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第一章
始まりの日(1)
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中学生最後の夏の大会、木城蓮【きじょう れん】は、親友で幼馴染の 家来勇【からい ゆう】と水戸翔【みと かける】の3人で試合会場へ自転車で向かっていた。
「おーい!蓮、翔!急がねーと試合始まっちまうぞ!」
「ちょっと待ってよ。ハァ、ハァ、寝坊したのは勇じゃないか」
「本当に脳筋体力バカですね…。試合前に体力使い切るつもりですか?」
蓮は既に息が切れ、翔は冷静だが辛口で返答した。
蓮の身長は168センチ、小学生の頃はヒョロヒョロガリガリだったが、中学生になり部活で幼馴染と一緒にテニスをするようになり、漸く平均的な体つきとなった。髪型は短くするのは嫌がり、耳に掛かる程度で真ん中分けの黒髪だった。顔は中性的だが、最近やっと可愛さが抜け、少し男っぽさが出てきたところだった。
対する勇は中3にして身長178センチ、ガタイも良く短髪黒髪で多少強面ではあるが、中身は真っ直ぐで男らしく気さくだが、熱い面もあり男子からは人気者だった。脳筋でなければ、女子からも人気だっただろう。
また、毒舌敬語の翔は身長170センチで横長の縁なし眼鏡をかけ、整った顔立ちをしているが、口調が毒舌敬語である事から冷酷さを感じさせるが、頭の良さや判断力はずば抜けており、女子にも人気があった。
前髪をかき上げる仕草は秀麗で幼馴染が何か仕出かす度に出るクセとなっている。
早朝とはいえ真夏の直射日光が燦々と降る中、必死でペダルを漕いでいる為、3人とも汗で前髪が貼り付きユニフォームも既にベチャベチャだった。
「ここを左に曲がれば試合会場だ。間に合いそうだぞ」
「ハァ、ハァ…。やっと着く。試合できるかなぁ?」
「脳筋チクチク頭のせいで、既に汗だくですよ…。一回死んでくれませんかね?」
「翔…。幼馴染へのセリフとして酷くね?」
「勇が寝坊してなければこんな事にはなっていません。あなたは一回死んで罪を償うべきです」
「一回死んだらもう戻れねーだろ!悪かったってば!今日終わったらアイスでも奢るから許してくれよ…!」
「翔…言質とったね。とりあえず早く会場に行こう!最後の大会だよ!」
「そうですね。最善を尽くしましょう!」
試合会場へ到着した指定の場所へ自転車を留めた。
鍵をかけ自分達の中学校の指定場所へ足早に向かう。
「やっと来たか…。時間ギリギリだぞ。また勇が寝坊でもしたんだろ?」
遅くなりました、と3人で挨拶をしテニス部の皆にも挨拶をしていると顧問の早坂先生が3人に声を掛けた。
「ちょっ…!早坂先生。何でオレが寝坊したってわかるんですか?」
「他に理由があるのか?2人の汗のかきかたを見てもお前の寝坊である事は明らかじゃないか」
「…すいませんでした」
「俺に謝ってどうする…。謝らなきゃいけないヤツは他にいるだろう?」
勇は振り返り幼馴染2人へ顔を向け、一気に90度腰を曲げた。
「蓮、翔、寝坊して悪かった!最後の大会で緊張して眠れなかったんだ。迷惑かけてスマン!」
蓮と翔はお互いに顔を見合わせ、そして勇へと視線を向けた。
「図体はデカイくせに、緊張して眠れなかったとか心は蟻以下の大きさですね…。そのうち踏みつぶしてあげますね」
「ちょっ…蟻以下ってヒドくない?」
「まぁまぁ2人とも。とりあえず間に合ったし勇もちゃんと謝ったんだから許してあげないとね!それに踏みつぶしちゃったら、アイス食べられなくなるよ?」
「…それもそうですね。今回はアイスに免じて許してあげます。次はないですからね!」
冷徹な視線を翔が勇に向け、口元は片側だけ口角が上がっている。
「オレの存在はアイス以下か…?」
勇は顔を引き攣らせながら肩を落とした。
「その辺にしておけ。そろそろ試合が始まるぞ」
顧問の早坂が嗜め、3人含んだ部員全員へ声を掛ける。
「去年は、新型ウイルスの世界的大流行で試合が出来なかった。去年の3年生は最後の大会に参加も出来ず悔やみながら卒業していった…。だが、今年の3年生は試合が出来る。去年の3年生の分まで想いを1球1球に乗せ戦って欲しい!悔やむことが無いよう、全力で試合に臨めよ!わかったな!!」
「「「「「ハイ!!」」」」」
部員全員が一斉に返事をし、試合へと闘志をたぎらせる。
「それじゃあトーナメント表を配るから、各自自分の試合までに身体を準備しておけよ!」
部員全員にトーナメント表が行き渡り、自分の試合の確認をする。
蓮、勇、翔は額や首の汗をタオルで拭きつつ、水分補給をしながら試合するコートと時間、相手の確認をしていた。
「僕はCコートの3試合目だ!」
「オレはAコートの2試合目だ。翔は?」
「俺は、Fコートの2試合目ですね」
この大会は市の地区予選だ。市内8の中学校からそれぞれ8名を選出しトーナメント戦を行う。部員が少ない学校があれば、その他の学校で人員を調整し64名で戦う。3回勝てばベスト8に入り、県大会への出場が決定する。
昨年度は新型ウイルス感染症が世界的に大流行し、年間を通して試合は一切出来なかった。
唯一、蓮たちが出場出来た過去の大会は中学1年生の時に出場した、新人戦のみである。
因みにその際の結果は、力任せで頭を使わない勇はベスト16。力は無いが冷静な判断力と分析力により翔がベスト8。何故か楽しんでプレーをしていただけの蓮が、準決勝で負け3位決定戦で勝ちベスト3に入った。
その為、ベスト16止まりだった勇は幼馴染達より運動が得意であった事もあり、挽回に向け闘気を燃やしていた。それはもう、周囲が夏の暑さと併せた異常な熱気に蒸せかえる程に…。
「ヨッシャーッ!今年は絶対にオマエら2人には負けねーからな‼︎蓮、翔っ‼︎直接戦うことになっても絶対に手を抜いたりするなよ!全力で戦って絶対にオレが勝つ‼︎」
ラケットを2人に向かって振り下ろし、高々と大声で宣言する。
「ちょっと勇。声が大きいって!それに僕は楽しく戦うことが出来れば、それでいいから…」
「このクソ暑い中で、この脳筋バカは…。イライラさせますね…。葬って差し上げますよ!」
翔は髪をかき上げながら、不敵な表情で答えた。
「おーい!蓮、翔!急がねーと試合始まっちまうぞ!」
「ちょっと待ってよ。ハァ、ハァ、寝坊したのは勇じゃないか」
「本当に脳筋体力バカですね…。試合前に体力使い切るつもりですか?」
蓮は既に息が切れ、翔は冷静だが辛口で返答した。
蓮の身長は168センチ、小学生の頃はヒョロヒョロガリガリだったが、中学生になり部活で幼馴染と一緒にテニスをするようになり、漸く平均的な体つきとなった。髪型は短くするのは嫌がり、耳に掛かる程度で真ん中分けの黒髪だった。顔は中性的だが、最近やっと可愛さが抜け、少し男っぽさが出てきたところだった。
対する勇は中3にして身長178センチ、ガタイも良く短髪黒髪で多少強面ではあるが、中身は真っ直ぐで男らしく気さくだが、熱い面もあり男子からは人気者だった。脳筋でなければ、女子からも人気だっただろう。
また、毒舌敬語の翔は身長170センチで横長の縁なし眼鏡をかけ、整った顔立ちをしているが、口調が毒舌敬語である事から冷酷さを感じさせるが、頭の良さや判断力はずば抜けており、女子にも人気があった。
前髪をかき上げる仕草は秀麗で幼馴染が何か仕出かす度に出るクセとなっている。
早朝とはいえ真夏の直射日光が燦々と降る中、必死でペダルを漕いでいる為、3人とも汗で前髪が貼り付きユニフォームも既にベチャベチャだった。
「ここを左に曲がれば試合会場だ。間に合いそうだぞ」
「ハァ、ハァ…。やっと着く。試合できるかなぁ?」
「脳筋チクチク頭のせいで、既に汗だくですよ…。一回死んでくれませんかね?」
「翔…。幼馴染へのセリフとして酷くね?」
「勇が寝坊してなければこんな事にはなっていません。あなたは一回死んで罪を償うべきです」
「一回死んだらもう戻れねーだろ!悪かったってば!今日終わったらアイスでも奢るから許してくれよ…!」
「翔…言質とったね。とりあえず早く会場に行こう!最後の大会だよ!」
「そうですね。最善を尽くしましょう!」
試合会場へ到着した指定の場所へ自転車を留めた。
鍵をかけ自分達の中学校の指定場所へ足早に向かう。
「やっと来たか…。時間ギリギリだぞ。また勇が寝坊でもしたんだろ?」
遅くなりました、と3人で挨拶をしテニス部の皆にも挨拶をしていると顧問の早坂先生が3人に声を掛けた。
「ちょっ…!早坂先生。何でオレが寝坊したってわかるんですか?」
「他に理由があるのか?2人の汗のかきかたを見てもお前の寝坊である事は明らかじゃないか」
「…すいませんでした」
「俺に謝ってどうする…。謝らなきゃいけないヤツは他にいるだろう?」
勇は振り返り幼馴染2人へ顔を向け、一気に90度腰を曲げた。
「蓮、翔、寝坊して悪かった!最後の大会で緊張して眠れなかったんだ。迷惑かけてスマン!」
蓮と翔はお互いに顔を見合わせ、そして勇へと視線を向けた。
「図体はデカイくせに、緊張して眠れなかったとか心は蟻以下の大きさですね…。そのうち踏みつぶしてあげますね」
「ちょっ…蟻以下ってヒドくない?」
「まぁまぁ2人とも。とりあえず間に合ったし勇もちゃんと謝ったんだから許してあげないとね!それに踏みつぶしちゃったら、アイス食べられなくなるよ?」
「…それもそうですね。今回はアイスに免じて許してあげます。次はないですからね!」
冷徹な視線を翔が勇に向け、口元は片側だけ口角が上がっている。
「オレの存在はアイス以下か…?」
勇は顔を引き攣らせながら肩を落とした。
「その辺にしておけ。そろそろ試合が始まるぞ」
顧問の早坂が嗜め、3人含んだ部員全員へ声を掛ける。
「去年は、新型ウイルスの世界的大流行で試合が出来なかった。去年の3年生は最後の大会に参加も出来ず悔やみながら卒業していった…。だが、今年の3年生は試合が出来る。去年の3年生の分まで想いを1球1球に乗せ戦って欲しい!悔やむことが無いよう、全力で試合に臨めよ!わかったな!!」
「「「「「ハイ!!」」」」」
部員全員が一斉に返事をし、試合へと闘志をたぎらせる。
「それじゃあトーナメント表を配るから、各自自分の試合までに身体を準備しておけよ!」
部員全員にトーナメント表が行き渡り、自分の試合の確認をする。
蓮、勇、翔は額や首の汗をタオルで拭きつつ、水分補給をしながら試合するコートと時間、相手の確認をしていた。
「僕はCコートの3試合目だ!」
「オレはAコートの2試合目だ。翔は?」
「俺は、Fコートの2試合目ですね」
この大会は市の地区予選だ。市内8の中学校からそれぞれ8名を選出しトーナメント戦を行う。部員が少ない学校があれば、その他の学校で人員を調整し64名で戦う。3回勝てばベスト8に入り、県大会への出場が決定する。
昨年度は新型ウイルス感染症が世界的に大流行し、年間を通して試合は一切出来なかった。
唯一、蓮たちが出場出来た過去の大会は中学1年生の時に出場した、新人戦のみである。
因みにその際の結果は、力任せで頭を使わない勇はベスト16。力は無いが冷静な判断力と分析力により翔がベスト8。何故か楽しんでプレーをしていただけの蓮が、準決勝で負け3位決定戦で勝ちベスト3に入った。
その為、ベスト16止まりだった勇は幼馴染達より運動が得意であった事もあり、挽回に向け闘気を燃やしていた。それはもう、周囲が夏の暑さと併せた異常な熱気に蒸せかえる程に…。
「ヨッシャーッ!今年は絶対にオマエら2人には負けねーからな‼︎蓮、翔っ‼︎直接戦うことになっても絶対に手を抜いたりするなよ!全力で戦って絶対にオレが勝つ‼︎」
ラケットを2人に向かって振り下ろし、高々と大声で宣言する。
「ちょっと勇。声が大きいって!それに僕は楽しく戦うことが出来れば、それでいいから…」
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