【完結】さわって言いなり♡催眠セックス

荒巻一青/もふモフ子

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第一章:憧れの上司と催眠セックス♡

久木さんは俺だけの恋人

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《12.恋人セックス♡》

 ふがっ!と自分の間抜けな鼻息で、目が覚めた。

「あ、あれ?」

 なぜか、俺はベッドの中で眠っていた。

 おかしい。確か今まで、久木さんの“寝取られ♡披露宴”で、馬鹿みたいに腰を振って、久木さんをあんあん喘がせていたはずだ。

 まさか、夢?

 今までの、全部俺の妄想!?

 誰の部屋かは分からないが、とりあえずベッドから飛び起きて、廊下に出た。

 あれ、ここ、久木さんの家じゃん!

 そのまま階段を駆け下り、リビングへの扉を開く。

 リビングは――普通だった。久木さんのエロい写真も、ピンクの証明も、ステンレスの作業台も、見当たらない。ごく一般的な家具が置かれた、ただのリビングだ。

「へ?あれ?」

「おっ、ようやく起きたのか。唯之助くん。」

 キッチンから出てきたのは、俺の最愛の久木さん。黒いエプロンをして、料理を載せたトレーを持っている。

「あんまりぐっすり眠っているから起こすのも忍びなくて。ご飯、できたよ。今晩は唯之助くんの大好きなオムライスだ。」

「え?あ、ありがとう、ございます……?」

「どうした?まだ寝ぼけているのか?」

「いえ……。」

 あれ。久木さん、俺のこと好きそうな感じだな。じゃあ、久木さんを洗脳したのは、夢ではなく、現実か。

「ところで、久木さん。」

「ん?」

 テーブルの席につき、彼に問いかける。

「奥さんと息子さん、どうなりました?」

「…………何言っているんだ、唯之助?」

 久木さんの顔に、困惑が広がる。




「――俺、結婚なんてしていないんだから、妻も息子もいないぞ?」



 息が止まった。

「まだ寝ぼけているのか?全く。独り者の俺には、唯之助くんだけなのに。」

「っ、久木さぁんっ!!!」

「うがっ!!」

 テーブルをガタガタ言わせて、向かいに座る久木さんの首元に俺は抱きついた。

「皿!ひっくり返るだろ!」

「好きぃ!」

「え?」

「久木さん、俺の恋人になってぇ!」

「い、いや……もうなってるでしょ……。しかし、改めて告白されると、心臓にクるな……。」

 モゴモゴと唇を尖らせながら、何か言っている久木さんにぐりぐりと頬ずりをする。

 嘘みたいだ。

 消えた。消えたんだ!

 あの二人が“出荷”されたことによって、久木さんの結婚したという過去と子どもが生まれたという過去が、消滅したんだ!

 今目の前にいる久木さんは、正真正銘、過去、誰とも結婚していない、子どももいない、俺だけの恋人!

 正真正銘、俺だけの!

「久木さん、今晩はずっとえちえちな恋人セックスしましょうねぇ♡」

「い、いいよ♡」

「なんなら、今からヤります?♡」

「料理冷めちゃうけど……唯之助くんがヤりたいなら……♡」

 でも、やはり俺って、最低だなぁ。


 ――もう、“淫乱浮気パパ”って言葉で責められないのを、少し残念に思っている。
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