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第2章 荒れ果てた故郷
第17話 配給隊(前編)
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_______眠い。眠すぎる。
まさか午前3時起きで準備をやるとは思わなかった。そして侍女の皆、また徹夜だよ。これは何かしらの対策取らないとブラック勤めにしてしまう。
「本日の服装は蒼を基調として金の刺繍で飾り縫いをしたドレスになります」
鏡を見せられて服装を確認する、Aラインドレスか。
なんだろ、凄い既視感がある。
あっ、思い出した前世で遊んだゲームの大人気キャラクターだ。大好きなんだよねぇ、男装の麗人キャラ。
何でそんな準備をしたのかと言うと、今日は配給隊派遣の出立式だからだ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
式自体は短縮版で行うが一応、言いだしっぺかつ領主である私はスピーチしなければならない。
商業ギルドマスターの進行で私のスピーチの番が回ってきた。頑張れ、私。
「ご紹介にあずかりました、アレクサンドラ領の領主、リーティア・アレクサンドラです。
本日は良い天候に恵まれ、嬉しくあります。
そして、今回の配給隊は前領主の圧政に耐えづけた方々を助けるものです、配給隊の皆さまにはその責務を五体満足で果たしてここへ戻って来ることを願っています。
最後に領民の方々の生活が良きものになるようにこれからも領主としての義務を果たして参ります。アレクサンドラ領に繁栄あれ!」
「おぉーー!!!」 「新領主様、バンザーイ!」
「アレクサンドラ バンザーイ!」
おし、滑らなかったかな?領民や配給隊、さらに護衛の冒険者たちも叫んでいる、士気は上々か。
「流石、領主様。奮い立たせる事はお得意ですね」
「あー、ハーメルギルドマスター。それ褒めているのですか?」
「勿論でございます」
ホントかなぁ、怪しいもんだ。この人、かなりのやり手だから気が抜けない。
式が無事に終わって1時間後、配給隊は声援にみおくられながら各村へ出立した。
順調なら帰ってくるのは2週間ぐらいだ。皆無事で帰ってきてくれると嬉しいなぁ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
16日後、配給隊の1部が帰還した。途中、魔物が襲ってきたものの冒険者たちが撃退してくれたらしい。そして各村の反応も良かったらしく、とても感謝されたという。よし、及第点だ。
「配給隊の皆様、お疲れ様でした。全員の帰還を確認次第宴会を開こうと思います」
「やった!」 「酒だ!酒だ!」
やっぱ仕事終わりの宴会は良いものよね、たまにやってこそ楽しいのだから。
その後も他の配給隊が次々と戻ってきていた。やはり魔物が多かったようでそれなりに大変だったらしい、が冒険者たちが撃破してくれたようだ。私が労うと嬉しそうにしていた。あと1部隊か............
今回集まった冒険者たちはどうやら【失墜の騎士団】に憧れていた者や村、街、大事な人を助けられた者が多いらしい。私が冒険者を募っていると聞き、急いで馳せ参じてくれたという。こういうの冒険者冥利に尽きるね。
──────────────────────
落ち着いたら簡単な設定を載せようと思います。
まさか午前3時起きで準備をやるとは思わなかった。そして侍女の皆、また徹夜だよ。これは何かしらの対策取らないとブラック勤めにしてしまう。
「本日の服装は蒼を基調として金の刺繍で飾り縫いをしたドレスになります」
鏡を見せられて服装を確認する、Aラインドレスか。
なんだろ、凄い既視感がある。
あっ、思い出した前世で遊んだゲームの大人気キャラクターだ。大好きなんだよねぇ、男装の麗人キャラ。
何でそんな準備をしたのかと言うと、今日は配給隊派遣の出立式だからだ。
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式自体は短縮版で行うが一応、言いだしっぺかつ領主である私はスピーチしなければならない。
商業ギルドマスターの進行で私のスピーチの番が回ってきた。頑張れ、私。
「ご紹介にあずかりました、アレクサンドラ領の領主、リーティア・アレクサンドラです。
本日は良い天候に恵まれ、嬉しくあります。
そして、今回の配給隊は前領主の圧政に耐えづけた方々を助けるものです、配給隊の皆さまにはその責務を五体満足で果たしてここへ戻って来ることを願っています。
最後に領民の方々の生活が良きものになるようにこれからも領主としての義務を果たして参ります。アレクサンドラ領に繁栄あれ!」
「おぉーー!!!」 「新領主様、バンザーイ!」
「アレクサンドラ バンザーイ!」
おし、滑らなかったかな?領民や配給隊、さらに護衛の冒険者たちも叫んでいる、士気は上々か。
「流石、領主様。奮い立たせる事はお得意ですね」
「あー、ハーメルギルドマスター。それ褒めているのですか?」
「勿論でございます」
ホントかなぁ、怪しいもんだ。この人、かなりのやり手だから気が抜けない。
式が無事に終わって1時間後、配給隊は声援にみおくられながら各村へ出立した。
順調なら帰ってくるのは2週間ぐらいだ。皆無事で帰ってきてくれると嬉しいなぁ。
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16日後、配給隊の1部が帰還した。途中、魔物が襲ってきたものの冒険者たちが撃退してくれたらしい。そして各村の反応も良かったらしく、とても感謝されたという。よし、及第点だ。
「配給隊の皆様、お疲れ様でした。全員の帰還を確認次第宴会を開こうと思います」
「やった!」 「酒だ!酒だ!」
やっぱ仕事終わりの宴会は良いものよね、たまにやってこそ楽しいのだから。
その後も他の配給隊が次々と戻ってきていた。やはり魔物が多かったようでそれなりに大変だったらしい、が冒険者たちが撃破してくれたようだ。私が労うと嬉しそうにしていた。あと1部隊か............
今回集まった冒険者たちはどうやら【失墜の騎士団】に憧れていた者や村、街、大事な人を助けられた者が多いらしい。私が冒険者を募っていると聞き、急いで馳せ参じてくれたという。こういうの冒険者冥利に尽きるね。
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落ち着いたら簡単な設定を載せようと思います。
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