底辺から始まった俺の異世界冒険物語!

ちかっぱ雪比呂

文字の大きさ
63 / 261
第2章

第28話

しおりを挟む


宴が始まって直ぐに俺は気が付いた。
何をかと言うと飲み物が無い事にだ!

食材は色々あるのに飲み物が水だけって、やっぱり水なんかじゃ盛り上がらないな!

仕方ないと思いながらも、M.Bから出す振りしながら、ワインやビールの樽を想像魔法で作り想像して出した。

ビールは元の世界でも酒に弱いながらも飲んでたから、大体の物は分かっていたから出せたが、ワインについては殆ど分からなかったが、コッチの世界にきて貴族の依頼の時のワインを扱ったりしたから、何となくで出したがちゃんと味がついてるか不安だった。


大人達はそれで良いけど、子供には何を出そうか悩んだが、林檎の果汁ジュースと葡萄のジュースを出す事にした。
こちらの世界でも姫林檎の様な果物があるくらいだから、普通の林檎もあるだろうし、
葡萄ジュースもワインがあるくらいだから普通にあるだろう。


だから、その林檎と葡萄ジュースも樽に出してあげて、更に木のコップをどれくらい出せば良いか分からなかったが、適当に200~300程出してあげ、更に大人はいいが子供達用に低めのテーブルと椅子も幾つか出してあげると俺の行動を見ていた。この場の全ての人がポカーンとした目で見ていた。

中には食べようとして口に入れた物が落ちている人もいたが、どうしたんだろうか?


「えっと何かな?」

「何かな?じゃねぇよ!
魔クジラ狩って来たから大目に見てたが、流石にコレはやり過ぎだぞ!」


そうシオンが怒鳴りながらも俺の頭を拳骨してきたが、俺はさっきの事があって避けてしまった。


「なっ!何避けてんだ!」

「いや、普通に避けるだろ?
さっきのでも結構な痛さだったんだからな?」

「シオンちゃん、こういった事は後でしましょうね?ミーツちゃんも後でキチンと説教を受けましょう?
さぁ、みなさ~ん折角の食事が台無しになっちゃいますし、ミーツちゃんの出してくれた飲み物を取って頂きましょうか!」


俺には何がいけなかったか分からなかったが、姐さんがポカーンとしていた人達に声を掛けて正気に戻して宴が再開された。

子供達はちゃんとテーブルに座らせ、大人達は立っていたり、地面に座り込んで食べたりしていた。

俺はさっきの事で考えてたが、とりあえず考えるのは止めた。それで今度は真っ暗闇になりつつあったから、人気も家も近くに無いのを確認して、今度はキャンプファイヤーの櫓の様に木を組み重ねて火をつけた。

それを食事している場所を照らす様に、数ヶ所作って見せてさっき怒られる訳が分からなかった事の行動を挽回するべく、やったが今度は木を組んで火を着けただけだから、誰にも気にも留めなかった様で安心した。


そうして、俺も食事を取るべくして魔クジラに近づくと、俺の目の前にカミラとキャロが俺を挟み込む様に近づいてきた。


「ほら、ダーリン。アーンして、まだ口にしてないんだろ?
あたいがダーリンに食べさせてあげるんだ、食べてくれるだろ?」


そう言ってキャロは魔クジラの焼いた物をフォークに突き刺して手頃な大きさにカットされた物を俺に差し出して来た。

俺はそれを無言で食べると、確かにただ焼いただけで何も味付けとかしてないなのに、美味かった。
歯が要らないんじゃないだろうか?
ってくらい溶けた!

多分、これなら生でも大丈夫だろう。
後で醤油で食べてみるか!
そう考えてると、キャロの差し出した物を口にした事で隣にいるカミラも同じ様にカットされた魔ドルを差し出してきた。


「キャロさんのを頂いたんですから、わたくしのも食べて頂けるんですよね?」


そう言われては食べない訳にもいかないし、魔ドルも始めて食べるから頂いたが、魔ドルは魔ドルで美味かった。
コンドルっぽいから肉は硬めだと思ったが、中々の弾力があるのに食べにくいとかじゃなく、普通に酒が進む物だったが、気の所為か?
何故か周りの男冒険者達に睨まれている様な気がする。

まぁ、気の所為だろ!そう思う様にした。
しかし、このエンドレスはいつまで続くんだろうか?

さっきからキャロの物を口にすると、カミラが対抗してカミラが同じ物を差し出してくるし、喉が渇いてコップに手を伸ばすと、先にカミラが手に取り、直接俺の口にコップをつけて飲まさせてくれる。

で、それを見たキャロは口に酒を含んで口移しで飲ませようとしたが、それは流石に手をキャロの口に押し当てて断った。

そういったやり取りをしていると腹の限界を感じた俺は横になってしまった。

そして、酒も入って気持ち良くなり、このまま目を瞑りだしたが、賢との『大和』について話を聞く約束があったな~っと思いながらも眠ってしまった。





しおりを挟む
感想 303

あなたにおすすめの小説

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。 間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。 多分不具合だとおもう。 召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。 そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます ◇ 四巻が販売されました! 今日から四巻の範囲がレンタルとなります 書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます 追加場面もあります よろしくお願いします! 一応191話で終わりとなります 最後まで見ていただきありがとうございました コミカライズもスタートしています 毎月最初の金曜日に更新です お楽しみください!

転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする

ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。 リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。 これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。

辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します

潮ノ海月@2025/11月新刊発売予定!
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる! トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。 領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。 アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。 だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう 完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。 果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!? これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。 《作者からのお知らせ!》 ※2025/11月中旬、  辺境領主の3巻が刊行となります。 今回は3巻はほぼ全編を書き下ろしとなっています。 【貧乏貴族の領地の話や魔導車オーディションなど、】連載にはないストーリーが盛りだくさん! ※また加筆によって新しい展開になったことに伴い、今まで投稿サイトに連載していた続話は、全て取り下げさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます

六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。 彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。 優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。 それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。 その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。 しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。 ※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。 詳細は近況ボードをご覧ください。

家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜

奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。 パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。 健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。

初期スキルが便利すぎて異世界生活が楽しすぎる!

霜月雹花
ファンタジー
 神の悪戯により死んでしまった主人公は、別の神の手により3つの便利なスキルを貰い異世界に転生する事になった。転生し、普通の人生を歩む筈が、又しても神の悪戯によってトラブルが起こり目が覚めると異世界で10歳の〝家無し名無し〟の状態になっていた。転生を勧めてくれた神からの手紙に代償として、希少な力を受け取った。  神によって人生を狂わされた主人公は、異世界で便利なスキルを使って生きて行くそんな物語。 書籍8巻11月24日発売します。 漫画版2巻まで発売中。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。