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プロトタイプ版「悪魔の指先」
悪魔の指先と共に
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「ほら。ミルクの時間だよ、シンタロウ。」
「わんっ!」
そう吠えて、シンタロウはベロベロと武田さんの身体を舐め回す。チンポをぶらぶらと嬉しそうに揺らしながら。
かつて黒岩伸太郎だった彼は、今では犬に成り下がっている。そう。弟くんとセックスをし、達してしまったら、黒岩さんと隼人くんの間の兄弟関係がなくなってしまうというあのゲームが原因だ。あのゲームのあと、隼人くんに「兄弟関係がなくなったとしても、兄と暮らしたい!」と泣きつかれた俺は、彼にある解決策を示した。
兄弟関係が絶たれてしまったのなら、新しい関係を築けばいいのだと。
「こら、シンタロウ。あんまりがっついてはいけないよ。」
「わふぅ……。」
「ご主人様、お楽しみのところ、邪魔をしてしまい、申し訳ございません。」
「いいんだよ、隼人くん。」
俺はそう言って、スケスケのメイド服を着る隼人くんを見上げる。
隼人くんは俺付きの専属メイドになってもらうことにした。もちろん、性的な専属メイドだ。
彼の制服であるメイド服は、うっすい布地でできており、肌の色が透けて見える。しかも、全身に巻き付いているレースでできた拘束具によって筋肉が強調され、よりいやらしさを醸し出している。下半身は真っ白な紐パンを穿いてもらっている。局部を隠すスペースはほとんどなく、少し動けばちんぽが見えてしまうが、本人は隠れていると思いこんでいる。こちらも布地が薄いため、少しでも我慢汁を分泌すれば、勃起したちんこの形が分かってしまう。彼は、丈の短いスカートに見え隠れするそんなやらしい下半身で、俺の目を楽しませてくれる。
一方、黒岩さんには犬になってもらうことにした。ちょうどペットを飼いたかったし。
犬になった黒岩さんは「シンタロウ」と新しく呼ばれるようになった。シンタロウは犬だから、全裸で、四つん這いで歩く。首に黒のレザーで作った首輪を嵌めている。両乳首にはピアスをつけ、そこに可愛らしくリンリンなるベルもぶら下げた。また、あっちこっちで勝手にトイレをされても困るから、彼のペニスには貞操帯を装着させている。アナルには極太の、尻尾のような毛がついたバイブを突っ込んでいる。
シンタロウという犬になった黒岩さんは、寡黙ではなくなった。あごをさすってやるだけで、「ふあっ……んんっ!」とうるさいぐらい身悶えするし、誰かが精液を出したら「わんわんっ!」と大きく吠えて舐めに行く。どうしても、トイレが我慢できなくなると、ベロを出して「はっ、はっ」と荒い息をしながら、俺の足元に這いつくばって、つま先を舐めてくる。寡黙であった前より、今の構ってちゃんなシンタロウの方が断然かわいいし、俺の支配欲が刺激される。
現在の二人の関係は『飼い主と犬』。どちらも今の関係に満足しているようだから、提案した俺としては何よりだ。
「隼人くん、そろそろシンタロウのご飯の時間じゃない?」
「あっ!そうですね!」
下の階に住む下僕たちの昼食が終わる頃、残飯が上の階へ届けられる。シンタロウの餌だ。残飯といえども、普通の人間からしてみれば十分に豪華なお食事だ。
隼人くんはまず、シンタロウの貞操具を外す。飼い主がせっかく自分のために餌を準備してくれるのだから、シンタロウは自分のおちんちんを精一杯勃たせることで、その喜びを表現するのだ。
床に仰向けになり、シンタロウは「あぅんっ、あぅんっ」言いながら、お股を大きく開く。そして、腕は頭の折り曲げて脇にぴったりとくっつける。手はグーのまま。シンタロウはこの「待て」のポーズのまま、餌を待たなくてはならない。餌の準備の途中で、おちんちんをいじらないようにするためだ。せっかく隼人くんが餌を準備してくれるのだから、その途中でちんぽいじりをしないよう、よく躾けられている。みっともないからね。
隼人くんはちょうどシンタロウの股の真下に彼専用のお皿を置く。下の階の下僕から餌を受け取った彼は、それらを全部シンタロウ専用の皿にぶちまける。そして、彼はそこに手を突っ込み、ぐじゃぐじゃにかき混ぜる。わざわざ美味しそうに盛り付けされていたのに、台無しだ。
餌がかき混ざる音がするたびに、シンタロウは腰を揺らしておねだりをする。ちんぽはビタンッビタンッとお腹に打ち付けられ、ぶつかるたびに透明な我慢汁を撒き散らす。
「あふっ!うっ、わんンッ!」
「もう。待てったら、シンタロウ。まだ最後の、『萌え萌えソース』をかけてないだろう?」
「あっ、うっ……ンあぁっ……!」
隼人くんは飼い主らしく、優しい手つきでシンタロウの玉袋をもんでおとなしくさせる。
そして、彼はちょうどシンタロウの顔の真上に自分の局部がくるように、彼の身体をまたいで、がに股になる。そして、紐パンをずらし、自分のペニスを取り出す。
「舐めなさい、シンタロウ。」
飼い主の言葉に、シンタロウは猛然と彼のペニスをしゃぶる。顔中がよだれまみれになっても構わない。なんたって、大好きな飼い主のペニスを味わえるのだ。どんな高級な餌よりも何よりも、飼い主のチンポのほうが美味しいに決まっている。
「んっ、じゅっ、ぼっ!」
「あっ、うンッ!しっ、シンタロウッ!じょ、じょうずッ、だねっ!ンンッ!」
シンタロウが舐めている間、飼い主である隼人くんはひたすらガニ股で耐えるのみ。シンタロウが舐めやすいよう、スカートの裾を持ち上げて、天井を見上げて、アヘ顔を晒している。
「あっ、でっ、出るッ!『萌え萌えソース』が出ちゃうッ!す、ストップ!」
「わふぅ、ンッ……。」
飼い主の「ストップ」に、シンタロウは舐めるのをやめる。まだまだ物足りなさそうだけれど、飼い主の言葉は絶対だ。背くと、長い間舐めさせてもらえなくなる。
隼人くんは震える足を動かし、ガニ股のまま前へ移動する。そう、シンタロウの餌皿の方へ。
「あっ、……くぅっ。」
ぱんぱんに腫れたペニスを擦りながら、先っぽを餌皿へ向ける。
「もっ、もえもえっ、ソースをっ、出し、ますッ!あっ、に、兄さんッ、イくぅッ、ン、ぅんッーーーーー!」
ぷしゃあっ。隼人くんの出したて『萌え萌えソース』が見事、シンタロウの餌の上に振りかけられる。新鮮でドロっとしていて、美味しそうだ。
「あふっ、んンンッーーー!」
おっと。飼い主のイく姿を見て、シンタロウも感極まっておもらしをしてしまったらしい。飼い主の『萌え萌えソース』の上に、シンタロウの出した白濁液がかかる。
いいじゃないか。元兄弟の精液トッピング。
隼人くんの「はい、食べていいよ。」の声に、シンタロウは勢い良く皿に顔を突っ込む。くちゃくちゃと何度も口の中で噛み、兄弟の『萌え萌えソース』を味わうのが犬としての嗜み。たまに、口の中に残った精液を隼人くんに見せ、「偉いねぇ、シンタロウ。」と褒められながら隼人くんにお尻を撫でてもらっている。そして、シンタロウはまた粗相をするのだが、大目に見てやろう。射精できるのは、食事のときだけなのだから。
メイドと飼い犬の微笑ましい一幕を楽しんでいると、今度は反対側から「唯之助くん……!」と呼ばれる。
振り返ってみると、三宅さんが『産卵』の姿勢になって力んでいた。
「あっ、も、もうすぐっ!生まれそうなんだッ!ん、ンッ!」
「また『産卵』するの?昨日もしたばっかりだよね?」
「あれからっ、またっ、アナル使って、もらった、からっ!いっ、ぐッ、……ンン”ッ!で、出そ、ぉっ、お”ッ!」
自ら足を持ち上げ、M字開脚をしている三宅さんは、額に汗をかいて唸りながら『産卵』の時を待つ。
アナホとして目覚めた三宅さんは毎日のように、セックスを繰り返した。俺が相手をしないときは、武田さんや犬であるシンタロウ、そして同じ寮に住んでいた社員たちの慰み者として精力的に自らのアナルを差し出し続けた。
その結果、常に三宅さんのアナルはぽっかりと口を開き、閉じなくなってしまった。
それだけではない。多分、俺がただのアナホだとつまらないなと思って無意識に能力を使ってしまったのか、なんと三宅さんは『産卵』できるようになってしまったのだ。
三宅さんのお腹に注がれた精液が彼のお腹に溜まり、ある一定量を超えると、『産卵期』に入る。そして、ぽこぽことアナルから真っ白い卵を産卵する。卵は精液が凝固してできたものだ。三宅さんの生み出した卵を下僕の一人に食べさせてみたら、興奮状態になり、さらに射精時の精液の量が格段に増えた。一種の性欲増進剤になのかもしれない。面白いから、三宅さんが『産卵』してくれた卵は皆に食べさせている。
『産卵期』の三宅さんのお腹は、妊婦のように大きく膨らんでいる。
俺は三宅さんの大きなお腹をさすりながら、「元気な卵をたくさん産むんだぞ。」と声をかける。
すると、三宅さんは、
「はぁっ……もちろん、だよ……!ぅ、ぐっ……。だって……み、んなの、……元気の、みなもと、だもん……ねッ!」
「そうだよ。三宅さんの産んでくれた卵を食べると、みんな(性的に)元気になるんだから。だから、ほら、がんばって!」
「あっ……う、うゔッ……ン”ッ!」
ぽっかりと開いたアナルの恥肉がうねうねと動き、奥から白い何かが顔を出してきた。ピンク色の粘膜はその白い物を押し出そうと、いやらしく蠢く。
「ひっ、ぐぅン、んん”ッ!で、るぅッ!」
びゅぽっという汚らしい音とともに、白い卵が一つ転がり出てくる。
しかし、彼のお腹は膨らんだままだ。まだまだ卵は出てくるはずだ。こうトロトロ出されては、日が暮れてしまう。
ここは俺が助けてやらないと。
「手伝ってあげるよ、三宅さん。」
「……ん、え?」
俺は三宅さんのお腹に両手を置き、能力を発動させた。
「ま、待ってッ……!だめッ、き、きちゃうッ……!」
「存分に『産卵』して。」
俺の言葉が引き金になったのか。ピンク色の恥肉がきゅうっと固く緊張したかと思うと、突如ぐぱぁっと弛緩し、白い卵が飛び出してきた。
「ンひッ、いいぃいいいイイーーーーーッ!!」
要するに、アナルビーズと一緒なのだ。アナルビーズが肛門を通っていく時に感じる排泄感。あれを快感に変換して、アナルビーズがやめられなくなるのと同じ。
肛門を卵が通ると、頭を突き抜けるほどの快感が生まれてしまうらしい。三宅さんは『産卵』すると、ちんぽを震わせてぷしゃぷしゃと透明な液を噴き出す。自分の精液も卵の生産に回しているから、潮吹きばかりしている。
「ん、ヒッ!ひぁっ!あっ!ぎっ!」
ぶりっ、ぶりっ、ぶりっ。腸液でコーティングされた卵が出るわ、出るわ。
合計二十個を超えたところで、ようやく彼の『産卵』は終わりを告げた。三宅さんのお腹はすっかり元の通りにもどってしまった。
「はぁっ……はぁっ……。」
「今回も、元気な卵がたくさん産めて良かったねぇ。」
「ん、……。」
三宅さんは愛おしそうに自分の出した卵を一つ、手に取る。
「また、みんなに精液注いでもらって、卵作らなきゃ……。」
「なんで卵を作るの?」
俺の問いかけに、三宅さんは夢見心地で答える。
「だって、たくさん卵を作れば、たくさんの男の人達が俺の卵を食べて、元気になってくれるでしょう?そしたら、俺はアナホとして、たくさん使ってもらえる。精液をたっぷり注いでもらえる。だから、たくさん卵を作って、たくさん俺のアナホを使ってもらうんだぁ……。」
「そうだね。たくさんの人に三宅さんの卵、食べてもらおうね。そして、アナホとしてたくさんの男たちを気持ちよくさせていこうね。」
「うんっ!あぁ、想像するだけで、お腹がきゅんきゅんする……ッ!」
俺は、『産卵』してお腹が物足りなくなった三宅さんを一階へと送る。きっと数時間後には、またぼってりとした腹に戻っていることだろう。
「……よしっ。」
ぐっと背伸びをし、俺は奥の寝室へ続く扉を見やる。
そろそろ、終わった頃だろう。いい加減、彼らで遊ぶのも飽きてきたところだ。
俺はドアノブに手をかけ、できるだけ音をたてないように静かに回す。そして、ゆっくりと扉を開く。
「……うん。そうか。……あぁ、そうだな。お前が高校生になったら、な。」
中に入ってきた俺を見て、久木さんは小さく手を振る。
「そろそろ、切るな。また、パパ、来週電話かけるから。続きはその時にしよう。……うん。うん。分かった。じゃあな。」
ピッと電話を切る。
俺はベッドに座り、久木さんを見上げた。
「別にもう少し電話していても、良かったんだよ?」
「いいんだ。」
久木さんは受話器を戻し、俺の隣に腰を下ろす。
「それより、唯之助くんとの時間を優先したい。」
「久木さん。」
「いい加減、忠志って呼んでくれよ。俺たち、『恋人』だろう?」
「ンッ。」
久木さんの顔が近づいてきて、唇を塞がれる。分厚くて、男らしい唇。俺の下唇をはむっと甘噛し、一度離れ、また噛み付くようにキスしてきた。今後は、彼の舌が入れてと俺の唇をとんとんしてくる。
俺が口を開けると、性急に舌を入れてきた。俺の口内を歯茎から何から舐め回し、舌と舌を絡め、どんどん唾液をこちらの喉に流し込んでくる。
「んっ……んむっ……。」
「はっ…ン、ゆいのすけッ!」
あぁ、やばい。キスだけで、股間がびじょびじょになってしまいそうだ。
俺が苦しくなって、久木さんの肩を叩くまで、彼は好き勝手に俺の口腔を暴れまわった。
唇を離し、乱された呼吸を整えていると、久木さんはふっと笑った。
「前に教えただろ。鼻で呼吸するんだぞって。」
「だって、久木さん……忠志さんが激しくて、呼吸のタイミングがつかめないんだよ。」
「ははっ!そりゃ、俺が悪いな。」
久木さんの腕が俺の肩に回され、そのまま彼に寄りかかる。
久木忠志さん。俺がこの会社を選んだきっかけとなった人。俺が一番手に入れたかった人。
願いは叶った。今、彼は俺の『恋人』として、俺の隣にいてくれる。
――彼が俺の『恋人』となったあの夜を思い出すと、今でも胸が締め付けられる。
彼の子どもは、目がよく彼と似ていた。きっと、数年経てば、彼のように凛々しい顔立ちになり、たくさんの女の子たちからモテるだろうと簡単に予想できた。
彼の奥さんは女性として、容姿、能力、家柄共に完璧だった。彼の隣に立って、見劣りしない女性だった。この女性なら、確かにこんなに愛らしい子どもが産める。
だからこそ、彼女を見た時、俺の嫉妬の黒い炎はごうごうと燃え上がった。
男である俺が逆立ちしても、彼女には勝てないとすぐに分かってしまったから。
でも、それは俺が普通だったらの話。俺には人を操る能力がある。
彼女を簡単に超えることができる。
まず、玄関口にやってきた彼の子どもを能力で眠らせた。そして、その子を抱いて、中へ。
彼女はキャンキャンと何やら喚いていたが、とりあえず能力で黙らせた。意識を変えることはせず、身体の自由だけを奪った。
そんな状態の彼女の目の前で、彼と思う存分、セックスしてやった。
『ご、ごめんなぁッ、✕✕ッ!おッ、俺ッ、ゆいのすけのことが、好きでッ!好きでッ、もうどうしようもなく好きでッ!』
『俺の身体もッ、もうッ、ゆいのすけの、ものだからッ!あっ、ンッ、もうッ、ゆいのすけとしかッ、セックス、できないッ!』
『お、おれをっ、ゆいのすけのっ、恋人にしてくれるのか?……あ、ああっ!う、うれしいっ!うれしすぎてっ!いっ、イぐぅッーーーッ!』
彼とキスして。
彼を犯して。
彼にこれでもかというくらい、いやらしい言葉を言わせて。
気づけば、彼女は涙を流しながら虚空を見つめ、ぼそぼそと何か言っていた。あ、精神、崩壊しちゃったかと、どこか冷静な頭で理解した。そして、なんて一方的で身勝手な復讐をしていたのかと、ようやく我に返った。
俺は慌てて彼女に暗示をかけた。書類上は妻のままでいいが、夫を俺に喜んで差し出すこと。いずれ大きくなった子どもも俺に差し出すこと。そして、俺たちが幸せなコイビト生活を送れるよう影で支えること。
彼女は笑顔で『分かったわ。』と大きく頷いた。頬に涙の痕をつけて。
俺は本当に、人として、最低なことをしていると自覚している。
何の罪もない女性から愛する夫を奪い、子どもを奪ったのだ。
彼女を思うと、胸が苦しくなる。
――だが、それ以上に、胸が張り裂けそうなくらいの興奮を覚えてしまう。
俺はもう、ただの人には戻れないだろう。
最初は指先だけが黒かったのに、今では手首まで黒が侵食している。
いずれは、体全体が黒く染まってしまうかもしれない。
でも、だから、なんだというのだろう。
俺の体が黒く染まろうが、俺を愛してくれる人は山ほどできた。
俺の思うがままに動いてくれる可愛い男たち。
彼らは、俺がどんなに変化しようと、変わらず俺を愛してくれる。
「また、近所の人が『妙な声がする』って騒いでいるらしい。」
「大丈夫だよ、忠志さん。警察にはもうパイプ作ってあるし、いつでも黙らせることはできるよ。」
「そっか。じゃあ、安心だな。」
「うん。だから、俺とたっぷりセックスしよう。俺、もう、我慢できないよ。」
「あぁ……俺も……。」
そうだ。誰にも壊させやしない。
俺の楽園は永遠に続くのだ。
――この、悪魔の指先とともに。
【悪魔の指先 END】
「わんっ!」
そう吠えて、シンタロウはベロベロと武田さんの身体を舐め回す。チンポをぶらぶらと嬉しそうに揺らしながら。
かつて黒岩伸太郎だった彼は、今では犬に成り下がっている。そう。弟くんとセックスをし、達してしまったら、黒岩さんと隼人くんの間の兄弟関係がなくなってしまうというあのゲームが原因だ。あのゲームのあと、隼人くんに「兄弟関係がなくなったとしても、兄と暮らしたい!」と泣きつかれた俺は、彼にある解決策を示した。
兄弟関係が絶たれてしまったのなら、新しい関係を築けばいいのだと。
「こら、シンタロウ。あんまりがっついてはいけないよ。」
「わふぅ……。」
「ご主人様、お楽しみのところ、邪魔をしてしまい、申し訳ございません。」
「いいんだよ、隼人くん。」
俺はそう言って、スケスケのメイド服を着る隼人くんを見上げる。
隼人くんは俺付きの専属メイドになってもらうことにした。もちろん、性的な専属メイドだ。
彼の制服であるメイド服は、うっすい布地でできており、肌の色が透けて見える。しかも、全身に巻き付いているレースでできた拘束具によって筋肉が強調され、よりいやらしさを醸し出している。下半身は真っ白な紐パンを穿いてもらっている。局部を隠すスペースはほとんどなく、少し動けばちんぽが見えてしまうが、本人は隠れていると思いこんでいる。こちらも布地が薄いため、少しでも我慢汁を分泌すれば、勃起したちんこの形が分かってしまう。彼は、丈の短いスカートに見え隠れするそんなやらしい下半身で、俺の目を楽しませてくれる。
一方、黒岩さんには犬になってもらうことにした。ちょうどペットを飼いたかったし。
犬になった黒岩さんは「シンタロウ」と新しく呼ばれるようになった。シンタロウは犬だから、全裸で、四つん這いで歩く。首に黒のレザーで作った首輪を嵌めている。両乳首にはピアスをつけ、そこに可愛らしくリンリンなるベルもぶら下げた。また、あっちこっちで勝手にトイレをされても困るから、彼のペニスには貞操帯を装着させている。アナルには極太の、尻尾のような毛がついたバイブを突っ込んでいる。
シンタロウという犬になった黒岩さんは、寡黙ではなくなった。あごをさすってやるだけで、「ふあっ……んんっ!」とうるさいぐらい身悶えするし、誰かが精液を出したら「わんわんっ!」と大きく吠えて舐めに行く。どうしても、トイレが我慢できなくなると、ベロを出して「はっ、はっ」と荒い息をしながら、俺の足元に這いつくばって、つま先を舐めてくる。寡黙であった前より、今の構ってちゃんなシンタロウの方が断然かわいいし、俺の支配欲が刺激される。
現在の二人の関係は『飼い主と犬』。どちらも今の関係に満足しているようだから、提案した俺としては何よりだ。
「隼人くん、そろそろシンタロウのご飯の時間じゃない?」
「あっ!そうですね!」
下の階に住む下僕たちの昼食が終わる頃、残飯が上の階へ届けられる。シンタロウの餌だ。残飯といえども、普通の人間からしてみれば十分に豪華なお食事だ。
隼人くんはまず、シンタロウの貞操具を外す。飼い主がせっかく自分のために餌を準備してくれるのだから、シンタロウは自分のおちんちんを精一杯勃たせることで、その喜びを表現するのだ。
床に仰向けになり、シンタロウは「あぅんっ、あぅんっ」言いながら、お股を大きく開く。そして、腕は頭の折り曲げて脇にぴったりとくっつける。手はグーのまま。シンタロウはこの「待て」のポーズのまま、餌を待たなくてはならない。餌の準備の途中で、おちんちんをいじらないようにするためだ。せっかく隼人くんが餌を準備してくれるのだから、その途中でちんぽいじりをしないよう、よく躾けられている。みっともないからね。
隼人くんはちょうどシンタロウの股の真下に彼専用のお皿を置く。下の階の下僕から餌を受け取った彼は、それらを全部シンタロウ専用の皿にぶちまける。そして、彼はそこに手を突っ込み、ぐじゃぐじゃにかき混ぜる。わざわざ美味しそうに盛り付けされていたのに、台無しだ。
餌がかき混ざる音がするたびに、シンタロウは腰を揺らしておねだりをする。ちんぽはビタンッビタンッとお腹に打ち付けられ、ぶつかるたびに透明な我慢汁を撒き散らす。
「あふっ!うっ、わんンッ!」
「もう。待てったら、シンタロウ。まだ最後の、『萌え萌えソース』をかけてないだろう?」
「あっ、うっ……ンあぁっ……!」
隼人くんは飼い主らしく、優しい手つきでシンタロウの玉袋をもんでおとなしくさせる。
そして、彼はちょうどシンタロウの顔の真上に自分の局部がくるように、彼の身体をまたいで、がに股になる。そして、紐パンをずらし、自分のペニスを取り出す。
「舐めなさい、シンタロウ。」
飼い主の言葉に、シンタロウは猛然と彼のペニスをしゃぶる。顔中がよだれまみれになっても構わない。なんたって、大好きな飼い主のペニスを味わえるのだ。どんな高級な餌よりも何よりも、飼い主のチンポのほうが美味しいに決まっている。
「んっ、じゅっ、ぼっ!」
「あっ、うンッ!しっ、シンタロウッ!じょ、じょうずッ、だねっ!ンンッ!」
シンタロウが舐めている間、飼い主である隼人くんはひたすらガニ股で耐えるのみ。シンタロウが舐めやすいよう、スカートの裾を持ち上げて、天井を見上げて、アヘ顔を晒している。
「あっ、でっ、出るッ!『萌え萌えソース』が出ちゃうッ!す、ストップ!」
「わふぅ、ンッ……。」
飼い主の「ストップ」に、シンタロウは舐めるのをやめる。まだまだ物足りなさそうだけれど、飼い主の言葉は絶対だ。背くと、長い間舐めさせてもらえなくなる。
隼人くんは震える足を動かし、ガニ股のまま前へ移動する。そう、シンタロウの餌皿の方へ。
「あっ、……くぅっ。」
ぱんぱんに腫れたペニスを擦りながら、先っぽを餌皿へ向ける。
「もっ、もえもえっ、ソースをっ、出し、ますッ!あっ、に、兄さんッ、イくぅッ、ン、ぅんッーーーーー!」
ぷしゃあっ。隼人くんの出したて『萌え萌えソース』が見事、シンタロウの餌の上に振りかけられる。新鮮でドロっとしていて、美味しそうだ。
「あふっ、んンンッーーー!」
おっと。飼い主のイく姿を見て、シンタロウも感極まっておもらしをしてしまったらしい。飼い主の『萌え萌えソース』の上に、シンタロウの出した白濁液がかかる。
いいじゃないか。元兄弟の精液トッピング。
隼人くんの「はい、食べていいよ。」の声に、シンタロウは勢い良く皿に顔を突っ込む。くちゃくちゃと何度も口の中で噛み、兄弟の『萌え萌えソース』を味わうのが犬としての嗜み。たまに、口の中に残った精液を隼人くんに見せ、「偉いねぇ、シンタロウ。」と褒められながら隼人くんにお尻を撫でてもらっている。そして、シンタロウはまた粗相をするのだが、大目に見てやろう。射精できるのは、食事のときだけなのだから。
メイドと飼い犬の微笑ましい一幕を楽しんでいると、今度は反対側から「唯之助くん……!」と呼ばれる。
振り返ってみると、三宅さんが『産卵』の姿勢になって力んでいた。
「あっ、も、もうすぐっ!生まれそうなんだッ!ん、ンッ!」
「また『産卵』するの?昨日もしたばっかりだよね?」
「あれからっ、またっ、アナル使って、もらった、からっ!いっ、ぐッ、……ンン”ッ!で、出そ、ぉっ、お”ッ!」
自ら足を持ち上げ、M字開脚をしている三宅さんは、額に汗をかいて唸りながら『産卵』の時を待つ。
アナホとして目覚めた三宅さんは毎日のように、セックスを繰り返した。俺が相手をしないときは、武田さんや犬であるシンタロウ、そして同じ寮に住んでいた社員たちの慰み者として精力的に自らのアナルを差し出し続けた。
その結果、常に三宅さんのアナルはぽっかりと口を開き、閉じなくなってしまった。
それだけではない。多分、俺がただのアナホだとつまらないなと思って無意識に能力を使ってしまったのか、なんと三宅さんは『産卵』できるようになってしまったのだ。
三宅さんのお腹に注がれた精液が彼のお腹に溜まり、ある一定量を超えると、『産卵期』に入る。そして、ぽこぽことアナルから真っ白い卵を産卵する。卵は精液が凝固してできたものだ。三宅さんの生み出した卵を下僕の一人に食べさせてみたら、興奮状態になり、さらに射精時の精液の量が格段に増えた。一種の性欲増進剤になのかもしれない。面白いから、三宅さんが『産卵』してくれた卵は皆に食べさせている。
『産卵期』の三宅さんのお腹は、妊婦のように大きく膨らんでいる。
俺は三宅さんの大きなお腹をさすりながら、「元気な卵をたくさん産むんだぞ。」と声をかける。
すると、三宅さんは、
「はぁっ……もちろん、だよ……!ぅ、ぐっ……。だって……み、んなの、……元気の、みなもと、だもん……ねッ!」
「そうだよ。三宅さんの産んでくれた卵を食べると、みんな(性的に)元気になるんだから。だから、ほら、がんばって!」
「あっ……う、うゔッ……ン”ッ!」
ぽっかりと開いたアナルの恥肉がうねうねと動き、奥から白い何かが顔を出してきた。ピンク色の粘膜はその白い物を押し出そうと、いやらしく蠢く。
「ひっ、ぐぅン、んん”ッ!で、るぅッ!」
びゅぽっという汚らしい音とともに、白い卵が一つ転がり出てくる。
しかし、彼のお腹は膨らんだままだ。まだまだ卵は出てくるはずだ。こうトロトロ出されては、日が暮れてしまう。
ここは俺が助けてやらないと。
「手伝ってあげるよ、三宅さん。」
「……ん、え?」
俺は三宅さんのお腹に両手を置き、能力を発動させた。
「ま、待ってッ……!だめッ、き、きちゃうッ……!」
「存分に『産卵』して。」
俺の言葉が引き金になったのか。ピンク色の恥肉がきゅうっと固く緊張したかと思うと、突如ぐぱぁっと弛緩し、白い卵が飛び出してきた。
「ンひッ、いいぃいいいイイーーーーーッ!!」
要するに、アナルビーズと一緒なのだ。アナルビーズが肛門を通っていく時に感じる排泄感。あれを快感に変換して、アナルビーズがやめられなくなるのと同じ。
肛門を卵が通ると、頭を突き抜けるほどの快感が生まれてしまうらしい。三宅さんは『産卵』すると、ちんぽを震わせてぷしゃぷしゃと透明な液を噴き出す。自分の精液も卵の生産に回しているから、潮吹きばかりしている。
「ん、ヒッ!ひぁっ!あっ!ぎっ!」
ぶりっ、ぶりっ、ぶりっ。腸液でコーティングされた卵が出るわ、出るわ。
合計二十個を超えたところで、ようやく彼の『産卵』は終わりを告げた。三宅さんのお腹はすっかり元の通りにもどってしまった。
「はぁっ……はぁっ……。」
「今回も、元気な卵がたくさん産めて良かったねぇ。」
「ん、……。」
三宅さんは愛おしそうに自分の出した卵を一つ、手に取る。
「また、みんなに精液注いでもらって、卵作らなきゃ……。」
「なんで卵を作るの?」
俺の問いかけに、三宅さんは夢見心地で答える。
「だって、たくさん卵を作れば、たくさんの男の人達が俺の卵を食べて、元気になってくれるでしょう?そしたら、俺はアナホとして、たくさん使ってもらえる。精液をたっぷり注いでもらえる。だから、たくさん卵を作って、たくさん俺のアナホを使ってもらうんだぁ……。」
「そうだね。たくさんの人に三宅さんの卵、食べてもらおうね。そして、アナホとしてたくさんの男たちを気持ちよくさせていこうね。」
「うんっ!あぁ、想像するだけで、お腹がきゅんきゅんする……ッ!」
俺は、『産卵』してお腹が物足りなくなった三宅さんを一階へと送る。きっと数時間後には、またぼってりとした腹に戻っていることだろう。
「……よしっ。」
ぐっと背伸びをし、俺は奥の寝室へ続く扉を見やる。
そろそろ、終わった頃だろう。いい加減、彼らで遊ぶのも飽きてきたところだ。
俺はドアノブに手をかけ、できるだけ音をたてないように静かに回す。そして、ゆっくりと扉を開く。
「……うん。そうか。……あぁ、そうだな。お前が高校生になったら、な。」
中に入ってきた俺を見て、久木さんは小さく手を振る。
「そろそろ、切るな。また、パパ、来週電話かけるから。続きはその時にしよう。……うん。うん。分かった。じゃあな。」
ピッと電話を切る。
俺はベッドに座り、久木さんを見上げた。
「別にもう少し電話していても、良かったんだよ?」
「いいんだ。」
久木さんは受話器を戻し、俺の隣に腰を下ろす。
「それより、唯之助くんとの時間を優先したい。」
「久木さん。」
「いい加減、忠志って呼んでくれよ。俺たち、『恋人』だろう?」
「ンッ。」
久木さんの顔が近づいてきて、唇を塞がれる。分厚くて、男らしい唇。俺の下唇をはむっと甘噛し、一度離れ、また噛み付くようにキスしてきた。今後は、彼の舌が入れてと俺の唇をとんとんしてくる。
俺が口を開けると、性急に舌を入れてきた。俺の口内を歯茎から何から舐め回し、舌と舌を絡め、どんどん唾液をこちらの喉に流し込んでくる。
「んっ……んむっ……。」
「はっ…ン、ゆいのすけッ!」
あぁ、やばい。キスだけで、股間がびじょびじょになってしまいそうだ。
俺が苦しくなって、久木さんの肩を叩くまで、彼は好き勝手に俺の口腔を暴れまわった。
唇を離し、乱された呼吸を整えていると、久木さんはふっと笑った。
「前に教えただろ。鼻で呼吸するんだぞって。」
「だって、久木さん……忠志さんが激しくて、呼吸のタイミングがつかめないんだよ。」
「ははっ!そりゃ、俺が悪いな。」
久木さんの腕が俺の肩に回され、そのまま彼に寄りかかる。
久木忠志さん。俺がこの会社を選んだきっかけとなった人。俺が一番手に入れたかった人。
願いは叶った。今、彼は俺の『恋人』として、俺の隣にいてくれる。
――彼が俺の『恋人』となったあの夜を思い出すと、今でも胸が締め付けられる。
彼の子どもは、目がよく彼と似ていた。きっと、数年経てば、彼のように凛々しい顔立ちになり、たくさんの女の子たちからモテるだろうと簡単に予想できた。
彼の奥さんは女性として、容姿、能力、家柄共に完璧だった。彼の隣に立って、見劣りしない女性だった。この女性なら、確かにこんなに愛らしい子どもが産める。
だからこそ、彼女を見た時、俺の嫉妬の黒い炎はごうごうと燃え上がった。
男である俺が逆立ちしても、彼女には勝てないとすぐに分かってしまったから。
でも、それは俺が普通だったらの話。俺には人を操る能力がある。
彼女を簡単に超えることができる。
まず、玄関口にやってきた彼の子どもを能力で眠らせた。そして、その子を抱いて、中へ。
彼女はキャンキャンと何やら喚いていたが、とりあえず能力で黙らせた。意識を変えることはせず、身体の自由だけを奪った。
そんな状態の彼女の目の前で、彼と思う存分、セックスしてやった。
『ご、ごめんなぁッ、✕✕ッ!おッ、俺ッ、ゆいのすけのことが、好きでッ!好きでッ、もうどうしようもなく好きでッ!』
『俺の身体もッ、もうッ、ゆいのすけの、ものだからッ!あっ、ンッ、もうッ、ゆいのすけとしかッ、セックス、できないッ!』
『お、おれをっ、ゆいのすけのっ、恋人にしてくれるのか?……あ、ああっ!う、うれしいっ!うれしすぎてっ!いっ、イぐぅッーーーッ!』
彼とキスして。
彼を犯して。
彼にこれでもかというくらい、いやらしい言葉を言わせて。
気づけば、彼女は涙を流しながら虚空を見つめ、ぼそぼそと何か言っていた。あ、精神、崩壊しちゃったかと、どこか冷静な頭で理解した。そして、なんて一方的で身勝手な復讐をしていたのかと、ようやく我に返った。
俺は慌てて彼女に暗示をかけた。書類上は妻のままでいいが、夫を俺に喜んで差し出すこと。いずれ大きくなった子どもも俺に差し出すこと。そして、俺たちが幸せなコイビト生活を送れるよう影で支えること。
彼女は笑顔で『分かったわ。』と大きく頷いた。頬に涙の痕をつけて。
俺は本当に、人として、最低なことをしていると自覚している。
何の罪もない女性から愛する夫を奪い、子どもを奪ったのだ。
彼女を思うと、胸が苦しくなる。
――だが、それ以上に、胸が張り裂けそうなくらいの興奮を覚えてしまう。
俺はもう、ただの人には戻れないだろう。
最初は指先だけが黒かったのに、今では手首まで黒が侵食している。
いずれは、体全体が黒く染まってしまうかもしれない。
でも、だから、なんだというのだろう。
俺の体が黒く染まろうが、俺を愛してくれる人は山ほどできた。
俺の思うがままに動いてくれる可愛い男たち。
彼らは、俺がどんなに変化しようと、変わらず俺を愛してくれる。
「また、近所の人が『妙な声がする』って騒いでいるらしい。」
「大丈夫だよ、忠志さん。警察にはもうパイプ作ってあるし、いつでも黙らせることはできるよ。」
「そっか。じゃあ、安心だな。」
「うん。だから、俺とたっぷりセックスしよう。俺、もう、我慢できないよ。」
「あぁ……俺も……。」
そうだ。誰にも壊させやしない。
俺の楽園は永遠に続くのだ。
――この、悪魔の指先とともに。
【悪魔の指先 END】
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