もし学園のアイドルが俺のメイドになったら

みずがめ

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本編

18話目

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「じゃあ僕はお先に帰らせてもらうよ。まゆたんと夜に会うんだ。早く帰って準備しないとね」
「へいへい、じゃあなー」

 放課後、井出は早々に帰ってしまった。ラブラブカップルは継続中らしい。まあどうせセックスばっかりしてるんだろうけどな。真有ちゃんエロ娘すぎた。
 結局昼休みのことがあり5時限目には遅刻してしまったのだが、持ち前のステルスモードで気づかれぬまま授業に参加できた。……いや、ただ単に影が薄くて気づかれなかったというだけの話なんだが。俺ほんとこのクラスにいなくてもいんじゃね? けっ。
 なんとなくすぐに立ち上がる気分にもなれなくて彩音に視線を向ける。女子連中に囲まれて何やらおしゃべりしているようだ。その周囲では遠巻きから男子がチラチラと視線を送っている。
 藤咲彩音はクラスの中心人物だ。それは教室を出ても変わらない。この学園で一番の中心人物なのだ。みんなが注目しているのがその証拠。
 最近彩音といる時間が長いせいかそんな感覚がどっかに行ってしまう時がある。まあそんな中心人物も俺に奉仕する可愛いメイドなんだがな。
 そう考えると笑いが込み上げる。やばいやばい、こんなところで怪しい行動をするわけにはいかないんだからな。これは俺と彩音だけの秘密なんだから。
 授業に遅刻したにもかかわらずみんなに気づいてもらえなかったせいかちょっとフラストレーションが溜まっているのかもしれない。こんなことでボロが出たりでもしたらバカらしいにもほどがある。
 今夜は彩音を抱いてやるぜ。そう思っているとその本人と目が合ってしまった。
 意外な事態に焦ってしまう。あたふたと挙動不審になっている間に視線が逸らされた。
 な、なんだったんだ? 学校、それもクラスでは前通りにするって決めていたはずなのにな。前はこっちから見たとしても目が合うなんてなかったのに。少しじーっと見過ぎたかな。
 彩音の友達連中に気づかれる前でよかった。もし気づかれていたら女子から罵倒の嵐だったに違いない。ただ見ていただけでそうなるって本当に俺の人権ってあるのかよ。
 被害妄想かもしれない。しかし俺と彼女の評価を考えればそうなったとしても不思議ではない。人間不信? ほっとけ。
 友達でもない奴等なんて信じられるかよ。俺は立ち上がって帰り支度を始めた。


  ※ ※ ※


 琴音は部活に行っているので帰りが遅い。新体操部も練習が厳しいらしい。まあ何するのかって俺にはわからんのだが。

 本屋に寄って今日発売のマンガを購入。そういえば真有ちゃんと出会ったっていう本屋はここだったかな。井出ともよく寄ってたからな。ここって案外学校の奴等が来ることが少ないし、店員も年寄だからエロ本買いやすいんだよ。今日は違うよ?
 帰宅したが誰も帰っていなかった。もしかしたら彩音は友達と遊びにでも行っているのかもしれない。そういう付き合いは継続しても構わないと言ってある。まっ、彩音がいきなり付き合い悪くなったら気にする奴が出てくるかもだからな。そっから俺と同居しているなんて知られたら学園中が大パニックになりかねない。
 自室に引っ込んで部屋着に着替える。それから鞄の中から購入したばかりのマンガを取り出して寝ながら読むことにした。
 これも立派な読書とでも思えば高尚な趣味みたいだな。履歴書の趣味のところは読書って書くつもりですが何か? 文字ばっかりの本って教科書以外で読まないけどな。小説は目に悪いと思うんだ。疲れるし。
 しばらくするとトイレに行きたくなってきた。部屋から出る。
 ふと、階段に向かう前に彩音の部屋が目に入る。
 そういえば女子の部屋ってどんなだろうか。いや、ここに来てからそう私物を買ってやってないからな。ここに来た時とあまり変わってないのかもしれない。
 でも一度気になるとむずむずしてしまう。気づけばドアに手をかけていた。
 ガチャリと開けると、そこには期待した光景は広がっておらず、物が少なめの殺風景とした空間だった。
 ベッドにタンス、机と最低限の物は置いてある。しかしそれだけだ。
 ぬいぐるみや小物なんかもなく可愛らしい部屋とはほど遠い。趣味らしい物も見つけられなかった。
 まあメイドとして働くだけなんだから当然か。でも、女子の部屋に入ったというドキドキ感があまり沸かなかったというのは問題だ。もっとこう、わかるだろ? つーかわかれ。
 ついでに琴音の部屋も覗いておく。学校の荷物が届いているとはいえ彩音よりもさらに殺風景な部屋となっている。まだ日が浅いので家具も揃っていない。本人は超女の子っぽいのにこの部屋を見るとなんか違うなぁって気分。
 ドアを閉めてため息をつく。なんでため息なんか出してんだろ? もっと女子ならではの光景を見たかったのかもな。なんか残念だ。
 トイレを済ませると玄関からドアの開く音が聞こえた。足を運ぶと彩音が帰ってきたところだった。

「おかえり」
「ただいま、帰りました」

 普通にあいさつを交わす。学校内ではこういうあいさつすらない。俺がいいって言ってるんだけども。
 視線を下げるとレジ袋が二つ。いっぱいに物が詰め込まれていた。どうやらスーパーで買い物をしていたらしい。
 ここで荷物を持ってあげれば好感度が上がるのかもしれないがそんなことはしない。だって主人がメイドの荷物を持ってやるなんておかしいだろ。

「ん」
「え?」

 手を差し出したら不思議そうな顔をされてしまった。ちょっとイラッとしたので強引に買い物袋を取り上げる。彩音の顔も見ずにキッチンへと足を運ぶ。
 慌てて追ってくる彩音。それを耳で確かめながらドアを開ける。買い物袋をテーブルの上に置いて後は任せることにした。
 べ、別に好感度を上げるためなんかじゃないんだからねっ。と、心の中でツンデレってみる。特に意味はない。

「あの……、ありがとうございます」

 お礼を言われると多少なりとも得意げになってしまう。男っぽいところをアピールしてしまったぜ。
 別に手伝うつもりはなかったんだけどなぁ。身体が勝手に動いてしまったというか、すでに彩音相手でも緊張なく素が出るというか。まあやりやすいんだよ、うん。
 彩音は手早く食材やらなんやらを冷蔵庫へと入れていく。きっとどれがどこに入れるか決めてあるのだろう。自分の家なのに何がどこにあるかってわかんなくなってきたしな。キッチンは彩音のテリトリーである。

「琴音は部活なんですよね」

 彩音を眺めていると当の彼女が口を開いた。確認するかのように放たれた言葉は俺へと向かってくる。

「そうだな。学校休んでたし、久しぶりの部活みたいだな」

 琴音は新体操部だ。身体は柔らかいんだろうな。いつかレオタード姿で一発。そんなよからぬことに思いを巡らせてしまう。

「琴音のこと……ありがとうございます」

 彩音は礼儀正しく頭を垂れる。綺麗な角度に芸術性を感じてしまうほどだった。
 たぶん彼女は妹が普通の生活に戻れたとでも思っているのだろう。だが残念。あなたの妹さんとてもエッチなんですよ。エロエロなことしたりされたりしちゃってますよー。
 とはさすがに言えないので頭をかいて誤魔化すことにした。彩音はきっと俺を尊敬の眼差しで見つめているに違いない。いやぁ、いい気分だな。
 しかし、だからこそ彩音の心は俺に捧げられる。おもむろに彼女に近づくと唇を奪った。


  ※ ※ ※


 本日は制服エプロンに挑戦だ! メイド服に着替えさせる前に帰ったばかりの彩音にエプロンを装着させた。
 なんか恋人が俺のためにご飯を作りにきてくれた気分になる。いや、いつも彼女にご飯作ってもらってますけどね。最近は琴音も作ってはくれるけど、正直言って料理に関しては断然姉の方が上だったりする。

「ん……くぅ……ひぃっ!?」

 台所で料理中に彼氏に襲われちゃった、というのが俺の脳内シチュエーション。実際料理中に後ろから抱きしめたりなんかしたら危ないので包丁とか食材も出していない。あくまでシチュエーションが大事なのだ。
 というわけで流しに手をついて立ちバックの体勢になってもらっている。もってきたローションを手に、俺は彩音の尻を攻めていた。
 最初はマンコになぞって突っ込んでをしていた。だが、昼休みの琴音の痴態が思い出され、彩音の尻の穴でもできるんじゃないかという期待を込めて指を挿入してみたのだ。

「そ、そこは違います……っ。汚いですから触らないでください……」

 弱々しい拒絶が返ってくる。そりゃそうだ。普通は尻穴なんて嫌がるに決まっている。それでもよがっていた琴音の方が特殊なのだ。
 ローションを使っているにもかかわらず指を奥まで挿入するのは難しそうだ。こりゃ彩音のアナルを使おうと思ったらそれなりに開発してやらないといけないな。そんな光景をイメージするとやりがいのあることのように思えた。
 指を一本入れてみる。押し返そうとする力が強く、根本まで挿入するのが難しいのだと伝えてくる。
 マジで彩音のアナルはきついな。むしろ抵抗がほとんどなく迎え入れてくれる琴音がすごすぎたのか。指一本でこれじゃあさすがにチンポは突っ込めないな。
 まあいいさ、ちょっとずつほぐしてやればやがて使い物になるだろう。それができた時、彩音のすべてを俺の物にできた証になるはずだ。
 今回は諦めて指を抜いてやる。彼女は大きく息を漏らした。そうとう我慢させていたらしい。

「はぁ……はぁ……ご、ご主人様……ヒィ!?」

 ようやく休めるとでも思っていたのだろう。その隙をついてマンコに狙いを定めて一気にチンポを挿入してやった。彩音から引き攣ったような声が漏れる。
 ローションでヌルヌルになったマンコは容易く俺を受け入れた。俺のモノの形を覚えたそこはうねうねと動き締め付けてくる。
 別の生き物のようにしごき上げてくる動きだ。俺が動かなくてもイカされるかもしれない。それくらい具合が良いのだ。
 だからといってこのままやられているだけじゃあ男の沽券に関わる。バックから腰を叩きつける。彩音の雪のように白い尻が波打って俺の目を喜ばせる。
 パンッ、パンッ、パンッ! 一定のリズムでチンポを出し入れしてやる。奥まで入れると先端がこつんと当たる。たぶん子宮なんだろうな。俺と彩音の性器のサイズはぴったりだ。
 奥に当たる度に締め付けがきつくなる。彩音の気持ち良いところだ。あと入口辺りの浅いところも好きなんだ。浅く出し入れすると「ああぁんっ!」と嬌声を大きくした。
 最初の頃はあんまり気持ち良さそうにしてなかったんだけどな。俺のテクニックが上達したってことか。鼻高々になっちゃうぜ。
 股間を彩音の尻に押しつけて抱きしめる。制服の下に手を潜り込ませ、ブラのホックをはずしておっぱいを堪能する。フロントホックって本当に便利。

「彩音、キスだ。キスをしよう」
「んああっ。ひゃい……ちゅ」

 彼女を振り向かせて唇を合わせる。唇をついばむように。でもすぐに我慢できなくなってむさぼるように舌を絡めた。無理な体勢からだから苦しくなる。頭がぼーっとしてしまうほどのキスを味わう。
 こうして比べてみれば、薄い唇と思っていた彩音のものも琴音より厚みがあるのがわかる。吸いついて気持ち良いのは姉の方だな。本人達の前では言わないけど。
 頭がぼーっとすると快楽を感じやすくなってくる。唇をむさぼりながらピストンを再開させた。

「んふぅ……ちゅぅん……うんんっ」

 口の端から喘ぎ声らしきものが漏れる。両手でおっぱいも堪能する。全身で藤咲彩音を感じている。
 右手をおっぱいから彼女の股間へと伸ばす。きゅっとクリトリスを親指と人差し指で挟んだ。

「!? んっふぅぅぅぅぅぅぅーーっ!!」

 瞬間、彩音の身体が電流でも浴びたかのようにビクビクと痙攣した。同時にマンコがぎゅっぎゅっと俺のモノを締め付け何度も射精を催促してくる。こんなものすごい快楽に逆らえる男がいるだろうか、いやいない!

 ドプ、ドピュピュピュルルルルルルルルルルゥゥゥゥゥゥーーッ!!

 歯を喰いしばって耐えようとはしたのだが、結局負けてしまった。彩音のマンコ、だんだんと名器になってきているのではなかろうか。成長するのはテクニックだけじゃなく身体もらしいな。
 射精の余韻に浸っていると、身体を支えられなくなった彩音が崩れていく。繋がったままの俺も倒れ込む。それでも繋がったまま離れなかった。
 彼女の息は荒く、疲労の色が見て取れる。そんなに激しかったかな? 繋がったまま体勢を変えてあぐらをかく。彩音はその上に座る形になった。
 後ろから抱きしめて彩音の息が整うまで待ってやることにした。今日の俺ってマジ紳士。

「ご主人様……私のことは気にしなくてもいいんですよ?」

 体力が回復してきたのかそんなことを言う彩音。けれど汗で顔に艶やかな髪が貼り付いているし、肩で息をしているのは変わらない。相当疲労したように見える。
 昼に二発出したし、このくらいで勘弁してやろう。彩音からチンポを引き抜くと、座り込んだままの彼女の前に仁王立ちした。

「あむ……んぐ、ちゅちゅっ」

 そうそう、お掃除フェラね。腕を組んで頷く。いやー、この征服感、たまらんね。
 制服エプロンの学園のアイドル。それだけでも興奮ものなのに俺のチンポをしゃぶっている。今はこれが現実なのよね。
 二発出したから勘弁してやろうとか言ったがあれは嘘だ! こんなんされたらまた勃起しちゃうに決まってるだろ。ほら、今も彩音の口の中で大きくなってきたし。
 琴音の身体を味わったからか、彩音の身体がまた新鮮味を取り戻した気がする。いろんな女を抱くって大事なんだな。男がハーレムを求めるのはマンネリを防ぐ意味があるのかも。
 琴音の部活終わりまでまだまだ時間があるし……よし! もう少しがんばっちゃうぞっ。そう思いがんばったせいで、晩御飯が遅くなったのは些細な話だ。
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