【完結】さわって言いなり♡催眠セックス

荒巻一青/もふモフ子

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プロトタイプ版「悪魔の指先」

奥さんの前で旦那と祝賀セックス

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 俺の指先には悪魔が宿っている。
 ある日、謎の黒い球体を触れた俺の指先は、球体と同じく真っ黒に染まった。この指で人に触れると、その人を催眠状態に落とし、俺の思うがままに操れるのだ。意識だけではなく、身体の構造まで変えられる。
 俺はこの力を使って、職場の男たちを次々に支配していった。
 武田疾風さん。三宅哲雄さん。黒岩伸太郎さんと彼の弟、隼人くん。
 そして、――久木忠志さん。
 今、俺は彼らと仲良く淫らな生活を送っている。
 でも、いきなり一緒に住み始めたわけではない。何事にも順序というものがある。
 特に久木さんと彼の子どもを奥さんから奪ったあの日の出来事は、俺の心の中に深く刻まれることとなった。


「今晩、久木さんのお宅にお邪魔しますね。」
「……んっ?」
 俺のペニスを美味しそうに咥えていた久木さんは、ジュジュッと音をたてて俺の我慢汁を吸い上げる。
 そして、ちゅぽんっ!とペニスから口を外した。
「急だな。」
「ダメですか?」
「まさか。大好きな唯之助くんのお願いを、聞かないわけがないだろう?」
「嬉しいなぁ。じゃあ、俺のおちんぽミルクをごくごく飲んだら、早速行きましょうか。」
「あぁ。」
 久木さんは再び俺への奉仕を開始する。
 毎日毎日俺のものを咥えさせていたら、彼のフェラの技術は格段に上がっていった。努力って素晴らしい。
 今日も、彼は俺のペニスを喉の奥でキュッと締め、快感を促してくる。俺が我慢できず、彼の喉の奥で熱い白濁液をぶちまけてやると、彼は頬を真っ赤にして、嬉しそうにごきゅんっと飲み干した。
「どう?今日も美味しかった?」
「うん。おいひい。もっとのみたい。」
「だーめ。続きは、久木さんの家でね。」
「うん……。」
 久木さんは目をとろんと潤ませ、この後の期待にぷしゃあっとスラックスの中で射精してしまった。
 まったく、いい大人が我慢できないなんて。本当に俺の久木さんはかわいくてしょうがない人だ。

 久木さんの家は住宅地の端に位置する。数年前にローンを組んで買った、立派な一軒家だ。
 玄関には明かりが灯っていて、温かく俺たちを迎えてくれる。玄関口にいると、子どもの笑い声が時折聞こえてくる。
 彼の奥さんと子どもが久木さんの帰りを待っている。美味しい夕食を準備して。
 あぁ、なんて絵に描いたような、幸せな家庭だろうか。
 そんな幸せな家庭を俺はこれからぶち壊すんだ。久木さんを完全に俺だけのものにするために。
 久木さんが鍵を開ける。
「ただいま。」
「あ~、パパ!おかえりぃ!」
 扉を開けてすぐ、奥からパタパタと男の子が飛び出してきた。久木さんの腕の中にダイブする。
 久木さんの息子、か。
「誰?」
「こんばんは。勇次くん。」
 あらかじめ久木さんから聞いていた名前を口にすると、男の子は「ぼくのこと、知ってるの?」と首をかしげた。
「うん。」
 知ってるよ。君は久木さんの遺伝子を受け継いだ、可愛い可愛い息子だって。鼻筋がすっきりしているところも、面長なところもお父さんにそっくりだ。いずれ、高校生くらいに慣れば、俺好みの男に育ってくれるのだろう。
 でも、残念。俺、子どもは眼中にないんだ。
「だから、今はおねんねしていようね。」
 俺は彼の頭に両手を置き、能力を発動させる。
「ん、ぅ……。」
 勇次くんはゆったりとまぶたを下ろし、やがてすやすやと眠ってしまった。
 君が起きる頃には、すっかりこの家は様変わりしていることだろう。しかし、安心してほしい。君も、俺のことが大好きになって、他のことはどうでもよくなってしまうのだから。
 久木さんはすうすう寝息を立てている息子を抱え直す。うん。パパとしての久木さんも、最高にかっこいい。
「おいで、唯之助。」
 パパとしての久木さんもいいけれど、やっぱりこうして俺だけを見てくれる久木さんが一番かな。
「はぁ……。久木さんがかっこよくて辛い。このまま玄関で久木さんとぐちゅぐちゅ激しくセックスしたい。」
「ははっ。俺としては願ったり叶ったりだけど、まだやることがあるんだろう?」
「そうだね。」
 久木さんの後に続いて、俺も玄関で靴を脱ぐ。近くにあったスリッパを借り、ぺたぺたと彼と一緒にリビングへ。
 リビングには、彼の奥さんが当たり前のようにそこにいた。
「あら?どなた?」
 夕食の皿を並べる手を止め、俺を見て不思議そうに問う。
 あー、そうか。この人が久木さんに選ばれた女性なのか。
 背が低くて、ちょっと幼い顔立ち。でも、全てのパーツが美しいバランスを保っていて、気品さを醸し出している。いいとこのお嬢様なのだろう。
 声も、可愛らしい。
 そうか。この人が、久木さんの隣を勝ち取った女性なのか。
 彼の腕の中で眠る勇次くんを作るために、彼女は久木さんとセックスした。彼の、あのたくましい肉棒を、欲しいがまま、自分の中に突っ込ませて、どぷどぷ精液を出させて。もしかしたら、自分の股をべろべろ舐めてもらっていたのかもしれない。彼と一緒に毎晩お風呂に入って、セックスしていたのかもしれない。彼にワガママをたくさん言って、言って、言って――。
「唯之助?」
 久木さんに自分の名前を呼ばれ、俺はハッと我に返る。
 久木さんも、彼の奥さんも、何も反応しない俺を心配そうに見つめていた。
 あぁ、何だか、妙なものに飲み込まれそうになった。もしかしたら、これが醜い『嫉妬心』ってやつか。
「すみませんね。突然、夜にお邪魔しちゃって。」
「職場の方かしら?もう、忠志さん。連絡してくれれば、もっと豪華な夕飯作っていたのに。」
 忠志さん、だって。
「あ、いいんですよ。どうせ作ったところで、ゴミになるだけだし。」
「え?」
 俺はタンっと床を蹴って、彼女との距離を縮める。
 彼女の頭に向かって、腕を伸ばす。
 ――嫉妬。嫉妬。嫉妬。
 ――嫉妬して、何が悪い。
「いっ、た!」
 彼女の頭をつかむのに、思った以上に力が篭ってしまった。
 まぁ、いいさ。
「はーい。じゃあ、これからあなたの身体は俺の命令に従って動くようになります。あなたの意志がどうであろうと、ね?」
「何を言っ……ぁ……、あ、がッ!…………。」
 びくびくと彼女は痙攣を繰り返していたが、しばらくして強張っていた肩がすとんと落ちた。表情は恐怖で満ちているが、身体はリラックスしている。面白いね。
「……うん。じゃあ、まずはそこのソファーに座ってもらおうか。」
 北欧製のおしゃれなソファーを指差すと、彼女は素直に腰を下ろしてくれた。
「大声を出さないなら、しゃべっていいよ。」
「……な、何をしたの、私に!?」
 しゃべっていいと言った途端に、想像通りの反応を返してきた。
 俺は動揺する彼女を無視して、側に立つ久木さんに言う。
「じゃあ、俺は彼女とちょっとお話しなきゃいけないから、久木さんは勇次くんを寝かせておいでよ。」
「あぁ、分かった。」
「待って、忠志さん……!嘘でしょう!?これは、何の冗談なの!?ねぇ、待ってよ、行かないで……ッ!」
「さぁ、勇次。寝室に行こうな。」
「忠志さん……ッ!」
 彼女は涙目で自分の夫を見上げ呼び止めるが、彼は目もくれずさっさと息子を連れて部屋を出て行く。
 いいねぇ。その、いかにも裏切られましたと言わんばかりの表情。胸がスッとする。
「あ、あなた……何なの?ねぇ、忠志さんに何をしたの?」
「何って……いけないことをしました。」
「あ……え?」
「もうそれはそれは、非人道的な行いを彼にしました。そして、もっと、もっと、もーっと非人道的な行いをこれからこの場で行うんです。……ね?すっげー、興奮してこない?」
 ドサリと彼女の反対に位置するソファーに身体を沈める。
「あなたはそこで、リラックスして鑑賞していればいいんですよ。その、非人道的な面白おかしいショーをね。」
「いやっ……何なの!あなた、頭おかしいんじゃないの!?」
 ――おかしいさ。あの日から、俺はおかしくなっているよ。
 いい加減、この女のキャンキャン喚く声にも聞き飽きた。
「さ、あとは黙って、静かに鑑賞しようか。」
 俺が一言「黙れ」と告げれば、彼女は静かになった。しかし、目は涙の粒を飛ばしながらキョドキョドと動き回っている。目は口程に物を言うとは、まさにこのことだね。このわけの分からに非現実的な展開に、心が恐怖でいっぱいいっぱいなのが分かる。
 怖いだろうさ。あんたの味方は誰も居ないのだから。
 さぁ、始めよう。
 俺は明るい声でショーの幕開けを宣言する。
「はーい!では、これから『久木忠志さん譲渡会』を開催いたしまーす!この会は、これまでこのお家の大黒柱であった久木忠志さんが、晴れて俺のものになったことを祝い、俺と彼の幸せな未来を奥様に応援してもらうために開かれるものでーす!では、まずは今日から完全に俺に譲渡され、身も心も俺のものになってしまう、久木忠志さんのご入場でーす!」
 扉が開かれ、ガラガラと車輪の付いた台が運ばれてくる。台を押すのは、俺の専属メイドである黒岩隼人くんだ。今日、隼人くんには祝いの席であるため、特注のメイド服を着てもらっている。全て特殊な柔らかい布のようなプラスチック素材でできた、透け透けメイド服だ。いつもは見えるか見えないかのチラリズムを重要視しているが、今日は特別。あからさまな服で登場してもらう。
 そして、注目してほしいのは銀の台にのっている、俺の愛する人、久木忠志さんだ。
 忠志さんの惚れ惚れとする筋肉質な肉体は、全身真っ赤なリボンでギチギチに縛られている。はち切れんばかりの胸筋。美しい腹筋。すでに天井を見上げてそそり勃つ彼のペニス。俺がずっと触りたいと夢にまで見ていた尻。彼の日に焼けた肌に真っ赤な縄が食い込み、筋肉やいやらしい部分がはっきりと強調されている。匂い立つような、彼の卑猥な「男らしさ」にクラクラしてしまう。
 久木さんは両手、両足を可愛らしいリボンでラッピングされている。まな板の鯉……では、風情がなさすぎるな。
「あっ……唯之助。何だか恥ずかしいな。こんな格好……。」
 目元を赤く染め、俺を見上げる久木さんのなんとかっこかわいいことか。
「久木さん、綺麗ですよ。」
 俺はチュッと彼にキスを送る。そして、すぐに次に進めようと思っていたのだが、そのまま久木さんが舌を出してきたので、つい俺もそれに応えてしまった。
「あっ、ンむっ……っ。」
「ん、ふっ……こら、久木さん。そんなにがっついたら、進むものも進まないでしょ。」
 彼の唇を掌で塞ぐと、下から恨めしそうな視線を送られる。物足りないのは分かるけれど、我慢してほしい。この後、キスよりもすごく気持ちのいいことをしてあげるから。
 俺は仕切り直すために小さく咳払いをしてから、ショーを続行する。
「さて、久木さんがまさかこーんなに素敵でいやらしい姿で登場するなんて、奥様もびっくりですよねぇ!久木さん、どうしてあなたはおチンポを勃起させて、赤いリボンで全身をラッピングしてきたんですかー?」
「それは……今日、俺は唯之助に身も心も捧げるからです。このリボンは、唯之助、君だ。俺は唯之助くんに全身をこうしていつでも縛られていたい。そして、チンポがこんなにはしたなくそそり勃っているのはね、唯之助くんとの、その……。こ、これから、唯之助くんと毎日股間がどろどろになるような性活を送るかと思うと、心だけでなく、こうしてチンポも喜びで震えてしまうからなんだ……ッ!」
「本当だ―。期待で、久木さんのおちんぽの先っちょから、卑猥な液がどぷどぷ流れていますねー。」
「あっ、んンッ!こんなに、いやらしい俺でごめん!でも、俺のこと、もらってほしい……ッ!」
「はい。じゃあ、奥さんの方を見て、宣言しましょう。それでは、久木忠志さんによる『久木忠志譲渡宣言』、どうぞ!」
 久木さんはくるりと顔を奥さんの方に向ける。
「✕✕、聞いてくれ。」
「……。」
「俺は、✕✕という妻を得て、勇次というかわいい息子を授かって、幸せだった。でも、俺は見つけてしまったんだ。この世界の誰よりも、家族よりも、愛おしいと思える存在を!俺はもう、唯之助のことしか愛せない。唯之助のことだけしか考えられない。唯之助の幸せが俺の幸せで、唯之助の苦しみが俺の苦しみで、唯之助の快感が俺の快感なんだ。もう俺の身体と心は唯之助のものなんだ!ごめんな、✕✕。俺の心が唯之助でいっぱいで、君の入る隙間は一ミリもないんだ!」
「……。」
「私、久木忠志はここに、宣言いたします!これより、私は、唯之助に身も心も捧げ、唯之助の所有物となることを誓います!い、いかなるときもッ、……ゆっ、唯之助のことをッ、愛しッ、考えッ、ちッ、チンポをッ!おっ勃てることを、ちか、いますッ……んンッ!そしてッ、勇次がッ、高校生になったらッ、我が息子もッ、唯之助へッ、ご献上申し上げますッ!はっ、う、ぅンッ!……どうしよう、ゆいのすけ。幸せで、淫らな未来を、想像したら……んっ、ああっ!イッ、イきそうッ!」
「触ってもいないのに、想像だけでイっちゃうんだ、久木さんは。本当に俺のことが大好きなド淫乱だね。」
「そ、そうッ!俺っ、インラン、なんだっ!は、……ふ、ん、くぅッ……ッ!ご、ごめんなぁッ、✕✕ッ!おッ、俺ッ、ゆいのすけのことが、好きでッ!好きでッ、もうどうしようもなく好きでッ!俺の身体もッ、もうッ、ゆいのすけの、ものだからッ!あっ、ンッ、もうッ、ゆいのすけとしかッ、セックス、できないッ!ああっ!イっちまう!さわっても、いないのに!想像だけで!イっちまう!」
「はい。✕✕さん、ご覧ください。あなたの夫だった男は、俺との淫らな想像だけでイきますよ。さぁ、彼のイキ様をぜひ目に焼き付けてくださいね。」
「はいっ!ひさき、ただしッ!イきますッ!ゆいのすけ、おれのこと、もらって、くれぇっ!ンあ、あああーーーーーッ!!!!!」
 噴射された彼の白い液体が、弧を描いて、彼の腹や股間に降り注いでいく。なんて豪快なイキっぷりだろう。この日のために、三宅さんの産卵した卵を毎日何個も食べ続けてきたんだもんね。
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 俺は久木さんが元気よく出してくれた精液を指ですくい、ぺろりと舐める。
「ありがとう、久木さん。俺、すっごく嬉しいよ。久木さんの『譲渡宣言』のお礼に、久木さんのおチンポ、舐め舐めしてあげるね。」
「あ、ああっ!そんなッ、唯之助ッ!そんなことしたら、また俺のチンポがッ!」
「いいんだよ、久木さん……。んむっ。」
 久木さんのどろどろ精液がたっぷり残っている彼のちんこを口で咥える。ちゅうっと彼の愛おしい精液を吸い上げると、口の中に生臭い味が広がる。久木さんが出すものなら、汗だろうが精液だろうが、なんでも美味しく感じてしまう。
 じゅぱじゅぱといやらしい音をわざと立てながら、彼のペニスを余すことなく舐め尽くしていく。
 さぁ、彼のチンポがまた元気を取り戻した所で、次のショーだ。
 俺がパチンッと指を鳴らすと、打ち合わせ通りに隼人くんは久木さんをお姫様抱っこして、ソファーに優しく下ろす。その際、手首と足首に巻かれたリボンもしゅるりと外す。これから行う『催し』で邪魔になってしまうからね。
「はい、それでは久木忠志さん自身による『譲渡宣言』によって、彼の身も心も全て俺のものとなりました。彼だけではありません。数年後、高校生になった勇次くんもいただきます。あぁ、安心してください。勇次くんも、久木さんと一緒で、俺のことだけ愛するように教育しますから。大丈夫です。✕✕さんとの別れに多少の悲しみを感じるかとは思いますが、すぐに頭は俺のことでいっぱいになりますので。では、最後に、この譲渡を記念して『久木忠志の祝賀セックス』を行います!久木さん!」
「あぁ。」
 久木さんは自ら大きく足を広げる。そして、アナルの縁に指をかけ、ぐぱあっとそのピンク色の恥肉を元妻の眼前に晒す。
 既に彼のアナルは、精液でどろどろに汚されていた。
「見てくれ、✕✕。唯之助は、毎日、何度も何度も俺のアナルにこうやって精液を注いでくれる。それだけじゃない。俺のアナルに唯之助は太くて熱い肉棒を突っ込んで、何度も何度も突き上げて、俺を絶頂へ導いてくれる。もう俺は唯之助とのセックス無しでは生きていけない体になってしまった。もうお前の知らない俺になってしまった。――こんなにいやらしくて淫乱な俺にしてくれた唯之助には感謝しかない。ありがとう。それから、これからもどうぞ、俺の淫乱ケツマンコをお前のぶっといペニスでズンズン突き上げて、俺の中にお前の精液をぶっかけてくれ!」
「はい。それでは、久木さんの熱い要望に応えて、今から彼のことを犯します。もう何度も、犯しているから、わざわざ下準備する必要はないよね?」
「あぁっ……!すぐに、俺のここに、お前のペニスを突っ込ん、んんああああああッーーー!!!」
 ずっちゅん!
 一思いに、俺の勃起した肉棒を彼の精液でぐじゅぐじゅになったアナルへ突き入れる。反動をつけて、俺の膨らんだ亀頭で彼の最奥を押し上げる。ずちゅっずちゅっ、と激しいピストン運動を繰り返す。
「あうっ、あっ、あっ、ンああっ!いっ、イくぅっ、うンンッ!」
 久木さんが早くも絶頂を迎えるが、構うものか。一度、ペニスを引き抜き、再度、奥まで突き上げる。精液を漏らしている間も容赦はしない。彼の足を肩に抱え直し、彼ともっと密着する。パンパン腰を打ち付けるたび、彼のペニスが俺と彼の間でビタンッビタンッとまるで別の生き物のように生き生きと暴れまわる。
「あっ、まっ、またイっちゃうッ!」
「こんなにっ、イっちゃうくらい、気持ちのいい、セックスをしてくれる人はっ、だれっ!」
「ゆいのすけっ!ゆいの、しゅけ、くんっ!」
「そうだよっ!俺だよっ!俺だけがッ、あんたをッ、気持ちよくしてあげられるッ!幸せにしてッ、あげられるッ!俺のッ、恋人になってッ、久木さんッ!――忠志さんッ!」
「お、おれをっ、ゆいのすけのっ、恋人にしてくれるのか?」
「うんっ!うれしいっ?」
「……あ、ああっ!う、うれしいっ!うれしすぎてっ!いっ、イぐぅッーーーッ!」
「何度でもっ、イってくださいよッ!何度もイって、何度も俺に精液注がれて!前後不覚になったあんたのあられもない姿、元奥さんに見てもらえよっ!」
「おっ、ああっ!ン、お、おおッ、おッ!」
 イく度にピンッと反り返る彼のつま先。
 終わらない絶頂。
 だらしなく開いた口からは唾液が溢れる。
 もう出せる精液がなくて、絶頂すると、ちょろっとした透明な液体しか出てこない。
 ――これが、久木忠志だ。
「男である俺にされるがままに身体を突き上げられ、涙をぼろぼろ流し、顔中をいろんな液体でぐじゃぐじゃにして悦んでいるこの男が、久木忠志だ!
 俺に犯される想像だけで、ちんぽを勃起してしまうこの男が、久木忠志だ!
 俺に犯され、身も心も全部俺に染まってしまった、久木忠志だ!
 あんたの愛した男は、もういない!
 今ここで!アヘ顔を晒して、俺のペニスを咥えて離さない、この淫乱な男こそが!久木忠志なんだ!!!」


 彼の中で果てた俺は、彼の腕の中で、見た。
 元妻である✕✕が、静かに涙を流し、虚空を見つめ、ぼそぼそと何か呟いている姿を。
 ――これは。
 ――精神、崩壊しちゃったかぁ。
 そりゃ、耐えられないよな。だって、突然、最愛の人が自分に何の興味も持たなくなって、知らない男とずっこんばっこん獣のようなセックス繰り広げて、そいつに何もかもを捧げているのだから。
 ――あれ?
 ――そういえば、この人、何か悪いことしてたっけ?
 んー、俺から久木忠志という男を奪ったってことか?まぁ、世間的に見れば、彼女は善良な一般市民だったはずだ。普通なら、誰からも害されるはずのない。
 俺はようやく、身勝手な嫉妬心から、そんな善良な人に酷い仕打ちをしてしまったことを悟った。
 悟って、少し申し訳ない気持ちになった。
 ――まぁ、でも。能力使えば何とかなるし、いっか。
 愛する夫と息子を喜んで差し出すよう、作り変えてあげればいいだけの話だ。そうすれば、彼女の壊れた心は修復され、幸せいっぱいの気持ちで、俺の言うことを聞いてくれるようになる。


「忠志さん。上司から、俺の恋人になっちゃったね。こんなに淫乱な体になって、もう、俺から離れられないね。」
 あまりの快感に気絶した俺の恋人をぎゅっと抱きしめる。
「あー、脳みそ溶けるぐらい、幸せぇ……。」

 ――果たして、それは本当に幸せと呼べるのか。

 答えを教えてくれる人は、どこにもいない。



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