社畜が会社辞めて農業始めました

紅 蓮也

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第3話 若いの腰痛めっちまうぞ

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 朝起きたら体の節々が痛い。 
 昨日の草取りが原因だろうが、今日は畑の草刈りをやるつもりでいるが大丈夫だろうか。
 痛みが翌日にくるんだがらまだ若い証拠、やれるだろうと変にポジティブな朝食を摂り満腹感のある今の俺である。

「昨日、道具買ったし、 畑行くかな。」

 草かきと鎌を持って、長靴履いて、麦わら帽子を畑にやってきました。

「さあ、やるかな。先ずは、大鎌で大きな草を刈っていくかな。」

 どんどん大きく伸びた雑草を刈っていく。

「数が多いな。これなら草刈り機くらいは、買っておいた方がよかったな。」

 また雑草生えてくるだろうから今度、草刈り機を買おう。時間が短縮できる道具は必要だ。

 2時間以上も掛かって、やっと大きな草は刈りきった。

「腰痛てえ。少し休憩」

 少し休憩してから草かきで畑の小さな雑草をかきけずって行くかな。
 ああ、肉体労働した後のお茶はうめえなあ。

 休憩を終え、草かきで雑草をかいていく。
 なんだ。誰か来たな。

「おい。若いのそんな腰を曲げた体勢で、やっていると、腰痛めっちまうぞ。」

「あれ、確かお隣の白石のおじいさん。こんにちは」

「おおよ。あんたは隣の若槻さんだったけかな。」
「わしゃ、まだ70過ぎじゃ、まだじいさんと呼ばれる年じゃねえ。」

「ははは、そうなんですか。そうです。若槻です。」

 いやいや、70過ぎだったら、十分じいさんでしょうよ。

「それより、そんな姿勢では、ダメじゃぞ。背中を曲げずに伸ばして、やるんじゃ。」
「貸してみ。手本みしてやる。」

 そういうと、白石のじいさんは、俺から草かきを奪い、背筋を伸ばし、右足を前に、左足を後ろにして膝を軽く曲げて、草かきで雑草をかいていった。
 流石は何十年もやってきているので、軽快に作業をこなしている。

「わかったか。ほれ、やってみい。」

「こうですか。」

「まだ、背中曲がっちょる。もっと伸ばすんじゃ。こうじゃ。」

 白石のじいさんの手本を見て、言われた通りにやっているつもりなのだが、まだ姿勢が悪いらしい。

「そうじゃ、そうじゃ。それでいいんじゃ。」
「草刈っているとこみると、畑始めるか?」

「はい。やってみようと思ってます。」

「そうか、そうか。若いもんが、畑に興味持ってくれるのはありがてぇことだ。
 わしゃ行くが、わかんねえこととかあったら、聞いてくれや。そしたら教えてやるからよ。そんじゃな。」

 手を振りなが白石のじいさんは、去っていった。
 田舎では、若者が都会とかに行ってしまい農家を継ぐ人がいないとかあるみたいだし、若いと言っても30歳だが、引っ越してきた俺が畑をやると聞いて、嬉しかったりするのかな。
 わかんないことがあれば教えてくれるのか。
 それは助かるな。何せなんにもわからないからな。

 俺は、白石のじいさんに言われた姿勢で、草刈りを続けた。
 気がつけば、午前9時から始めた畑の草刈りだったが、途中で休憩を何回か挟んだものの昼飯を食うのも忘れ、畑全体の草刈りを終えたら午後3時を過ぎていた。
 慣れないかは、時間がかかってしまった。

「家に帰って少し体休めてから夕飯でもどこかに食いに行くかな。」

 草刈りを終えた俺は、家に戻り1時間くらい横になって休んでから車で食事しに出掛けた。
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