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シーズン2
【番外】水責め? 監禁初期
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ピチャン!
コップ一杯の水を、ハルに頭にかけられた。
「え…?」
疑問の声だった。
なんの前触れもない……
ハルを見上げた。
軽やかな声が響く。
「そろそろ喉が乾いたかと思って」
ゆっくりと顔を傾け、ニコリと、整った顔が笑った。
「はあ…!?」
自分の、信じられないと言った趣旨の言葉が漏れ出る。
ワナワナと震える自分の身体。
「もっと水いる?ロン。」
冷たい温度の言葉が、急に上から降ってくる。
表面上だけ優しいハルの言葉。
ロンの身体は強張った。
ロンは「え…?」と言い、今にも泣きそうな顔で見つめてくる。
かわいいなぁ…と思い、また上から畳み掛ける。
「え、じゃないでしょ?
水分取るなら今がチャンスだよ。
このあと仕事で、おれ忙しいし」
ゆったりとした調子で言うハル。
ロンは、パクパクと口を開いてはなにも言わない。
言葉が思いつかないのだろう。
「俺の手からなら飲めるかな?」
無邪気に言うハル。
このときばかりは、僕が苦しんでいるのを、ただ愉しんでいる、頭がおかしい奴に見えた。
顎を持たれる。
顔を反強制的に上向かされ、ロンの生意気そうな顔が上を向く。
「はい。おれの手から飲んで、ロン」
優しそうに言うハル。
ロンは泣きそうになりながらも、嫌だと首を振った。
その様子を見、嬉しそうにほほえむハル。
ロンは怯えた顔で固まった。
……
冷たい雰囲気に、呑まれそうになる。
「なんで…?」
高く悲しい声。
信じられない気持ちになった。
ハルが何を言ってるのか、わからない
「……おれの言うこと聞けない?」
身体が冷たくなり強張った。
ほら、と目の前に出された大きな手。
………身震いがした
なんで、そんな酷いことが言えるのか、と。
女とやれよ、こんなこと
吐き捨てるようにそう思う。
ハル相手なら、喜ぶ人も中にはいるだろう
「…い、いやだ」
ギリギリ聞き取れるくらいの小さな声だった。
ハルは微かに馬鹿にするように笑った。
「ハハ」と笑い声がする…
「ロン」
頬を撫でられる。
水をハルの手から飲ませられることが、当たり前かのように。
ロンは悔しさからか、顔が真っ赤だった。
怒っている…とハッキリわかる。
だが、今にも崩れ落ちそうに、目は滲んでいた。
「上手に飲めたら褒めてあげるから」
ロンのプライドを、潰すようなことを言ってみる。
案の定、ロンの瞳から一粒の涙が溢れてきた。
かわいい…と興奮した。
嫌だ…いや、だ……!!!
強く思うも、操られるように顔を上げる。
ゆっくり…ゆっくりと、足を引きずりながらハルに近づく。
綺麗な顔が、満足そうにうっすら笑った。
この、サイコが…
うめき声のような自分の心の声。
睨んでくるロンのダークブラウンの瞳。
だが喉が乾いてしょうがなかったロンは、素直にハルの手から水を、ぴちゃぴちゃと飲んだ。
「舌だして、…そう、舐めて飲んで。…指も吸って」
ハルの親指が、ロンの唇を優しくなでる。
ロンは地面にグッと拳を入れた。
「ワンちゃんみたいだね」
壊れそうだった
ハルの言葉に、水を必死に飲もうとする舌が止まる。
「ふ……うゔ」
ロンは自分の両目を覆う。
涙を取りこぼさないようにパーカーの袖で雑に拭っていた。
それを温かい視線で見つめるハル。
だが目の奥は冷たく、冷酷だった。
拭っても拭っても、追いつかなかない涙。
悔しそうに歯を食いしばっている。
よしよしと頭をなでてくる手。
コップ一杯の水を、ハルに頭にかけられた。
「え…?」
疑問の声だった。
なんの前触れもない……
ハルを見上げた。
軽やかな声が響く。
「そろそろ喉が乾いたかと思って」
ゆっくりと顔を傾け、ニコリと、整った顔が笑った。
「はあ…!?」
自分の、信じられないと言った趣旨の言葉が漏れ出る。
ワナワナと震える自分の身体。
「もっと水いる?ロン。」
冷たい温度の言葉が、急に上から降ってくる。
表面上だけ優しいハルの言葉。
ロンの身体は強張った。
ロンは「え…?」と言い、今にも泣きそうな顔で見つめてくる。
かわいいなぁ…と思い、また上から畳み掛ける。
「え、じゃないでしょ?
水分取るなら今がチャンスだよ。
このあと仕事で、おれ忙しいし」
ゆったりとした調子で言うハル。
ロンは、パクパクと口を開いてはなにも言わない。
言葉が思いつかないのだろう。
「俺の手からなら飲めるかな?」
無邪気に言うハル。
このときばかりは、僕が苦しんでいるのを、ただ愉しんでいる、頭がおかしい奴に見えた。
顎を持たれる。
顔を反強制的に上向かされ、ロンの生意気そうな顔が上を向く。
「はい。おれの手から飲んで、ロン」
優しそうに言うハル。
ロンは泣きそうになりながらも、嫌だと首を振った。
その様子を見、嬉しそうにほほえむハル。
ロンは怯えた顔で固まった。
……
冷たい雰囲気に、呑まれそうになる。
「なんで…?」
高く悲しい声。
信じられない気持ちになった。
ハルが何を言ってるのか、わからない
「……おれの言うこと聞けない?」
身体が冷たくなり強張った。
ほら、と目の前に出された大きな手。
………身震いがした
なんで、そんな酷いことが言えるのか、と。
女とやれよ、こんなこと
吐き捨てるようにそう思う。
ハル相手なら、喜ぶ人も中にはいるだろう
「…い、いやだ」
ギリギリ聞き取れるくらいの小さな声だった。
ハルは微かに馬鹿にするように笑った。
「ハハ」と笑い声がする…
「ロン」
頬を撫でられる。
水をハルの手から飲ませられることが、当たり前かのように。
ロンは悔しさからか、顔が真っ赤だった。
怒っている…とハッキリわかる。
だが、今にも崩れ落ちそうに、目は滲んでいた。
「上手に飲めたら褒めてあげるから」
ロンのプライドを、潰すようなことを言ってみる。
案の定、ロンの瞳から一粒の涙が溢れてきた。
かわいい…と興奮した。
嫌だ…いや、だ……!!!
強く思うも、操られるように顔を上げる。
ゆっくり…ゆっくりと、足を引きずりながらハルに近づく。
綺麗な顔が、満足そうにうっすら笑った。
この、サイコが…
うめき声のような自分の心の声。
睨んでくるロンのダークブラウンの瞳。
だが喉が乾いてしょうがなかったロンは、素直にハルの手から水を、ぴちゃぴちゃと飲んだ。
「舌だして、…そう、舐めて飲んで。…指も吸って」
ハルの親指が、ロンの唇を優しくなでる。
ロンは地面にグッと拳を入れた。
「ワンちゃんみたいだね」
壊れそうだった
ハルの言葉に、水を必死に飲もうとする舌が止まる。
「ふ……うゔ」
ロンは自分の両目を覆う。
涙を取りこぼさないようにパーカーの袖で雑に拭っていた。
それを温かい視線で見つめるハル。
だが目の奥は冷たく、冷酷だった。
拭っても拭っても、追いつかなかない涙。
悔しそうに歯を食いしばっている。
よしよしと頭をなでてくる手。
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