【完結】淫獄の人狼ゲームへようこそ

荒巻一青/もふモフ子

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七日目

ゲームセット

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【side:八城アキラ】

「あれ?拓兄?」

 拓兄からの返事はない。
 全身を脱力させ、ぐったりとしている。
 頬をペチペチ叩いてみるが、目覚める気配はない。
 どうやら俺がやり過ぎて、拓兄のことを気絶させてしまったようだ。
 ふと横を見ると、清水先輩も気絶して、床に倒れていた。

「……はぁ~~~っ。」

 俺は自分が思っていた以上に、激しく興奮していたらしい。
 嬉しさだけではなく、嫉妬心も、怒りも、憎しみもごちゃまぜになった、言葉では言い表せない感情に支配されていた。

 拓兄から体を離す。
 俺の下で眠る拓兄は、泣きすぎて目を腫らしていた。
 体中、特に下半身は酷いもので、アナルからは絶えず精液が溢れ出ている。
 お腹を押すと、ごぷっ♡と大量に吐き出されるザーメンにまた興奮してしまうなんて、俺は本当にどうしようもない。

「アキラ様。」
「最上さん。」

 息子と同じメイド服の最上さんが、俺の前に恭しく跪いた。

「全攻略、おめでとうございます。」
「ありがとう。」

 拓兄に『発情』のカードを使って、快楽の地獄へと突き落とした。
 男たちに代わる代わる犯されながら、彼はひたすら俺が御主人様であり、俺のために生きることが最上の幸福であると教え込まされた。
 おかげで俺に献上された時点で、拓兄は、かなり『調教』された状態だった。

 だが、それだけでは拓兄に清水先輩という彼女がいたという事実は変わらない。

 そこで次に使ったカードは『記憶交換』だ。
 このカードを使って、清水先輩の記憶を操作し、大学で拓兄に告白した記憶を交換して、この〈初瀬山邸〉で告白するという記憶に書き換えた。
 さらに、記憶を〈初瀬山邸〉に来た直後にすることで、“拓兄のことは好きだが、まだ告白すらしていない”状態の彼女にできた。

 あとは彼女に告白させ、拓兄は俺のものだと見せつけただけ。
 思った以上に熱が入ってしまったが、まぁそれはしょうがない。
 最後まで大事に大事に取っておいたデザートだからな。

「これにて、ゲームセットだ。」

 俺は眠る拓兄の額にキスをして、微笑む。

「それで?皆、『仲良く』なれた?」

 俺は部屋の入口の方を見やる。
 すると、拓兄ほどではないものの、発情しきった雌たちが震える足で俺に近づいてくる。

「あ、アキラ様……っ♡せ、せっかくのお食事を邪魔してはいけないと思ったのですが……っ♡もう、我慢できません……っ♡」

 柳生教授。卑猥な中華ドレスの裾をわざと持ち上げて、白い太ももとお尻を露出させる。

「御主人様ぁ♡どうかこの家畜に、ご慈悲を……っ♡」

 御堂さん。腕を拘束された彼は俺の前に跪いて、股間に頬を擦り寄せる。

「アキラくん♡俺の、ご主人様ぁ♡どうか、俺のケツマンコをそのおちんぽで犯してくださいっ♡」

 新田さん。理性が完全にトんでしまった彼は、床に仰向けに寝転んでM字に足を開きながら俺に媚びる。

「アキラぁ♡俺も親父もがんばったんだからさぁ♡ご褒美くれよぉ♡」
「アキラ様……もし、よろしければ私にも……っ♡お情けを……っ♡」

 徹と最上さん。親子でいやらしいメイド服のスカートを持ち上げ、ガニ股でほかほかのアナルを見せつける。

「……アキラ。」

 他が媚びる中、たった一人だけもじもじとしながら、俺と距離をとろうとしている人物がいた。

「学斗?」
「……良かったな。拓兄、手に入れられて。お前、ずっと拓兄のこと、好きだったもんな。……おめでとう。」

 全然めでたくない表情で学斗はもごもごと言う。

「なぁに?何か、言いたいこと、あるんじゃないの?」
「……っ。」
「学斗。俺たちは兄弟だけど、言わなきゃ分かんないこともあるだろ。」

 俺は学斗に近付き、その顎を掴んで顔を上げさせる。

「っ。」
「言えよ、学斗。俺が拓兄を手に入れたこと……本当はどう思ってんの?」

 学斗はぶるぶると震え出す。
 でも、意を決したように口を開いた。

「……何で俺が、拓兄のこと嫌いなのか分かるか。」

 昔から、学斗は拓兄のことが嫌いだ。
 でも、聞いてもその理由は教えてくれなかった。

「……分かんない。ねぇ、何で拓兄のこと、嫌いなんの?学斗。」
「お、お前がっ!」

 学斗は顔を真っ赤にして叫ぶ。

「お前が、拓兄のことを、好きだったからだよ!俺はお前が赤ちゃんの時から、ずっと側にいるのに!俺は毎日お前のことを想って、料理作ったり、掃除したり、忘れ物届けてやったり!なのに、お前は拓兄、拓兄、拓兄って!たまに世話しに来る拓兄のことばっかり気にかけやがって!」
「……。」
「だ……黙るなよ……。わ、悪かったって。ずっと嫉妬してたんだよ、拓兄に……。お前が拓兄のことばっかり構うから……。」

 学斗は唇を噛み締めて俯く。

「……拓兄のことずっと好きだったもんな、アキラ。手に入れられて、良かったな。さっきと違って、これは心の底から思っているよ。お前が先輩と出会って、すげぇ苦しそうな顔してたの、覚えてるし。こ、これからは、楽しく、やれる……。」
「……学斗。」
「た、たまにでいいから、お、思い出した時に……俺のことも構ってくほしい……っ。お、俺は……っ、お前専用の、お、おちんぽケースなんだから……性処理くらいはするから、だから……っ!」

 そう言うと、学斗は目に涙を溜めて俺を見上げた。

「捨てないで、ほしい……っ!」

 こいつは、学斗は、自分が何を言っているのか、分かっているのだろうか。
 いや、分かっていない。

 お前は何も分かっちゃいない。

 俺は学斗の頬に手を添える。

「学斗。」

 俺は学斗にキスをした。

「んっ!?♡んぅぅっ!?♡」

 舌を入れ、口内を蹂躙する。
 上顎を撫で、歯列をなぞると、学斗の体がビクビクと痙攣した。
 ちゅぷっ♡ぢゅるっ♡

「ぷはっ。」

 口を離すと、学斗は力なくその場に座り込んだ。

「お前、何も分かっちゃいない。」
「あ、アキラ……?」

 信じられないという顔で呆然としている学斗の前にしゃがみ込む。

「拓兄のことは確かに好き。優しいし、かっこいいし、憧れもあった。――でも、そこまでじゃん。」
「へ?」
「比べられるわけないだろ?たまに来てくれる従兄弟と、毎日の苦楽を共にしてきた、たった一人の家族を。」

 お前がいなきゃ、俺はきっとあの家で野垂れ死んでいたよ。

「最初から学斗は俺にとって唯一無二だろ。今更何言ってんだ。お前こそ、俺のことを捨てんなよ。もう諦めて、一生、俺のそばで、俺の面倒見ながら生きてくれ。」

 学斗は目をパチパチさせて、そして顔を真っ赤にさせた。

「へ、は、えっ!?」

「学斗くん、ずるいです。そんなのプロポーズじゃないですか。」と柳生教授。

「あーあ。これが一生越えられない壁ってやつですか。」と御堂さん。

「学斗、やっぱりお前、最高に可愛いな。ついチューしたくなる男だよ、お前は。」と新田さん。

「遅くない?これだからポンコツ兄弟は。」と徹。

「素晴らしい兄弟愛です。心が洗われます。」と最上さん。

 皆が学斗の可愛らしさに感動し、学斗に近付く。
 そして、あちらこちらから学斗の体を愛撫し始めた。

「え?あっ!?ちょっ!?♡」
「まだまだ元気ですよね?御主人様。」
「もちろん。」

 学斗のことはもちろん、まだまだ皆のことも愛し足りないからな♡

「第2ラウンドといこうか。」

 俺はそう言って、勃起したペニスを皆の眼前に掲げると、俺の可愛い雌たちはうっとりとした表情でそれを見つめた。


 ***

村人側のプレーヤーが全員『追放』もしくは人狼側に寝返りました。
【人狼】の完全勝利です。
八城アキラ様、おめでとうございます。

 ***
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