向いてプルプルしているけど私、何か変なこと言ったか?
「ワ ワ ワシは子供ではなのじゃ~ アオイよ。ワシはお前からみていくつにみえるのじゃ?」
「!!」
子供でないと聞いて驚いていると、ギルマスが聞きたくなさそうな顔をして、いくつにみえるか聞いてきた。
「八歳くらいですかね。」
ギルマスはガックリと顔を伏せた後、被っていた帽子を取った。
すると尖った人間より長めの耳がピョンと現れた。
「ワシはな。ハイエルフという種族なんじゃよ。だから見た目通りの年齢ではないのじゃ」
エルフだったのか。帽子で長い耳が隠れちゃってたからわからなかったよ。
私は下を向いてしまった。私が悪いんだから謝ろう。
「すみませんでした」
「よい、よい。あまり気にしてはおらぬし、初対面じゃとよくあることじゃ、そう気に病むでない。」
「帽子を被っておるからの、長い耳な隠れてしまうからのぅ、エルフと気づかぬのも仕方がないことじゃ」
「シルティー、気にするなら帽子被るやめるか、耳が隠れない小さい帽子被ればいいのに」
「だから、あまり気にしてないと言ってあるじゃろうが、この帽子は気に入っておるし、ワシのトレードマークじゃ、この帽子を被っておらぬワシはもうワシではないのじゃ」
「余計な話はここまでじゃ、アオイは冒険者になるということいいんじゃな。」
「はい。親もいませんし、他のギルドでも特例はあるみたいですけど、よくわからないですし、怖い思いもしましたが、冒険者になりたいと思ったので、冒険者ギルドで仮登録します。それにお金も稼がなくちゃいけないですし……」
「何じゃ、お金に困っているか?」
「手持ちがないですし、王都に入るのにお金なくって、ヒューイットさんにお金出してもらったので、はやく返さなければですし」
「アオイ、そんなの気にするな。返さなくっていいぞ。生活するために稼がなきゃならないけどな」
やっぱり、返さなくていいって言われたか……
「他のギルドからの依頼があったりもするから、興味があったら依頼受けてみるのいいじゃろうし、アオイはまだ四歳だから、学校に行ってみたいって思ったら七歳までまだ、三年あるんじゃからその時に考えればいいじゃろう。」
ギルマスのいうか通りだな。まだこの世界に来たばかりだし、何に興味持つかわからないから、何かやりたいって思ったものができたらその時に考えればいいやと私は思った。
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