底辺から始まった俺の異世界冒険物語!

ちかっぱ雪比呂

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第2章

第29話

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ふと目を覚ますと、空はまだ暗く、まだ朝になってない様だ。
俺の側には添い寝をする様に、キャロとカミラが一緒に横になっていた。

2人とも寝ている様で、俺に触れてはいないが少しでも起き上がれば、直ぐにでも目を覚ましそうだ。
だから、俺はユックリと垂直に浮遊してこの場を後にした。

そして、尿意がきてトイレを探すが家の中にしか作ってない事に気が付き、急いで公衆便所を作って漏れる前にトイレに着くことが出来た。

他の人達はどうしたんだろうか?態々家の中に入ってやったんだろうか?
それとも、立ちションとかしたんだろうか?
王都では良く見かけた光景だったが、折角俺が作った場所ではやめて貰いたいものだが、無いものは仕方ないよな。

キャンプファイヤーの火は、まだまだ燃えていて明るく辺りを照らしているが、そこらに転がって冒険者達や村人達は寝ていたり、
まだ酒を飲み続けている冒険者もチラホラいた。

子供達が見当たらない事に気が付いたが、早速孤児院に入ったんだろうと思い覗きに行ったが居ない。


んん?何故だ?門も締め切ってるから連れ去られたとかは考えられないし、どうしたんだろうかと、俺がフラフラと千鳥足で馬車の方角へと向かって馬車の荷台を覗くと、世話役の人やアビーさんと一緒に寝ていた。

何で孤児院を使って無いんだ?
不思議に思ったが明日にでも聞こうと思って、賢達を探した。

一昨日の夜に目的地の村に着いたら話そうぜと言ってくれたし、俺の最終目的地とする『大和』について聞こうと探すが見当たらない。

仕方ないと思い、空から探す事にした。
夜だし真っ暗でも、起きてたらあの時みたいに火を囲んでいる筈だと思って飛び上がった。

殆どの冒険者達は寝ている様で、偶にまだ飲んでるグループがあるくらいだ。

探していると畑側にポツンと火の明かりが見えた。そこを目指して飛び降り立つとやっぱり賢達のパーティ『天性』だった。

俺の子供達用に出した林檎と葡萄ジュースとワインをチビチビ飲んでいる様だったが、賢だけが起きてはいるが飲まずに横になってウトウトとしていた。

俺は起きているとは言え、賢には話しかけないで他のメンバーに話かける事にした。

さっきの事もあってジョージは気まずい感じだったから、アンソニーかダニエルが良いだろう。


「俺がコッチに来たのは『大和』の事を聞きたくて来たんだけど、どっちが話してくれる?
賢でも良いけど、今日はもう、あまり話したく無さそうな雰囲気だからキミ達に話しかけたんだけど」

「なら、私が話しましょうかね。
先ずは何が聞きたいですか?
質問形式で答えられるものから話します」


そうアンソニーが俺の言葉に応えてくれて、質問形式で答えたられるモノから答えていく様だ。


「そっか、じゃあ先ずは『大和』はここからこの場所からどの位離れているんだ?」

「そうですねぇ、ここからだと大和までの間に国が二つ程ありますが、その辺りはそちらのシオン様かダンクさんが知っている事でしょう」


あ、そっか姐さんは兎も角、シオンは元貴族だから行った事はあるよね。


「じゃあ、大和の国の面積はどの位あるんだ?
もし、答えられなかったり、わからないなら、大和の皇都の面積や皇都の街の広さを教えてくれないか?」


「先ず国の面積を言う前に、この星の大きさを教えた方が良いかもしれませんね。
ミーツさん、この星の大きさはどの位大きいと思いますか?」

「普通に地球と同じくらいじゃないのか?」

「違います。この星はもっと大きいのです。
惑星の木星はわかりますよね?
その木星と同じくらいの大きさらしいのです。木星は地球の10倍は大きいです」


「あぁ、木星は知ってる。
そんなに大きいのは知らなかったけど、
まさかココがその位大きいって事なのか?」


「はい、そうです。大和は人族の住む大陸では最も大きな領土を持ってます。
多分、既に賢から聞いていると思いますが、大和には転移者や転生者が自然と集まるので、文化も元々のこの世界の何世紀か分か進んでます」

「まさか、もしかしたら元の世界に帰る事が出来る様な研究とか、既に終わってるんじゃないのか?」


「それは分かりません。私の様な一般家庭で育ち、国の貴族でも何でも無い者にはその辺りの研究とかは教えてられてません。
但し、賢が望めば教えて貰える可能性があります。賢はあの国では貴族ですから、今は冒険者として好きにさせて貰ってる状態ですけど、いずれは家を継いで国の為に働かなくてはいけなくなります」


「成る程なぁ、賢は俺の知ってる賢の子孫で勇者召喚でこの世界に来たんだったな。
俺の知ってる賢は大和で召喚されたのか?」

「いえ、その辺りは私もよく分からないのです。賢の家の文献を見れば分かると思いますが私はミーツさん程、興味が無かったので観覧はしてないです」


「そうか、わかった。ありがとう!
じゃあ、最後に大和の皇都の街並みを教えてくれないか?どんな街なんだ?」


「大和は城を中心に円形に街が広がっていますが、街は一つじゃないんです。
それぞれが、色々なテーマで高い壁で区切られています。
ですから、入る門もそれぞれあります。
例えば、ピザを思い出して下さい。
ピザの中心に城があってピザのカットされた三角の部分が街といった感じですけど、わかりますかね?」


「ああ、何となくだけど分かった。
テーマといったけど、どんなテーマなんだ?」


「色々ありますが、一般的に公開されているのが、この世界の他の国の王都と変わらないくらいの建物ばかりで、入っても違和感は無いと思いますが街並みはとても綺麗です。

中心の城もその街に合った形で建っていて、それぞれ他の街に合った顔の複雑な構造の城になっています。

その辺りは行けばわかります。
レイン様の所に向かうのであれば、必ず城に呼ばれる筈ですからね」


「やっぱり、そうかな?正直面倒になってきて大和には行くけど城に行くのは、ちょっとって思い出してたんだよな。
それで他の街のテーマは何があるんだ?」


「あまりここでは言わないで、直接見て感動された方が良いですけど、凄いですよ!
街並みの一つに日本の江戸時代の様な街がありますよ。行けば物凄く広大なテーマパークに来たと錯覚するかもしれませんね」


「成る程な。分かった!ありがとう。
今のところ聞きたいのは、このくらいで
後は自分で確認するよ。
賢も寝てしまった様だし、俺も離れて寝直すよアンソニー達も酒は程々にして休めよ?」


「分かりました。では、お休みなさい」


そうアンソニー達に軽く手を上げて離れた。
そして寝直す為にトーラスの元に向かうと、トーラスと繋がってるキャンピングカーの中には俺が入れない程、人が入ってて寝ていた。

仕方ないと思い、壁の上で少し狭いが横になって夜空を見ながら眠りに着く事にした。
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