転生モブは幸せ目指します!

文麗

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にじゅうろく

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「次はアリスの話が聞きたいですわ。」
「覚悟は決まっているわ。」
「キスはしました?」
「してないわ。」
「お兄様ったらヘタレなんだから~」
「じゃあデートはしました?」
「デートなら何度かしたわ。」
「しかもお泊まりまでしたのよ!」
「なんですって!?それなのに手を出さないなんて…」
「クリス様は紳士だから…」

そう!クリス様は本当に紳士なのだ。
エスコートも完璧だし、定期的にデートもする。
贈り物のセンスもいいという、婚約者の鑑なのだ!羨ましいだろう!

「それに、婚約したのも最近でステラとは違うの!」
「うっ、確かに」
「そういえばステラとユージーン様は
 いつ婚約したんでしたっけ?」
「ホントだ。なんか気付いたら婚約してたのよね。」

気付いたらそれが当たり前って感じで馴染んでたというか…

「フフっ、秘密よ♡」
「「えー」」
「そろそろ日が沈んできましたし帰りましょうか。」
「わぁ、全然気付かなかった。キリもいいし帰ろうか。」

こうして三人の女子会は幕を降ろしたのだった。
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