転生モブは幸せ目指します!

文麗

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5月7日、今日はクラメンティールを案内してもらう日である。
アリスはステラと部屋で話していた。

「ステラ、今日は誰が案内して下さるの?」
「お兄様よ。良かったわね、アリス。
 私は孤児院へ慰問に行きますし、
 貴女がいるから護衛もいない、
 二人きりのデートですわ!」
「っえ!?クリス様は忙しいんじゃありませんの?」
「お兄様はアリスのためなら1日暇を空けるくらい
    喜んでしますわよ。」

クリス様とデート!?
うわぁ、うわぁ…顔がにやけてしまいますわ!
あぁ、今日の格好変じゃないかしら。
好きな人との事となると一瞬で不安になるなんて不思議…

「では、私はそろそろ行きますわね!
 帰ってきたらしっかり報告してくださいな!
 楽しみにしていますわ!」
「行ってらっしゃい。」

とうとうステラも行ってしまった…
うぅ、緊張してしまいますわ。
クリスとはクリスの仕事の都合で広場で待ち合わせている。
直前まで仕事とは大変だ。

「お待たせして申し訳ございません。」
「いや、私も今来たばかりだから気にしないで。
 では行きましょうか。」
「はい、クリス様。」

テンプレ来たああああああああああぁ……!
うぁぁぁ…、自分がすると照れる!
落ち着け、落ち着けアリス!
大丈夫、日頃の努力で培われた淑女の仮面によって
顔には出ていない!…ハズ。

「本日はどちらへ行かれるのですか?」
「ふふっ、秘密ですよ。」

気になる!でも、微笑むクリス様素敵!
ほぅ、とついつい見惚れてしまう。
そうして連れていかれたのは大きなコロシアムだった。

「とても大きいですね!ここは?」
「ここはクラティールコロシアムといって、
 領地で一番大きいコロシアムです。
 魔技大会もここであるのですよ。」
「へぇ~。ここで魔法を披露するのが楽しみです!」
「私もアリスの魔法を観るのが楽しみです。」
「クリス様は魔法を披露しないのですか?」
「はい。私は主催側なので。
 そろそろ次に行きましょうか。」
「分かりました。」

クリス様の魔法、さぞ美しいだろうに…残念!

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