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さようなら日本
聖女様による魔法の話
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昨日に引き続き、今日も聖女様の講義を受ける。
今日のテーマは魔力。
異世界の人々は皆魔力を持って産まれてくる。
産まれたら教会で魔力の測定をして、そのときに属性と魔力量がわかるんだって。
あれだね、読んだから分かるよ。
教会にある水晶に触れるんだよね。
属性は、母さん光で父親は風だったね。
確か母さん測定する水晶メチャクチャ光らせてた…
え、俺も光属性?母さんより光ったの?
光属性で魔力がチートだった俺は、今も無自覚に癒しの力を発動させてたみたい。
基本この世界で魔法は使えないんだけど、動物や植物には伝わるんだって。
動物に好かれるのも料理が美味しいのもその影響らしい…
母さんが異世界から戻ったら、急に近所の犬や猫になつかれるようになって驚いたんだって。
うちの家庭菜園の野菜が物凄く元気なのも俺が手入れしてるから…
確かに、ご近所さんが首を傾げてたもんな…同じ苗なのにって…
幼稚園の親子遠足で母さんと俺の周りだけ動物に囲まれたな…なるほど…
ん?料理?母さんの料理が絶妙に不味いのは何故だ?
「魔力は右手から出てるから…糠漬けで試してみたんだ。右手でかき混ぜたら私がやっても絶品で、左手だと普通だったから…私左利きね…」
あれ?心の声出てた?読心術か?
母さんメシマズの自覚があったんだね…
なんかごめん…
「有紀の魔力量は相当多いから、すぐ使いこなせると思うよ」
練習したら俺も魔法使えるのか…
光属性はそもそも持ってる人が少なくて、殆どが教会に所属しているらしい。
傷を治したり、魔力の量が多い人は折れた骨をつなげたりも出来るんだって、凄い世界だな…
母さんが瀕死の王子様をすっかり元に戻したり、魔獣との戦いで傷を負った騎士団の方々を一気に治したりしていたのはチートな聖女様だからであって普通は出来ないのね。
俺ならもっと出来るかも?
え、そうなの?
それは凄い…
日常生活に必要な生活魔法は全ての人が使えて、魔力の属性や魔力量によって仕事なんかもある程度決まってくる。
王族や貴族はそもそも魔力量が多いんだけど、父親や聖女様の仲間達はその中でもトップクラスらしい。
俺はその人達より魔力量が多くて、しかも光属性ってことは…
「女神様に一番近い存在ね」
え、それって大変じゃん。
荷が重いよ、俺世界を救ったりしなきゃいけない?
って聞いたら、今は平和だから大丈夫なんだって。良かった…
「ま、戻ったら何か起こるかもしれないけどね、何とかなるでしょ!私達ついてるから」
はぁ、なんか行きたくないな…
今日のテーマは魔力。
異世界の人々は皆魔力を持って産まれてくる。
産まれたら教会で魔力の測定をして、そのときに属性と魔力量がわかるんだって。
あれだね、読んだから分かるよ。
教会にある水晶に触れるんだよね。
属性は、母さん光で父親は風だったね。
確か母さん測定する水晶メチャクチャ光らせてた…
え、俺も光属性?母さんより光ったの?
光属性で魔力がチートだった俺は、今も無自覚に癒しの力を発動させてたみたい。
基本この世界で魔法は使えないんだけど、動物や植物には伝わるんだって。
動物に好かれるのも料理が美味しいのもその影響らしい…
母さんが異世界から戻ったら、急に近所の犬や猫になつかれるようになって驚いたんだって。
うちの家庭菜園の野菜が物凄く元気なのも俺が手入れしてるから…
確かに、ご近所さんが首を傾げてたもんな…同じ苗なのにって…
幼稚園の親子遠足で母さんと俺の周りだけ動物に囲まれたな…なるほど…
ん?料理?母さんの料理が絶妙に不味いのは何故だ?
「魔力は右手から出てるから…糠漬けで試してみたんだ。右手でかき混ぜたら私がやっても絶品で、左手だと普通だったから…私左利きね…」
あれ?心の声出てた?読心術か?
母さんメシマズの自覚があったんだね…
なんかごめん…
「有紀の魔力量は相当多いから、すぐ使いこなせると思うよ」
練習したら俺も魔法使えるのか…
光属性はそもそも持ってる人が少なくて、殆どが教会に所属しているらしい。
傷を治したり、魔力の量が多い人は折れた骨をつなげたりも出来るんだって、凄い世界だな…
母さんが瀕死の王子様をすっかり元に戻したり、魔獣との戦いで傷を負った騎士団の方々を一気に治したりしていたのはチートな聖女様だからであって普通は出来ないのね。
俺ならもっと出来るかも?
え、そうなの?
それは凄い…
日常生活に必要な生活魔法は全ての人が使えて、魔力の属性や魔力量によって仕事なんかもある程度決まってくる。
王族や貴族はそもそも魔力量が多いんだけど、父親や聖女様の仲間達はその中でもトップクラスらしい。
俺はその人達より魔力量が多くて、しかも光属性ってことは…
「女神様に一番近い存在ね」
え、それって大変じゃん。
荷が重いよ、俺世界を救ったりしなきゃいけない?
って聞いたら、今は平和だから大丈夫なんだって。良かった…
「ま、戻ったら何か起こるかもしれないけどね、何とかなるでしょ!私達ついてるから」
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