男子体操部#10 快楽のワークショップ

コンノ

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第1章 快楽の講義

第1節 好奇心の扉(2)

 藤政の出演したアダルト動画の紹介文を、河内が楽しそうに読み上げる。
「『汗だくの筋肉ボディが部活の先輩に犯される! ノンケ大学生レスリング部員の理性がアナルファックの快感で崩壊! 熱い巨根に貫かれ、勃起が止まらない恥辱の夜!』だってよ!うわっ、エッロ!」
藤政は顔を真っ赤にしながら俯いた。
「おっ、竣也の顔真っ赤じゃん! 可愛いなあ」
谷川がからかう。
「サンプル動画見ていい?」
河内がすでに再生ボタンを押していた。

 画面に映し出されたのは、レスリングのマットが床に敷かれ、白い壁を背景にしたスタジオの風景だった。まず登場するのは、黒いスパッツとタンクトップ姿の「俊」──藤政の出演名だ。筋肉質な体躯が布地を張らせ、胸筋の膨らみや腹筋のくっきりしたラインが強調されている。カメラが顔に寄ると、俯き加減で目元にモザイクがかけられてはいるものの、少し緊張した表情が伝わる。19歳という実年齢どおりの設定で、初々しいノンケらしさを漂わせる。
 次に現れるのは、先輩役の「亮平」──器械体操部の先輩、4年生の片岡浩平かたおかこうへいだ。同様に目元にはモザイク処理が施されている。180cmの長身筋肉ボディがおそろいの黒いスパッツとタンクトップを着込み、厚い胸板とボリューム感のある股間が布地を張らせる。インタビューシーンが始まり、2人が並んで座って自己紹介をする。「亮平、身長180cm、体重75kg、21歳。レスリング部です」「俊、身長162cm、体重56kg、19歳。先輩と同じレスリング部です」。
 サンプル動画はすぐにエロティックなシーンへ移る。シックスナインの体位で、俊が亮平のズル剥けの陰茎を口に含むフェラチオシーン。亮平のペニスはコンドームをつけておらず、勃起して17cmくらいの大きさ、なおかつ太い。モザイクはかけられているものの、目元のそれとは違い、細かすぎてほとんど役に立っていない。陰茎の血管やアナルの細かなシワまでが、ほとんどはっきりと見える。画面の中の俊は、必死に亮平の陰茎に舌を絡め、頰をすぼめて吸い上げている。俊自身の股間も勃起し、手で抑えきれずに触っているのがわかる。
「うわっ……竣也、マジで先輩のチンポしゃぶってる……先輩喘いでるじゃん、テクニシャンだな」
谷川が息を漏らす。
 続いてバックでの挿入シーン。俊が四つん這いになり、汗ばんだ背筋と引き締まった尻がカメラに迫る。亮平がやはりゴムなしのペニスを俊のアナルに押し当て、ゆっくりと沈めていく。俊の口から甘い喘ぎ声が漏れ、画面に響く。
「あっ……先輩、太い……んっ、熱い……」
動画の中の俊の胸筋がピクピクと震え、腹筋の溝に先走りが糸を引いて滴る。グチュグチュという湿った水音が激しくなり、先輩の腰が打ちつけられるたびに俊の身体が前後に揺さぶられる。俊自身も勃起したペニスを手でしごき、喘ぎ声をあげ、快楽に顔を歪める。
 クライマックスは中出し。亮平が低く唸りながら俊の奥で射精し、引き抜くと白濁がアナルから溢れ出す。同時に俊も自分のペニスから精子を腹に飛び散らせ、蕩けた表情で息を荒げる。画面が暗転する直前、俊の満足げな余韻が映った。

 河内と谷川はスマホを握りしめ、完全に引き込まれていた。
「……すげえ。ガチでイッてんのかよ、これ。竣也、ぶっちゃけ、本当はどうだったんだよ? 先輩にヤられてヤバかった?」
河内が股間をそっと押さえながら聞く。藤政は頰を赤らめながら、でもどこか誇らしげに頷いた。
「まぁ……最初はマジで恥ずいし、先輩のデカくて痛いからヤバかったんだけど、途中から前立腺ガンガン突かれて、気持ち良くて頭真っ白になってさ……。熱いのが奥でドクドク脈打つ感覚とか、汗と男の匂いが混じって……羞恥心吹っ飛んで、ただ気持ちいいだけだったよ。生で中出しされるのも、なんかあったかくて安心するっていうか、うれしいっていうか……。なんか、気づいたら自分もイっちゃってたって感じで……ケツから溢れる感覚もヤバかった……」
2人はゴクリと生唾を飲み、互いの顔を見合わせた。
「じゃあ、あれ、マジの竣也の精子? あんなにいっぱい出たのかよ!」
「なんか恥ずいから、あんまり聞くなよ……。でも、やってみて分かったけど、男同士だからこそ純粋に快楽だけを追えるんだよな。女の子だと気遣っちゃうけど、男同士なら力加減とかわかるし……。変に恋愛とか面倒なこと考えなくて良いだろ? それに生でやっても絶対妊娠しないし。
 7月に撮影あったんだけど、それ以来、実は俺、ハマっちゃってさ……。その前から、うちの器械体操部じゃ、一部の先輩達が男同士でヤりまくってたらしいんだけど、俺も仲間に入れてもらってさ。最近じゃ、部活終わりにみんなでオナニー代わりにケツやり合ったり、シコりあったり、普通にやってるぜ」
河内が目を輝かせる。
「マジかよ……器械体操部、エロすぎだろ……」
谷川が小声で呟いた。
「……ちょっと、俺らもやってみね?」
講義室に一瞬の静寂が訪れる。河内がニヤリと笑い、股間を軽く撫でた。
「溜まってるし、最近女の子とやってねえよな。相互オナニーくらいなら、仲間同士だし変じゃねえだろ」
藤政の股間が熱く疼き始めた。
『ヤバい……。上手くいけば、こいつらともアナルセックス楽しめるようになるかも……。チンポデカそうだし、絶対気持ち良い……。』
 誰も入ってこない無人の講義室で、3人はゆっくりとズボンのチャックを下ろし始めた。スリルと好奇心が、若いオスたちの欲求を煽り立てる。
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