38 / 76
お付き合いちゅ
No.17 まだまだ会社の寮にて
しおりを挟む
なんだか引き止められて、並木さんの部屋でお茶なんぞいただいてます。
「本社勤務と工場勤務は接点ないけど、同じ屋根の下に暮らしてて、それってもったいないじゃない?」
そう言って一冊のアルバムを出す。
「春はね、ここの庭に咲いてる桜の下で新入生歓迎会をやるの。で、屋上から花火大会が見えるから夏はそれを見ながら宴会。忘年会は大家さんの部屋で鍋パーティー!!で、新年会は、そんな大家さんにありがとうの気持ちを込めて美味しいランチのお店にご招待するのよ」
ペラペラとめくりながら楽しそうに話す並木さん。
うん!!楽しそう(笑)
私も何だかワクワクしてきた!!
「あ、でも強制じゃないからね?無理しなくていいからね」
「いえ!!ぜひ参加したいです!!」
力強くそう言うと並木さんはニッコリ微
笑んだ。
わ~!!やっぱり可愛い~!!
プルル、プルル、プル…
メール音が鳴り響く。
「わ!!すいません!!」
マナーモードにするの忘れてた!!
「いいよ~。気にしないで確認しちゃいな」
「は、はい」
チラリと見ると新垣さんからだった。
『用事は終わったか?暇なら夕飯つきあえ』
きゃ~!!
初めての新垣さんからのメールで、さらに夕飯のお誘い!!
う、う、嬉しい~(泣)
「なに?彼氏から?」
ハッとして顔を上げるとニヤニヤ顔の並木さんがいた。
…その顔、可愛くないですよ?
「ねね、神楽チャンの彼氏って同じ学校なの?」
「い、いえ。しゃ、社会人なので…」
「いやん!!年上の彼か~!!」
テ、テンション高いっすね~(泣)
「いくつ上なの?」
「じゅ、10歳です」
「神楽チャンに…10も上か~」
童顔ちび助ですからね(泣)
「け、けしてロリコンではないですよ?」
いちおう新垣さんの名誉のために言っておきます。
「あははは。顔に出てた?」
「は、はい…」
「で?彼から何て?」
「ゆ、夕飯一緒に食べないかって…」
「夕飯…」
なにやら考え込んだ並木さんがいきなり動き出した。
「神楽チャンこっちおいで」
そう言ってドレッサーの前で手招きする。
「彼氏をビックリさせちゃおう!!」
電車を降りて改札を出る。
少し歩くと路肩に見慣れた青いスポーツカーがある。
「お待たせしました」
「おう」
助手席に乗り込むと発進した。
「どこ行ってたんだ?」
「…就職先の寮を見せてもらってました」
「そうか…」
一瞬、ごまかそうかと思ったけど私の嘘はすぐバレる。
「いいとこか?」
「はい!!優しい人ばかりで楽しく働けそうです!!」
「楽しくって遊びに行くんじゃないんたぞ?」
はははと笑ってた新垣さんが私の異変に気づいて固まる。
「に、似合いませんか?」
ゴクリと喉が鳴る。
薄化粧という厚化粧を施された私の顔をマジマジと見てくる。
は、恥ずかしい(泣)
「可愛いじゃん」
ぎゃ~!!
「あ、あ、新垣さんが壊れた~(泣)」
「てめ~」
ペチンとデコピンされた。
「ぎゃっ!!」
「んな事より、ちゃんと再現できるんだろうな?」
うっ。
「お前の事だから化粧品 使い切る前に飽きちまうじゃね~の?」
ううっ。
「紫外線は後々 響くらしいぞ?」
「も、もう!!大丈夫です!!ちゃんとできます!!」
涙目で言うと、新垣さんがニヤリと笑った。
「オレノタメニ キレイデイテネ?」
棒読みだな、くそ~(泣)
「本社勤務と工場勤務は接点ないけど、同じ屋根の下に暮らしてて、それってもったいないじゃない?」
そう言って一冊のアルバムを出す。
「春はね、ここの庭に咲いてる桜の下で新入生歓迎会をやるの。で、屋上から花火大会が見えるから夏はそれを見ながら宴会。忘年会は大家さんの部屋で鍋パーティー!!で、新年会は、そんな大家さんにありがとうの気持ちを込めて美味しいランチのお店にご招待するのよ」
ペラペラとめくりながら楽しそうに話す並木さん。
うん!!楽しそう(笑)
私も何だかワクワクしてきた!!
「あ、でも強制じゃないからね?無理しなくていいからね」
「いえ!!ぜひ参加したいです!!」
力強くそう言うと並木さんはニッコリ微
笑んだ。
わ~!!やっぱり可愛い~!!
プルル、プルル、プル…
メール音が鳴り響く。
「わ!!すいません!!」
マナーモードにするの忘れてた!!
「いいよ~。気にしないで確認しちゃいな」
「は、はい」
チラリと見ると新垣さんからだった。
『用事は終わったか?暇なら夕飯つきあえ』
きゃ~!!
初めての新垣さんからのメールで、さらに夕飯のお誘い!!
う、う、嬉しい~(泣)
「なに?彼氏から?」
ハッとして顔を上げるとニヤニヤ顔の並木さんがいた。
…その顔、可愛くないですよ?
「ねね、神楽チャンの彼氏って同じ学校なの?」
「い、いえ。しゃ、社会人なので…」
「いやん!!年上の彼か~!!」
テ、テンション高いっすね~(泣)
「いくつ上なの?」
「じゅ、10歳です」
「神楽チャンに…10も上か~」
童顔ちび助ですからね(泣)
「け、けしてロリコンではないですよ?」
いちおう新垣さんの名誉のために言っておきます。
「あははは。顔に出てた?」
「は、はい…」
「で?彼から何て?」
「ゆ、夕飯一緒に食べないかって…」
「夕飯…」
なにやら考え込んだ並木さんがいきなり動き出した。
「神楽チャンこっちおいで」
そう言ってドレッサーの前で手招きする。
「彼氏をビックリさせちゃおう!!」
電車を降りて改札を出る。
少し歩くと路肩に見慣れた青いスポーツカーがある。
「お待たせしました」
「おう」
助手席に乗り込むと発進した。
「どこ行ってたんだ?」
「…就職先の寮を見せてもらってました」
「そうか…」
一瞬、ごまかそうかと思ったけど私の嘘はすぐバレる。
「いいとこか?」
「はい!!優しい人ばかりで楽しく働けそうです!!」
「楽しくって遊びに行くんじゃないんたぞ?」
はははと笑ってた新垣さんが私の異変に気づいて固まる。
「に、似合いませんか?」
ゴクリと喉が鳴る。
薄化粧という厚化粧を施された私の顔をマジマジと見てくる。
は、恥ずかしい(泣)
「可愛いじゃん」
ぎゃ~!!
「あ、あ、新垣さんが壊れた~(泣)」
「てめ~」
ペチンとデコピンされた。
「ぎゃっ!!」
「んな事より、ちゃんと再現できるんだろうな?」
うっ。
「お前の事だから化粧品 使い切る前に飽きちまうじゃね~の?」
ううっ。
「紫外線は後々 響くらしいぞ?」
「も、もう!!大丈夫です!!ちゃんとできます!!」
涙目で言うと、新垣さんがニヤリと笑った。
「オレノタメニ キレイデイテネ?」
棒読みだな、くそ~(泣)
0
あなたにおすすめの小説
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
【完結済】25億で極道に売られた女。姐になります!
satomi
恋愛
昼夜問わずに働く18才の主人公南ユキ。
働けども働けどもその収入は両親に搾取されるだけ…。睡眠時間だって2時間程度しかないのに、それでもまだ働き口を増やせと言う両親。
早朝のバイトで頭は朦朧としていたけれど、そんな時にうちにやってきたのは白虎商事CEOの白川大雄さん。ポーンっと25億で私を買っていった。
そんな大雄さん、白虎商事のCEOとは別に白虎組組長の顔を持っていて、私に『姐』になれとのこと。
大丈夫なのかなぁ?
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
思い出さなければ良かったのに
田沢みん
恋愛
「お前の29歳の誕生日には絶対に帰って来るから」そう言い残して3年後、彼は私の誕生日に帰って来た。
大事なことを忘れたまま。
*本編完結済。不定期で番外編を更新中です。
今宵、薔薇の園で
天海月
恋愛
早世した母の代わりに妹たちの世話に励み、婚期を逃しかけていた伯爵家の長女・シャーロットは、これが最後のチャンスだと思い、唐突に持ち込まれた気の進まない婚約話を承諾する。
しかし、一か月も経たないうちに、その話は先方からの一方的な申し出によって破談になってしまう。
彼女は藁にもすがる思いで、幼馴染の公爵アルバート・グレアムに相談を持ち掛けるが、新たな婚約者候補として紹介されたのは彼の弟のキースだった。
キースは長年、シャーロットに思いを寄せていたが、遠慮して距離を縮めることが出来ないでいた。
そんな弟を見かねた兄が一計を図ったのだった。
彼女はキースのことを弟のようにしか思っていなかったが、次第に彼の情熱に絆されていく・・・。
エリート警察官の溺愛は甘く切ない
日下奈緒
恋愛
親が警察官の紗良は、30歳にもなって独身なんてと親に責められる。
両親の勧めで、警察官とお見合いする事になったのだが、それは跡継ぎを産んで欲しいという、政略結婚で⁉
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる