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陸拾陸話 はじめての護衛依頼
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ヴァスカトール公爵領までの護衛の指名依頼を受けることになり、お父様とお母様は、昨夜クランハウスに泊まられた。
「お父様、お母様、おはようございます。」
「おはよう。」
「おはよう、アオイちゃん。ゆっくりと行く予定だから今日から五日間よろしくね。」
「はい。皆でしっかり護衛しますね。」
話によれば、強い魔獣は出ないみたいだが、盗賊被害が最近多いらしいので、盗賊の警戒と対処をすれば大丈夫らしい。
まあ、何事もなくヴァスカトール領まで行けるのが一番だけどね。
朝食を済ませ、いよいよ出発することになった。
「皆、頑張ってきてね。クランのことは、任せてください。」
「おお、カイ頼んだぞ。」
「アオイちゃん、アナちゃん、アイラちゃんは、王都から離れた場所に行くのも野営も初めてだよね。」
「初めての冒険になるわけだ。護衛任務も重要だけど、王都以外の町や村を見て楽しんでくるといいよ。」
「他の町や村も楽しみだけど、ヴァスカトール領は王国一の港があり、海鮮料理が有名らしいので、王都では食べられない魚介類を堪能したいです。」
「アオイちゃんは、お魚が好きなの?」
「はい。大好きです。」
日本人なので、魚好きなんだよね。この世界では、地球と違いどこでも食べるということができないので、本当に楽しみなのだ。
刺身、煮魚、焼き魚、貝類とかたくさん食べたい。
海があるし、初代領主が転生者だし、生で魚食べる文化広がっているよね。
そうして、馬車で城門を出た。
ヒューイットさん、ミオさん、アイラは歩いて、馬車の外から護り、私、レオン兄さん、アナは、お父様とお母様と一緒に馬車の中いる。
馬車の外と馬車に乗る組にわかれて交代で護衛任務をすることになっている。
通常は、貴族の馬車に冒険者が一緒に乗ることはないのだが、今回は、依頼主が身内なのとEランクの冒険者がいるので、今回は特例ということだ。
さて、王都を出たばかりだし、流石にまだでないだろうし、ヒューイットさんやレオン兄さんとかがやっているかもしれない索敵魔法で、魔獣や盗賊が近くにいないかチェックしておこう。
「うん。いないな。」
「アオイちゃん、何がいないの?」
おっと、声を出してしまっていたか。
「えっとね。索敵魔法で、魔獣や盗賊が近くにいないかチェックしたんだよ。」
「そうなんだ。私もやった方がいいのかな?」
「アオイ、外にいるからヒューイットがやるだろうし、流石にまだ出てこないから今は、やらなくて大丈夫だぞ。」
「アナ。多数で行動する時は、全員でやる必要はない。索敵魔法は、魔力量が多いほど索敵範囲が広いから魔力量が多い者が一人やれば大丈夫だぞ。
今、外にいるやつらならヒューイット、俺たちだったら、俺か経験のためにアオイがやる感じだな。」
「ヒューイットたちと交代したらアオイまた索敵やってくれるか?」
「うん。交代したら索敵やってみるよ。レオン兄さん。」
「じゃあ、アオイに任せる。」
「うん。」
「レオンさん、索敵魔法って使ったことないんですけど、私でもできますか? 一人で依頼受けることも今後あるかもしれませんし、知っておいた方がいいと思うので」
「そうだな。範囲は魔力量によるが、無属性魔法だからアナにも使えるぞ。体内の魔力を薄く周囲に広げるイメージでやるんだ。
通常は青い表示で、盗賊など悪意がある者は赤く表示でされる。魔獣は黄色く表示されるから今度試してみるといい。」
「はい。レオンさん、ありがとうございます。」
レオン兄さんにアナは、索敵魔法のやり方を教わった。
高ランク冒険者として、先輩冒険者として当たり前のことなのかもしれないが、レオン兄さんは優しいな。
私がどうしてやり方を知っているかというとヴィーナに教えてもらったからです。
「お父様、お母様、おはようございます。」
「おはよう。」
「おはよう、アオイちゃん。ゆっくりと行く予定だから今日から五日間よろしくね。」
「はい。皆でしっかり護衛しますね。」
話によれば、強い魔獣は出ないみたいだが、盗賊被害が最近多いらしいので、盗賊の警戒と対処をすれば大丈夫らしい。
まあ、何事もなくヴァスカトール領まで行けるのが一番だけどね。
朝食を済ませ、いよいよ出発することになった。
「皆、頑張ってきてね。クランのことは、任せてください。」
「おお、カイ頼んだぞ。」
「アオイちゃん、アナちゃん、アイラちゃんは、王都から離れた場所に行くのも野営も初めてだよね。」
「初めての冒険になるわけだ。護衛任務も重要だけど、王都以外の町や村を見て楽しんでくるといいよ。」
「他の町や村も楽しみだけど、ヴァスカトール領は王国一の港があり、海鮮料理が有名らしいので、王都では食べられない魚介類を堪能したいです。」
「アオイちゃんは、お魚が好きなの?」
「はい。大好きです。」
日本人なので、魚好きなんだよね。この世界では、地球と違いどこでも食べるということができないので、本当に楽しみなのだ。
刺身、煮魚、焼き魚、貝類とかたくさん食べたい。
海があるし、初代領主が転生者だし、生で魚食べる文化広がっているよね。
そうして、馬車で城門を出た。
ヒューイットさん、ミオさん、アイラは歩いて、馬車の外から護り、私、レオン兄さん、アナは、お父様とお母様と一緒に馬車の中いる。
馬車の外と馬車に乗る組にわかれて交代で護衛任務をすることになっている。
通常は、貴族の馬車に冒険者が一緒に乗ることはないのだが、今回は、依頼主が身内なのとEランクの冒険者がいるので、今回は特例ということだ。
さて、王都を出たばかりだし、流石にまだでないだろうし、ヒューイットさんやレオン兄さんとかがやっているかもしれない索敵魔法で、魔獣や盗賊が近くにいないかチェックしておこう。
「うん。いないな。」
「アオイちゃん、何がいないの?」
おっと、声を出してしまっていたか。
「えっとね。索敵魔法で、魔獣や盗賊が近くにいないかチェックしたんだよ。」
「そうなんだ。私もやった方がいいのかな?」
「アオイ、外にいるからヒューイットがやるだろうし、流石にまだ出てこないから今は、やらなくて大丈夫だぞ。」
「アナ。多数で行動する時は、全員でやる必要はない。索敵魔法は、魔力量が多いほど索敵範囲が広いから魔力量が多い者が一人やれば大丈夫だぞ。
今、外にいるやつらならヒューイット、俺たちだったら、俺か経験のためにアオイがやる感じだな。」
「ヒューイットたちと交代したらアオイまた索敵やってくれるか?」
「うん。交代したら索敵やってみるよ。レオン兄さん。」
「じゃあ、アオイに任せる。」
「うん。」
「レオンさん、索敵魔法って使ったことないんですけど、私でもできますか? 一人で依頼受けることも今後あるかもしれませんし、知っておいた方がいいと思うので」
「そうだな。範囲は魔力量によるが、無属性魔法だからアナにも使えるぞ。体内の魔力を薄く周囲に広げるイメージでやるんだ。
通常は青い表示で、盗賊など悪意がある者は赤く表示でされる。魔獣は黄色く表示されるから今度試してみるといい。」
「はい。レオンさん、ありがとうございます。」
レオン兄さんにアナは、索敵魔法のやり方を教わった。
高ランク冒険者として、先輩冒険者として当たり前のことなのかもしれないが、レオン兄さんは優しいな。
私がどうしてやり方を知っているかというとヴィーナに教えてもらったからです。
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